魔ヶ魂放浪記

 

090226 プレイ記 1

 本日の事件(?)いろいろ。

1.三日月草(一番初歩の回復アイテム)
 別に、集めるつもりはなかったんですよ。
 ただね、私が死ぬとなったら回復も間に合わずであることが多いので、必然的に回復アイテムはそれほど使用しないのです。そもそもがこのゲーム、極力ダメージを受けないようにするものですし。
 そんなわけで、気がつけば99個になってしまい、持ち切れなくなってトマスさん(アイテムを預かってくれる倉庫役の人)に預けてしまいました。
 道中、もう拾えなくてその場にアイテムが残ってしまうので、ほんの少ししか減ってないのにとりあえず食べてから拾ってみたり……。

2.爆発させたかったの
 王城の途中で、火薬樽が積まれた場所がいくつかあります。
 そういう場所には、たいていなんらかの火を使う敵がいることが多く、油断がならないのですが、もちろん、こちらで利用することもできます。
 そんなわけで、エリア中盤、小部屋みたいなところに樽が積まれている場所に、わざと二人ほど敵兵を誘い込んで火線の魔法を撃ち、爆発に巻き込んでみました。
 あいにく即死はしなかったのですが、ミリほど残った体力で果敢に向かってくる姿には、いささか涙を誘うものがありました。

3.「紫炎の盾」GET!
 赤目の騎士が落とすのは、満月草、新月草というレベルの高い回復アイテムがほとんどなのですが、一種のレア扱いで、「紫炎の盾」を落としてくれます。青目が「北騎士の盾」を落とすのもそんな感じ。
 これは、本来なら序盤(王城エリア1の時点)で戦える相手ではないだけに、性能もかなり高いものと思われます。
 種別は大盾なので、ガード性能に特化して、重量もありますし、パリィには使えません。パリィのかわりに楯でのアタック(ガード崩し効果)が可能。
 それと、炎に耐性があるとか。これは便利!
 筋力が3足りないのでまだ装備できませんが、これからしばらくは筋力UPに励もうと、またひとつ小さな目標ができました。
 っていい加減に「ラトリアの塔」進めろよ、と?

4.「ギロチンアクス」もGET!
 性能的にはともかく、まだ持っていなかった斧です。
 運を10くらいまで上げたら、けっこうころころといろんなものが手に入るようになりました。
 でも、もともと15ある盗賊でやってても、それほど「よくアイテム出るなぁ」って気はしないのですが。

 という感じに、本日もウハウハ、ホクホクです。
 別に先に進まなくても楽しいからいいや的なのはどうでしょうか。
 いや、もっと先も見たい……まだ行ったことのないマップも探索したいのですが、それと同時に、慣れたマップを徹底的にパターン化するのもまた、楽しいのです。
 「騎士」には限りませんが、筋力が高いキャラクターで、「スピア系」+「大盾」はかなり強いと思います。
 欠点は弾かれやすさで、ガードしている相手を攻撃すると、覿面、のけぞらされてしまいます。これが大きな隙になるのですが、基本は、相手の攻撃をガードして、相手がのけぞっている隙に反撃、ですから。こちらから手をだすのは極力控えるのです。
 攻撃を弾きやすい大盾と、狭いところでも壁などにぶつかる心配なく使え、リーチもある槍。これはかなり使いやすく感じています。だってもうロングソード持ち歩いてないし。かわりに魔法を使うための「触媒」を持ってます。

 だいぶ慣れてきたので、ここはあえて軽装にし、武器と防具だけはこのままで、という遊び方も面白そうです。
 「頑強」と「筋力」がともに19、体力も15ほどあり、全身鎧に身を固めた「騎士」ってのは大したもので、最初はあれだけ痛かった雑魚の攻撃が、かなり余裕で受け止められます。
 この防御力に助けられているところも大きく、まだまだノーダメージでとはいかない現実。
 そこで、たくさん集まった三日月草もあることですし、あえて盗賊系の防具をまとい、身軽になってみるというのも楽しいかなぁと。
 武器と盾が重いので、ダガーを持った盗賊のようには動けないはずですが、それでもローリングとかの使い勝手は変わりそうです。
 ブラック系の胴着・籠手・ブーツに、頭は、顔を全部出すために、魔法威力サポートのあるコロネット(サークレットみたいなの)にするとか……って、そういうキャラじゃないなぁ、うちの「騎士」は(笑)。あんなコワモテ系には似合わない予感。

