アスファルトから陽炎が立ち上る。遠くの建物は微かに歪み、太陽の光の中に揺らめいている。 (暑い……) 首筋から胸元、背中へと流れ落ちる汗は、シャツの色を変色させているだろう。いかにも暑苦しい光景だ。近いから歩いて出てきたが、こうなるとガス代もエコも地球の未来も気にせずに車で来れば良かったと思う。 そしてまた、こういう日には髪を切りたくなってくる。しかし、それもなかなか思い切りがつかない、毎年の夏。 ブラックアウトはふと見かけたコンビニで涼をとることにした。約束があるわけでもないから、遅れるもなにもない。雑誌でも少し眺めて、差し入れを買ってから行けばいい。 ガラスの自動ドアをくぐると、思わずほっと息をついた。 しかし悲しいかな、職業病である。どこにいても周囲に目配りする癖が抜けない。怪しい動きをしている者がいないかとか、さっきから棚の間をうろうろしている少年の手に持っているものがいつの間にか消えてはいないかとか……。 (消えてるし。まったく、やめてくれよ) 雑誌を読んでいてもそういうものに気がついてしまうのは、プロだからだ。そして見つけてしまった以上、非番だからといって無視もできない。 さりげなく見ていれば、袋入りのカードをポケットに入れるところが目に入った。ごく自然に体を使って通路を塞ぎ、その手を横から掴む。ぎょっとした少年の怯えた顔が、一転して不貞腐れ、攻撃的になる。 こういうのは、苦手だ。万引きも立派な窃盗で、犯罪なのだが、問答無用で引っ張っていって店に突き出すというのは、どうにも性に合わない。かと言って、見逃すことが彼等のためにならないのは明白だし、優しく諭して通じると思うほど夢も見ていない。 気分は悪いが、仕方ないのだ。 「たかが200円くらいのものだと思っているのかもしれないが、繰り返せば数万円にもなるし、金額の問題でもない」 「関係ねぇだろアンタ」 「関係なくはない。俺は警官だ。現行犯でこのまま警察署と学校、家に連絡することもできる」 警察官だ、と言った途端に少年の顔は真っ青になって、掴んだ手が震えだした。
万引き少年を店主に預け、買い物を済ませて外に出ると、入ってきたときのものとはまったく別の溜め息が洩れた。 なんとなく気持ちが重い。考えても仕方がないので考えないようにし、あえて「暑い」と思って空を見上げると、どういう皮肉か、この20分ほどの間にどんよりと曇って陽炎も消えていた。 (……よし!) 気分転換だ、とブラックアウトは自分に言い聞かせる。これから行く先で体を動かしていれば、憂鬱な気分も晴れるだろう。 買ったアイスが溶けないように、少し足を早める。 辿り着いたのは表通りに面したビルで、その3階にある貸事務所が、目的の場所だ。 物好きな……というよりも、風変わりなところのある友人・バリケードは、勤務地の警察署に近く、条件のわりに家賃が安く、なにより広いからとこの貸事務所を住処にしてしまった。この場所で四年ほど前、入居するときならばつい半年前に4人ほど死んでいることはまったく気にならないらしい。ブラックアウトなどは今でも時々後ろが気になって、ぞっとしてしまうこともあるのに、彼はまるでなにも感じないし、そもそもそこになにかが本当にいたとしても、気にしないだろう。豪胆というより、少しばかり他人との神経の出来具合が違う。 ともあれ、その変わり者の友人は、放っておくと掃除はしないし食事も手間のかからないものにサプリメント、という有り様である。最初はたまたま遊びに出掛けたとき気になれば、と掃除をしたり食事を作ったりしていたが、ここ半年ほどは週に一度くらいで通うようになった。 仕事柄、時間が合わないことも珍しくないのため鍵は預かっている。勝手に入って、掃除でもなんでも勝手にしていけということだ。 今日は非番が重なっていたはずだ。おそらく部屋にいるだろう。このあたりは未だに謎なのだが、彼が休みの日、なにをしているのかはさっぱり分からない。たいがいは部屋にいて、それこそいったいなにをしているのか、ただベッドに転がっていたりする。