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"タロットカード"という物を、どう扱っているか、というのが、上の項目です。 こちらは、どんなふうに占いに使っているか、どんなことに気をつけているかです。
【リーディングで重視すること】
私にとってなにより大事なのは「集中すること」です。 そのために、雑音の少ない環境とか、耳の邪魔にならない環境音楽をかける、といったことは気にします。体調の悪いときにはやりません。頭が痛いとか、ダルいとかでは、どうしてもそっちに気をとられるからです。いい匂いが好きなので、「さーてどれにしようかな〜」くらいののんきさで、アロマ系のアイテムを使ったりもします。蛍光灯ギラギラで明るすぎて目が痛いと思ったら、ルームライト系の明かりに変えることもあります。 軽くストレッチして体のコリをほぐしてみたり。気に入っている飲み物で一服し、しばらくぼけーっとしてみたり。集中する雰囲気のためとカードの保護、シャッフルのしやすさという実用面で黒いクロスを敷いてみたり、余計な物が目に入らないようにテーブル上からどかしたり。 日常の延長では余計なことが頭に浮かびやすいので、それを排除して集中しやすくすめために、「特別な雰囲気」を作る感じです。
そして、頭をクリアにし、余計なことを考えず、カードが示すものを冷静に、フェアに読み取れる状態に自分を持っていくこと。私にとってはこれが重要。 こういう、「自分なりに集中できる環境・心身の整え方」みたいなのは、見つけておくといいですね。
【ひとり占いの注意】
ひとり占いのときに気をつけたいことがあります。 それは、「人間はとにかく自分に甘く利己的に判断する」ということ。 タロットはいくつもの解釈を持ちますし、スプレッドによっては、場所が示す意味すらも広範囲です。 たとえば、過去・現在・未来の3枚で占うスリーカード。その「過去」の部分に、ソードの5が出てきたとしましょうか。ウェイト版では、勝ち誇った顔で剣を拾う青年と、背を向けて去っていく敗北者が描かれています。 さて、これは「過去の状況」を示しているのでしょうか? 「過去に質問者がとった態度」でしょうか? それとも「過去に質問者が受けた仕打ち」でしょうか? あるいは、「問いかけた問題そのものの、過去の状態」でしょうか? 「当たる占い師」であれば、なにかを感じて判断するのでしょう。 でもそういう「本物」でない人はというと……。
自分に都合の悪いカードは、できるだけ甘く読もうとしてしまいませんか? 自分が求める結果に合うように、解釈を探しそうになりませんか? いいカードが出たら、当たってる、当たると思いませんか?
私は、どうしても身勝手な自分に引きずられます。だから自分のことを占うのはものすごく苦手です。つい自分に都合よく読もうとしてしまう。 もし「ああ、私もそうかも」と思ったら、私がやっている方法でも試してください。
「もしこれが自分のことでなかったら、どう読むだろう」と考えるのです。 むしろ、「これがもし、私の嫌いな○○さんの占い結果なら」と(笑)。 自分のこととして読んでいたときには「ワンドの10・逆」を「オーバーワークで体を壊しかねない」と読んだのに、嫌いな人の占い結果だと思った途端に「自業自得の重荷、誰も手を貸してくれない」になったり……。 「嫌いな人の占い結果」だと思って読んだものを、自分への結果として読みなおす時、メチャクチャ苦い上に辛辣ながらも、初めて見えてくる光みたいなものもあったりします。 悪い意味のカードがたくさん出て、リーディングがどうにもうまくいかないと思ったときには、一度試してみてください。
とはいえ、「もしこれが他人のものなら」と頭をスイッチするのも、そう簡単ではないとしたら。 もう一つの方法として、「日を改めて、気分が変わってからもう一度読んでみる」という無難な方法も、お伝えしておきます。 このことを知りたい、という切実な気分が少し薄らいでから見ると、最初に見たときには出て来なかった解釈がすっと浮かんだりするんですよ。 そのために、記録は残しておくほうがいいですね。今の時代なら、デジカメとかケータイ、スマホですぐに撮影、保存できるでしょ?
【占いを人生の中心に置かないで】
「占いに依存してはいけない」と、たとえば『1枚操りタロット占い』(→書籍はこちら)の稗田さんもおっしゃっています。 私もそう思います。 というか、占いの結果や警告ばかり気にしていたら、本当の力は出せないと思うのです。「あれを意識して」「これに注意して」とか、そんなことに気をとられて逐一そろそろと行動していたら、できることもできなくなります。
占いは、その場限り。その場でしっかりとあれこれ考えたら、自然に忘れてください。それでいいというより、それがいいと思います。 特に、私がやるのは「タロットを利用した自己啓発の手伝い、カウンセリング」です。その場でいろいろと話し合い、そこで本当に腹に落ちたことなら、それほど意識せずとも「あ、そういえば」と浮かんでくるものです。また、「ああ、そうか。これでいつもこうなるんだな」と、後で振り返って納得したりして、少しずつ身についていくものです。 「占いの結果に気をつけること」に力を使いすぎないでください。 |