本日は「騎士」にて、王城エリア1の攻略にあからさまな間違いがないかを確認後―――確認してからアップしろよと言われそうですがそれは大目に見てやってください。というか、特に間違いはなかったのですが、実はアレ、記憶だけで書いてます。それで間違いがないってのもどうでしょうか。 ドラゴンの来る橋の上にどんな敵がどれくらいいるかとか、そういうのは覚えてませんしカウントしたことがないのですが、ショートカットその1の塔の中に何人松明兵士がいて、どこで襲ってくるかも実は覚えていたりします。 アホかと言われそうですが、事実なので反論しません。私の記憶容量はこんな具合に使用されています。
それはさておき。 確認後は通常のプレイです。 確認のために王城を一巡りしても強化に必要なソウルには足りなかったので、そのまま「嵐の祭祀場」へ行きました。ここのローリング骸骨を少し倒して、残りをもらおうと思ったのです。 祭祀場はさすがに敵の攻撃が熾烈です。高速でローリングしつつ近づいてくる骸骨と、遠距離からソウルの矢……魔法ではなく、ソウルをまとった矢を放ってくる弓骸骨のコンボが最悪。しかもボケッと戦いはじめると、そこにもう一匹ローリング骸骨が乱入してくる始末。 全部で何匹いて、どこでどう戦うかをきちんと考えないと生き残れません。
一度はほうほうのていで帰還し、まずは1UP。 それから懲りずにまた向かい、今度はできるだけ進んでみようと、うろりうろりです。 知らないマップはやはり怖い! ここ行くとどこに出るの? どんな敵いるの? ヒヤヒヤしながら探索し、「骸骨いたーッ!」と駆けもどり……。 ゆらゆらした壁が怪しくて、これがウワサの隠し通路に違いないと攻撃したらビンゴ! で進んだはいいけれど、クソ狭い地下の通路でローリング骸骨2匹にどん詰まりに追い込まれて殺されました……orz せっかく今の今まで生身だったのに、ソウル体に逆戻りです。ぐすん。せっかく集めた6000ほどのソウルも落としてしまったので、拾いには行ける場所だとまたも出発。今度は、とにかく1匹をとっとと倒さないと後がもたないので、そいつには火線を叩き込んで大きく削って短期決戦、その後でもう1匹をさばこうと決めました。 これは無事に成功し、奥の牢屋になんだか捕まってる人発見! でも鍵がないので開けてあげられず、別の場所へ。間もなくそれっぽい鍵を見つけたので戻ってきてみると、正規のではないようですが、商人さんでした。
ここで脳裏をよぎったのは、チュートリアルステージ最後に待ち構えていたデーモンにして、このエリアの中庭みたいなところにデンと立ちはだかってるアイツ。「拡散の尖兵」というらしいですが、こやつは弓なら一方的に攻撃できるんじゃないかということです。 弓は幸い、祭祀場をうろうろしていて拾いました。「複合のロングボウ」とやらです。ただのロングボウとどう違うんだろう?? それはともかく、商人が撃っている矢をここで買いこんで、そのままあのデーモンを倒してしまえるのではないか? 中庭にあまり踏み込むと気付かれてしまうかもしれないし、変なエイみたいなのが上空から攻撃してくるので(しかもかなり痛いT△T)、砦の門の下からプチプチと。 1本5ソウルの安い矢でしたが、90本ほどで倒すことができました。450ソウルなら安いもんです(←最初に王城に来たときには絶対に吐けない台詞
この先はなんだかちょっと怖いし、ソウルも9000ほど溜まっているのでちょっと保留。 それより気になっているのは、二刀流の、赤い目をした黒い骸骨でした。 うろうろしてて見つけたのはいいものの、こいつどう考えても強いだろうし。でもその後ろにあるアイテムの光って、絶対武器とか指輪とか貴重なものだろうし……。でも怖いからとりあえずここはもうちょっと考えてからにしよう。そう思って放置していたのです。 ここでふと、その存在が脳裏をよぎりました。 まさか、一撃死ってことはないよね……? それならちょっと戦ってみて、危険だったら逃げればいいし、そう、骸骨には火が効くみたいだから、ロックオンできる距離ぎりぎりから間うで2度ほど削ったら、あとはなんとか戦えるかも? それに、殺されたとしてもあそこならまたすぐ行けるし、けっこう近くまで進んだのに気付かれなかったし、ソウルの回収は問題ないだろう。 そう考えて、挑んでみました。 で、どうなったかと申しますと、火線を二度か三度あてたところでほぼカウンターになり、一撃で4分の3のHPをえぐり取られました。でも相手の体力もあと一撃! しかもこいつ、近寄ってくるときにはかなりスローなので、ここは度胸を据えてもう一発! 無事に倒すことができ、黒骸骨の背後にあったアイテムも回収できました。「欠月のファルシオン+1」です。
