2003/04/01 (火)   三国無双小ネタSS『エディットくんの悪戯』の巻

 なんと言いますか、管理人代理、エディット武将の烏羽です。おまえなんぞどうでもいい、と言うお声が聞こえてきそうですが、まま、そこは一つ落ち着いて。ちょっとですね、呉のかたがたに悪戯でも仕掛けてみたいと思うのですよ。
 取り出しましたるこの壺。なんだと思います? 匂いを嗅いでもらえば一発なんですが、そう、これはビールです。この馬に積んであるのはぜーんぶお酒です。いつの世も、豪傑というものは酒も女も博打も好むもの。人それぞれに程度はありますが、今回は呉の皆さんに、現代のお酒でも差し入れてみようかと思ってるんですよ。ふふふふふ……。

 段取りは既につけてあります。なにせ、この無双世界では孫堅様も孫策様も生きておいでとはいえ、実質的な君主は次男の孫権様。この孫権様がお酒を好まれることは「演義」にもありまして、決して管理人の身勝手な設定ではないのです。
 余談になりますが、濡須の太守になった周泰さんが、部下が言うこと聞いてくれないと困った時のエピソード、ありますよね。あの時孫権様は、わざわざ出向いて行かれて酒宴を催し、その酒の席で周泰の傷をみんなに見せて、大変な働きをしてくれているんだぞ、と教えられました。その結果、大した人物だったのだなとみんなが納得し、丸くおさまったわけです。
 その時、孫権様は傷を一つ一つ指し示しては、どうやってついたものかを説明させているのですがね。一つ説明するごとに褒めてあげて、お酒を一杯、差し上げたということになっています。
 これ、自分がお酒好きで、お酒をもらうと嬉しいから、他人を褒める場合にまでお酒をあげてるってことなんじゃないでしょうか? 自分が下戸だったら、果たしてどうなっていたか。大福? ……なんか、イヤですねぇ、それ。傷一つにつき大福一個。……胸焼けしそう……うげぇ。

 と、ともかくです。そんな孫権様に、「珍しいお酒を各種用意しますから、今日は盛大に宴でも催しませんか」と言えば、すぐにOKが出るわけですよ。
 孫堅様にしても孫策様にしても、他の武将の皆様にしても、飲めないかたがまずいないこともあって、今夜の酒宴になるわけです。うふ。
 さーて、そろそろ宴会場ですねぇ。
 おや、あそこにおられるのは孫権様ですね。珍しいお酒が恋しくて、わざわざお出迎えのようです。孫策様も新しいもの好きなタイプですし、それはもう血筋というか、孫家の共通項目。武将のかたがたもおそろいのようですよ。くすくす……。


――― 二時間後 ―――



 ………………と、……っ、さすが江東の虎一門……っ。
 ひぃ。えらい目に遭いました。
 予想通りどころか、予想以上の結果に。ああああ、とりあえず私、逃亡したほうが良さそうな気配。
 なにが起こったかですって?
 なんと言うか、宴会場は修羅場と化してます、はい。もうみんなして泥酔しきって、理性もなにも消滅してるもので。

 皆さん、曹操さんのすごいところって、どれくらいご存知ですか? いや、この話からはじめたほうが分かりやすいんです。今からちゃんと説明しますから、少し曹操さんのお話にお付き合いください。
 まず? そうです。魏の建国者ですね。才能を第一として用いた合理主義者であり、詩にも才能があり、政治の腕、戦の腕、とにかく多才なかたです。孫子の兵法書に注釈をつけられたりもしたそうですから、いやはや、文武両道も半端ではなく、東洋のレオナルド・ダ・ヴィンチってとこでしょうか。
 しかし彼の才能というのはそれだけではなくてですね。実は、お酒の改良もしたかたなんです。現代の醸造法に似たやりかたを作り出して、それまでよりも純粋な、すなわち強いお酒を作り出してもいるんです。
 しかしこの「それまでよりも強いお酒」。それでもやっと、現代のビールくらいだったといいます。つまり、どんなに「強い酒」と言ってもせいぜいでビール程度。普通のお酒はもっとアルコール分の少ないものだったわけで。

 ……ですから、まあ、その、ですね。
 私が持ち込んだのは、ビールやカクテ○バーといったところからはじまり、日本酒、ワイン、ウィスキーといった醸造酒各種、焼酎、ブランデー、バーボンといった蒸留酒各種、はてはラムやスピリタスとか……。
 お酒に詳しくないかたにはなんのことか分からないかもしれませんが、スピリタスなんていったら貴方、アルコール度数が90度とかいう、ほとんど消毒液状態のモノですからしてこれ。
 いやぁ、急性アルコール中毒にならないだけ、さすが肝臓も豪傑というところですが、皆様、思いっきり虎になってますとも。
 明日が怖いですねぇ……。


2003/04/02 (水)   呉エンディング制覇〜♪

 また江東。いつもだと太史慈さんとか、孫権様あたりが進軍武将になることが多いんでが、何故か今回、4連続で周泰さん。ぅわぁい(T▽T) でも「…やるな…」が、敵に対して言っているのか味方に対して言っているのか分からなかったり、更には「やらないで」という意味の「やるな」にも聞こえたりして困る(←勝手に困れ
 その後シ水関に行き、槍のLV10をゲット。これであとは戟だけだ。しかしエディット戟のLV10って、虎牢関の呂布撃破が条件……。他のエディット武器に比べてえらくきっつい気がするのは気のせいじゃないよネ……。

 その後、権ちゃんを育てつつ無双モードで頑張る。そう使いにくいことはないものの、縦斬りモーションが頻繁に入るため、反撃食らう率が高い。C3あたりが特にアレでナニ。最後に縦にさえ斬らなければパパリンたちと同じで強いのに……。やっぱアレかね。次男坊でそう大きな責任もなく、おっとりのんびり育てられたがゆえの性格の素直さで、そんなとこにまで出てるとか? なんか権ちゃん見てるとそんな気がする。
 ともあれ、思ったより簡単に呉の4番目エンディングは出したんだが、今度は呂蒙さんが偉そう……。「恋の相談」シーンは、尚香と黄蓋だったり、小キョウと孫策だったり、組み合わせがかわってちょっと面白い。あと、甘寧にどつき落とされるシーンも、落とされる二人が変化する。でもやっぱりサラリとかわす周泰さん。
 甘寧のすることに気付いてないままかわしたようにしか見えないんだが、隣の二人が落ちたことはどう思ってるのやらこの男。それを考えると不自然なシーンではあるよね。落ちた二人に何事かと思って少し覗き込んで、振り向こうとしたところへ甘寧が体当たりしようとし、振り返ったはずみで避けてしまって……というほうが自然でしょう。
 どんなに精巧なCGを使っても、こういった部分のリアリティってのを無視しちゃいかんよ、うむ(←偉そう