ブラックアウトが掃除をしている間もそうで、本を読むでなし、音楽を聞くでなし、話しかけてくるでもなし、もちろん、手伝うでもない。 今日も同じだろう。だからせめて、食事に出ようと誘うつもりでいる。公務員の懐具合はそう甘くはないとはいえ、たまの外食もできないほどではない。一人身の気楽さだ。 辿り着いたビルでコンクリートの狭い階段をのぼり、流行っていないことが一目で分かる雰囲気の廊下を歩く。三つ目の、すりガラスがはめ込まれたドアが目当ての場所になる。表札は出ていない。白いガラスの上にはまだ、ぼんやりと事務所名が見て取れる。インターホンはあるにはあるが、音を消しているのか壊れているのか、鳴ったためしはない。 電子ロックも当たり前のこのご時世に銀色の金属でできた鍵を取りだし、やはり銀色のドアノブに差し込んで回す。少し持ち上げるようにしつつ右へ押しつけるようにするのがコツだ。ガチンといささか大げさな音がして錠が外れた。 「バリケード、いるか?」 入る前に、一応声はかける。返事はないがいつものことだ。 彼が相当いい神経をしてると思うのは、ドアの前に置かれた衝立だ。これはどうやら「事件」当日にあったものをそのまま使っているらしく、下のほうにはなにやり飛沫のかかった跡らしき、茶色い斑点があったりもする。 そしてその衝立を回り込んで、ブラックアウトは口も目も思いっきり開いて硬直した。 事務所兼応接室だったと思われるガランとした空間で、目につくのは壁際のベッドと逆サイドのクローゼットくらいのものだ。そしてそのベッドに寝ている友人はと言えば。 「なにか着て寝ろって言ってるだろ!!」 大股で近付き、ブラックアウトはかろうじて友人の腹と腰のあたりだけ隠しているブランケットを奪い取って広げ、かけなおした。 「……うるさい。怒鳴るな」 寝ていたらしく、低く掠れた声に非難される。非難したいのはこっちのほうだとブラックアウトは思う。なんで部屋に入ってきていきなり、心拍数を跳ねあげなければならないのか。冷却効果のあるブランケットは、クーラーが壊れたらしい彼のために選んで買わせたものだが、これが薄手なうえに淡いクリーム色で、体のラインにぴったりと吸いつくようにもなっているし、少しだけ透けても見えるようだし……。 「入ってきていきなりこんなんじゃ、おまえ、襲われたって俺は知らんぞ」 未だ馬の足音のような鼓動を自分の耳に聞きながら、言っても無駄だとしても言わずにはいられない。 すると、剣呑な目が少しだけ開いてブラックアウトを見、 「鍵はかかってたろうが。入ってくるのはおまえくらいだ」 唸るように言って体の向きを変えた。 「そりゃそうだろうが……」 ピッキングして入ろうとすれば、やたら勘の鋭いバリケードなら微かな物音にも反応して起きるのだろう。 しかし、だからと言って、たとえ自分くらいしかいないとしても、鍵をかけ忘れることだってあるのだし、インターホンは鳴らないのだし……。 その自分が、昼間っからそういう気分になってしまったのは、どうしてくれる気なのだろう。 ここのところシフトがなかなか重ならなくて、今日はせっかく二人とも非番で、だからこうして掃除に来て、食事に誘って、それから―――と思っていただけに、ブレーキはかなり甘くなっている。 だいたい、見えそうで見えないのは、見えてしまっているより、ずるい。 (この馬鹿) できるだけ理性的に、良き隣人、心地良い距離の友人、そして、負担にならない恋人、らしきものであることを心がけている、その努力はまったく伝わらず評価されていないのか。 ブラックアウトも、怒らないわけではないし、自己中心的になれないわけでも、ない。 バリケードの体格に比べては大きなサイズのベッドに片手をつき、逆の手をシーツの上で滑らせるとブランケット越しにいきなり、うっすらと陰りが透けて見えるそこへと這わせる。動こうとしたのを、すかさず上に乗って体全体で封じた。 「おい」 「その気にさせたのはおまえだぞ」 言いながら、手をなめらかにスライドさせる。 