なにか出来事があったとき、それをどう感じるかという「感受性」、そしてどう考えるか、どう思うかという「思考」、それからどんなことを言ったり行動したりするかという「言動」。 この3点について、ポジティブなのかネガティブなのか、メインキャラクター(相変わらず1作目が中心です)について「こうでないだろうか」と思うこと、「こんな具合だろうな」と設定することを、勝手につらつらと。
オプティマスは、感受性はニュートラルだけど、思考はややネガティブ、でも言動はがんばって前向きにしている、という感じかなぁと思います。出来事は出来事として「こういうことを言われた、こういうことが起こった」と受け止めるのだけど、さてどうしようかと考えると、悪いイメージとかマイナスの要素のほうが浮かびやすく(危機管理能力というか、そのための警戒心が強いので)、でも、それで周りを不安にさせてはいけないので、そういう自分の気持ちはできるだけ抑えて、前向きに行動し発現する、という感じ。
ビーはすべて前向き、とことんポジティブだと思います。とにかく物事をプラスに解釈するので、あからさまに悪いこと、不運なことでないかぎり、その中にあるほんの少しのいいことも見逃さないで受け止める。プラスの感受性を起点にして素直に思考するので、きっとなんとかなるとか、なんとかできると考える。もちろん行動も前向きで、努力を惜しまないタイプ。
ジャズは、感受性は後ろ向きだと思います。危機管理に長けますし、批判的な性格なので。なので、まずはそういうところのほうがアンテナにビッと引っかかるのです。でも、それをどう解決するかとか、どうしていこうかとなると別に後ろ向きにも考えず、かと言って楽観的でもなく、極力、事実のみから思考し判断する。だから言動もニュートラル。言葉が批判的なことはありますが、「もうダメだ」とか「うまくいくわけない」とかいった発言はしません。どんな状況でも、それをなんとかする、できるのが自分だろうという自尊心もありますから。
ラチェットはすべてニュートラル。アドバンサーという生まれのためもあります。それでなにかを直すことを使命として持っているので、とにかく常に、いつも、どんなときも、冷製で現実的な判断ができないと困ります。勝手に自分の感覚とかでプラスマイナスを決めず、出来事とか現象をしっかり把握して、考え、解決のために確実に動くイメージですね。
アイアンハイドは、プロの戦士、軍人なわけですから、基本的に何事にも動じず、現実をしっかり見ていると思います。感受性はニュートラル。でも思考は楽観的で、前向き。なんとかなる、なんとかできる、それが自分の役目だろう、みたいな。でも、いざ行動するとなったら慎重さも出て、たまにウガーっとなってることはあっても(笑)、基本的には常に現状を把握して着実に動いてくれそうです。
さて、ここからはディセプたち。
メガ様は、立場的に自分の感覚による独断なぞ言語道断なこともあるので、トレーニングと自制によって、感受性と思考はニュートラルに保っていると思います。しかし、多くの者を率いて理想を実現するリーダーということもあって、言動は相当に前向き。どんな状況も困難も、解決してなんぼですから。そして周りを決して不安にさせない。客観的に見てかなり危険な状況だろうと、自分が動揺したり悲観的になっては周りみんながそうなると分かってますので。自然に前向きというより、気合を入れて前向きです。
スタスクの場合は、感情はやや後ろ向きではないかな。ジャズと同じく、警戒心、猜疑心といったものが強く批判的なので。起こったことに対して、まずは警戒する感じ。しかし思考はニュートラルで、そういう感覚とは切り離して考えようとし、そして行動は前向き。彼もリーダー気質で、オールスパークとメガ様探索の旅では大きな旅団を率いてますから、前進していくことの重要性はひしひしと知っていると思います。
ブラックアウトは……感情、思考はやや後ろ向きではないでしょうか。警戒心というよりも不安。臆病なひとですから。悪い想像のほうが働きやすく、弱気にもなります。けど、そんなことしててもどうしようもないことはよく分かっているので、「これじゃダメだ」と自分に言い聞かせて、言動はやや前向きに。やっぱり、周りを不安にさせちゃいけないという思いやりから、がんばって前向きでいようとしてる感じです。
ボーンクラッシャーは、良いものにはとことん前向きに反応し、悪いものにはストレートに後ろ向きに反応してそうです。物事を深く考えないので。ただ、基本的に非常に楽観的なので、思考はどんどん前向き、なんとかなるだろ、といういい加減な、無責任な感じで楽観視します。ある意味達観してるのかも。最悪の事態になれば、それはそれでジタバタしても仕方ねぇじゃんと、けっこう平然としてそうです。言動は、前向きとか後ろ向きとかいうより、脳天気か投げやりか、といった感じかも。
バリケードの場合は、物事の感じ方、思考は基本的にニュートラル。自分の存在意義に悩んでるときは別ですが(笑/←笑い事か?)、世の中全般に対しては、現象と事実を中心に冷静に見ています。言動も基本的にニュートラルです。ラチェットもそうですが、アドバンサーは出来事に反応して自分の役割を果たすことが第一なので。ただ、攻撃的な性質が強いため、周りからは否定的な態度をとっているように見られがち。
フレンジーは全体的に後ろ向きです。彼こそ、自分の存在意義というか、価値にずっと不安を感じて、証明しつづけなければならない、みたいな危機感を覚えているので、いろんなことが自分の存在を脅かす敵みたいなもの。なのでとにかく自分を害するものに敏感。そのためマイナスの要素に強く反応し、悪くなるほうを先に考えてそれに備え、それをそのまま表に出してしまう感じ。あと、ディセプ連中は意識して前向きに動くので、それが不安で「そんなうまくいかかよ」とつい言いたくなるのかも。
ジェットファイアは、物事の受け止め方は極めて冷静で、感情に左右されるようなことはありませんね。でも思考は前向きで積極的に解決していくほうへと考え、もちろん言動も前向き。彼の場合、事実として最悪の事態に陥ったとき、「もうダメだ」とか言ってもそれで助かるわけがないのを承知しています。そんなこと言って助かる確率上がるならいくらでもそうするけれど、実際にはなんにもならない。そんなくらいなら、どれほど小さな希望でも、それに向かって足掻けばいいじゃないか、という感じで。
……ううむ、基本的に皆さん前向き。 まあ、彼等はみんな軍部と政府の高官、その近習ですから、物事を前向きに解決していけないようでは務まらないってことで。 |