 それからあらためて、今度は2番目エンディングのためにスタート。途中までは権ちゃんで進めてたんだが、武器はLV9になるし階級も大将軍になるしパラメもほぼMAXになるしで、10武器とるんでないなら育ちようもなくなってしまったので、兄貴にバトンタッチ。
 ふらふらと進めているうちにまた武器がLV9になってしまった。策兄の10武器は江東だから、先にとってからにしよう、と安直に考えてフリーモードへ。
 ……甘かった……。
 劉勲の撤退スピードが思いがけず速いため、兵糧庫の三人を倒す時間がないとゆう。
 三度ほど失敗して試行錯誤した結果、バグなのかフラグのたてかたがまずいせいなのか、西側の橋(記霊がいるとこ)のところで劉勲が動かなくなってしまうというおかしなことになる。たぶん、エンジュツ登場で最初に後退する前に、エンジュツ倒したせいだと思うんだが……。
 仕方ないのでそのまま進めてみる。やっぱりなんだかおかしくて、進軍武将の動きも止まる。しかし近くをうろうろすると、つられるように動きはじめたり……。
 更には周瑜がなかなか敗走してくれずに困る。「とっとと死ねよ」とか思ってるあたり、なんてステキな義兄弟だろう。仕方ないのでここもやっぱり引き返して様子を見に行くと、楽就あたりがサボってることが判明。自分に引き付けておいて、更には体力半分くらいまで削っておいてから、周瑜のもとへご案内。「周瑜に負けるんじゃねぇぞ」としっかり肩をとって話し掛けたい気分で別れる(鬼
 あとは引き返して、また西側へ。そこでやっと周瑜が敗走してくれたので、あとは赤兎馬飛ばすのみ。もちろん、劉勲の通り道に護衛兵を待機させておくのは忘れません。
 苦労の甲斐あって、小覇王→覇王に! 今までで一番突かれたぞ、これ。

 無双モードのほうでは、ここまでにマメに貯金してきたので、ラストの魏戦は鬼のごとき速攻で片付ける。合肥では橋が破壊される前に、許昌では雲梯が到着する前に曹操撃破
 江東をあっと言う間に平定したところから「小覇王」と呼ばれた策兄だが、その名に恥じぬ速攻ぶり。っつーか、少し落ち着け長男、と自分でやらせてて思ってしまったり。
 ともあれ、これで無事2番目のエンディングも手に入れた。何故か周泰さんと黄蓋おじさんのツーショットが多い。……私に書けと?(←ヤメトケ
 先日書いた魚釣りシーンなんだが、そういや南蛮EDの3がそうだったなぁ。

 南蛮のED3は良い。とても良いと思う。「恋の相談」シーンで、尚香が祝融に相談してるとこなんか、非常に良い。姐さん的な頼り甲斐がいっぱいの祝融さん。恋の悩み相談なら、やっぱり同性で年上のおねいさんでしょう。
 私の頭は勝手に妄想モードで、「戦のなかった三国」を思ってしまう。劉備のとこに嫁にいくことが決まって、いろいろと不安な尚香ちゃんが、遊びに来た祝融に相談してるとか〜……。
 それから、象に二人乗りしてるご夫婦のラブっぷりはどーしよーもないくらい微笑ましい。普段は「なにやってんだい」「ごめんよかあちゃん」でも、それはつまり、お互いが本当に認め合って愛し合ってるから、変な格好つけたりしようとしてないだけってことだ。叱り飛ばしてたって決してバカにしてなくて、信頼してる。かあちゃんに頭上がらなくたって、それで卑屈になんかなってない。なんかきっと、そんな感じ。美女と野獣夫婦だけど、三国一お似合いだよなぁ。

 いや、話が逸れてるって。
 呉ED2も良いと思う。魚釣りはやっぱり競争してたらしい。あと、太鼓を叩く太史慈さんと、それを聞いてる周瑜も良い。女兵の弦には「ん?」と振り返ってたのに、こっちは納得して聞いてる。武を極めれば楽にも隙はないということか、うむうむ。
 次は呂布伝でやるかなぁ。ステージ数少ないから、まだ楽。でもここ、使える三人ともほとんどMAXまで育っちゃってるのよネ……。育ってしまうとそれ以上使ってても変化する部分がない、というのはちょっとなぁ。武将のステータスをリセットする機能があれば良かったのに……。


2003/04/03 (木)   バカすぎる仮題・ED・そして象だゾウ(死

 『臨火魚〜』の続きにあたるものを書こうとして、頭を絞ってみる。イメージはある。トレースもできる。んが、書いてるうちに神は去ったものとみえて、途端にトランス状態が終わる。……なんて書くとものすごく怪しい生物のようだが、マジメな話はたいていこんなノリで書いてます(ぉぃ
 それはともかく、頻繁にフリーズしたりエラー起こすPC対策に、マメなセーブは欠かせない。適当に進めて、そろそろ保存しとかにゃなるまいと思い、そこで難問。あくまでも「仮題」に過ぎないとはいえ、自分が見た時に、いくらか時間が過ぎた後でも、「これはあの話」と分かるファイル名にしておかないとまずい。だが、憑依状態で書いている時にタイトルなんて決まっていることは、まずない。
 さてどうするか、と思ってつけた仮題(ファイル名)は「焼き魚」。……なんかもぉ、身も蓋もないネ……。

 クリアすべきステージ数が少なくて済む、との理由で呂布伝のED制覇を目指す。10武器とりたいのもあるんで、第一章は張遼さんで頑張る。あああ、やっぱりこの人、かっこよい……。ただ、苦戦中にまで「思わしくない状況だな」と、最早冷静というよりさらりと軽く言うのはどうかと。いや、そこがまた良いんだけどサ……。
 ちなみに呂布使ってやってると、張遼さん苦戦と聞いては大慌てで駆けつけ、貂蝉苦戦と聞いては速攻で駆けつけ、ものすごく面倒見の良い呂布になってしまう己。
 それは張遼使ってても同じで、呂布が苦戦と聞いてはすっ飛んでいき、貂蝉苦戦と聞いては引き返す有り様。
 どうやら呂布軍の三人は「ほのぼの」だと私は思っているらしい。
 ともあれ、ED4は「速攻かつ大量破壊」に加えて呂布の乱で武将全滅させるだけでいいので、呂布使えば呆れるほど楽チン。楽チンついでに、今まで無視していた「下ヒの戦い」での降伏イベントを見ることにする。……いや、攻略本買うまで、いつも関羽と張飛ぶっ飛ばして劉備が怒り狂うパターンになってたもんで、斥候が三度も出てくるなんて知りもしなかったわ己……。
 ED4は、独特のシーンというのがなくて残念。次はED1出そうっと。

