「騎士」でスタートし、数日にわたって城門前から中盤をうろうろした私。 怖いのは、「青い目の剣士」でした。 雑魚中の雑魚である奴隷兵士、それに毛が生えた程度の弓兵や剣士、火炎壺を投げてくる兵士、たいまつで殴りかかってくる兵士。このへんは問題ないのですが、その中にあって抜きん出た強さを持つのが、青く光る目の剣士です。 大きな盾を持っているのでこっちの迂闊な攻撃はガードするし、長大な剣からは高威力の一撃。盾を使った攻撃はこちらのガードを大きく崩すので、その隙に突きを入れられたりもします。 これが……こいつが……。 最初の壁でした。
二度ほどはこいつをスルーして先に進んだのですが、こいつもいわば雑魚なのです。いつまでも怖がってはいられません。 でも戦うとなると、そこまでに集めたソウルを落としてしまうし……。 でも戦わなかったらいつまでもビクビクしてなきゃいけないし……。 そしてある日覚悟を決めて、リベンジを挑むことにしました。 奴隷兵士や剣士と戦って、バックステップでかわすことや、普通に歩いて移動してかわすこと、ローリング、パリィ(タイミングを合わせて相手の攻撃を弾く)を練習し、いよいよ青目の剣士のところへ。 そうしてじっくり向き合ってみると、攻撃が大振りなので、普通に歩いて下がることで充分に回避できることに気付きました。 相手の攻撃が終わったら近づいて斬れば、あまり効率はよくないもののダメージは与えられます。 ただ、きゃつめ、回復薬を使うから厄介です。 だから、押しては引いては湯隅なく攻防をつづけるか、あるいは、相手が攻撃を空ぶりしてる間に素早く背後に回り込み、「致命の一撃」で大ダメージを与え、そこから一気にトドメをさすか。
ふむ、戦える。 そう確信した後、じりじりと、まだ行ったことのない場所へ進んでみました。 青目の剣士がいるところから、さらにまっすぐ進んだ先。ここを抜けて行くことで、スタート地点近くのドアを開けることができるようになる、と聞いたのです。 入った先にあるのは、下へと続く螺旋階段(といっても四角い壁に沿ってますが)。 下を見ると……ああああ、いる。たいまつ持ったヤツが何匹かまとまってる。こんなところに突っ込んだらガードしきれないだろうし、足を踏み外して落ちたり死ぬに決まってるし。 じりじりと階段を降りることにしました。 そうして一匹ずつおびき寄せ……あれ? ………………。えー、奴隷兵士に思考能力はないのか、得意のジャンプ斬りでこっちに飛びかかってこようとするのはいいのですが、私は上、ヤツは下。そして、そこは曲がり角、二人の間には真っ暗な穴。そんなわけで、飛びかかるものの階段の高さが壁になってこちらにはとどかず、勝手に落ちて行ってくれます。 しかも。 階段のところどころに火薬を満載したタルがあって、奴等、ここでたいまつを振り回してしまうのか、勝手に自爆。 なんか、ほとんど戦わずに下まで辿り着きました。
そうしてショートカットを一つ完成させ、ふと迷います。 ソウルは2000ほど溜まっているので、一度これで回復アイテムを買いに戻ろうか。 でも、神殿に戻ると敵が復活してしまうという問題があります。ショートカットの道は開いているものの、また戦いながら戻るのは大変そう。 どうしようかと迷った挙げ句、このまま行くことにしました。 道を引き返して青目の剣士のいたところに戻り、今度は先へ進みます。 その道中、オストラヴァというNPCを助けるイベントが起こる(?)場所へ行けるというのでよくよく見てみると、たしかに、松明兵士に囲まれて戦ってる騎士がいました。 え? でもなに、敵兵士6匹ほどいるよね?(汗 こんなところに飛び込んでもナマスにされかねないので、ここは、さっき拾ってきたライトボウガンの出番です。矢は少ないのですが、使い惜しんで死ぬくらいなら使いきったほうがマシ。ちょっと高いところからチクリチクリと撃ちこんで数を減らし、無事にオストラヴァを救出。 お礼にと望遠鏡をもらいました。