アッカでのマルサツは、今までで一番手際よく済みました。 そして再びエルサレム、因縁の支部長マリクさんです。 しかし時が流れて少しは頭も冷えてきたのか、今回は背中を向けっぱなしではなくなりました。 それでもテーブル上の地図にコンパスを当ててこちらをチラとも見てくれません。 彼との友情を取り戻すためにも、仕事に精を出すことにします。
今回の標的は、現在エルサレムを牛耳っているマハド=アッディーンという男。 こやつは市民をささいな罪で次々と処刑している極悪非道な奴だとか。
この六芒星はユダヤ教のマーク。ここはユダヤ教の総本山です。 しかし、またもこの屋根の上がビューポイントです。 しかも登るためには、このエンブレムにしがみつき、足場にして登るしかないという……これまた宗教的な問題が生じるのではないかと思うのですが、X箱で先行発売されていて、何事もなくPS3にも登場したので、気にすることはないのでしょう、たぶん。 っていうか、こんな目立つところにある六芒星につがみついてたら、どうしようもなく注目集めると思うのは私だけですか?
ビューポイントには必ずワシが飛んでいます。 ビューポイントを探すときには、マップに表示されているワシのマークを頼りに近くに行き、あとは見上げて背の高い建物を見つけるほかに、ワシの影を見つけるのがセオリーです。 ここまで近づいても逃げないワシですが、さすがに足場に乗ると逃げてしまいます。 逃げないなら仲良く横に並んだツーショットを撮ってやろうと思ってるんですがねぇ。
さて、ワシと戯れているばかりではありません。 ターゲットの情報を集めるため、盗聴したりスリをしたり、アサシン教団の情報提供者のお願い事を聞いてあげたりしています。 仕事にとりかかるために必要な情報は3つ程度なんですが、集められるかぎりは集めたくなるじゃないですか。
そんなわけで今回のエルサレムでは、二人いる情報提供者それぞれが、マハドの手下に狙われているから、そいつらをマルアンしてくれと頼んできました。 片方は二人。これはサクサクっと。ええ、サクサクっと何事もなく片付いたのですが、問題はもう一方。 人通りが多い上に見張りの兵士も多い場所で、三人を片づけないとならないのです。 失敗しても、乱闘になるだけで再チャレンジできるので、とりあえず後をつけ、なるべく兵士のいないところで……と思うのですが。 見つかるのですよ、これが。 で、乱闘してるとそこにまた兵士がやってきたりして、この有り様です。道の奥のほうにも転がってます。
何度か失敗していくうちに、ふと悪い考えがよぎりました。 「この場所にとどまってれば、次々と検分の兵士がきて、次々と乱闘になるから、ずっと続けてれば今に、足の踏み場もないほどに溜まるんじゃ……?」 ―――そんな理由で兵士と戦おうとは、マハドも真っ青です。
で、実行してみました。 まだまだ足の踏み場もないということはありませんが、だんだん飽きてきてしまったので、このへんにしておくことにしました。 いつかまた、それこそ本当に足の踏み場がなくなるほどに溜めてみようと思います。処理落ちしなきゃいいんですが。 ―――人としてどうなんですか、こういう思考は。小さい頃からこういうゲームばっかりやってると、人格に問題出るのも仕方ない気がしてきましたね、さすがに。
ゲームそのものが悪いとは思わない私ですが、親御さんはちゃんと子供の監督をして、やらせるゲームもきちんと選び、なにより、ゲームを媒介にしてでも子供とコミュニケーションをとりましょう。 ところで、剣を抜いた乱闘で、足元にいろいろと転がってるのに、野次馬が「今に怪我人が出るぞ」とか言ってるのはどうかと……。
なお、マハドさんは大乱闘の末にマルサツしました。 いや、近くに神学者がいるから、それにまぎれて近づき……という攻略はDVDで見てたんですが、その神学者たちの手前にジャンキーがいてですね。こいつら、近づくと意味もなく殴りかかってくるというか、突き飛ばしてくるんですよ。 殴ればおとなしくなりますが、ここでそんなことしたら間違いなく注目集めそうだし、どうしようと思っていたら、すぐ傍の崩れた壁の残りみたいなところに乗ってしまいまして。 途端に発見さてマルアンは失敗。兵士には囲まれるはマハドも剣を抜いて囲みに加わるわ……。 すべてが片付いた後には、周りに兵士がいなくなっていたため、警戒レベルが通常に戻ってしまった始末。
こういう「結果」で支部長の言うことが変わればそれはまた面白いと思うんですが、マリクさんの台詞はいつも同じようです。 それでも、アルタイルがなにをしても一言皮肉を言うか、文句をつけなきゃ気が済まないらしく、二人の仲はまだ険悪でした。 |