 それで呂布伝は満足したので、馬超くんの10武器とるついでにレアED出そうかと、蜀。面倒なんでイージーモードにし、、ひたすら馬上の馬超でチャージチャージチャージチャージ。……おまえは鬼かというくらい呆気なく全滅コース。
 しかしどうしてだか、やたらと一騎うちを申し込まれるプリンス。なんでそんなに嫌われてるんだよTT
 10武器は気合でとり、今度は難易度を元に戻してレアEDの条件満たそうとするんだが、なんだかやたらと厳しい。ワケ分カンネエヨ……。

 そーしてふと、周泰、および権坊で南蛮防衛戦やった時、象さんに乗った瞬間の台詞が「ぬう……」と「馬とはだいぶ違うなぁ」と、けっこう差があったのを思い出して、象騎乗台詞なんぞをいろいろと見てみることにした。
 それも全員分。
 開始してすぐの場所で見られるので、見てはリセット、を繰り返して集める。それぞれに「らしい」台詞があって面白い。暇だから、その台詞の一覧でも作ってアップしてみたり。

 ちなみに、実際にやってて気付く小ネタ。
 「象の出てくるステージと絶影鐙は相性がいい」。
 絶影に乗ってれば、触れても蹴られもしないし吹き飛ばされもしない。乱戦になった上に象がうろうろして邪魔になる場合、騎乗して雑魚だけでもある程度片付けてから、ということができる。
 真空書装備していれば、馬に乗ったまま象兵払い落とせることが多いし。ただし、攻撃方向が水平だったりする尚香とかは、どんなに遠くまで届いていても駄目。むしろリーチは短くても、典韋とかは可能だったヨ。


2003/04/04 (金)   不幸な曹操さん自業自得・自己満足にエディ

 最初に単騎駆けイベントを見た時には馬超くんだったので「必ず殿のもとに」という言葉が入っていた。他の国の武将だとどうなるんだろうと思い、とりあえず周泰サンでやってみると(好きなのもあるが、騎乗したままでいるのが楽なのがでかい)、「任せておけ、必ず守る」。他にいろんな人でやってみたが、台詞は特に変化せず、口調や語調が変わるだけだった。

 つい悪戯心を起こし、曹操さんでやる。が、肝心なところに入る前に、いきなり惇兄から一騎うちを申し込まれる。
 ……孟徳ショック (−ー;)
 撃破して進む。とりあえず曹操軍が出現し、雑魚もワラワラって出てきたので、軽く払いに引き返す。そしてあらためて進むと、今度は張コちゃんから一騎うちを申し込まれる。
 ……孟徳大ショック Σ( ̄□ ̄;)
 メッセージが出たので中央砦に向かう。これでもかという勢いで、曹仁さんにまで一騎うちを申し込まれる。
 孟徳超ショック Σ(@□@;)
 ほとんど泣く泣く赤ん坊を見つけ、なんの変哲もない台詞のあと、最早開き直り気味に進むと、そんなにおまえら俺が嫌いか徐晃さんにまで以下省略。
 孟徳最早茫然自失 (゜゜)
 最後の望みにすがる気分か、それとも腹ァかっさばく気分でわざわざ引き返して淵殿のところまで行く。
「おまえだけだ俺を信じてくれるのわっ」(〒△〒)と、泣いてすがる孟徳サンと、「そりゃアンタ、敵についてりゃみんな腹ァ立てますよ」と呆れてる妙才さんが浮かんできてしまいますた……。

 ところで、昨日の象さんイベント制覇のため、それまでいた「烏羽」を消して女エディを作った。台詞確認後は即刻削除。声があまりにも軽すぎて好きになれないのヨ……。
 そうしてまた作り直す際に、いろいろと迷った結果、元の「紫・袁紹モーション」から、「赤・周瑜モーション」に変更。
 呉の仲間に加えてもらおうかと、赤(←自己満足の極地デス)。あとは短髪、武闘着、垂、革防具と、軽装でまとめてみる。
 周瑜のモーションは、ダッシュ攻撃が強いし、攻撃範囲広いし、特に不満もないの。が、周瑜さんご本人があの動きするのはかっこいいと思うが、うちのオバカ武将ではどうも滑稽にしか見えないTT ……まあいいか。ホントにバカだし(死
 あと、どうしても気になるのが、勝利ポーズで一本だけ立てられ人差し指。なんだかなぁ……もう。


2003/04/05 (土)   ED求めてン時間

 蜀のレアED条件満たすのが面倒なので、他に出しやすいものを、と思い、袁紹伝ED4を目指す。
 短時間・大量虐殺は馬超モーションのエディ槍装備が基本。ただし、孫堅討伐戦だけは、本陣を急襲されるのもあって、袁紹おぢさん本人でプレイ。友好度落としたくないしぃ。
 恐ろしいほどの速攻で全滅コースを辿りつつクリアする。
 あああああ、やっぱおぢさんサイコー! ラスト部分(みんな並んで夕日を見るようなシーン)がなくて、なんだかくどくどと曹操に絡んでるし。露骨にイヤそうな顔と態度の曹操にまるで構わずに、たぶんこれ、説教か自慢話してんだろうなぁ。偉そうで尊大なんだけど、どっか抜けてるおぢさん、大好きデス。でも、甘寧のどつき落としを避けるのは、やっぱり周泰さんが一番にあってるネ。

 そういうと、袁紹と曹操。演義ではお互いに忌々しく思ってるように扱われているけれど、正史だけを統合して読むと、根底にはずっと友情があったとも見えるらしい。
 曹操が袁紹の策にあれこれ反対したのは、彼なりに袁紹のためを思っての献策だったりして、他の者なら言えないことを、友人だからあえて言う、という感じ? 袁家が絶えた後には、袁紹の墓前で泣いたとか。
 道を違えたから争うことにはなったけれど、だとすると、友人として全力で相手をした、という面もあるのかもしれない。
 宦官の家系に生まれている曹操と、名門の袁紹。だから根底にはお互いに侮蔑とか屈託とか、嫌悪感があった、というのも自然なことだが、そういったことを気にせずに互いを認め合っていた、というのもあったって不思議ではない。
 そういうと、青年時代に二人して花嫁誘拐した時、追っ手が迫ってきて、曹操が「犯人はここにいるぞ」と袁紹のことを示して自分は逃げようとした、という話があるけれど、あれも解釈のしようによっては、もう走れないと言った袁紹をもう一走りさせるために叫んだ、ともとれる。結局二人して逃げ切ってるんだし。

 名門を鼻にかけたところばかり強調されている袁紹おぢさんだが、顔良や文醜といった強力な武将が配下に従っていたこととか考えるに、名門の誇りは誇りとして、そればっかりの人ではなかったんだろーと思う。
 無双のちょっとオマヌなおぢさんを見ていると、他の君主たちが「ついていきます!」という部下に盛り立てられているのに対して、「この人は俺たちで支えてやらないと」と、なんだかんだで慕われていそうな気も。
 そーしてちょっとばかし、袁紹おぢさんのお話でも書きたいなという気分に。官渡の戦いで曹操と激突している時に思っていることとかさ。増やせおぢさんファン!(←……ちょっと無理?
 おぢさんLO〜VE!

