Dog-Fight

【フライトモード】

 操作方法は、ビークルモードよりもロボットモードに近い感じです。
 まずは簡単な操作のポイントから解説します。マスターしたい順に上から並べてみました。

1.Lスティック(移動)
 ピークルは×でアクセル、前進しましたが、フライトモードではロボットモードと同じく、Lスティックを上に倒すことで前進します。ただし、ジェット機はなにもせずとも90MPH程度の速度で前に進んでしまうことに注意してください。
2.L1(ロックオン固定)
 ドッグファイトのために絶対に必要なのがこれ。ロボットモードで戦っているときには、使ったほうが確実に効率的だけど、使わなくてもなんとか当たる、ということも多いのですが、上下にも空間があり、相手が大きく移動しつづけるフライトモードでは、ロック固定しないとまともに攻撃できません。
3.Rスティック(左右旋回・上昇下降)
 ロボットモードの場合、キャラクターは立ち止まって動かないまま、カメラだけがぐるぐる回りました。しかしフライトモードの場合は「旋回」になります。左右に倒すことで機体ごと向きを変えます。また、上で上昇、下で下降になっています。
4.×(アフターバーナー)
 ニトロと同じですが、使うのはL2ではなく×ボタン。地味に異なっているので注意が必要です。

 他はR1・R2でヘビーウェポン・ライトウェポンの使用になっています。

【戦闘ヘリとジェット機の違い】

 さらっと上で説明していますが、ブラックアウトとスタースクリーム&メガトロンでは、実はフライトモードの挙動はかなり違います。
 理由は、ヘリはホバリング(空中での静止)ができるけれど、ジェット機は前に進まないではいられないから。
 その違いを下にまとめてみました。

1.ホバリング、強制前進
 上に書いたとおり、ヘリはその場に停止できます。なのでなんのスティックも触らなければ、その場にじっと止まっていることができます。しかしジェット機はなにも操作しなくても90MPHで常に前進しつづけます。
2.旋回、上昇・下降の差
 よって、停止中のヘリでRスティックを倒すと、その場から動かずに左右へ向きを変えます。また、Rスティック上下は、その場で動かず、視点を上・下へ移すだけになっています。高度を変えたければ前進など、移動しながらでなければなりません。
 ジェット機の場合は、Lスティック左右とRスティック左右はほとんど同じように作用します。つまり、Rスティックを左右に倒しても、ぐるっと移動しながら、円を描くように動くということです。移動しつづけてしまう、という特性上、視点だけを上下に向けることはできません。
3.後退・ブレーキ
 面白いのがLスティックを下に入れた場合の挙動です。ヘリはバックします。斜め下に入れれば、斜めに下がります。しかしジェット機は止まることもバックすることもできない代わりに、45MPHくらいまでスピードダウンさせられます

 これら、移動の特性を理解すれば、空中での移動は少しはやりやすくなるでしょう。

【ロックオン・ロック固定】

 ドッグファイトには必須の操作です。
 ドッグファイト中は、基本的にL1は押しっぱなしにしましょう。L1を押した状態でロックマーカー(ターゲットマーカー。画面上の白い◎)を敵機に触れさせ、そのままL1を押し続けていれば、相手が動いても自動的に自機も向きも変えてくれますし、R1のヘビーウェポンは、ヘリでもジェット機でも、相手を自動追尾してくれます。

 とりあえず練習と、「へー、こーなるのかー」のために、ディセプティコンルートのステージ1、ブラックアウトのところへ行ってください。
 ここは、それほど数は多くないもののアメリカ軍のヘリが空を飛んでいます。エネルゴン・キューブ探しのついでにでも彼等を見つけたら、移動、旋回、高度変更などを使って、L1を押しながら、マーカーを触れさせます。ブラックアウトの場合、けっこう近づかないとロックオンされないので注意してください。(この「ロック距離」はジェット機のほうが長くなっています)
 ロックオンされたら、そのままなにもしないでじっとしてみましょう。すると、相手の動きに合わせてブラックアウトも勝手に向きを変えてくれます。
 また、Lスティックで移動もしてみてください。こちらが動いてもロックオンは維持されたままになります。なお、Rスティックでは動けなくなります。(ロックオンした敵を向いているのが最優先になるため)

