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【デッキ概要】
| 8、11 |
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正義、力 |
| 汎用性 |
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★★★☆☆ |
| サイズ |
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12.2cm x 6.4cm |
| 紙質 |
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普通 |
カモワン・タロットという名前で、日本でもメジャーなデッキです。それにしてもマルセイユ版はタイトルに自己主張がなくて困ります。みんなしてほとんど「マルセイユ・タロット」なんだもんなぁ。 マルセイユのカードメーカーの末裔であるフィリップ・カモワン(Philippe
Camoin)氏が、映画監督のアレハンドロ・ホドロフスキー(Alexandro
Jodorowsky)氏と共に作ったデッキで、ベースはニコラ・コンヴェル版。カモワン家が婚姻でコンヴェル家を継いだそうです。なので、研究、復刻のベースがコンヴェル版なのも当然と言えば当然でしょうか。 水色と青の色分けも明確で、同じくコンヴェル版をベースにしているCBDよりもビビッドな印象です。また、独自の研究によって、色の配置が変化しているところも少なくありません。 色についてはいろんな意見があると思いますが、カラフルで、表情も分かりやすいですし、初心者でも使いやすいデッキではないかと思います。よって汎用性は少し高めで評価。 サイズは普通ですが少しばかり大きい感じ。紙質はロ・スカラベオのスタンダードクラスと同じくらいかな。

【カード紹介】
裏面はシンプルな幾何学模様です。 CBDと比べると、こちらは青と水色、黄色、肌色とオレンジが色分けされていて、カラフルな感じがします。緑も濃い目ですね。 死神の大地に生える草はデッキによって色が違い、赤が混じっていることもあれば黄色のみもあります。カモワンでは黄色と青。オリジンでは黄色だけだったので、なにか意味があるのでしょう。
【他のカード】
愚者、恋人、月、ソードの7です。 人物の顔つきが少し現代的というか、マルセイユ独特の絵ではあるのですけど、アクが少なく分かりやすい気がします。恋人のカードの右側の女性は可愛いし。天使はきりっとしてますね。 月のカードのザリガニは肌色と赤のツートーンでちょっと不思議な感じ。肝心の月は赤が半分ほど入っていて、私は、太陽のような自己主張を感じます。オリジンに比べると、月のカードは赤が増えましたね。 色についてなど、詳しく知りたい場合は、ホドロフスキー監督の書いた本(洋書)を読破するか、カモワン独自の講座に通うくらいしかない、かな。日本語で読めるものとしては、プレミア価格の絶版本がありますが、さすがに1万円近いので……。
【烏のザレゴト】 ★★☆☆☆
日本では変な形で有名な気もしますね。 出版されたカモワンタロットの入門書みたいなものが、他のデッキを偽物だと断定する、いわば"独り善がりで排他的"な論調のため、かえって「おまえのなにが正統なんだ」と反発を受けたという記憶ばかり強い私です。ちなみにその本は上でも書いているとおり、現在絶版で、価格は高騰しています。 このタロット独自の配色の意味とか、視線の先にカードを置いていくスプレッドとか、「正統なカモワン・タロット」の使い方としてはいろいろ指定があるみたいですが、そういったことに関係なく、マルセイユ版の一つとして普通に使っているかたも多いようです。 ちなみに、女教皇のカードだけ、肌の色が塗られておらず真っ白です。カモワン本を読んでみましたら、清純さを表すために意図的に塗られていないとのことでした。
あと、どうでもいい話ですけど、ホドロフスキー監督というのが私にはツボです。「エル・トポ」とか、難解な映画ばかり撮る監督ですけど、なんか惹かれるんですよね。 |