 と満足した後、今度は呂布伝コンプしてしまおうかと進める。ED1を出したが、別に目新しいシーンもなくて残念。残るはED2だけなんだが、これが一番面倒くさい。
 ED1ならステージを飛ばせばいいから、平均20分かけるのもそう大したことではない。ED3は速攻クリアしつつ、レア条件を満たさないようにすれば問題ない。ED4は大暴れしたい放題なので良し。
 ステージ数をこなしつつ、更に平均20分以上かけておかなければならないED2が、一番時間を食う。結局、またしても放置プレイに。虎牢関にて、袁紹おぢさん一人にしてから、約一時間、放置である。ちなみに、呂布を使ってるんだが、ちゃっかり張遼さんの隣に馬を並べてぼんやりしてみたり。時々話し掛けてもらえるのが嬉しいのだよ……。まあ、しばらくすると進軍しちゃうんだけどネ。
 なんにせよ、シ水関には余裕がないので、虎牢関で時間一杯粘って、50分程度の貯金を作っておかなければ。しかし……雪の降る中、騎馬のままぼんやりしている呂布さん。ゴメンナサイ、きっと寒いですネ……。

 我慢大会やってもらった甲斐もあって、呂布伝のED2ゲット。呉メンバーと船上でのものだった。また魚釣ってる周泰サン……。二人いる釣り人の、右側か左側か、どちらの針に魚がかかるは、各EDで違ったり、ランダムだったりするんだが、必ずでかいほうの魚を釣ってるあたり、さすが元水賊ということなのか???


2003/04/06 (日)   元祖奥義・ちゃぶ台返し

 数日ほったらかしていた成都制圧戦をやる。蜀のレアEDのためだ。
 が。
 攻略本の記述の仕方がおかしいのか、それとも完全に間違っているのか、味方はちゃんと全員無事だというのに、速攻で成都城門が開いてしまい、劉ショウ降伏にもっていけない。
 五回ほど繰り返したがやっぱりどうしようもないので、「やっとられっか〜!」とぶっちギレる。
 結果、放置プレイ
 ここから後のシナリオで無理やり時間調節して20分を超えさせ、ED2を出してしまおうという腹。ED1もステージ数調整して出したいところなんだが、たぶん、ここから最低限でやっても、外伝出てきちまうから無理なんだよなぁ。ぐっすん。
 まあ、雪の中で放置された呂布さんよりマシだと思って、我慢してくれたまい馬超くん!

 ……と、馬超くんに耐えてもらった後は、五丈原に直行。面倒なので劉備に武将交代し、またも放置。
 味方がどれだけ敗走しようと知ったことかと言わんばかりに、自軍の奥深くに篭もってのっけから放置。ここで60分程度の貯金をしなければならんのだ。
 30分過ぎたあたりから出撃して、曹操残して全滅させ、その後にまた放置予定。……ええ、現在背後で放置してますけど、それが?

 それはそれとして、成都制圧戦を繰り返す合間、気分転換に、曹操さんでLV10武器をとりに行ったりもしてみた。
 ハードモードの赤壁。まあ、自分が総大将だから、かなり気楽。
 んが、あんまり鍛えてないため、油断するとあっと言う間に体力ゲージが半分以下になる。ひぃぃ。
 それでもなんとか条件を満たして、武芸の極みは無事に出した。
 その後、クリアの前に、武勲稼ぎして最後の衣装二つ出そうと思い立つ。
 てけてけと駆けていると、あちこちから苦戦報告が上がる。
 残念ながら、プレイ不可武将の中でつい助けたくなる人はいないので、ことごとく無視して、ピンポイントで助けに向かってしまったのは、徐晃さんのところ。
 「ワシが行くまでなんとか頑張れ〜〜!」と馬を飛ばして駆けつける曹操……。「あんた総大将でしょうが、なんだって大慌てで部下の救援に駆けつけるのよ」と毎度思わずにはいられない光景である。普通はこういう時、救援の部隊を送るんであって、自分が出向いたりしないよなぁ。特に曹操の場合はさ。
 ともあれ、なんとか敗走前に駆けつけてみると、さほどダメージは受けてなかったので一安心。お礼を言われてほくほくしながら、雑魚を片付ける。

 ……この場所(マップ右側・祭壇のあるのとは逆)、矢継ぎ早に敵の武将がやってくるのネ……。
 ほとんど移動もしてないのに、配下武将含めて六人ほど倒した気がするぞ。
 しかもその間、「徐晃軍苦戦」と出るたびにいそいそと近づいては助け、更にちゃんとお礼を言ってもらっていたという。なんか、すげぇ贔屓してるぞ、曹操さんよ(←己だ
 コレデ一騎ウチ挑ンデコナクナルカナァ?( ̄▽ ̄;)

 ちなみに、放置していた劉備さんだが、……根性のない武将たちめ……。孔明の死(偽)を境に迎撃に動いたんだが、あっちこっちでボーンボーン。助けに行く間すら耐えられないらしく、気がつきゃ全滅しとるやないですか、蜀の人たち。
 まあ……劉備無事だからいいんだけどサ……。
 結局、そこから一人で全員倒して雑魚も曹操さんたちの周りの除いて一掃し、カウントダウンはじまるまで放置。放置中のこのこと現れる雑魚たちは、ことごとく護衛兵くんたちが片付けてくれていたりして。


2003/04/07 (月)   OP占い

 ……いや、だからきっかけはネ、ランダム再生で見ていたら、最初の岩破壊のとこに猛獲が出てきたわけですよ。で、その顔のデカさったら、画面一杯で。「うわっ、でけぇツラ!」と驚いたわけです。
 そこからふと、「顔がでかい」→「でかい面をする」となって。
 あとはつらつらと。
 なんでああいう占い結果になるのかを、ここで言い訳します。

 まず、@の岩破壊シーンは一目瞭然。たいていの人は自力で壊しますが、他の人に壊してもらう人もけっこういます。基本的に君主にはボデーガードくんが現れるのですが、なんでだか孫策だけは自力。オンナノコも殿方に助けられるのが基本なのに、尚香ちゃんは自力。典韋が武器使わずに頭突きかますのもネタにしたかったんですが、ここは「誰が壊すか」だけを取り上げたかったので、割愛しました。いやぁ、あの典韋さん、大好きなんですけど私!