「馬鹿、よせ」 「そういつも、分かったって言って引き下がると思うなよ。こんなになってるんだ」 ジーンズを押し上げているものをバリケードの腰に押しつけると、さすがに彼も、まずいことをした思ったのか口を噤んで身を固くした。 だが、やめろとは言わない。ブラックアウトが手を動かし始めたのもある。 小さな友人の胸に触れ、脚の間に手をもぐりこませ、首筋を軽く吸う。最初は、ほんの子供を相手にしているような妙な気持ちにもなった。だが鍛えられた胸も肩も腕も脚も、サイズこそ小さいが、ともすると自分よりも頑健なくらいだ。だからこそ、それが甘く蕩けるときがたまらない。 「洗いっぱなしで寝たんだろう」 おかしな癖のついた黒髪を撫で、跳ね返ってくる固い髪の感触を掌に味わう。いつも、面倒くさいからとジェルと手櫛で適当にオールバックにし、それが似合ってしまうから皆、それなりに見かけには気を使っていると勘違いしているが、実はまったく逆だ。 そういうところは誰も知らないだろうし、知られたくない。 「俺も脱がせて」 それから、こういうときにはけっこう素直に言うことを聞いてくれることもだ。 小さいが骨ばった手がブラックアウトの胸元に触れて、サマーニットのボタンをはずす。裾をまくりあげてくるのに合わせて軽く首をひねると、伸びた髪が汗で顔に張り付いて邪魔だった。その髪を、バリケードが頬を撫でるようにして退けてくれる。 人付き合いが下手で、偏屈で、剣呑で、なにを考えているかも分からないが、それだけに、ほんの小さな気遣いでも自分が特別だと分かる。 「……キスしよう」 言って唇を近付けると、軽く頭を引き寄せられた。少し弾んだ息が口にかかり、不思議と冷たく感じられる舌がのびてくる。可愛い、と思う。言えば睨まれるし、体が小さいこと、そういう種族だというだけなのだが、そのことに触れると何故か確実に不機嫌になるので、それを連想するような言葉は口が裂けても言えない。 人が警戒して恐れるとおり、バリケードの周囲には多数の地雷がある。予想がつくものはいいのだが、たまに思ってもみないものがあって、ブラックアウトでさえ未だにヒヤリとさせられる。 あまり丁寧に繊細に扱いすぎるのもNGだ。それもそれで不機嫌の理由になるので、少しくらい乱暴なほうがいい。もしかするとそういうのが好きなのかもしれない。それも無論、言えばどうなるかは明白だ。 右手の人差指をバリケードの口に近付けると、察して口の中へ含んだ。舌を絡ませてたっぷりと舐め、湿らせる。その指で入り口を探り、まだ固いのは承知で強く押し込んだ。体は強張るが、息は乱れて熱くなる。汗が噴き出したのは、エアコンのきかない部屋が気温湿度ともかなりの不快指数を示しているからだけではないだろう。 「きついか?」 「……いい、大丈夫だ」 「もう少し入れるぞ」 「ん……」 指の付け根近くまで入れてから、ゆっくりと引き戻した。入り口をほぐすように軽く回し、体の中にある微かに固いしこりを探す。直接的な刺激は強すぎてあまり好きではないようだが、やめろとは言わない。繰り返しピンポイントで撫でていると、やがて吐息に小さな声が混じり始めた。 ブラックアウトはベッドに体を起こして胡坐をかき、その上にバリケードを抱いて片手でしっかりとホールドする。そのまま、身動きを封じて丹念に慣らしながら指の数を増やす。 しかし、指で二本が限界だ。三本目は痛いだけで馴染むことができないし、ブラックアウトのものは、とてもではないが納まらない。体の小さな恋人とは決してうまくいかない、と言われているのはこのためなのだろう。 だがそれは嘘だし、「好きなつもり」なだけのいい加減な気持ちでいるからだ。ブラックアウトは、俺はこれでも充分に幸せだ、と思う。自分の腕の中で、自分の手で、愛しいと思う人が無防備な姿を晒し、預けてくれ、反応する。彼が気持ちいいことが、嬉しい。自分の快楽は、別に追えばいい。 