 なんだろう。
 本当にここんとこ毎日、同じゲームやってます。
 モンハンと、クリアするまでのテイルズ(マイソロジー2)、発売からしばらくのACfa以外、今年はこんなのなかったような……。どれも、ちょっと触って面白いとは思うけど、すぐにやらなくなってますから。
 マジに、最初の王城エリア1をクリアするまでがハードなだけですので、これはオススメ。ダークファンタジーな世界観が好きで、アクションが嫌いでなく、ちまちま地味地味と自分の思うままに育てるのが楽しいなら、ぜひやってほしいなと思います。
 難関の王城エリア1はどうしろって?
 ナビゲートします。相変わらず文章ONLYでの解説で。
 どこにどんな敵がいるか、本当は分かってたら面白さは半減してしまうんですが、ここさえ突破すれば後はもっと楽に楽しめるようになりますから。そのために、あえて詳細攻略してみます。というか、してみました。
 もちろん、理想は自力でどうしても突破できないときのみ利用することですけど。
 王城のエリア1さえ抜ければ、あとは優良な攻略サイトを頼りつつ、レベル上げ(ソウル集め)とアイテム集めでどうとでもなります。

 

090226 プレイ記 2

 「貴族」で王城のエリア1をクリアしました。
 魔法使えるって楽ですね〜♪ でもちょっと攻撃されるだけでダメージがすごいことになるので怖いですね〜……。本当に慎重に、ダメージを一切受けないくらいのつもりで進まないと、ちょっとしたことで体力が半分になってしまいます。
 それでも一度しか死なずにクリアできたのは、「騎士」で、素で敵の配置をすべて言える程度にはやっただけのことはあり(本当デス)、ここではこう戦えばいいはず、というのが分かっていたからでしょう。
 あとどれくらいでどこに出るかも分かるので、アイテムを使ってでも体力を回復させておいたほうがいいとか、これなら耐えられるとか、効率的に進めますし。

 実際に王城のエリア1をクリアしてみた感想からいくと、「貴族」はかなり楽です。
 「ここは魔法で1体倒してから、もう1体はレイピアで戦おう」とか、「進む前にMP回復するまで待とう」とか、敵の数や配置をある程度覚えていることが前提になりますが、かーなーり楽でした。
 MP回復の速度もそうバカにしたものではないので、安全なところでしばらく立ち止まり、ボーッとしてればOK。
 手ごわい相手や、狭い通路で戦いにくいときには、魔法を当ててから残りをレイピアで削るとか、あるいは距離をとってもう一度魔法を撃つとかで簡単に進めます。
 あれだけ鬱陶しい青目の騎士も、魔法2発で終わりですから。ガードされてしまうと微々たるダメージになりますので、攻撃を空ぶらせての魔法が安泰。(ちなみに船室のプレイ記で、赤目に火線が効かなかったのはガードされたせいでした)

 魔法が強いわけです。
 でも、「魔術師」ではMPの回復はアイテム頼りになるので、連発できません。
 「貴族」はMPが回復するのが最強ですね。
 しかしやはり、敵についてなにも知らずに進むと、一気に囲まれてさばききれずにタコ殴りにされるとか、MPを使いきってしまったのに回復させる暇がないとか、危険なこともあります。そうなったときには、防御の薄さ(「魔術師」なみ)が致命的。
 王城のエリア1クリアで強化ができるようになり、どう育てようか、今少し悩んでいます。
 やはり魔法が命綱くさいので、知力、魔力。でもそれだと「魔術師」と大差なくなってしまうとすると、ある程度は剣や盾が使える、魔法剣士系に育てるのが「貴族」らしい将来でしょうか。
 楽しみです。

 それにしても。
 戦い方を確立すること。
 これが先に進む鉄則の一つかもしれません。
 どの敵はどういう攻撃でどれくらいで倒せるか。
 どこにどんな敵がどれだけいるか。
 だから、どう戦うのか。