 Aは単純に、味方同士でやりあうことがあるから。時期的に、参入前、参入後、まで考えると膨大な量になるので、そこまでツッコむのはやめました。ここは「矢」という遠距離攻撃をとっているところから、遠くでこそこそと、という診断結果になってます。

 Bもそう考えてません。「いかにもやりそうで案の定やった」「無理があるっぽいのにすんなりやってる」というところだけ見てます。似合うこと・向いていることをするか、似合わないこと・向いていないことでもやるか、というとこ。

 Cは……周瑜が嫌いなわけでは決してないので、誤解しないでください。ただ、ここは「新星降臨」であって、無双3で登場した三人が出てくるべき場所なのに、呉OPだけは周瑜が出てきます。本来なら周泰なのに。だからああいうことに。月英はともかく、曹仁については、おいちゃん恥ずかしいと思ってそうだなぁ、と。

 Dは舞っているほうが中心。で、見ているのが女性武将の場合、なんとなく足開き気味で、ちょっとだらしないというか、はしたないというか。もっと足揃えさせればいいのに……。

 Eも顔の大きさから。あと、猛獲のことも奥さんとセットでめちゃくちゃ好きなんですが、彼が馬に乗ってるところを見れば、どれほど馬が可哀想か、分かってもらえるかと。あの巨体は象でなきゃダメだよ、やっぱ……。呂布はまあ、本来出てくる武将ですし、あえて取り上げてもいいかな、と。

 FGもAと同じです。ただ、ここは直接ぶつかっているので、ああいうことになりました。孫策と太史慈とか、典韋と許チョ(これは北方オリジナルか?)のように、一度は戦ったけれどその後仲間になる、ということもありますしね。

 HIも特に説明はいらないかと。いやぁ、Hはまだしも、Iにオンナノコ当てはまるとちょっと怖くなります。強いのはいいけど、あれはなぁ……。反面、@で岩砕いてもらうと、「カマトト?」とか思ってしまうんですが。

 Jこれは武器に注目。棍棒系であれ刃つきのものであれ、ある程度の大きさや太さがある武器なら壊せるのも分かるんですが、扇やトンファー、杖で壊すのはかなり無理があるのではないかと。

 Kここも特には説明はいりませんね。ただ、女性三人の場合ですけど、月英と尚香以外はみんなして「絶世の美女」と呼ばれているわけでしょう。か弱くても力を合わせればっ、なんて解釈にするには、みんな強いし。それならやっぱり、ここは「私が一番」と張り合ってもらおうかな、と。最後の三人は、三国でそれぞれ、主に対して強烈なエピソードのある人ということです。曹操を逃がすために死んだ典韋と、孫権のために瀕死になった周泰、劉備への義を第一に貫いた関羽ということで。蜀には美談は多いものの、本当に命を落としたり、落としかけたりしたほど派手なエピソードがないのが残念。


2003/04/08 (火)   呂布ちぃむ・女性武将

 少し前にもも書いているけれど、呂布軍は「幸せにほのぼの」なのが好き。
 戦闘能力こそずば抜けているけれど、他のことは一切やりたがらないだだっこ呂布。出したものは片付けない、少し歩けばとれるものも人にとらせる、嫌いなものは食べない、嫌いな奴とは口きかない、という。……ホントにだだっこか、おい
 それを、宥めながら面倒見てあげるのが張遼。あくまでも部下としての節度を守りながら、少し友人的なところもある感じ。というか、デフォルトにこの人、面倒見良くて優しいと思うんだよね。世話好きな感じもしたり。
 貂蝉は恋人でありつつ、母親的な役回りもやってるに違いない。「もう知りませんからね?」とにっこり微笑まれると、「俺が悪かった」と……。貂蝉、最強? で、この人も世話好きそう。気立てが良いというか。ついていくだけ、という女性じゃないほうが私好みだなぁ。
 陳宮が小言係。確定。政治の部分をほとんど一手に引き受けて苦労してるのもあるから、ついガミガミと言ってしまうのだ。で、貂蝉あたりに愚痴零す(ぉぃ) 「面白そうだからとってみよう」というノリで天下とりに行く呂布に、「そんなんでいいわけないでしょう!」と……。胃薬常備だな。
 無双だとこんな感じで勝手に妄想。そうして味方の苦戦に対して「ちったぁ気合入れて粘れ」とか冷たいこと言わずに、即刻駆けつけてしまう己……。

 これが「三国志」としてのイメージだと、『生地へ』とか『浮浪雲』で書いた二人。必要なこと以外あまり喋らない呂布と、彼に全幅の信頼を寄せられている張遼。呂布の戦の才能と、細かいことにこだわらない器量を見込んで、「天下をとるべきだ」と奔走する陳宮。謀略ゆえに近づいたものの、本当に惹かれていく貂蝉、という感じを希望。
 なんか、全員が無欲、というイメージを持ってる。戦うことを求められるから戦う呂布と、その呂布の行く道を共に行く張遼、世のためには呂布のような人が天下をとったほうがいい、と考える陳宮、愛情より罪悪感に縛られてる貂蝉。
 ……し、静かすぎる……(死

 ところで、貴重な女性武将だけれども。
 キャラ性能としては、それぞれに武器が特殊なだけあって面白いんだが、好きなのはどうしても、尚香と祝融、月英になる。
 他の女性武将は、戦う格好じゃないというか、「なんで君らが戦ってんの?」という気がしてならない。戦いたいわけじゃないし、戦う必然性もないし、なにか思い定めたこともあるように見えないのがちょっとネ……。
 尚香は武術が好きなんだし、「私にも戦えるわよ! 見てなさいよ!」とおてんばぶり発揮してる、と納得できる。祝融だと、なんかあそこは「女性は家にいて家事してればいい」なんてのじゃなく、夫と一緒に狩りとかしてて当たり前っぽいし。たぶん、いいカアちゃんにもなるだろうけど、戦を好む気性があるように見える。月英は、装束とか武器とか見ていれば、なにか心に決めたものがあって、「夫を助けて戦う」とか、あるいは「夫の信じたもののために私も戦います」という覚悟が見える。台詞とか声も凛としてる。

 というわけで、尚香、祝融が育ってしまってるので、今は月英を育成中。通常攻撃三段目の範囲が狭いのと、C3の頭の攻撃が直線的なのがアイタタタという感じだが、他はおおむね攻撃範囲も広くて使いやすい。長柄もの持ってるのに装備品の数も多いし、脚も速い。勝利ポーズも颯爽としててかっこいい。あんまり不満のないキャラかもしれないなぁ。


2003/04/09 (水)   いろいろ三国志

 私は決して、全ての三国志関連の書物を読んでいるわけではない。
 読んだことあるっつーと、マンガだと横山三国志を12巻目くらいまでと、蒼天を一通り、李志清とかいう人のをざっと(これはものすごい蜀贔屓。呉なんてほとんど出てもきやしねぇ。周瑜は目立つけどすごい悪役)。白井恵理子の「玄徳くん」くらいか。小説は吉川版。北方版と伴野版(呉・三国志)を途中まで。それから「正史」の訳本。「演義」の訳本(飛ばし読み)。
 ゲームはSLGで何作かと、ACTで真・無双シリーズ。
 とあるサイト様の日記で、「反三国志」にも周泰出てると知って、すみません、速攻で注文しました(←ダイレクト過ぎ) 今月、非常に懐具合はピンチなんだが、だって文庫で上下二冊なんだも〜……。

