2006.5.5 Zaregotoより

 

 GW前に注文しておいた再集結DVDが届きました。やっほぅ。
 って、ロッキンFのインタビューDVD見てた時も思ったのですが、……閣下、老けたよね……orz
 顔の皺がものすごく気になって仕方ありませんでした。
 ライブ中、どんどん剥げてかわいらしいピンク色に戻っていく唇も、昔から気になって仕方ありませんでしたが(笑
 他の構成員はあんまり歳食ったように見えないのになぁ。

 ここからはぷち私信&返信も兼ねて、好き放題に聖飢魔U話ですよ〜。

 閣下のオールナイトニッポン(略してANN)、聞いてました!
 当時は部活の朝練があって、とても夜中まで起きていられなかったのですが、そこは工業系のうちのパパンがタイマーを作ってくれまして。で、120分テープに録音して、翌日聞いてました。
 あの頃はホントにホントに大好きでした。信者でしたねぇ。
 ライオンがスポンサーになったほうのラジオも録音してました。
 一度たしか、閣下と長官だけの日ってのがあって……実はそのあたりのテープ、いまだにどこかに眠っています。きっとそのへん(ベッドの下のダンボール)。
 なんつーか、参謀と閣下だったりすると、お互いに喋ろう喋ろうってのが大きくて、ものすごくせわしない。殿下や和尚(博士か)だと、どうにもトークの間が持たない。それが当時受けた感覚。
 でも、長官とだと閣下もリラックスして、慌てずに自分のペースで喋ってるような気がしました。

 参謀のこと、決して嫌いじゃないんですが、ウラビデオでご本人もおっしゃっておられたように、あの人が異質だったのは本当だと思います。
 ジェイルの後に参加したけど、なんか聖飢魔Uらしくない。曲も、参謀が入った4thからどんどんからっと明るいアメリカンロックの要素も入ってきて。
 もちろん、そういったものもこなせる懐の深さ、広さも含めて「聖飢魔U」だから、初期のアルバムだけ見て「らしい」「らしくない」って言うのは違うんでしょうが……やはり、一般的なというか、初期、いや、根底に流れる聖飢魔Uらしさから、参謀は離れていたような気がします。
 そして私は、それがあまり嬉しくなかった。
 長官が大好きだったのもあるし(笑)。だから、作曲がどんどん参謀メインになっていく後半、寂しいのなんの。あと、目立ちたがりなのは閣下だけでいいよ、と(笑
 だから今でも、ジェイル&エースのギターが好きなんですが、それでも、参謀もまた、聖飢魔Uを支えてくれた大事な大事な柱であることは、疑っていません。

 そんな私ですが、田舎者ですので、実はライブにはろくに行けませんでした。
 たまたま地元に来た時の爆裂聖飢魔Uと(しかもこれ、構成員へのメッセージを読まれてしまい、お土産に閣下のぬいぐるみもらいました!! おかんが捨てていなければ、どこかにまだあるはずです。っつかこれ以外でこの県に来たことないはず……TT)、黒ミサ二度くらいだけ。
 初めてライブ(爆裂)行った時、目の前に本物がいるのが信じられないというか、なんか映画見てるような、変な気分だったのを覚えてます。
 ま、それから金銭的な余裕も出てあれこれと(主に洋楽ですが)ライブ行くようになって、さすがにそういう夢見てるみたいなキンチョーカンはなくなりましたが。
 そしてまあ、よっぽど運がいいのか、それともそこで運使い果たしてるのか、二度のミサでは、長官のピック(しかも使わずに撒いたものではなく)と、殿下のスティック、ゲットしてたりします。信ジランナイ幸運。
 そういえば……聖飢魔Uの信者って、ものすごくマナーいいって評判でしたよね。もともと彼等が説教集団だからでしょうが(笑)。
 私がピックとれた時(こっちが先)、実は恐かったんです。妬みとか。でも、周りの人がものすごい笑顔で「おめでとう、良かったね」と言ってくれて心底驚きました。ものすごく素直に正直に、「うん、ありがとう、めちゃくちゃ嬉しい。泣きそう」って答えた覚えがあります。
 そういう善意の塊みたいな人ばかりではなかったと思いますが、それでも、駅とかホテルとか。あの顔真似するためにメイクする信者もけっこういましたが、みんな気をつけて、きれいに、迷惑にならないように洗面所とか使ってて。「自分が変なことしたら聖飢魔Uも悪く見られる」ってくらい、たいていの人が思ってたのかもしれません。

