道中、ドラゴンに襲われたりもし、ファルカス様はどこに行かれたのやら姿が見えなくなったりもいたしましたが、無事に目的地に到着いたしました。 中へ入ると、ファルカス様は「ここを最近掘り返した奴がいるみたいだ。足音を立てるな」と忠告してくださいましたが、いえ、わたくしは軽装鎧でもともと狩人。貴方は重装鎧の突撃イノシシでございますよね? むしろその忠告はわたくしから貴方様へ、厳重に、厳重に、お願い申し上げたいことなのでございますが……。 中にはドラウグルの死体が転がっておりました。たしかに、何者かが先に進入している様子でございます。 まだ残っていたドラウグルを片付けながら奥へ進むと、……トラップ、ですね。進路を塞ぐ鉄柵を開けようとレバーを倒しましたら、わたくしが入った小部屋の鉄柵が降りてしまい、どうやら閉じ込められてしまったようでございます。 さて、どうやって解除すれば良いものか、と探すまでもなく、ファルカス様がなんとかしてくださるそうです。初めてこの人を連れてきて良かっ……いえいえ、なんでもございませんよ?
しかし、そのときどこからともなく5人ほどの山賊? いえ、そういったものとは違う集団が現れ、ファルカス様が同胞団であることを知りつつ、周囲を囲みました。 弓なら柵の合間から撃てるかどうか、と思っておりましたら、そのとき、わたくしの目の前で信じがたいことが起こったのでございます。
ファルカス様の体を黒いオーラのようなものが包むと、突然彼は、黒く巨大な、狼……人狼の姿に変貌したのでございます。 しかし、その姿で一団をあっけなく蹴散らしたファルカス様は、柵を開け戻ってきたときには元の人間のお姿でございました。 そして真っ先に「怖がらせてしまったならすまない」とお詫びくださいました。 いったいなんだったのかとおうかがいすると、ファルカス様はこれを「祝福」とおっしゃいました。 人狼症は、一種の伝染病のようなものです。しかし、感染者の体液を大量に取り込むのでないかぎりうつることはございません。 シルバーハンドという一団が、「同胞団」というくくりでファルカス様を襲ったのであれば、同胞団はウェアウルフの集団なのでしょうか? ファルカス様に尋ねると、ビーストブラッドを持つのはサークルの者だけだとおっしゃいます。つまり、他にはヴィルカス様、アエラ様、スコール様ということでございますね。ともすると、指導者、「導き手」であるコドラク様もそうなのでしょうか。 なんであれ、わたくしに襲いかかってくるのでないならば構うことではございません。ただ、狼のお姿でわたくしの前に立たれますと、ついうっかり獲物と勘違いして射抜きかねませんので、その点だけはどうかお気をつけくださいませ。 むしろわたくしにとっては、シルバーハンドが所有している【銀の剣】が、重量7で買値が100、すなわち売価が50以上(話術の能力が入りますので)という高効率の換金アイテムであることが重要です。残さずいただいていくことといたしましょう。
さ、他にもいらっしゃらないのですか? シルバーハンドの皆様は? 皆様がお召しになっていらっしゃる【皮のブーツ】と【皮の腕当て】も、重量1に対して買値は10。安いとはいえ、重量あたりの換金率は非常に優れた品物でございます。 ……ふむ。 ここに出てくるシルバーハンドの装備品は、換金効率が非常によろしいわけでございますから……ここはホワイトランと往復してでも、積極的に回収すべきと判断いたしました。 そうと決まれば、さっさと一度引き返して売却し、あらためてこの先へ進みますよ、ファルカス様!
密告情報: 「ヴィルカス〜」 「おお、戻ってきたのか、兄貴。で、ウースラドの破片は?」 「んーん」 「なに? 失敗したのか?」 「違うんだ。荷物いっぱいだから一度売りに帰るって……」 「あ、あのねえちゃん、なかなかしたたかだな」 「荷物持ちにもならないのに盾にもならないし囮にもならないって言われた
T△T」 「だったら人狼化して一発いいところを……」 「見せたよぅ。見せたけど、今回の変身解除はやけに早くって、もうしばらくウェアウルフになれないって言ったら〜」 「言ったら?」 「無視された
T□T」 「……ご苦労さん」
さて、一度戻ったタイミングで所持金を確認いたしますと、いつのまにやら9000ゴールドを越えておりました。そこで、さっそくドラゴンズリーチにて、執政のプロベンタス様より自宅を購入することにいたしました。これでいろいろと荷物を下ろせるというものでございます。 噂では、自宅購入時に内装も整えてしまわないと、武器保管棚が正常に作動しなくなる不具合があるとか。そのせいか、我が友のカジート青年は、ホワイトランの自宅に武器が飾れないと嘆いておりました。(※1) ようやく手に入れたスカイリムの足場、ここに荷物を預け、もう一度石塚に向かいました。
とはいえ、あとはネズミだクモだをあしらいつつ奥へと進み、奥地では無事、【ウースラドの破片】と、「ファイアブレス」のシャウトを手に入れました。……人としてどうなのでございますかね、ファイア・ブレスというのは……。 これで一段落かと思いましたら、最後にはドラウグルが次から次から出てまいりましてえらい目に遭いましたが、幸いファルカス様がいい具合に囮になってくださいまして、わたくしはあまり狙われることもなく片付けることがかないました。 やれやれ、これで【ウースラドの破片】、回収完了でございます。
ジョルバスクルに帰りつきますと、もう深夜であるというにも関わらず、ヴィルカス様がお出迎えくださいました。 ついてきてくれ、とおっしゃいますので中庭へとついていきますと、どうやら同胞団への正式な入団儀式のようでございます。 兄弟姉妹として、盾となり剣となり戦い、共に祝杯を上げ戦うか、と問いかけるような言葉をコドラク様が言うたびに、ファルカス様や他のサークルのかたがたが返答をしてくださいます。 わたくしといたしましては微妙に不本意ではございますが、これでまた一つ、ホワイトランに強固な足場が築けたと考えておくことにいたしましょう。 ともあれ、これで晴れて同胞団の一員として、正式に認められた次第でございます。
密告情報: 「ヴィルカス〜
T□T」 「いい。なにも言うな、兄貴。お疲れさん」
※1:1stキャラのカジートは、自宅を購入した時点で一度家に入ってしまったのが原因か、武器ラックが一切使用できませんでした。wikiなどで見てみると、自宅を購入したら、入る前に内装もしておかないと、こういった不具合が発生することがあるそうです。とはいえ、今はもうパッチで修正されているのではないでしょうか。 |