 あと、PC用の「三国志\」の武将ファイル、買っちゃったり★
 これについては、以前から武将データ録みたいなのがほしいと思ってた。が、三国志に出てくる武将について書いた本ってのはけっこうあるんだけど、専門書扱いのヤツは高い。下手すると4000円とかしてしまう。かといって、あまりにあっさりと書き流してあるようなのは欲しいと思わない。
 で、本屋勤めの気楽さで、上記の中をパラパラと見てみたら、簡潔だけど正史と演義での扱いの違いについても触れられているし、650人分が載ってるし、お値段は2200yen。これなら買いだろう、と。
 曹操とか劉備の外見って、ゲームによってそう大差ないのに、なんでかなぁ周泰サン……。夏侯淵系のごっついビジュアルだワ。つか、これまでのアイコンと比べて、無双がかっこ良過ぎ。なんで無双だけこんなんなったんだろ、と不思議と言えば不思議だ。いや、文句ないですよ、ええ!
 ちなみに、\の孫権は男前で己的嗜好範囲のストライク。無双より5年ほどあとくらいか、もっとしっかりと「男」の顔になった感じ。無双の権坊は若さだけでなく幼さが少し感じられて、そこがまた魅力的ではあるが、これはたぶん、女性のほうがよりツボにヒットしてるでしょう。どちらにせよ、よかよか♪

 そーゆーと、私が無双3で好きな武将。2〜猛将伝の時とかわってしまっている。
 2の時は呂布、夏侯惇、尚香だった。元から好きな呂布と夏侯惇はキャラ性能も良かったし、尚香は元気なオンナノコでいい感じだった。
 それが3では周泰、張遼、徐晃。
 この三人の共通点というと、BBSでもちらりと触れているが、とりあえず、律儀っぽい。あと、なんだかんだで「上」とか同僚に振り回されるタイプ。決して振り回すタイプではなく。
 それからふと、「そーいや三人とも、格好がどこか異国風だよなぁ」と気付いてみる。
 当時の中国の刀で抜刀(居合)術なんてことができたとは思えないし、たぶん、なかったような気もする。そんなところから、あの構えや戦い方、武器を見てると周泰は日本系。張遼は少しモンゴル入ってるでしょう。徐晃は頭巾のせいだろうがアラビアーンか、やはり日本系。

 使ってて楽しいのは強すぎる呂布とか、動きの面白い孫策、司馬懿、張コウ、ホウ統、祝融あたり。陸遜も面白いんだけど、攻撃範囲が広いんだか狭いんだかよく分からないというか、見た目と当たり判定が一致してないのがやたらと使いづらい。
 キャラクター的に好きな三人もかなり強いので使いやすいんだが、育ちきってしまっている、というのが……。これってRPGでいうと、LV99になって最強装備できてしまった状態。更に使っていこうという気にはなかなかなれない。なんかもう少し、育った後でも変動するものがあると良かったなぁ。
 たとえば、装備アイテムのLVも、使っていくことで上げられるとか……? 基本的には拾えるんだけど、育ちもする、とかさ。レベルの高いステージで探すも良し、地道に少しずつ育てていくも良し。
 それでも、全キャラ共通で装備できるから、白虎牙とかはものすごいスピードでMAXになって、それはそれでつまらなそうな気も。ううん、難しい……。
 やっぱり、各武将ごとにステータスリセットできるとかのほうが、まだしも現実的なのかなぁ。


2003/04/10 (木)   装備アイテム・そして袁紹おぢつぁん

 周泰サンの最強装備を自分なりに考えてみる。
 鐙はやはり絶影。騎乗攻撃の使いやすさと、騎乗時にはダメージがおさえられる(攻撃されることそのものが減り、かつジャンプ攻撃のダメージは小さい)という利点を活かさないのは損だ。
 玉は斬玉。雑魚相手の即死効果は期待してない。むしろ武将相手の時、必ず一定ダメージを与えてくれるところがありがたい。ハードモードの雷つき武将とか相手にすると、浮いた相手に当ててもダメージなんてあってなきがごとしになるが、これだと最後の一発だけは、確実にまとまったダメージを与えられるから。
 通常アイテムは、白虎牙は確定。リーチを補う真空書も確定。
 防御には玄武甲。もともとの防御力が高いので、たいていの攻撃ならば無視できるようになる。
 残る一つは仙丹。強力なC3〜CRを強化できれば、雑魚は余裕で蹴散らせる。
 殺られる前に殺れ
 たとえどんなゲームでもゲームでなくとも、うちの家訓はこれなのだ(危

 そんな周泰サンだが、育ってしまってるんで(以下略
 袁紹おぢさんのED1とED2を出すべく、また放置プレイに走る。
 全員が軽装気味になってしまったエディくんたちがちょっとつまらなかったので、張遼モーションの戟くんを制作しなおして、少し育ててこいつでスタート。
 とりあえず、黄巾の乱でおおまかに武将倒した後、カウントダウン始まるまで放置。その間に呂蒙さんが250人斬りとか果たしてくれる。つか、他の武将どもはなにしてんだよ……。
 ともかく、これであとは余裕をもって進められるワ。

 その後、武将によってイベントがどう変わるのかが気になり、またちょっとためす。相変わらず自信満々っぷりを披露してくれる司馬懿単騎駆けとか、袁紹で華雄撃破とか。さすがにおぢさん本人で華雄倒すと、イベントは発生しませんデシタ……。ぐっすん。
 そういうと、2では烏巣をおぢさん本人が発見した場合「なんで見つけてしまったんだ」とかボヤいてくれて大笑いしたが、今回はなにかあるのかなぁ。シ水関の兵糧庫制圧、董卓でやるとなにか言うのかなぁ。


2003/04/11 (金)   反三国志を読んでみる

 とりあえず冒頭の時点で、「これもたぶん独断と偏見の物語だな」と思ってみる。
 正史が新王朝の監視下にあって編纂され、新王朝に不都合な部分がことごとく削られているのは言うまでもないが、だからといって野史が歴史を示しているとはかぎらない。
 新王朝に阿諛追従することなく書かれたのが野史、正史と異なる部分だけは信用できる、とか言ってるが、ちょっと待ったらんかい。歴史など、しょせんは人間の解釈に過ぎない。どんな出来事も、人間の目と言葉を通してしか書かれない以上、決して真実ではありえない。野史にしたって、それこそ正史のほうが正しい部分でさえ、旧王朝への同情とか贔屓とかが混じった目で振り返った過去では、その偏見のもとに成り立ってしまうではないか。