 さて、次は「盗賊」で王城クリアを狙うか、それとも「騎士」のレベルを上げようかなぁ。

 

090227 プレイ記

 本日は「騎士」にて、王城エリア1の攻略にあからさまな間違いがないかを確認後―――確認してからアップしろよと言われそうですがそれは大目に見てやってください。というか、特に間違いはなかったのですが、実はアレ、記憶だけで書いてます。それで間違いがないってのもどうでしょうか。
 ドラゴンの来る橋の上にどんな敵がどれくらいいるかとか、そういうのは覚えてませんしカウントしたことがないのですが、ショートカットその1の塔の中に何人松明兵士がいて、どこで襲ってくるかも実は覚えていたりします。
 アホかと言われそうですが、事実なので反論しません。私の記憶容量はこんな具合に使用されています。

 それはさておき。
 確認後は通常のプレイです。
 確認のために王城を一巡りしても強化に必要なソウルには足りなかったので、そのまま「嵐の祭祀場」へ行きました。ここのローリング骸骨を少し倒して、残りをもらおうと思ったのです。
 祭祀場はさすがに敵の攻撃が熾烈です。高速でローリングしつつ近づいてくる骸骨と、遠距離からソウルの矢……魔法ではなく、ソウルをまとった矢を放ってくる弓骸骨のコンボが最悪。しかもボケッと戦いはじめると、そこにもう一匹ローリング骸骨が乱入してくる始末。
 全部で何匹いて、どこでどう戦うかをきちんと考えないと生き残れません。

 一度はほうほうのていで帰還し、まずは1UP。
 それから懲りずにまた向かい、今度はできるだけ進んでみようと、うろりうろりです。
 知らないマップはやはり怖い!
 ここ行くとどこに出るの? どんな敵いるの? ヒヤヒヤしながら探索し、「骸骨いたーッ!」と駆けもどり……。
 ゆらゆらした壁が怪しくて、これがウワサの隠し通路に違いないと攻撃したらビンゴ! で進んだはいいけれど、クソ狭い地下の通路でローリング骸骨2匹にどん詰まりに追い込まれて殺されました……orz
 せっかく今の今まで生身だったのに、ソウル体に逆戻りです。ぐすん。せっかく集めた6000ほどのソウルも落としてしまったので、拾いには行ける場所だとまたも出発。今度は、とにかく1匹をとっとと倒さないと後がもたないので、そいつには火線を叩き込んで大きく削って短期決戦、その後でもう1匹をさばこうと決めました。
 これは無事に成功し、奥の牢屋になんだか捕まってる人発見! でも鍵がないので開けてあげられず、別の場所へ。間もなくそれっぽい鍵を見つけたので戻ってきてみると、正規のではないようですが、商人さんでした。

 ここで脳裏をよぎったのは、チュートリアルステージ最後に待ち構えていたデーモンにして、このエリアの中庭みたいなところにデンと立ちはだかってるアイツ。「拡散の尖兵」というらしいですが、こやつは弓なら一方的に攻撃できるんじゃないかということです。
 弓は幸い、祭祀場をうろうろしていて拾いました。「複合のロングボウ」とやらです。ただのロングボウとどう違うんだろう??
 それはともかく、商人が撃っている矢をここで買いこんで、そのままあのデーモンを倒してしまえるのではないか?
 中庭にあまり踏み込むと気付かれてしまうかもしれないし、変なエイみたいなのが上空から攻撃してくるので(しかもかなり痛いT△T)、砦の門の下からプチプチと。
 1本5ソウルの安い矢でしたが、90本ほどで倒すことができました。450ソウルなら安いもんです(←最初に王城に来たときには絶対に吐けない台詞

