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【デッキ概要】

| 出版社 |
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実業之日本社 |
| 著者 |
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森村あこ |
| 初版 |
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2012年 |
| 小アルカナ |
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絵札 |
| ウェイト版準拠 |
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ある程度している |
| サイズ |
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12.3cm x 7.5cm |
| 紙質 |
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やや良い |
2012年3月末に発売された新作タロットです。著者の森村あこさんは、パワーストーン関係の書籍はたくさん出しておられますが、タロットはこれが初じゃないでしょうか。 カードは基本的にウェイト版に倣っています。ただしそれは、デザインの大枠やメインの解釈に関してのみです。特に異なるのは色彩で、ほぼすべてのカードが、虹のようにきらめく、まばゆい光をイメージさせる彩色がされています。絵はCGですが、柔らかな描線です。 国産としてはかなり珍しい、ウェイト版準拠度の高い78枚総絵札のデッキ、というだけで魅力がありますね。ただし、絵柄の好み、特に色彩は、使う人によってかなり好悪、相性があると思います。 サイズは、これまた国産デッキにしては少し大きめで、小柄な女性の手だと持て余すレベルです。紙質は……ツルツルしているのですが、傷は目立ちそう。とはいえヤワではないので、実用的だと思います。シャッフルはややしづらいですが。

【烏のザレゴト】 ☆☆☆☆☆
おおよそはウェイト版に準拠したタイプです。分類するとすれば、「ウェイト系」にしたと思います。 ただ、ご覧のとおりとにかく明るい! そして、太陽のカードにあるように、美しい女性が出ているカードが多かったり、とにかく美女・美青年ばかりです。好きな人は好きそうですね。私は……このデッキの、国産品としての希少価値と、製作にかかった労力には敬意を覚えますが、残念ながら好みではありません。
著者にとってタロットは専門外ではないかと思いますが、付属の本を読んでみたかぎり、「専門外」なだけに奇をてらわず、ごくスタンダードだと思いました。タロット道にのめり込んでいないからこそなのか、大枠のイメージで捉えて解釈するスタイルです。「カードの意味」も端的に載っていますが、私は、文章でつづられた「このカードが表現するもの」のほうが参考になりました。 タロットに初めて触れようとするような女性ならばともかく、それなりの占い歴を持つ人にとっては絵の好き嫌い、使いやすいかどうかはかなりはっきり分かれそうです。しかし、海外にも紹介できるような普遍性を持つ、非常に良いデッキではないかと思います |