 私に言わせれば、歴史の真実なんてどうでもいいのだ。
 正史がどうとか、演義がどうとか、区別するだけつまらなくなる。
 なにもかもひっくるめて、オイシイとこどりで面白い物語「三国志」作り出せばいいじゃん。正史も参考にしてるけど、ここはちょっとアレだから脚色しちゃえ、とかさ。
 あまりに無茶でめちゃくちゃな設定になってしまうと「三国志」と呼べなくなるが、大きな流れや配置にさえのっとっていれば、史実なんてどうでもいいじゃないか。
 それを「歴史」だと言えば問題だが、「物語」だといえばなにも問題ない。
 史実とは違うところもあるだろうけれど、この時代にこんな男たち、女たちがいて、こんな出来事が起こっていたら、きっとこんなことになってたんじゃないかなぁ、という思い。
 大きな出来事の中に生きた人間の思いや動き。
 それを見てなにか感動すれば、その心の動きは本物だ。
 私はショーセツ書きであって歴史家じゃないもーん。
 だいたい歴史なんて、可能性の上に成り立つ夢でしかない。

 というわけで、どうやらやたらめったら蜀(孔明&徐庶)贔屓っぽいことを前提に、読んでみる。
 物語的としてのダイナミズムを捨てて、端的な記述におさえている分読みやすい(←ひょっとして褒めていない
 周泰の名前けっこう頻繁に出てくるし(←マテ
 あんまり大活躍という感じじゃないけど、戦場に出陣するメンバーとして、ちょこちょこ名前が上がる。徐盛配下として。……立場逆……? まあ、そんなものはどっちがどっちでもいいんだけど。
 それにしても、とにかく大将とか誰かがいて「周泰と韓当を連れて」とかいう記述。周泰自身が配下武将を連れていることがないあたり、彼らしいと言えば彼らしい。
 結局やっぱり、周泰がかっこいいのは吉川版が一番だ。横山坂にも合肥で孫権助けるシーンあるけど、迫力ないんだよ、あの絵とあっさりした書き方じゃ……(涙) 蒼天の暑苦し……もとい、熱さで書いてくれると盛り上がるんだろうけどさ。

 とまあ、周泰ファン的にはなかなか面白いんだが、はっきり言ってこれ、魏ファンは読まないほうがいいんじゃないか? とんでもない勧善懲悪で、蜀=正義、魏=悪、呉=蜀に対抗している以上悪、という感じ。
 正直言って、魏ファンは腹立って蜀嫌いになりかねないくらいの蜀贔屓。ともすると、ここまで美化されていいことずくめになってしまうと、蜀ファンも萎えるかもしれない、と思ってしまった。つーか、なにかというと号泣する劉備は情けなさ過ぎるヨ……。

 三国それぞれの武将や君主たちが、美点・欠点含めて生き生きしているのは、やっぱり北方版かなぁ。特に劉備なんか、ひたすら人徳の人というのじゃなく、キレたりしやすいところもあって、そこが人間的で、親しみが持てる。
 しかし北方版の場合、基本的に全員が英雄で善人(悪人ではない、という意味で)として書かれてて、直視したくないような醜さなんかはさっぱり削られてしまっている。人間的な魅力と言える程度の欠点ははっきり打ち出しても、大きな欠点は消してしまってるというか。そのため、すがすがしくさっぱりはしているが、それはそれで嘘っぽさが爆裂して感じられてしまうことも。
 しかしかといって「反三国志」、作者の言葉として「曹操の悪行には必ず報いがあるから、心配せずに読んでください」なんて書いてしまうのでは、それは曹操という男の人間性ではなく、作者の感性によるエコ贔屓にしか見えないわけで。
 「呉・三国志」は……文章そのものに魅力が……(以下自粛) 読む人の感性次第ではあるが、「物語」としては吉川・北方坂のほうが面白いかな、と。ただし、これはあくまでも私の感性による感想であって、この作品そのものがどうかは私に分かることじゃないし、決められることでもないけどサ。

 どれもどれだよなぁ、三国志。


2003/04/12 (土)   袁紹ED・司馬懿挑発・「興亡三国志」

 平均20分以上になるようにしつつ、合計1200人以上倒しつつ、最後に劉備討伐をやるかどうかでステージ数を調整して、一気にED1と2を出す。
 どっちだったか忘れたが、船上のほうのEDで、張コウ相手に尚香が相談しているシーンがあって、妙にミスマッチなような、納得できてしまうような……。
 あと、森の中のほうで笛吹いて虎に睨まれる張コウ。さすがの張コウさんも、獣は騙せなかったか……(←人も騙してマセン
 やっぱりおぢさんのEDは4が最高だぁ! あのラストの曹操とのコンビが愛しすぎる……。ものすごく嫌そうな顔で少しずつそっぽ向いてく曹操の拳震えてるし。

 その後、簡単に見られる武将別イベントということで、五丈原・蜀軍での司馬懿挑発をやってみる。
 基本的には「臆病者」とか罵るんだが、甘寧だと「てめえが連れているのはお人形さんかよ」とか、ちょっと台詞が変化。それにしても、とある管理人さんも日記に書いておられたけれど、周泰さん、それじゃ聞こえません。ぼそっと「…臆病風に吹かれたか…」。相変わらず台詞の前後は「…」かい。
 司馬懿本人でやると、「策があるとしても打って出られぬのでは意味がない」とか言っていた。怖いもの見たさで小喬にしたが、けっこう普通(言葉そのものは)でちょっと残念。張遼さんは声がさわやかなだけに皮肉が痛く聞こえマス。
 しかし、これのイチオシは呂布。
 ここからまたバカなネタが生まれたので、SSにしました……。

 それはそれとして。
 三好徹氏の「興亡三国志」をざっと読んでみる。以前に一巻だけ読んだことがあるんだが、どうしても吉川版の焼き直しにしか思えなかった。まあ、これのせいで「北方版も同じだろ」としか見なくなっていた、という説も。
 しかしあらためて読んでみると、「吉川版から過剰な叙情と香気を抜いて、小説としての体裁をより整えたもの」という感じ。特殊性はないが、決して面白くないことはない。
 周泰出るし(←またそれか
 基本的に吉川版と同じ。加わる時も、手ぶらで配下にしてくれと言うより、功績を上げてからのほうがいいだろう、と、敵の城内に火をかけて殲滅した手柄を土産に蒋キンとやってくる。外見は、吉川では「眼朗らか」となっていた部分が、「目が大きく」とされているくらいで、あとは大差ないね。
 宣城のことは、戦地にいる孫策に伝えられて説明される。違うのは、華陀が一言声をかけることか。
 合肥では戦況そのものが違っていて、遼来来と合体している。攻め込んできた張遼の撃退に出て行って、馬が倒れたために敵に囲まれて切られてしまう、というところ。そんな中に凌統が助けてにきてくれたのを、「俺はいいから孫権様を頼む」と言う。
 そのあとは酒宴で、例のシーンになる。蓋を賜る記述はなかったが。

 そのすぐ後に甘寧の百騎で奇襲話があるのは、鵞毛をさすシーンなどが削られて、三千人で普通に攻め込むことになっていた。その時に確執のある凌統と共に出撃し、彼を助けて和解している。
 ってな具合に、「史実」とか「それまでの記述」にこだわることなく、物語としてうまく掻い摘んで書いている感じ。
 一冊が文庫で900円弱だが、全五巻。来月あたり、懐に余裕があったら買って読んでもいいかなと思ってたり。その前に古本屋探してこよっと。