 この先はなんだかちょっと怖いし、ソウルも9000ほど溜まっているのでちょっと保留。
 それより気になっているのは、二刀流の、赤い目をした黒い骸骨でした。
 うろうろしてて見つけたのはいいものの、こいつどう考えても強いだろうし。でもその後ろにあるアイテムの光って、絶対武器とか指輪とか貴重なものだろうし……。でも怖いからとりあえずここはもうちょっと考えてからにしよう。そう思って放置していたのです。
 ここでふと、その存在が脳裏をよぎりました。
 まさか、一撃死ってことはないよね……? それならちょっと戦ってみて、危険だったら逃げればいいし、そう、骸骨には火が効くみたいだから、ロックオンできる距離ぎりぎりから間うで2度ほど削ったら、あとはなんとか戦えるかも? それに、殺されたとしてもあそこならまたすぐ行けるし、けっこう近くまで進んだのに気付かれなかったし、ソウルの回収は問題ないだろう。
 そう考えて、挑んでみました。
 で、どうなったかと申しますと、火線を二度か三度あてたところでほぼカウンターになり、一撃で4分の3のHPをえぐり取られました。でも相手の体力もあと一撃! しかもこいつ、近寄ってくるときにはかなりスローなので、ここは度胸を据えてもう一発!
 無事に倒すことができ、黒骸骨の背後にあったアイテムも回収できました。「欠月のファルシオン+1」です。

 この「欠月の」とかいう冠は、特殊効果を示しているようです。鍛冶で武器を強化するときに、「上質の」とか「水銀の」とかに派生させることができます。で、攻撃力はちょっと下がったりするのですが、特殊効果が毒だとか、出血だとか、魔法属性を帯びるとか、いろいろあるみたいですね。
 で、これはなんなんだろうと思って装備してみたら―――おおお!? MP回復する!! ほんのすこーしずつですが、回復速度は「貴族」の持ってる指輪と同じくらいかな。
 剣なので重量があるのが難点とはいえ、大盾とかに比べたら軽いもの。うちの「騎士」は体力バカなので、ステータスアップに伴って所持重量も上がってますし、よほどキツくならないかぎり持ち歩いてもいいかも〜。

 と、のんきに思った後でふと。
 王城の、霊廟への道に立ちはだかっていた赤い目をした槍装備の騎士。
 祭祀場にいた、やはり赤い目の黒い骸骨。
 こいつらどちらも、その背後にアイテムの光がありました。
 単純に、「エサ」だと考えることもできます。エサにつられて近づくと、周囲の敵よりはるかに強い相手と戦うハメになる、という意地悪なトラップ。
 私も王城ではそう思ったのですが、黒骸骨のせいでちょっと脳内変換スイッチが入りました。
 この黒骸骨、かなり反応距離が短いのです。骸骨の背後にもアイテムがありますが、実は斜め前ちょっと離れたところにもアイテムがあって、最初にその場所へ来たとき、「骸骨が動いたら逃げよう」と思って取りに行ってみました。そのときにはまるで無反応でした。二刀流だし、黒いし、赤い目してるし、強そうなのに、変に鈍いヤツだなぁと思ってました。
 しかし今回、倒して背後のアイテムを見てみると、けっこう貴重そうな武器です。
 ふと、「こいつもしかして、ただここ―――アイテムの光とともに倒れている死体を守ろうとしてるだけなんじゃないか?」と思ってしまったのです。

 だから、攻撃してくるとか、必要以上に近付いてくる相手には容赦しないけれど、自分に関係のないアイテムをとるくらいなら襲おうとは思わない。
 仲間だったのか、主だったのか、とにかく背後の誰かを「守らなければ」という意志とともに死に、死後もなお、守らなければという意志のみで動くものと化した。
 そういうドラマが勝手によぎりました。
 だとすると王城の赤目騎士も、霊廟を守る、ただその意志で動いているのかもしれません。
 忠義の騎士は今も、霊廟を守るべく立ちはだかっているわけです。狂的な信念に支配され、近づく者一切を排除するために。
 彼の背後にある死体は、―――騎士といういでたちではなかったような記憶。持っていたのもソウルのみじゃなかったっけ。だとすると、仲間の騎士というより、神聖な場所を侵そうとして殺された犠牲者なのかも?
 ともあれ、青目の存在よりも強い赤目の存在は、より強固な意志で動いていて、それが目の光に表れているのかもしれません。

