2008.8.16の1 「ある日のハンティングSS風」

 沼地には今日も雨が降っていた。
 ひどい雨だった。
 空から白く降り注ぐ雨と、地面から立ちのぼるほのかな蒸気のため、視界は最悪だった。
 これならまだしも、晴れた夜のほうがいい。夜ならば大気も沼も冷え、少なくともこんな靄に邪魔されることはめったにない。星が出ていればなおさらだ。もっとも、夜になると湧き出してくる瘴気は、厄介な代物だが。

 俺は叩きつけるような雨の中、キャンプを離れた。小降りになるのを待つ暇はない。
 キャンプの傍にはいつもどおり、ギルドが用意してくれた支給品があった。気前のいいことだ。この狩りで使う予定はなくとも、ペイントボールや音爆弾は、ハンターにとって時に命綱にもなる大事な品物だ。遠慮なくもらっておくことにする。
 腕が立ち、稼ぐ金額も大きくなったハンターの中には、こういったことに費やす時間を惜しんで狩りに行き、買えるものは店で買えばいいという者もいるが、俺は違う。こういった手間や小遣い稼ぎを怠らないことで、常に心には余裕が生まれるし、懐もあったまる。店で買えばいいと言った挙げ句、いざ良い武具を作ろうとしたときに金がない、なんてのもまた、みっともない話だ。
 俺のやり方をすっかり覚えた相棒、アイルーのオスカーが、箱の中から空ビンを取り出して俺に差し出してきた。こいつももう、俺の相棒としては一人前だ。俺は甘えん坊なオスカーの頭を軽く撫でてから、ビンを受け取りポーチに入れた。オスカーは嬉しそうに顔をくしゃっとする。

 今日の狩猟目的はイヤンクック。今の俺には軽い相手だ。
 さて、どこにいるかゆっくりと探すとしよう。うまくすれば、その間に雨も上がるかもしれない。
 そう思い、俺は進路を東にとった。
 キャンプから少し東へ行ったあたりの湿地帯には、誰だか知らないが、ガラクタを捨てて行くゴミ捨て場がある。ハンターから見れば有用なアイテムが捨ててあることが多く、何故こんなものをここに捨てるのか、まったく不思議だ。
 壊れたタルや石くれが無造作に積み重なった山を少し崩し、中をあさる。すると、油紙に包まれた爆薬がいくつか見つかった。隣のゴミ山には、原形をとどめた丈夫そうなタルも転がっていた。
 ふむ。とりあえずこの雨では着火できないとしても、大タル爆弾はなにかと使いでのある道具だ。少しばかり重い荷物にはなるが、俺はタルを慎重にばらして板きれとタガに分け、それを手近にあったつる草でひとまとめにして腰にくくりつけた。何度か位置を調整し、動いても邪魔にならないよう、慎重に固定する。

 俺がそうやってタルを確保している間、オスカーはじっとアプトノスの群れを見ていた。
 平均的なサイズのものが2頭に、小柄なのが1頭。親子だろうか。
 俺は家の備蓄庫を思い浮かべる。幸い、生肉もこんがり肉もたっぷりとある。今日は、こいつらは見逃してやろう。
 オスカーに「行くぞ」と声をかけ、俺は湿原を進んだ。

 さらに北東へと行くと、洞窟の入り口が口を開いている。
 この傍にはキノコが豊富に生えるポイントがあった。
 村へのお土産に特産キノコを少し集めてもいいし、そういえば、この間の狩りでは仲間がいたから、俺はもっぱら弓ばかり使っていた。面白がって援護射撃、そう、文字通りの援護射撃に徹していたから、麻痺ビンや睡眠ビン、回復ビンもごっそりなくなってしまったのを思い出した。
 俺はせっせと木の根もとをあさり、マヒダケ、それからニトロダケをポーチへと詰め込んだ。特産キノコもカサの開いたツヤのいいのが見つかった。いい香だ。エネルギー効率を優先した携帯食糧のおかげで腹は膨れているが、そうでなければきっと夕飯が待ち遠しくてならなくなっただろう。
 これはいったん納品するが、巡り巡っていずれは俺のテーブルにも乗る。今日の晩御飯は、キノコづくしなんてのもいいかもしれない。
 オスカーはキノコの匂いがあまり好きではないようだが、俺がせっせとキノコ探しを続けていると、律儀にもその傍で、なにかないかとしきりにキョロキョロしては、なにを見つけたのか、一生懸命に土を掘り返していた。
 そうこうしているうちに、雨の音が不意に弱まり、沼地に心地良い静けさが訪れた。雨はまだ降っているが、視界はもうそう悪くない。

 そのときだ。
 急に大気が変わった。
 なにが、というわけじゃない。
 あえて言うならば気配、それとも、音としてはっきり聞こえる前の、かすかな空気の震動。
 やがて俺の背後、離れたところに翼の起こす風の音がし、唸るようなモンスターの鳴き声が響いた。
 探し回らずとも、あちらからご登場というわけだ。
 俺が振り返ったときには、オスカーは一足早く、イヤンクック目がけて駆け出していた。