2003/04/13 (日)   いっぺん死んできます、はい

 以前にちょいと書いた「三国志\」の武将ファイルをぼへーっと眺めていると、巻末に、武将一覧があることに気付いた。
 そこに「生年」の項目がある。
 不明な部分はたぶん、適当に取り繕っているんだろう。
 それはそれとして、見てみる。とりあえず呉。

 孫堅 155年
 孫策・周瑜 175年
 孫権 182年
 黄蓋 154年
 陸遜 183年
 周泰 170年

 まあ、このあたりは妥当。
 孫権が14、孫策が21の時に配下になったとして、周泰26。なかなか良い年頃ではないですかね。もう少し若いほうがイロイロとアソべそうですガ(←待っとけ

 太史慈 166年
 甘寧 163年

 無双に比べると、実際はかなり歳いってる二人。無双で23才とか設定されてる甘寧って、その年頃にはまだ賊やってた頃じゃないかというウワサ。つか、呉に加わった時って、もういいオヤジだったことになるよなぁ。
 それはともかく、そうか、甘寧って周泰より年上だったのか。周泰のが年下だったのか。歳の差七つもあったのか。………………(←なにか考え中
 逆に、無双のイメージより若いのはこの二人。

 孫尚香 193年
 呂蒙 178年

 呂蒙さんなんて孫策たちより若いんデスヨ!? それがなんで無双設定だと青年という感じじゃないんだろうネ!?
 すげぇ謎……。

 あとは好みで調べてみると、徐晃と張遼が169年。呂布は156年。死んだときが198年とかなってるから、42才か。まだ一働きできる歳だよなぁ。
 他には夏侯惇157年、曹操155年。まあ、実際には40代、50代で大暴れしていたことになる人たち。当時の50才って、今でなら60とか70にあたるんじゃないかと思うんだが、それを思うと、当時50で天下とろうと大暴れできるなら、今の50なんて、まだまだ余裕で暴れられる歳じゃないか。青年っぽさというか、夢とか語って笑われていい年じゃないよ、50。


2003/04/14 (月)   能力差、冷静に考えるとものすごい

 別のゲームから来たのか、という別格の呂布は、もうそういう扱い、「出た」と言われても仕方のないモノノケレベルなのだとして諦めるが、他の武将たちの能力差も、けっこうバカにならないものがある。
 範囲の狭い攻撃がけっこうあってリーチが短くて、攻撃力もそうバカ高いわけでなく防御力も突出していることもなく、移動速度さえ並以下で、装備できるアイテム数も最大4つ……誰とは言わないが、そんな武将がいるのに対して、攻撃範囲もおおよそ広くてリーチもあって攻撃力もそこそこあった防御力も普通、移動速度にも秀で、装備可能アイテムは5つ、なんて武将もいる。
 なんか、どう考えても不公平だよなぁ、これ。
 CRの使い勝手とか、C4、C6、乱舞まで含めれば少しは埋まるかというと、そんなこともない。一部の武将は補えるだけの性能を持っているけど……。

 どんなに能力値が寂しくても、それでもクリアできるから、無双の場合はいい。
 が、これがもし対戦格闘ゲームだったら、商品にしちゃいかんのじゃないかというくらいの差。
 「真」の前の「三国無双」は対戦格闘だったが、グレイドアップしたCG技術とか使って、この後、3D対戦格闘を三国志で作るということになったら、……三国志ファンとしては嬉しいが、ゲーマーとしては不安を覚える。

 つーか、対戦格闘ゲームってのは、2Dにせよ3Dにせよ、やはりかなり専門的な感覚がないと、良いものは作れないと思うのね。それに、格ゲーといえばどうしても、アーケードで名作と呼ばれるVFやGGと比較することになってしまう。あれだけのバランスや技術ってのは、一朝一夕にできるものじゃない。何年も何年も、様々な格ゲーを実際にプレイし、それを専門に作っているチームであればこそ可能な職人芸だと私は思ってる。
 三国志好きだし、無双も好きだから、半端になるくらいなら、クソゲーと呼ばれてしまうくらいなら、格闘ゲームにはしないでくれ、と思うわけ。
 哀しいもんですヨ。好きなゲームや題材が、クソゲーになってしまうのを見るのは。

 別格の呂布はともかくとして、他の武将の間の能力差が無視できないところからして、こんなバランス感覚で格闘ゲームを作られたらたまったもんじゃないと思うのであった。


2003/04/15 (火)   イメェジだからっ

 蜀。私はあんまり書かない。別に嫌いなわけじゃない。ただ、「好きっ」と悶えるほど好みの人がいない感じ?(←聞くな) いや……いい子すぎてノれない、といったほうが正確かもしれないなぁ。美談も美徳も、少しここは飾られすぎてる気がして、リアルに思えないのかもしれない。
 それはともかく、イメージ的には生徒会。会長の劉備に、副会長が孔明だろうか。張飛あたりは体育系の部活をとりまとめてるとか。関羽は会長補佐?(そんな役職ないことが多いが) 書記とか渉外とか、各委員会の会長とか。黄忠じーちゃんは顧問か。
 言うまでもないことだが、孔明は裏番も兼ねてるかと(ぉぃ

 魏。好みの武将が多かったりする。渋めの「男前」が粒より(←よるな
 ここは企業的なイメージ。ただ、曹操は社長と言うより、専務とか常務っぽい。現場を自分の目で確かめるタイプのやり手。ベンチャー系かなぁ。甄姫は秘書か、やっぱり。それとも惇兄が秘書ってのもありそう。現場でばりばり働く課長クラスが多いんだけど、その地位にあっても、ダイレクトに上とつながっているような感じ。曹操の場合、面倒見がいいというより、管理が行き届いているという具合か。

 呉。ヤンキーかゾク(←断言かよ
 孫策と甘寧のせいだとは思うが、黄蓋なんかも、昔は暴れてたけど年くってそれが貫禄にかわったっぽいし。女性陣はレディース? 孫堅はヤンパパね。周瑜とか陸遜が旗持ちとマスコットだなぁ。それでいて、実は裏から操ってると。
 そういうハイテンションの中に、ものすごく対照的に落ち着いたのが混じってることになる。太史慈さんとか、呂蒙さんとか、周泰とか。なんつーか、「止める俺たちがいなかったら何処まで突っ走るか分かったもんじゃねぇ」と(ぉぃ) チキンレースでブレーキ踏まずに海にダイブしかねない連中だからなぁ。
 でも、暴走族とかチーマーというより、昔ながらの極道に近いような、「トーシロさんに迷惑はかけない」という義侠派ね。……つか、おとなし系の中に挙げた人たち、むしろ若頭あたりがお似合いではないかと(←本気でマテ