 そういったことは何一つ語られませんから、正解は分かりません。
 でも、たしかアマゾンのレビューだったと思いますが、「荷物番のトマスの、娘のものだというヒスイの櫛を持っていたのは男の死体だった。だから、娘さんはデーモンじゃなくこの男に殺されたんだと思った」とか書いてありました。(実はそこからポロッとこぼれたSSがあったりするのですが、それはもし機会があればお目にかけたいと思います)
 気付かなければただの記号に過ぎない「敵」「アイテム」も、なにかに気付いた途端、想像力に従って世界を彩ります。
 私は、決まり切った物語、緻密に設定されたドラマを鑑賞するよりは、こういうRPGが好きでたまりません。

 最初は自分の作成した「プレイキャラ」を、このデモンズの「主人公」のようにキャラクタライズするつもりはなかったのですが(キャラメイクページでちょろっと空想してる程度で)、これは、「キャラクター」として、世界に浸りきってプレイすればもっと楽しいんじゃないかと思ってしまいました。
 ソウル稼ぎの周回プレイはともかく、初めてそのマップに行くときには、気分を「リアル」に切り替えて没頭するのです。
 なんらかの理由でボーレタリア、デーモンの徘徊する霧の中に入り込んだ「彼or彼女」は、目にしたものにどんな感情や感想を持ちながら探索しているのか。

 一度、「騎士」に自分の目と感覚を重ね、物語の一環として王城を巡ってみようと思います。
 スタート地点の大きな橋の上には、荷車がたくさんあるのですが、とすると、それは何故なのか。たとえば、城へ食糧などを届けに来た大勢の商人たちのものかもしれません。そういう、本来なら賑やかな時間帯に異変は起こったのか。それとも、近隣の街などから、頑健な城へと非難してきた人たちのものとも考えられます。
 荷車の向きは、どうなっているか? もしそこにまで作り手の意思があったら、―――脱帽ですね。
 特に意思がなくても、そこはそれ、都合のいい頭してますんでいくらでも意味はつけられますけどね(笑

 

090227 追記

 本日メインの話は、祭祀場を進んだことと、黒骸骨のドラマです。
 追記はごく短いものです。

 魔法で、ダメージ4。しかもローリングで回避される。
 ウィングドスピア+5で、ダメージ4。
 そして、こちらが剣の一振りを食らえば、一撃で即死。

 王城の、赤目の騎士の奥です。霊廟にあたる場所に、緑色のモヤモヤをまとった敵がいるのです。
 で、こいつ絶対強いだろうからと近づかずにいたのですが、死んでもソウル回収は楽だから、一度戦ってみようと思って出かけた結果がこれです。

 あとどれくらいレベル上げて、どれくらい武器とか鍛えたら、勝てるんだろうなぁ……(遠い目

 

090301 プレイ記

 本日の目的「その1」は、矢の購入でした。
 祭祀場の地下牢にいる商人に、ウッドアローをしこたま売ってもらうのです。
 というのは、ドラゴンのため。
 王城にいるドラゴンの足元には、焼き殺されたいくつもの屍とともにアイテムの光がキラキラと輝いています。もちろん、迂闊に近づけば自らも同じ運命をたどることは言うまでもありません。
 何度か挑んではみたのですが、足元、遠方と2種類のブレスをかいくぐる、あるいはブレスとブレスの合間に走りぬけて安全地帯(あるとすればですが)へ行くということはできませんでした。
 とすると突破口は、―――倒す、という一番無謀なものが、しかし現実的に残っていたのです。
 矢を買うと書いているのでもうお分かりかと思いますが、弓で遠距離から射たらどうなるだろうと思い、それを試すことにしました。
 もしこちらの攻撃に反応して飛び立ち、襲ってくるようなら逃げればいい。
 もし倒せるならそれに越したことはない。
 もし、持てる限界の矢を当ててもダメージが足りないなら今は諦めるしかない。
 もし攻撃が届かないとか、あるいはオブジェ的な扱いで無敵になっているなら仕方ない。
 なんにせよ、普通のアローとウッドアローでそれほど性能差がないなら、安いほうを買うのは当然。そして、アローは神殿の鍛冶屋でも買えるのですが、ウッドアローは祭祀場の男のほうしか売っていないのです。