 最近の気に入り曲について。
 「EL.DORADO」とかあのへんの超基本は当たり前として、実は「20世紀狂詩曲」と、「悪魔のメリークリスマス」が好きだったりします。それから、閣下のソロの「VIVA AMERICA」
 歌詞がどれも渋いですよね。
♪ブラウン管じゃ大量虐殺、リモコン一つで簡単黙殺、共通してるのは絶望感、全然違うのは臨場感、大胆不敵に宣戦布告で、さんざん叩かれ改心改心、安全保障の代金払って冷戦終結聖戦復活♪
 この「20世紀」は他の構成員との掛け合いがまたグゥです。大教典ver.だかはノリが半端でダメダメですが、小経典ver.では各構成員どう歌えば(?歌じゃないけど)いいか分かった感じでかっこいいです。
 「メリクリ」の一番痛い歌詞はこれですよね。
♪平和のため、自由のため、自分らの神のため。誰か水をくれ、傷をなめてくれ、せめて抱きつく胸をくれ。Merry X'mas、それは何の日? 群がる蝿を追う、力なく。Bastard X'mas、祈り虚しく、崩れ落ちる我が家燃え上がるよ。母を焼く炎、胸が抉られる♪
 「VIVA」はもう全部書かないと断片だけじゃそれほどメッセージはっきりしてないけど、
♪舞台はどこにある、闘いの場所は。拳をあげるのか、両手あげるのか、VERSUS AMERICA♪
 とか。だいたい扱ってる素材共通してる曲たちですね。

 歌詞で最近、渋いなぁとあらためて思ったのは閣下のソロ「いざ戦場へ」の一部。
♪ちょっと飾りをつけたくなる、ちょっとはじけた自分が好きで、きっとみんなにいい顔して、ぱっと手のひら返してたのか。ちょっと無理して握手したら、あっという間に人を傷つけ、何度言い訳つくろっても、もっと傷は深まる♪
 ……痛いね。
 聖飢魔Uをイロモノとしか思ってない人には、ほんとにアルバム一枚聞かせてみたいですね。特に後半期の『NEWS』あたりならみんな仰天しそう。『MOVE』もいいなぁ。
 曲なら「空の雫」とか「JUST LET ME GO」が個人的にお気に入りだし、普遍的なこと歌ってるから誰でも聞けると思うけど。でも『メフィストフェレスの肖像』「凍てついた街」なんかもかっこよくて好き。
 そういえば、初のバラード「白い奇蹟」がANNで流れた時、翌日、友達と「これいいよね」ってものすごく騒いだ記憶ありますねぇ。
 「白い奇蹟」といえば、ものすごい大音量で聞いていると、白いほわーっとした幻覚が見えることがある私は変ですね、はい。
 「HOLY BLOOD」♪ああ、血染めの、唇を重ね♪という歌詞にはちょっと驚きました。セクシーで。
 ちなみにここまで引用した歌詞、全て記憶に頼ってます。細かいところはもしかすると間違ってるかもしれないけど、おおよそは合ってるハズ。

 ……聖飢魔Uについて語り始めたら、その気になれば一日中でも語れます。
 今は大信者ってわけでもないけど、冷静に見ているからこそ、そしてあの頃の熱狂をものすごく大事に思うからこそ、今でも最愛のバンドには違いないからこそ、あれこれと語ることは尽きません。
 ちなみに忙殺期間中の友人宅では、ほんとに暇があれば語ってました。車での移動中とか、あれはああだったよな、これはこうだったよな、と。
 「ショウとして見たら、サザンとか米米のほうが上かもしれない。けど彼等はたぶん、自分たちの持ってるものを見せるためのパフォーマンスであって、客をとことん楽しませることが楽しいっていう芸人根性とは違うと思う。閣下は、芸人なんだよ」とは友人談。私もそう思います。