 ロックオン固定は、相手の真下に入ってしまうなど、よほど「無理な体勢」にならない限り持続します。
 移動の速いジェット機vsジェット機のときなどは、自分でLRスティックを操作するよりも圧倒的に的確に動いてくれるので、ぜひロック固定の自動旋回に頼りましょう。

 ロックマーカーを触れさせて、ロック固定する際に一番大変なのは、ジェットモードで高度をあわせることです。(メガトロンでドッグファイトするのは「あえてニューヨークでフリータイムに空中戦!」という物好きだけでしょうが)
 ブラックアウトはその場で旋回することができますし、動きがスローなため高度を合わせつつ相手に近づくのにかなり余裕があります。
 が、スタースクリームは移動速度が速いため、高度を合わせようとしている内に相手に近づきすぎてしまいがちです。フリータイムのヘリを相手にロックオンの練習をしてみてください。そして、「これくらい近いと間に合わない」というのを何度か経験してみましょう。その上で、ロックマーカーをあわせるためには、一度大きく距離をとり、基本的に上がり気味になる高度を下げてからやりなおしたほうがいい、ということを体感してみてください。

 実際のミッション中は、狙いにくい敵をいつまでも追い回すより、もう少し狙いやすい他のターゲットにとっとと気持ちを切り替えたほうが無難です。

【レーダーはアテにしない】

 ドッグファイト中、敵の位置を赤のマーカーで教えてくれるレーダーですが、よっぽど近づかないと反応しません。これをアテにして探していると、いつまでたっても敵を見つけられず、見つけたときにはすぐそこでロックオンする余裕がないこともしばしば。
 そこで、敵を探すときにはレーダーではなく、実際の画面をよく見て敵ジェット機を見つけてください
 HDMIで接続してないとか、ブラウン管だとかだと判別がつかない可能性もありますが(汗

【急旋回・ジェット機のその場旋回】

 どちらも、できると知っているとそこそこ役に立つ操作です。逆に言うと、知らずにそうなっていると、思ったのとは違う動きになって混乱してしまうので、一応知っておきましょう。

1.急旋回
 LスティックとRスティックを、同じ方向に倒します。旋回×2、という感覚で、片方のスティックだけの旋回よりも素早く動きます。
2.ジェット機のその場旋回
 厳密には「その場」ではないのですが、できるだけ移動せずに旋回したいなら、Lスティックを下・斜め下に入れて、Rスティックを左右へ倒せば可能です。つまり、ブレーキングしながら旋回するわけです。このときLスティックが斜め下に入っていると、旋回行動も加わるため、地味に急旋回にもなります。

【練習方法】

 実際のドッグファイトステージ(1−4、3−3)でプレイしてもいいのですが、もしそこで進めなくて、クリアできないことにイライラしてしまうなら、幕間や別のミッションで、まったりと操作練習するのがオススメです。

 ブラックアウトの場合、ミッション3が時間無制限、破壊メインになるので、このステージであえて、建物も周囲の軍隊も、ヘリモードでできるだけ破壊するようにしてみましょう。
 スタースクリームはミッション1。ジェット機の挙動速度に比べると、どう考えても狭い行動エリアですが、あえてここで、ジェットモードのままで通信設備を破壊してみます。一度ではアンテナを壊せず、何度か往復し、しかもうまくロックオンできないとまた往復し……となりますが、地味にそうやって遊んでいると、確実に操作に慣れてきます。

【ハートキャッチ★】

 どちらのミッションもそうですが、敵からの攻撃がなかなか厳しく、撃破されてしまうことも少なくありません。
 ハートは地上にも設置されていますが、破壊したヘリやジェット機が落とすこともあります。爆発の破片にまぎれて見づらいのですが、このハートを空中でそのまま拾えると、制限時間を節約しつつ、生き残る率は格段にアップします。
 このハートキャッチは、そもそも「出るか出ないか分からない」ものを受け止めようとするものですし、どのあたりに飛び出すかもはっきりとは分かりません。そのため、決して簡単ではありません。
 ですが、「ハートキャッチ何回できるかな」を目的にしてミッションプレイしてみるのも面白い練習方法です。