Hi、みなさんお元気ですか? シロディール突撃レポーター、キャシーです。 今回はシロディールで帝都に次ぐ大都市、スキングラードをご紹介しようと思います。―――という前に。 コロールからシロディールまでは、街道を行こうと思ったら、いったん帝都に引き返し、そこから今度は西へと進まなければなりません。うーん、これはものすごい遠回り。そりゃあもちろん、ファストトラベル(*1)してしまえば一瞬なんですけど、それじゃあちょっと面白くないし。 というわけで、キャシー、やっちゃいました! 地図で見ると、スキングラードはコロールの真南に位置しています。そこで、街道を無視して道なき道を、ええ、森の中、山の中をまっすぐ南下することにしたのです(*2)。 もちろん、夜の、しかも街道を外れたところはとっても危険です。しかし私は一人じゃありません。ウェイノン修道院で修道士のかたからいただいた、まだら馬ちゃんが一緒です(*3)。 狼くらい出たって、まだら馬ちゃんで疾走すれば振り切ることができるでしょう。
そんなわけで、岩や倒木を避けながら、夜の森を南へ南へと進んでいくと、なんだか怪しい祠を見つけました。 「モラグ・バルの祠」(*4)っていうんですけど……なんだか怪しい人たちが集まっていて、リーダーっぽい人に話しかけたら、汚れしもののどうたらこうたら……。なんだかきちゃない感じなので、さっさと退散することにしました。 まあ、もし今後なにか用事ができても、もうマップに位置はしっかり書きこみましたし、OKですね。
というわけで、またもずーっと南へと進んでいくと、1時間ほどで(*5)スキンドラードにたどり着きました。 まだ夜の11時……。こんな時間では街も真っ暗ですし、起きているのは衛兵さんくらいで、お店だってやってません。待機(*5)して時間をつぶしてもいいんですけど、それはちょっと、ファストトラベルと同じでもったいないかなって。 そんなわけでキャシーは、ちょっと近くを散歩してみることにしました。
スキングラード近郊はとても豊かな土地で、農家があり、畑や放牧場などもあります。 でもこんな夜中に民家をうろうろしていては泥棒さんと間違われかねないので、手近な洞窟(*6)でも見に行ってみることにしました。 そうして辿り着いたのがここ。 「血殻の洞穴」ですって。 ………………なんか、怖そうな名前だなぁ。 でも、とりあえずちょっと探検してみることにしました。 たいまつ(*7)を確認し、いざ、洞穴の中へ! こういった洞窟や遺跡、採掘鉱跡地には、たいていなにかが住んでいます。それはスキャンプなどの魔物であることもありますし、盗賊たちだったりもします。 ここはさて、どんなものが出るのかなと思って進んでみたら、……えーっ!? 吸血鬼(*8)さんですか!? ひゃー。私の持つたいまつなんて、ここにいますって宣伝しているようなものです。でもこれがないと暗くてよく見えないし! 遠くから私を見つけた吸血鬼は、姿を消す魔法を使いました。 仕方ないので、だいたいこのへんって感じで攻撃してたら、さすが難易度最低(*9)、撃退できました。 はー、やれやれ。 せっかくですので装備品は身ぐるみ剥いでいくことにしましょう。お金、稼ぎたいですしね。
それは犯罪じゃないのか?という他国のかたもいらっしゃるかもしれませんが、シロディールではこれはOKなんですよ。 一般市民に攻撃したり、あるいは人のものを盗んだりしたら衛兵につかまって牢屋に入れられたり、罰金をとられたりしますけど、向こうから襲いかかって来たのを撃退する分には、罪になりません。それに、その人の所持品をどうしようと、それも関係ないのです。 道端の草やキノコを摘んで、錬金術でお薬作って売り歩いたってあんまりいい金額になりませんし、お金がほしいなら、盗賊とか山賊退治に精を出すのもアリ(*10)ですね。 もしシロディールでお金をなくしてしまったら―――そんなことはないと思いますが―――、決して強盗なんかせず、悪い人たちをやっつけて、その装備品で稼ぎましょうね。
さてさて、吸血鬼の住処らしいこの洞穴をそろそろと進んでいくと、簡素なベッドが設えられた一角で、珍しい書物を見つけました。「正当なるリスラヴ」ってタイトルの本です。読んでみると、ほーほー、なるほど、へー、そうなんだー、って感じで、私の軽装スキルもちょっぴり上がっちゃいました(*11)。 それにしても便利なのは、進んだところが自動的に記されていくというマップです。これがあれば、引き返す道を忘れてしまうこともありません。 この便利マップを見ながら奥へと進んでいくと、一番最後の部屋にあったのは、これです。 かなり見づらいと思いますけど、写真の右下。この本のタイトルが出ています。 「スキングラード案内書」です。 ここにいた吸血鬼たちは、よそから流れてきたんでしょうか。それで、こんなもの読んでこのあたりのことを知ろうと? そりゃあ吸血鬼だって元は私たちと同じ人間ですけど、なんかこう、迫力ないっていうか、さびしいっていうか……。 吸血鬼さんがこの机の前でこれを読み、スキングラードの知識を手に入れようとしてるところを想像すると、ちょっぴりおかしくなってしまったキャシーでした。
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