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【デッキ概要】
| ウェイト版準拠 |
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★★☆☆☆ |
| 8、11 |
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力、正義 |
| 汎用性 |
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★☆☆☆☆ |
| サイズ |
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11.8cm x 7cm |
| 紙質 |
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やや微妙 |
「スチームパンク」というのがどういうテーマか分からないとピンと来ないかもしれませんが、「ヴィクトリア朝風+蒸気機関」でレトロフューチャーな感じ、です。産業革命期のロンドンを少しパンクにした感じと言ったほうが伝わるかも? ともあれ、世界観は独特で、コートカードは独自性が高いものが目立ちますが、全体的に、ウェイト版との類似性は高めです。 タロットカードとして使うには世界観の独特さが少し気になります。しかしそれほどアクの強い個性的な絵ではないので、遊び心加味で楽しく占えるのではないでしょうか。 サイズは平均的、紙質は薄いのにコーティングがヤワなのがネックです。「ミスティックドリーマー」などと同じメーカーのものなので、箱やガイドブックなどの仕様は同じ。このメーカーはしっかりしたガイドブックをつけるにも関わらず(しかも監修はバーバラ・モア)、紙質がいつもそのクォリティに届かないのが残念です。

【カード紹介】
裏面で上下が分かるようになっています。色合いはシックなので、シャッフルしていて邪魔に感じないのはいいところ。 魔術師は、近代的なイメージでの「魔術」の最中のように描かれています。 死神のカードでは墓前に佇む紳士と、騎馬の黒い翼を持つ女性。霊体のような描かれ方ではないので、妙にインパクトが強いですね。 太陽は男の子と女の子がダンスする、どちらかと言えばマルセイユ型に近いタイプです。 ワンドのエースは葉が茂り実の成った棒と、強い光、蝋燭の炎が描かれています。金属的ではあるけれど、本来のワンドのイメージに近いほうでしょう。 カップの10は、アーチに飾られたカップが、鐘のようにも見えます。 このデッキのナイトは女性です。ペイジも女性で、男性が描かれているのはキングだけ。ソードのナイトは探検家のような感じです。 で、ペンタクルの4は貯金箱。表現するものが単純、率直ですが、ちょっとイメージの深みはないかなぁ。
【他のカード】
力、悪魔、ワンドのナイト、ソードの6です。 力のカードは、手に怪我をしたライオンを診てあげている女性で、情けなさそうなライオンの顔がなかなか可愛らしいので選んでみました。このデッキの女性は、美人ですけど自立していて媚びたところがない、やや男性的なイメージが多いですね。でもがさつだとかいうのではなく、やはり自立した姿を、パンツルックや男性的な服装で表現しているようです。 悪魔は蒸気機関のロボットに操られる鉱夫、みたいな感じ。これは見たときに、「自らが作ったものに、いつの間にやら支配され踊らされる」という状況がパッと出てきました。ちなみにガイドブックはかなり丁寧に書かれていますが、まだ読んでません。 ワンドのナイトはソードと見比べても面白いかなと紹介してみます。探検家、冒険家といった装いのソードに対して、こちらは紳士的な服装です。手にステッキも持ってますね。この絵からシチュエーションが分かるかと言うと、見ただけではなかなか難しいのですが……。 ソードの6は、旅や移動のカードとしては、これだけ爽快で軽快な描かれ方はなかなかないと思いました。気持ちよさそうです。剣も、船に突き立っていると不穏ですが、バルーンの模様になっていると別。ワンドの8に近いスピードのある変化、という印象も受けます。
【烏のザレゴト】 ★☆☆☆☆
解説・監修がバーバラ・モアさんという時点で「幅広い人だなぁ」と思ってしまいました。正統派のデッキから、こういった変わったテーマのものまで、いろいろやってますね。海外サイトでのレビュー評価はかなり高いのですが、それもバーバラ・モアさんの監修とガイドブックに依るところが大きいようです。 私個人としては、解説なしではピンと来ないカードも多いデッキです。しかし、絵がそもそもきれいなのと、コミックのワンシーンのようなカードも多く、明るく前向きの占いにはよく合うように思いました。 ガイドブックを読みこめば、また評価が変わるかもしれません。 |