通称おじい。バカ強いこともないのに、おじい好きな主人公のお気に入り。「テラーソード」のお手軽さもポイントらしい。ちなみに、レベルアップ時のギフト率はかなり高めで、頻繁にお小遣いをくれる。わぁい★
　なにかと小回りがきくので雑魚戦ではかなり心強いが、ルシファー戦には、出たとしても「雄叫び」係が確定している。むしろカグツチ戦に向いている。
　レベルもかなり上がり、力と体力、速さを御魂で強化しているため、実力はレベル以上。それだけ日頃の雑魚戦、ボス戦で助けられてきた仲魔ということで、かなりのオススメ悪魔であり、バランスのとれたスキルでもある。使用頻度の低い「デスカウンター」が「三分の魔脈」だったらなお完璧だったかも。
　お得なのは消費ＭＰが少なく、しかも物理攻撃である「テラーソード」。もともとの威力は大したこともないのだが、最大ＨＰに左右されるから、実に使い勝手がいい。しかも、物理に耐性を持たないおじいにとっては、ＨＰを消費しないで済むというのは大切。
　物理攻撃がききにくい相手には「ショックウェーブ」でＯＫだし、「真空刃」は衝撃高揚がなくてもけっこうなダメージになる。また、どちらも継承させる必要がないのもポイント。
　魔人にほぼ共通した破魔・呪殺・バッドステータス無効のおかげで、ダメージさえ蓄積しなければ危険なことにならないのもありがたい。数いる魔人の中でも、固有スキルの使い勝手を言えば、おじいはかなりの上位だと思う。

　名前が長いので縮めてヘーゼルちゃん。あくまでも「ちゃん」。不良率の高いパーティにあっては、格下の彼はパシリ感が漂ってならない。低レベルの魔人のわりに固有スキルも強いのだが、他のヤンキー系のレベルが高すぎる。
　このレベルでも、「プロミネンス」＋「火炎高揚」はまとまったダメージを出してくれる。となると、固有技とはいえ「マハラギ」くらいの威力しかない「ヘルバーナー」はサヨウナラ。固有技を捨てるのは惜しいが、活躍するためには仕方ない。
　「ヘルエギゾースト」のほうは、「マハザンマ」程度の威力があるので、「デカジャ」代わりに一応残しておいたが、あくまでも二周目用といったところ。「デクンダ」も備えているので、カジャ系・ンダ系を使ってくるボス戦向きでもある。
　「ヘルスピン」が最大ＨＰによって威力変動するのがかなり大きく、育て上げる気があるならば、固定威力の「冥界破」をつけるよりもいい。連れて歩けば歩くほど強くなるので、作れるようになったら作ってしまうのもいいかも。ただ、その際には物理攻撃に特化したスキルにしないと、同レベル帯の悪魔が持っている魔法スキルでは、カグツチ塔攻略には使えなくなる可能性も。クシミタマとサキミタマで、体力の底上げからはじめると吉。

八相発破

　回復以外の戦闘はそつなくこなしてくれるナイスミドル。ミッキーなどと呼んでも怒らないのは、主人公のことなどハナから相手にしていないせいか。主人公も主人公でマトモに腹も立ててやらないので、そこそこうまくいっているらしい。
　「プロミネンス」と「デスバウンド」という高威力・複数ヒットの攻撃を主軸にした、戦うおじさん。「マハジオダイン」はランダやモトとかち合った時のプレスターン増やしにしか使っていない今日この頃。
　魔法無効というのはユルング以外には彼だけが持つ優れた特性なのだが、痛いのは呪殺に対して全く無防備であること。しかし先制攻撃を受ける確率と、そこで呪殺属性の攻撃をしかけられる確率、それがミッキーを標的に選ぶ確率、呪殺が成功する確率、避けられない確率を考えれば、気にするほどのことでもない。
　ということで、実は屈指のカグツチキラー。ルシファー戦には「貫通」もなく、バッドステータスもかかりうるということで出しづらいが、四属性の魔法攻撃を仕掛けてくる率の高いカグツチ戦においては、他の追随を許さないと思われ。ルシファー戦に出すならば、メロンちゃんと二人がかりで「タルカジャ」＆「ランダマイザ」か……。なんか大天使、微妙な立場だ。