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ミニ版 |
スタンダード版 |
【デッキ概要】
| ８、１１ |
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正義、力 |
| 汎用性 |
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★★★★☆ |
| サイズ |
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8cm x 4.3cm
11.2cm x 6.1cm |
| 紙質 |
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非常に良い | |
mamanmiyukiさんが、伝統的なタロットをもとに作られたマルセイユ版です。
ピエール・マドニエ版をベースにしつつ、一枚一枚トレースしながらも、人物の表情にもこだわり抜いて納得がいくまで書きなおされたというひと品です。
実用性の高いものということで、サイズや紙質も厳選されています。
まず、最初に制作されたミニ版は、持ち運びしやすく場所を取らず、いつでも占えるものを、ということで小型に。ミニ版の発売後、普通サイズのものが欲しいという要望を受けて実現したのがスタンダード版です。
どちらも紙質は最高級。滑りもよく、極めて実用的になっています。
デッキには、一枚紙をじゃばらに折りたたんだ解説書がついてきます。内容は、初めてタロットを手にした人のためのものですが、手書きで、これまた可愛らしいんですよね。
2013.12.1に、mamanmiyukiさん自らが書いた解説書も販売されました。
 
【カード紹介】
裏面が可愛らしい!! 渋いピンクに梅模様、そしてうさぎさん。デザインは点対称ですが、機械的な処理をしていない手書きですので、よく見れば上下が分かります。
色数などはシンプルです。特に際立って強い色もなく、紙の地色もアイボリー。ヘロン社のコンヴェル版に似た目にも優しい風合いです。グラデーションやぼかしなどがあるのは透明水彩の特権ですね。
経年劣化、あるいは当時の印刷技術の限界による粗さのない、「新しい、クラシカル・マルセイユ」ではないでしょうか。
惜しむらくは、スタンダード版の線画が少しぼやけていることでしょうか。
ミニサイズを最初に作っているため、そのサイズの原画を、スタンダード版のために引き伸ばして制作されています。そのためどうしても線画にソフトフォーカスがかかったようになってしまっています。
ただ、このデッキはもともとがシャープなタイプではないため、たいていの場合は気にならないかと思います。
 【他のカード】
こちらではいつもどおり、愚者、恋人、月、ソードの７をご覧ください。……上のサンプルもそうですが、スキャンしてからサイズの縮小などに合わせて、絵柄そのものを見やすいようにと少しシャープにしています。そのため、本来のデッキが持っている柔らかさが削がれてしまっているのは否めません
orz
わたくし、愚者を上から下までさーっと見たとき、わんこの顔に軽く吹きました。かわうい★ なんか笑ってるみたいで無性に可愛いんですけど!? じゃれつくわんこを「はいはい」と軽くスルーしつつマイペースな愚者のおじさん。
恋人のカード、右の女の子がふっくりしてて可愛いんですよね〜。左側の人のほうが、顎のラインがやや二重だったりして、年齢を感じさせます。
月もごくスタンダード。黄色から赤へ色が変化している光芒が特徴的です。月の顔って、真向きか横顔かというのもありますが、笑っているか顰め面かも、デッキによって異なっていて面白いですね。
そしてソードの７。この、カーブしたソード、きれいに均等に描かれているものと、気合の手書き（手掘り）のようにばらつきのあるものがありますし、デッキによって太さも異なっています。こちらのタロットではきれいに揃ったカーブで、かなり太め。しかし色が真っ黒ではなく、かすれのあるややグレートーンなので、圧迫感はありません。
【烏のザレゴト】 ★★★★☆
 左はスタンダード版の裏面です。
ミニ版は裏面デザインも可愛らしく、mamanmiyukiご自身が女性＝手が大きくない、ということで扱いやすいのがあのサイズでした。しかし男性の手にはミニサイズは小さすぎる、という意見もあり、スタンダード版は裏面もまたシックなものになっています。
ちなみに一見上下は分かりづらいようですが、ミニ版よりもなお、実は見分けはつきやすかったり。
クラシックなデッキはかなり魅力的だけど、極端に強い色があるとどうしてもそれに目がいってしまうし。色の強弱が比較的弱いものは、でも色味そのものがビビッドで平板で、そのきっぱりしたインパクトも楽しいけれど、心地良いという言葉は使えず。
★３つけていたマルセイユ系デッキの、「もう少しこうだったら」が解消されている感じです。クラシカルな装いに、現代的なスマートさを備えつつも、気取り過ぎない、あたたかみのある素朴な風合い。
デッキ・解説書の購入は、mamanmiyukiさんや旦那様のHPからの他、Amazonやペンタクル、魔術堂、カードの履歴などでどうぞ。 |