それに、一応彼でも奉仕させる一方ではすまないと思うのか、少し押しのけられたのに逆らわずにいれば、体を反転させたバリケードはベッドに這って、ブラックアウトのそれを手にとり、唇に触れさせた。舌を覗かせ、軽く吸いながら舐め上げて、先端に唇をかぶせる。口をいっぱいに開けば咥えることもできないではないが、一度やって顎の痛さに耐えかね断念してからは、無理はしなくなった。 正直に言って上手いとは言えない。しかし自分の知らないところで上手くなられたら大問題だ。してくれるだけでいい。それだけでも、暴走しかねないくらいに熱くなる。 まるでサウナだな、と思って急に、ブラックアウトはすっかり忘れていたことを一つ思い出した。 たぶん、もう遅い。 けれど手をのばしてベッドの脇を探ると、ビニールの袋に触れた。 取りだしたバニラアイスのカップは露がつくのを通り越して水浸しになっていた。 まだかろうじて冷たいのは、ほとんど奇跡のように思える。 「もう溶けてるだろう」 顔を上げたバリケードが言う。蓋を開ければ、半分個体、半分液体のシェイク状態だった。 ブラックアウトはコンビニの袋から木製のスプーンをとり、固まりの部分をすくいとってバリケードの口に近付けた。咥えさせて、抜き取る。次の分は自分へ。 途端、バリケードから口を重ねてきた。甘いのは自分の口の中のアイスクリームなのか、相手の口の中に残った残滓なのか、混ざり合って分からなくなる。次はどっちにしようと思って、真ん中に置く。先に食いついたバリケードが、溶ける前にそのまま舌に乗せて運んできた。二人で同時に味わうと、熱いのか、冷たいのか、これももう分からない。 そしてふと、思いついたこと。 「………………、これ、かけてみようか?」 と恋人の体を見下ろした。 「アホか。ベッドが汚れる」 あきれ果てたと言わんばかりの溜め息の洗礼を浴びる。しかしベッドが汚れるという点に関しては、反論されても説得力は皆無である。 「どうせ掃除するのは俺だろう?」 「……それなら、勝手にしろ」 「そうしよう」 こういうネタはそこら中にあるものの、本当に実行するマニアックな趣味の者はどれくらいいるのか。けっこういるのか、案外いないのか。 他人がどうあれ、思いついてしまったし、提案したら許可はもらえたし。 半分溶けかけた固まりをバリケードの肩の上に置くと、すぐに溶けて滑り落ち、胸から腹へと滑って行った。バリケードはその冷たさに身震いした後、流れ落ちたものが際どいところにまで辿り着いてしまい、手で除こうとする。もちろん、それを許したら、中途半端で面白くない。 すかさず両手を抑え、肩を使って仰向けに返すと脚の間に顔を押し付けた。 「よせ……っ」 「こういう展開になるのがパターンだな。予想しなかったか?」 言って舐めとり、そのまま、少し緩くなったところへ舌先を押し付け、潜り込ませる。その際カップは下に投げだしてしまったが、どうせ掃除するのは自分だし、床はコンクリートむき出しで、気にする甲斐のある敷物もない―――。
本日の結論。 やはり、エアコンは一刻も早く修理するか新調するべきだ。 あのただでさえ暑い部屋で熱の上がることなどしていたら、途中から目が回り意識が遠のきそうになって、そこまでになった。続けたら熱中症になりかねない。それはあまりにも馬鹿馬鹿しいし、情けないだろう。 溶けたアイスは軽く合掌してから流しに捨て、シャワーを浴びてさっぱりすると、掃除はざっと済ませて街に出た。電器店が開いているうちにエアコンを買ってしまおう。さもないと、あの部屋ではとてもではないがゆっくり過ごせない。 なにより、暑いからああいう格好で寝ているのだし、涼しければちゃんと何か着てくれるだろうという目論見もあった。 道々、ブラックアウトは来る前にコンビニで万引き少年を捕まえたことを話した。ああいうときに毅然と、あるいは強面に、相手を咎めることができない。悪いことは悪いと威圧してでも教え、再犯を防ぐのも自分たちの役割なのに、それにストレスを感じるのではあまり向いていないのかもしれない。そう思ったりもする。 