【IF世界】 世話焼きで苦労性です。メガトロンの考え方や生き方に憧れもし、共感もし、ナンバー2として彼の力になれることに誇りを持っているので、責任感も強く、みんなをまとめようと思う気持ちも強いのですが、いかんせん、メガトロンが偉大すぎるのが問題。そのため、彼がいなくなり後任でリーダーをやっても、周りの者の大半は認めてくれなくて苦労しました。それでも、自分が至らないからだと考えて(実際にメガトロンに比べればまだまだでもあるので)がんばる、かなり真面目な人になってしまってます。 ともあれ、離反していった者も多いのに、それでもずっと自分をリーダーと認めてついてきてくれた地球組のディセプティコンに対する思いは強く、なんとか力になりたい、彼等の負担を減らしたいと働きます。……でもけっこう空回り。そんなあくせくしなくても、地球はのんびりしてるし、テキトーでいいじゃん、と思われがちです。ボーンクラッシャーやフレンジーあたりはまんまそんなふうに思ってますし、ブラックアウトからは少し休めよ、と。 基本的には短気で口も手も出るのが早く(特に口)、自分ががんばってるポイントであるチームの協力体制、和のようなものを乱すバリケードとはぶつかることもしょっちゅうです。気に入らなくて喧嘩になり、その時点ではムカつくとか腹立つとか思うのですが、その一時の感情が去ると、あいつあんなんでこの先大丈夫なのかなとか、心配になるお人好し。 それから、けっこう他人の気持ちに鈍感です。理論で突き詰められるものはともかく、気分的なものを雰囲気から読むのは下手で、話が長かったりややこしかったりしてることに相手がイライラしてたりうんざりしてても気付かず話しつづけてしまったり。そういうとき、遮られたり突っぱねられたりするとムカっと。 認めてほしいとか、頼りにされたい、必要とされたいって気持ちが大きいのかもしれません。オールスパークとメガトロンの探索中には部下から反抗されることも多かったですしね。 あと、探検家ジェットファイアの弟子という設定もあります。小さい頃に勝手に探査船に乗り込んで以来ついて歩いてました。そこで、セイバートロンの常識が通用しない未知の状況を何度も経験し、鍛えられているため、作戦遂行時の困難やトラブルに対する処理能力はピカイチです。
相性がいいのは、癒し系でおおらかなブラックアウト。仕事のパートナーに限るなら、実はバリケードと好相性。道理で話ができますし、感情的な反抗はされないので。ボーンクラッシャーは相手の気持ちに構わずストレートに感想や意見をぶつけてくるのでイラっとしたり傷つけられたりもする反面、後腐れがなく楽観的なため、実はいい弾み車になってたりします。 あまりうまくいかないだろうなというのが、話す頻度は高いものの同タイプのジャズ。お互いに言いたいことを相手にも聞かせたいタイプだし、ジャズの性分もあって現状では、スタースクリームが思うほどジャズとの仲は良くありません。対抗心みたいなものから抜け出してくれれば逆にいい友人になりそうです。
【擬人化世界】 IF世界とほとんど変わりませんが、擬人化のスタースクリームのほうが打たれ弱くなっています。自分の話を聞かずに遮って否定するような相手に、IFだとムカつくのですが、こっちだと傷ついてしまいます。 というのは、どうやら捨て子らしいから。ジェットファイアに拾われて可愛がられて育ちましたが、それでも、実の親が自分を「いらない」とした傷は深く、認められないこと、否定されること、拒絶されることについてはとにかく敏感で臆病です。だからこそ、自分を認めてすごいと思ってほしくて、必要のないことまであれこれとしゃべって自分の知識とか考えをアピールします。 それが逆効果になることが多いと気付かないうちは、かなり情緒不安定でもあり、敬遠されて過ごしていましたが、いわゆるディセプ組、特に、ボーンクラッシャーと出会ったことで、自分の欠点やトラウマを振り返って大人になりました。ボーンクラッシャーについては彼の項目で語りますので2ページ目にて。 ともあれ、スタースクリーム一番の親友はボーンクラッシャーという、原作などからは到底考えもつかないようなことになってます。最初は癒し系のブラックアウトだったんですが、彼はまあ、健全でも不健全でも小さい人の世話役になってしまったので。
【RUIN世界】 ナンバー1になりたいとは思ってない、というのが原作……映画ではなに考えてるのかはっきりしてないので、ここでは初代アニメなどを原作としますが、それらとまったく違う点です。
ナンバー1なんて苦労が多いわりに実入りは少なく、損な役回りだと思ってるからです。それよりはナンバー2という地位で自尊心を満たしつつ、ナンバー1の言うことに従って結果を出しつつ、いかにプラスアルファを生んで自分の利益にするか、楽しむか、そういうことを考えてます。陰険とか姑息というイメージではありませんが、とにかく一枚裏側で独自に動くタイプ。 メガトロンのことはナンバー1に相応しい存在だと認めていますが、自分ならもっと上手くやると思うこともあります。メガトロンは力があるだけに考えがシンプルすぎたり、浅かったりすると気付いていますし。ただ、それを表に出しても得はないので、せいぜい自分が損害に巻き込まれないようにするだけ。 きっぱり、サディストです。追い詰めた獲物の無駄な抵抗とか恐怖とかで自分の優位を味わうのが好きで、悲鳴や命乞いが大好き。自分大好きなとこは原作どおりかも。その自分をいかに称賛させ認めさせるかが重要です。 なので、メガトロン不在時の指揮は面白がって執ってはいましたし、このままメガトロンが見つからないなら俺以外にディセプティコンをまとめられる奴はいない、とも思ってました。それは事実そうなので、気に入らないとしてもはっきりした反抗はされてません。 戦闘力については、スピードと正確さがズバ抜けていて、そこに高めの攻撃力が加わっています。防御力は普通でしょうか。高速で飛行でき、非常に頭がいいので、スタースクリームに勝ちたいなら、圧倒的な攻防能力か、高い戦略・戦術能力が必要。 ただまあ、原作の彼と変わらず、優位に立って勝ちを確信すると油断する悪癖があるのと、自尊心が高く自意識も強く、そのあたりに絡んでくるとかなり激昂しやすいため、そういった欠点を利用すれば倒すことはそれほど難しくなかったり……。 |