Vehicle

【基本操作】

 覚える優先順位で語ってみます。

1.×(アクセル)、Lスティック(ステアリング)
 これができなきゃそもそも進めないし動けないレベルですね。
2.L2(ニトロ)
 いわゆるブースト。加速のために使える特殊燃料で、残量は画面左下に出ています。
3.L1(ブレーキ)
 しばらく忘れていていいレベル。慣れるまではむしろ、L2と間違わないようにしたい部分。

 ビークルモードの操作だけで言えば、この4つだけです。R1・R2の攻撃はロボットモードと同じですし、「ビークルで走行する」のとは別なので割愛します。
 一応、十字キー下でバックサイト(背後を見る)になりますが、十字キーを触りつつLスティックを動かすなんて、そんなモンハンやってるんじゃないんだから、という話。忘れて構いません。

【アクション・レースが苦手な人は】

 このゲームをプレイするのは実写TFが好きな人ですから、お気に入りのキャラクターというのがいるはずです。ビークルタイプの中に一人も、少しも好きなキャラがいないということは、なかなかないのではないでしょうか。
 なので、ビークルの操作に戸惑ったら、クリアとかストーリーとかはちょっと一休みして、ミッションの合間などにのんびりドライブを楽しんでみてください。

 エネルゴンキューブ集めにうろうろしながら、まずはトランキリティ(オートボットのステージ1、ディセプティコンのステージ2)の道路を好きなように走りまわってみてください。
 その際に気をつけて、マスターしていきたいことを以下に書いてみます。

 これですいすいと普通の道を走れるようになって、あまり横向いたりクラッシュしたりしなくなったら、ミッションもずいぶんとラクに感じるはずです。

【通常走行のコツと練習方法】

 ×ボタン押しっぱなしをやめる
 これが第一のキーポイントではないかと思います。私は車を運転しないのでよく知りませんが、車のアクセルって、ある程度まで踏み込んでそこで維持することで、スピードも維持されるんですか? そういう感覚で×ボタンを押しっぱなしにすると、限界まで速度が上がってしまいます。
 そのため、「最高速度以下の、一定速度で走る」ためには、適度に×ボタンを押したり放したりする必要があります

 トランキリティやニューヨークには、よく見ると制限速度表示の標識があります。
 ネタ半分に、その制限速度を守って走ってみてください
取説ではロボットモードの画面で解説しているため、実は速度とニトロが表示されていない…… 速度表示を見つつ、画面の道路を見つつになるので少し大変かもしれませんが、基本は画面の道路を見ていて、ちらちらと速度にも目をやる感じ。これで、20〜50MPH、50〜70MPHくらいで走るようにしてみます。

 最高速度で突っ走るのをやめて、少しスローに走れるようになったら、次はコーナリングです。
 まずはトランキリティなら外周のゆるやかなカーブ、ニューヨークなら四隅の大きなカーブがポイント。このあたりを曲がるときにはアクセルを離して更に少し減速しつつ曲がってみましょう
 Lスティックは大きく倒すとかなり急激にタイヤの向きが変わってしまうので、少しずつ、ちょん……ちょん……という感じで調整します。

 お次は直角のコーナー。
 ここも同じで、そろそろコーナーだ、ここを曲がりたいと思ったら、現実の車と同じでアクセルを離して減速し、曲がる準備をします。そして充分にコントロールできる速度(慣れない内は20MPHくらい?)でコーナーに差し掛かればOK。

 まずはミッション以外の場所で、スピードを出しすぎない、減速して曲がる、この2点をマスターしましょう。

【慌てちゃイカン】

 ミッションで追跡していると、速度を上げたままコーナーに突っ込むことになりませんか?
 「追いかけなきゃ!」という気持ちのせいか、減速せずそのままカーブやコーナーに突っ込んでクラッシュ。
 実際に何度もプレイしてみると分かりますが、ビークルで逃げるバンブルビー、ジャズ、バリケードは全員、速くても80MPHくらいしか出していません。遅いと60MPH出ているかどうか。
 なので、距離を詰めたいなら直線道路でニトロを使うようにし、それ以外ではスピードを上げすぎないようにすることです。
 追いつきたい、追いつかないとならないからこそ、カーブやコーナーで変なところに突っ込まないように減速しましょう。

 慌ててつい、というのは、ステアリングも同じです。
 「あっ、右向いちゃった!」と思って慌てて左にスティックを倒すと、今度は思いきり左を向いてしまい、そのためにふらふらよろよろ……。よくやります。
 スピードが上がっていればいるほど、ステアリングの影響も大きくなるので、やっぱり速度を上げすぎないのは一つのコツです。
 ただ、60MPHも出ているとけっこう大きく動いてしまうのも事実。
 Lスティックは基本的に、ほんの少しだけ倒すようにしましょう。

【ブレーキを使おう】

 まずはブレーキなしでそこそこ走れるようになり、特にじたばたしなくなることが前提。それまでは、ブレーキの存在なんて忘れておくくらいで丁度いい感じ。
 走行速度をある程度コントロールし、維持して街中をひょいひょい走れるようになってきたら、ブレーキの出番です。
 ただし、うっかりL2押して加速しないようにしてください。私は未だに間違うことが orz 止まろう、減速しようとして加速してりゃ世話ありません。

 ブレーキは、コーナリングの際に使おうとすると簡単にドリフトが発生し、かえってコントロールしにくくなります。
 なので最初は、カーブやコーナーに差し掛かる手前、直線で減速するのに試してみます。
 それから、スピードが乗りすぎて、ステアリングがしにくくふらふらしてしまったとき。こういうときにも、一度潔くブレーキをかけて思いきってスピードダウンし、しっかりと立てなおしてみましょう。

【まとめて言えば】

 ○○するつもりなのに、××になる、とか。
 ××するつもりはないのに、××になってしまう、とか。
 こういうのがなければないほど、思ったとおりに動けます。
 「これができる」というだけではなく、「こうしたいときに、こうできる、ああはならない」というレベルになることで、思ったとおりに動かせるのです。

 私は物好きなので、あえてバリケードで「右側走行、制限速度尊守、歩道や路側帯に乗り上げたり、街灯や信号、街路樹ぶっ倒したりしないで走ろう」とかバカなことやって楽しんでます。……だって司令官やビーだと問答無用で人間に追いかけられるし攻撃されるんだもん……。
 こういう、ゲーム以外のなんでもないところをゆっくり楽しんでプレイしていれば、いつの間にか、少しくらいは思ったように走れるようになっているものです。