そんなことを言うと、 「俺を呼べばいい」 と答えられた。 「それはまあ、おまえなら……」 手を掴んで睨まれた瞬間、睨み返せる相手がこの街にいるのかどうかも微妙である。 「けど、呼んだところで、来るまで待ってたら、その前にいなくなるんじゃないか?」 「それもそうか」 こんなことを見落とすとは、らしくない。らしくないように思えるが、実は珍しくはない。仕事中の彼しか知らない者には意外だろう。バリケードは私生活ではけっこう……かなりうっかりしている。寝起きは頭が働かないらしく床に放り出してある鞄につまずいて転びそうになっていたりもするし、買い物に出かけたはいいがなにを買うのだったか本気で忘れていることもある。 こんなふうに、「意外に」とつけて話すようなことはすべて、知っているのが自分だけならいいのにと思う。 ポーカーフェイスの裏にあるささやかな甘さや優しさは、できれば誰も知らなくていい。 なにげない顔をして歩きながら、困ったら呼べと言ってもらえる、そんな相手は他に誰もいなければいいと思い、 (俺もこれで、けっこう独占欲は強いんだけどな) それこそともすると、「意外に」。 そんなことを考えてふと確かめたくなった。しかし尋ねれば機嫌が悪くなるかもしれない。 本当に、部屋の鍵は俺しか持っていないのか? そう尋ねたい。 以前にスタースクリームと話したとき、彼もたまに、バリケードの部屋を訪ねて片づけものをしたりすると聞いた。そのときの気分。俺だけじゃなかったんだと、なにかがガラガラ崩れていくような気分だったのだ。汚いっていうんじゃないが埃っぽいんだよな、などと何事でもないように話すのには相当苦労した。 だがそれを聞けば、疑っていることになる。「妬いてるのか」なんて言ってくれる相手ではない。 いっそ今も、こいつは俺のだと手を掴んでそのまま歩きたいけれど、それもまた人前でするなと睨まれすげなく振り払われるだけだろう。 最近めっきり供給過多のコンビニエンスストアは、またすぐそこにもある。それを見て、 (帰りにアイスでも買うか) あまり甘くない気分で、ブラックアウトはそう決めた。 バリケードが意外に甘いものが好きだと知っているのは、今のところたぶん、自分だけだから。
(おわり)
日頃から燃料投下してくださり、可愛らしいぷにぷにからカッコイい男の背中、イカした擬人化まで見せてくださる9さんに、勝手に捧げてしまいます。飛んでけウリャー!くらいの勢いで、返品不可のラベルつきです。 萌えていただければよいのですが……ドキドキ。
この女性向けのお話では、彼等は最早擬人化で動いておりますが、その脳内映像は9さんちの彼等です。 身長などの設定は、こちらでは大型種族が平均して210cmくらい、小型種族は130cmくらい、となっております。 実物大で9mくらいが210cmに相当するくらいでしょうか。メガ様は230cmくらいになります。ただ、5mクラスの人をそのままの比率で縮小するとさすがにバランスが悪いので、5m=130cmくらいになってます。 だから、イメージ話の「お部屋編」も、ちっこいジャズの家にでっかい二人が遊びに行ってて、だから尚更、座る場所もないのです。 部屋はたぶん、大型用、小型用ありますが、小型用でも大型な人が来てもいいようにできてます。ただ、キッチンとかはかなり低いでしょうね。
あと、ブラックアウトの性格には細心の(?)注意を払っております。 女々しくしない!! それがすべてです。 温和で優しくて控え目だし争い事は嫌いだけれど、男前です。 え? 最後ちょっと女々しい? でも、そういうことを「別にいいか」と思えるのは男らしいんじゃなく、関心が薄いだけではないかと……。 いいんですよ、アイスとかケーキ買ってあげて、黙々と食べてるの見て満足してるんです、彼は。餌付けと言わないであげてください。 ちなみに、ブラットさんはお菓子も美味しく作りそうですが、バリケードはお菓子作りは下手そうな気がします。「お菓子も要領は同じだろ?」「知るか」とか言ってそう。 |