 ソウルは8000ほどありますので、1本5ソウルの矢なら山盛り買えます。
 しかし、900本とか買ったら重量がエラいことになってしまい、所持重量が危ないし、装備したら重量オーバーが確定。
 ―――ここでプレイしていないのに覗いている物好きさんに説明すると、「所持重量」というのが、持って歩けるアイテムの重量限界です。これを越えてしまうと満足に身動きがとれなくなってしまいます。「装備重量」は装備できる重量の限界であるとともに、この限界値の半分を越えているかどうかで、ローリング(回転回避。ただし無敵ではないっぽい)したときの移動距離と立ち上がるまでのスムーズさが変わります。
 とりあえず、500本なら2500ソウルで買えるし、重量的にも問題がないので、まずはこれだけ買って帰りました。

 そしていよいよ、ドラゴンのところへ。
 しかしここで、装備重量の問題があります。重装備の「騎士」に500本も矢を持たせたら、……どうやって500本も持つのかかなりの謎ですが、ともかくそんなものを装備させたら、身動きがとれません。
 そこで、防具を交換しブラックシリーズにチェンジ。武器と盾は、ドラゴンのところまで一番てっとり早く確実に辿り着くため、愛用の大盾と槍です。
 これで、さて、どうなることか。

 ダメージはたった12ずつでしたが、ちらりと見えるドラゴンのHPバーは、目で見て分かる程度に削れていきます。
 減り具合と消費本数からして、150本ほどで倒せそうな感じです。意外に弱い?
 よし、これならなんとかなりそうだ、と思いました。
 しかしです。
 体力が3分の1程度まで減った途端、ドラゴンが身じろぎし動きだしました。
 そして……あれー……飛び去っちゃった……。

 結論からいくと、アイテムがとりたいという目的は果たせました。
 奥にいるもう一匹の尻尾アタックに殺されたりしてますが、殺されたらまたここまで来て回収し、まだ拾ってないアイテムを拾ってまた殺されて再び回収に来る、という荒技です。
 紫炎の盾はもう持っていたのでいいとして、火炎耐性の上がる指輪とか、装備重量の上がる指輪はありがたや。

 一服して、デモンズをプレイしている友人にドラゴンのことを聞いてみると、やはりあの場では倒すことはできず、倒したいならエリア2への通路で地道に削ることになるとのことでした。「なんでやる前に聞かんかな」と言われてしまいましたが、とりあえずとっかかりくらいは自分でやってから聞こうと思ったのですよ!!
 さて、ドラゴン退治もやってみたいところではありますが、だったら今日はこのまま、王城のエリア2をクリアできないと試してみようと思い立ちました。
 橋の上はともかく、地下を行くのがドキドキです。暗いし狭いし……。
 しかし幸い、敵はエリア1にいたのと、坑道にいた犬が出てきたくらいで何事もなく、辿り着いてしまいましたね、白いモヤモヤに。
 緑っぽいモヤモヤは単なるドアみたいなものですが、白く輝くモヤモヤは、中ボスルームへの入り口のような記憶。
 ここのボスはどんなんじゃーと思って入ってみたら。

 ……デカいスね、旦那……。
 なんなんスか、そのむやみやたらと巨大な鎧は。
 そう、見上げるばかりの巨大な騎士が相手でした。
 どうしようとうろうろしましたが、とりあえず、壁の上のボウガン兵が邪魔なので、とことことスロープを駆けあがって城壁の上へ。そこでボウガン兵を倒しつつ移動していると、どうやらここは、デカい騎士の攻撃が当たらない模様。
 当然、遮蔽物になるものがなければ当たるのですが、欄干みたいなものが邪魔になり、ちゅっと下がるだけでとりあえず安全です。
 そこで、なんとなく持ったままになってる弓と矢の出番。
 これがなかなか当たる位置とタイミングが分からず、無駄撃ちばかりになりました。
 しかし、こちらからは一方的に狙えるのに、相手の攻撃はまったく当たらないポイントを発見!
 これはラッキーとばかりに、ここから地味に地味にチクチクと攻撃です。
 幸い矢も足りて、呆気なく撃破となりました。
 この先は「強大なソウルを持つ者」しか通れないそうなので、とりあえず帰還です。