遠くがよく見えるそうです。このゲームに限っては便利そうですが、変なところで使うと背後から攻撃されそうで怖くも……。安全を充分確認してからなら、役立ちそうです。 ところで、ここで問題が一つ。 オストラヴァを何度か助けてやると、「楔の神殿」に現れてそこにとどまるようになるそうです。が、あの、すみません。あなたの体力、もうミリしか残ってませんよね?(汗 なのにのこのこと進んでいって、「キャーッ! 青目剣士と戦ってる―――ッ!?」 おまえなに考えとんねん回復してから戦うか逃げるかせぇよボケ!! と思いながらあわてて加勢し、オストラヴァのほうを向いている背後へ回ってざっくり。はー、やれやれ。アンちゃん、もうええ子やから変なことしとらんでじっとしとき。心底そう思いましたが、またこいつのこのこと……ッ!! ある程度離れてしまえば、動きまわらなくなるそうです。 なので遠ざかろうとしたところへ、なんか、今、悲鳴聞こえたような……? そーっと見に行ってみると、―――「霊廟の鍵」というアイテムが落ちていました。 これ、オストラヴァを守りきれば、あとは神殿で彼と話していくことで手に入るアイテムだそうです。つまり彼は帰らぬ人に……
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オートセーブが充実しまくっているこのゲームでは、リセットしても、こういう大きな出来事の前に戻ることは考えられません。 仕方なく諦めて先に進むことにしました。 ……先? 先って、どっち?(汗 えっと、どこ行けばいいの? ここどこ? ウワサじゃ、この城には赤い目の剣士がいるところもあって、そいつの強さははるか先に出てくる敵と同じレベルで、つまり今の段階じゃまず勝てない相手で……。 寄り道した途端に自分の居場所を見失い、どこへどう進めばいいのか分からなくなったのです。 仕方ないのでこわごわと、なにか聞いた覚えのある場所、見た覚えのある場所に出ないかと徘徊しました。 赤い目の子と出会わないことを祈りながら……。
幸いにして見た覚えのある場所に出たので、やっと安心して先に進むと、ドラゴンです。 うっかり進むとブレスでこんがり焼きあげられます。 ルート上に雑魚がいて邪魔なので、少しは減らさないと、引っ掛かってしまって通り抜けられなくなりそうです。 前へ出て、こちらに反応させてからバックして安全なところで戦います。 これを何度か繰り返したら、今度はドラゴンを召喚(違います)するためにまた前に出て、ドラゴンがきたら引き返します。 これで橋の上の雑魚が何匹か巻き込まれて死んでくれるので、あとはドラゴンの飛び去ったのを確認してから、×ボタンを押しっぱなしにしてのダッシュで一気に対岸へと走りぬけました。 まあなんていうかここのドラゴン、モンハン的にたとえると、「火耐性−20の上位装備で、怒ったG級リオレウスの火炎ブレス食らった」くらいのダメージです。つまり、攻撃くらったらほぼ即死。ぶるぶる。 でもかっこいいんスよ!!
それはさておき、えっちらおっちら進んでいくと再びショートカットが誕生し、同時に、ついに、デーモンへの扉が開きました。 ここのデーモンは弱いと聞いていましたし、有効なアイテムの火炎壺も10個以上。金属武器に炎をまとわせる松脂も3つ手に入れたので、大丈夫だとは思います。 でも、一度神殿に帰ることにしました。 体力を回復し、武具を修理し、気を引き締めて再び王城へ。 そして、無傷でとはいきませんが、特に危なげなく撃破です。
これでやっとキャラクターを強化できるようになったので、まずは防御力です。 体力、頑強をメインに上げ、筋力も少しアップ。 これでHPとスタミナ、物理防御力に攻撃力が上がりました。 武器も愛用のロングソードとカイトシールドを少し強化しました。 これで、まだしばらく王城をうろつこうと思います。 少なくともこのエリアくらいは楽に歩き回れるようにならないと、安心して先に進めません。 |