この「欠月の」とかいう冠は、特殊効果を示しているようです。鍛冶で武器を強化するときに、「上質の」とか「水銀の」とかに派生させることができます。で、攻撃力はちょっと下がったりするのですが、特殊効果が毒だとか、出血だとか、魔法属性を帯びるとか、いろいろあるみたいですね。 で、これはなんなんだろうと思って装備してみたら―――おおお!? MP回復する!! ほんのすこーしずつですが、回復速度は「貴族」の持ってる指輪と同じくらいかな。 剣なので重量があるのが難点とはいえ、大盾とかに比べたら軽いもの。うちの「騎士」は体力バカなので、ステータスアップに伴って所持重量も上がってますし、よほどキツくならないかぎり持ち歩いてもいいかも〜。
と、のんきに思った後でふと。 王城の、霊廟への道に立ちはだかっていた赤い目をした槍装備の騎士。 祭祀場にいた、やはり赤い目の黒い骸骨。 こいつらどちらも、その背後にアイテムの光がありました。 単純に、「エサ」だと考えることもできます。エサにつられて近づくと、周囲の敵よりはるかに強い相手と戦うハメになる、という意地悪なトラップ。 私も王城ではそう思ったのですが、黒骸骨のせいでちょっと脳内変換スイッチが入りました。 この黒骸骨、かなり反応距離が短いのです。骸骨の背後にもアイテムがありますが、実は斜め前ちょっと離れたところにもアイテムがあって、最初にその場所へ来たとき、「骸骨が動いたら逃げよう」と思って取りに行ってみました。そのときにはまるで無反応でした。二刀流だし、黒いし、赤い目してるし、強そうなのに、変に鈍いヤツだなぁと思ってました。 しかし今回、倒して背後のアイテムを見てみると、けっこう貴重そうな武器です。 ふと、「こいつもしかして、ただここ―――アイテムの光とともに倒れている死体を守ろうとしてるだけなんじゃないか?」と思ってしまったのです。
だから、攻撃してくるとか、必要以上に近付いてくる相手には容赦しないけれど、自分に関係のないアイテムをとるくらいなら襲おうとは思わない。 仲間だったのか、主だったのか、とにかく背後の誰かを「守らなければ」という意志とともに死に、死後もなお、守らなければという意志のみで動くものと化した。 そういうドラマが勝手によぎりました。 だとすると王城の赤目騎士も、霊廟を守る、ただその意志で動いているのかもしれません。 忠義の騎士は今も、霊廟を守るべく立ちはだかっているわけです。狂的な信念に支配され、近づく者一切を排除するために。 彼の背後にある死体は、―――騎士といういでたちではなかったような記憶。持っていたのもソウルのみじゃなかったっけ。だとすると、仲間の騎士というより、神聖な場所を侵そうとして殺された犠牲者なのかも? ともあれ、青目の存在よりも強い赤目の存在は、より強固な意志で動いていて、それが目の光に表れているのかもしれません。
そういったことは何一つ語られませんから、正解は分かりません。 でも、たしかアマゾンのレビューだったと思いますが、「荷物番のトマスの、娘のものだというヒスイの櫛を持っていたのは男の死体だった。だから、娘さんはデーモンじゃなくこの男に殺されたんだと思った」とか書いてありました。(実はそこからポロッとこぼれたSSがあったりするのですが、それはもし機会があればお目にかけたいと思います) 気付かなければただの記号に過ぎない「敵」「アイテム」も、なにかに気付いた途端、想像力に従って世界を彩ります。 私は、決まり切った物語、緻密に設定されたドラマを鑑賞するよりは、こういうRPGが好きでたまりません。
最初は自分の作成した「プレイキャラ」を、このデモンズの「主人公」のようにキャラクタライズするつもりはなかったのですが(キャラメイクページでちょろっと空想してる程度で)、これは、「キャラクター」として、世界に浸りきってプレイすればもっと楽しいんじゃないかと思ってしまいました。 ソウル稼ぎの周回プレイはともかく、初めてそのマップに行くときには、気分を「リアル」に切り替えて没頭するのです。 なんらかの理由でボーレタリア、デーモンの徘徊する霧の中に入り込んだ「彼or彼女」は、目にしたものにどんな感情や感想を持ちながら探索しているのか。
一度、「騎士」に自分の目と感覚を重ね、物語の一環として王城を巡ってみようと思います。 スタート地点の大きな橋の上には、荷車がたくさんあるのですが、とすると、それは何故なのか。たとえば、城へ食糧などを届けに来た大勢の商人たちのものかもしれません。そういう、本来なら賑やかな時間帯に異変は起こったのか。それとも、近隣の街などから、頑健な城へと非難してきた人たちのものとも考えられます。 荷車の向きは、どうなっているか? もしそこにまで作り手の意思があったら、―――脱帽ですね。 特に意思がなくても、そこはそれ、都合のいい頭してますんでいくらでも意味はつけられますけどね(笑 |