【最新ラクガキ事情へ】

第9便:ひたすらドットを打つかのごとき (10.02.14)

コア=胴のデザイン いや……すごいですよね、こういうものデザインする人って。ホントすごい。自分には絶対ムリだなと心底から思いながら、ドット打ってます
 この線画は、一度として「線」を書いたことはないのです。「曲線」「折れ線」というツールを使って、ひたすら「点」を打っていったのみ。
 頭部や腕と合成すると隠れそうな喉元とか肩は、具体的にどこが隠れるのか確認するまではと省略していますが、これでおおまかなラインはほぼ拾い終えました。
 ゲーム上ではシルエットとかしか分からないので今まで知らずにいましたが、こうやってなぞってみると、実に多彩な線、つまりは凹凸と局面、直線の組み合わせでできているのです。すごいよなぁ。真似して描く人もすごいけど、これを自分で生み出しているデザイナーはもっとすごいですよね。

 写真の上に線を置いているので、デッサンの狂いもなく美しく仕上がっています。
 あとはこれに、やっぱり写真を見ながら色をつけていくわけです。
 それで出来上がったものを「絵」と思ってもらおうとは微塵にも考えていません。ラクガキですらない。
 にも関わらず何故私がこんなことをしているかといえば、やはり、自分の愛機を画面写真以外でモニター上にはっきりと映しだしたいからです。
 ちなみに、ためしに頭部とこの状態の胴を合成してみましたが……既にもうこの時点でバランスとるのがめちゃくちゃ難しいかったり(汗
 撮影はパーツごとに行っているので、ある程度の傾きなどは合わせたにしても、完全に一致しているわけでもなく、その誤差をどう誤魔化すかもありますし、やはり、位置がきちんと決まらないのです。
 それでもたぶん、ぜろからきちんと書くよりは、私にとってはまだしも実行可能なレベルと申せましょうさ……。

第10便:ぬりえのじかん (10.02.16)

ちょっと明るく(肌の色を 一度使った線画を利用して、バージョン違いを作ろうとしています。
 そもそもは……左のラクガキの元々のヤツがあまりにも不健康な色合いなので(笑)、もう少し淡く塗れないかなと思ったのが事の始まりです。あれはちょっと無計画に重ね塗りしすぎたなぁと。
 それに、「すぐ下のレイヤーで、色のついている部分にだけ色が出てくる」という塗り方をすると(「下のレイヤーでクリッピング」とゆーヤツ)、下敷きにしたレイヤーの透明度設定の影響を受けることに途中で気づき、修正が面倒になってそのまま強引に進めたという心残りもありました。
 一部消して書き直すくらいなら、線画以外最初からのほうが気分的にラクだと、ここに至りました。
 あとは、色黒もいいけど色白も萌えるからです。9さんちのパトカさんは色白ですからね! それが妙にツボっているのです。
 あとはこのヒトたちがらみだと、体格差がわかるものを作ってみたいなぁと考えていたりします。

ハイライト追加・色変更 さて、そしてこちらは色違い、そしてハイライト追加のものです。
 フォルダの中の画像を整理していて、もともとの取り込んだパーツ写真に目を止めたら、面としてのハイライトを入れてなかったことに気づき、ちまちまと塗ることにしました。
 メカ絵の書き方とか見てると、環境光、間接光、逆光、反射光と、いくつもの光源を表現し、しかも光沢を出していてとても私にはできそうにないのですが、とりあえずまあ、写真で白いところをだいたい白くすりゃあいいだろと、こうなりました。
 色味の調整が難しくて、ハイライト周辺部分がピンクがかるのをどうにもできません!
 色味をいじってなんとかならないかと試すのですが、そうすると、他の部分の色がなにかイ違ってしまったり、影が濃くなりすぎたりして……。
 でも、紫色の部分は、影も含めて、赤いバージョンよりはそれっぽい感じになってる気もします。ただ、黒とかグレーの部分がのっぺりしてますね。色味の入った影を乗算で加えると変わるかなぁ。

第11便:購入したよ! (10.02.23)

ばーじょんちがい 最初のよりややあっさりめに塗ってみようとした物体が一応塗られました。
 ……完成しましたとか言えるレベルじゃないので、「塗れた」としか。
 服も無駄に迷彩にしてみました。

 試用期間を過ぎたので、SAIは正式に購入しました。
 これからはテクスチャなんかもぼちぼち追加したり、テケトーに背景ぽいものも書いたりしていこうと思います。

 そういえば、メカぽい絵について「メカメカしく塗れない」と言っていたら、友人の絵かきがポツリと、「メカメカしい線画であれば、それなりに塗ってもそれなりに見えるけど、線画がメカメカしくないと、どんなにメカっぽく塗っても微妙に見える気がする」とのたまいました。
 一理あるなぁと思いました。
 やはり「メカ!!」という形状があれば、マットで均一な塗り方をされていても「メカだ」と分かるわけですし。
 それに、個人的な嗜好の話ですが、今までに手に入れたSAIのハウツー本にあるメカって、たしかに光の表現とかはすごいけれど、私の好きな質感とは全然違うのですよね。ああいうツヤツヤピカピカテカテカした近未来素材的なものではなくて、もっとザラッとした、磨かれていない金属感が好きなのです。テカるのもオイルでテカってるような感じとか。

 いつかそういう絵……他人から見たらどうは別にして、自分で「これならいいか」と思えるものを塗れるようになりたいなぁ。 


第12便:やればでき……てるのか? (10.03.1)

例によって「描いた」わけではない

 まあなんというか……「シルエットかよ!」というツッコミは甘んじて受けます。
 そしてもちろん、ドット打ちで作っているのは言うまでもありません。
 こんなものの輪郭だけでもこんなにきれいに素手で描けたら私イラストサイト運営しますよ?
 しかし、もし自己申告しなかったら、これを「描いた」と信じる人もいるんだろうなぁ。
 ちなみに背景だけは写真を見ながらがんばってみました。

 更に申し上げておくと、シルエットをほぼ打ち終えた後で、「……どうせ塗りつぶすんだから、わざわざドット打たなくても、直接塗っちまえば良かったんじゃ……?」と気づきました orz