 さて、その後、「貴族」の女の子を動かしました。
 エリア1はクリアしてありますが、エリア2はまだ。道中の敵がエリア1と大差ないなら、少し進めておこうかと思ったのです。
 そうしてとことことエリア2に入り、アイテムを集めていると、おんやぁ? 黄色いオーラをまとったあなたはオストラヴァくんではないですか。 どうやらまたしてもピンチのようです。なんでも、兵士に追い込まれて出られなくなっているとのこと。彼との間には頑丈な鉄の格子が下りていて……ははあん。「騎士」のほうで歩き回っておいたので、どうすればそこに行けるかはばっちりですよ。

 というわけで、またしても助けに行きました。
 話しかけてみて分かったのが、彼はどうやらボーレタリアの王子だということです。
 助けてあげた後、歩きだしたオストラヴァくんに話しかけてみると、「父上は何故こんなことを」とか言いましたのでね。
 で、このままついて歩くと勝手に強い敵のところにまで進みかねないし、というかドラゴンに焼き殺されかねないので、とりあえずこちらの帰還してしまうことにしました。
 そうして神殿に帰ってみると、……変なトコに座ってるねぇ、オストラヴァくん。
 近寄って話を聞いてみました。
 南の国に遊学していたようですね。その間にボーレタリアがこんなことになって、みんなはどうなったのかと探索中だったみたいです

 さてと。
 明日は「騎士」でドラゴンでも退治してみるかなぁ。

 

090303 プレイ記

 ドラゴン退治には行ってません!
 なにせ、びよーっと飛行して襲ってくるドラゴン相手にちくちくと矢を一発か二発ずつって、どんだけ時間かかんねんや!?と思ってしまったので……。
 そのかわり、日課のように王城を一周してきました。というか本当に日課です。寝ようと思っても、「いや、一周してこよう」と……。ダメですね、そうですね。

 で、王城のエリア1をぐるっと回ったら、坑道のエリア1もぐるっと。
 そしてそのまま、2へ行きました。
 なんか変な光のついたトロッコがくるー……と思ってたら近くまで来たら爆発しやがりまして、我ながらものすごい反射神経でガードしました。おかげで無事だったのだとは思いますが、マジでビビりました。持っていた盾が、炎ダメージに強い「紫炎の盾」だったのもよ狩ったんだと思います。
 もうドッキドキです。この先なにがあるんだろうとか、強い敵いるのかなとか思いながら進むのがめちゃくちゃ怖いし楽しいし。
 たしかモンハンブログで有名な(?)大塚さんも書いていたと思いますが、めっちゃリアルなお化け屋敷を探検してる感覚に近いかもしれません。
 たかがゲームなのに、ちょっとしたことで死ぬという危険性が、このドキドキを生んでいるのは間違いありません。

 そんなことしてたら、ソウルレベルも35になりました。
 だいぶ強くなりましたよー。
 「騎士」らしくありたいというか、たぶんステータス的に防御系を重視しないと危ないと思って、HP上限に関わる「体力」をそこそこ、攻撃力に関わる「筋力」、そして全体的な防御力とスタミナ上限に関わる「頑強」をメインに上げています。
 ガードして反撃、しかも大型の武器を使うと、スタミナの消費はけっこう激しくて、そうそう何度も攻撃できませんし、防具の重さのせいでスタミナの回復速度も低め。スタミナ管理はけっこう死活問題です。それもあって「頑強」が最優先なのですけどね。
 そうやってパワーファイターにしていくと、装備重量、所持重量も少しずつ上がります。
 それに加えて、前回ドラゴンの足元からとってきた、装備重量の上限を上げる「大力の指輪」を装備したら……。
 全身鎧に大盾+槍という重装備で、華麗にローリングできるようになりました。
 今までガシャッとほとんど転ぶように転がるだけで、立ち上がるのも少しモタついていたのがウソのようです。
 しかし、見てると不思議というか、不気味というか……。ホントに中身人間か?みたいな(笑