 俺はすぐオスカーの後を追い、ペイントボールを投げつけた。クックの首に当たってはじけたボールから独特の匂いが溢れ、湿地帯の湿った空気に混ざりあう。
 クックにはまだ、俺が危険な相手だという危機感がないらしい。威嚇して遠ざけようとする。
 悪いが、それは俺にとっては絶好のチャンスだ。
 俺は背中のアクアガーディアンを抜くと、耳を広げたクックの頭目がけて思い切り振りおりした。その名のとおりまるで水を斬るようななめらかな手ごたえとともに、クックの外皮に傷がつく。
 これでおめでたいクックも本気になったらしく、翼を広げると続けざまにくちばしを突き出してきた。
 だが悲しいかな、より強力なモンスターとの戦いを重ねてきた俺には、その動きはあまりにもスローだった。俺は楽にクックの左側へと回り込み、足を狙って太刀をふるう。敵の接近を嫌がったクックは全身をしならせて回転し、尻尾で薙ぎ払おうとするが、こいつは耳の構造ゆえかなんなのか、専門家でない俺には理由はよく分からないのだが、反時計回りにしか回転できないのだ。俺はクックが半回転して足を止めた隙に素早く地面を蹴り、体を丸めて一転すると間合いを離した。もう誰もいなくなった空間で、もう半回転の尻尾が唸った。

 ヒット・アンド・アウェイ。
 ガードできない武器の基本だ。
 だが攻撃を繰り返すうちに、俺の気はゆっくりと着実に練れていく。一定のリズムを刻む呼吸とステップ、そして攻撃という気の発散を経て、やがて意識は研ぎ澄まされる。
 魔法じゃない。双剣使いの「鬼人化」が爆発的に気を解放するように、俺たち太刀使いは気の充足を持続させ、普段より精度が高く力を込めた斬撃を繰り出せるというだけだ。
 俺は苛立ったクックがまたも威嚇したところで、一気にヤツの足元に飛び込むと、そこで気刃斬りをお見舞いした。
 完全に充足した気を刃に込める、ここぞというときの荒技だ。
 俺の渾身の刃を受けてクックが横倒しに転倒する。
 俺は容赦なく自分のリズムを保ち、無防備なクックの脇腹を抉る。そうしながら再び気を練ると、起き上がりに重ねてもう一度気刃斬りを繰り出した。

 この連撃に、イヤンクックも怒り狂った。
 雨粒を震わせ散らす咆哮に、オスカーは全身を竦めて硬直する。
 だが俺にとってはこの咆哮もまた、単なる攻撃のチャンスでしかなかった。
 リオソウル・アッパーシリーズを作ったのは、外見が気に入ったせいもあるが、なにより、身にまとうことで轟音を遮断できるからだ。不思議なもので、通常の会話や音楽、怒鳴り声程度ならちゃんと聞こえるのだが、極端に大きい音は自然に弱まってしまう。ガードのできない武器を使う俺にとっては、非常にありがたいスキルだ。
 クックの咆哮をものともせず、さらに足元へと斬りこむと、傷ついた脚はもう限界に近いらしく、クックは呆気なく転倒した。

 そこからは、一方的な狩りだ。
 起き上がるたびに転ばされ、逃げることもままならないまま、イヤンクックは力尽きた。
 俺はヤツの体から甲殻や鱗を剥ぎ取るとポーチに入れ、帰路についた。
 オスカーが、「旦那さんはズルいニャ」と言うのでなにかと思ったら、防音のできる装備のことらしい。オトモアイルーだって、がんばれば防音スキルを身につけることができる。それじゃあ、今覚えているスキルのどれかを忘れて、かわりに防音の術でも覚えてみるかと尋ねたら、「ボクのスキルは旦那さんが選んでくれたものニャ。だったらこのままでいいニャ」だと。かわいい奴。
 俺は、「俺には俺の仕事、おまえにはおまえの仕事」と言って、オスカーに手を差し出した。オスカーは得意そうに、腰につけていたタル型のポーチをはずして寄越した。中には、俺と一緒にあさったキノコや、いつの間にかクックから失敬していた鱗なんかが入っていた。
 俺はまたオスカーの頭を撫でた。
 そのとき急に光がさして空を見上げると、まだ雨の降る灰色の空の一ヶ所が真っ白に開いて、そこからきらきらと太陽が零れていた。


 ……と、いう具合に本日のクックハントです。
 別になーんにも特別なことはしてませんし、起こってもいません。
 じゃあなんで急にSS風?かというと、エリア2でクモの巣とかキノコとかあさってるときに、実際に雨脚が弱まったからです。そして、羽ばたく音ってほど明確な音でもない、たぶん鳴き声というか、鳴く以前のグルルルルとかいう音なんですが、これが聞こえてきて、画面に姿は映っていないけれど「あ、来たな」と分かったりもして。
 実は先日、また映画を見に行ったとき(の待ち時間)に音が聞こえない状態で同じクエストをやってるんですが、あきらかに、「次になにしてくるか」とか「今どういう状態か」が分かりづらいわけですよ。
 意識して「こういう音がしたら」とか覚えてるわけではないのですが、いつの間にやらなんとなく、モーションだけでなく音も聞き分けて狩っていたことに自分で気付きました。
 それでもま、下位のクックですから。攻撃食らおうとも無視してガチ狩りで倒せはしましたけどね。

 メタルギアソリッドもそうですけど、きっちり「音」まで使って敵の状態を判断させるゲームの密度には、脱帽します。


2008.8.16の2 「対抗心?」

 あまりにも日々、レウス様の逆鱗プレゼント攻撃に遭っていると騒いでいたら、レイア嬢が対抗心でも燃やしたのか、本日、1匹から一気に3枚いただきました

 本日はとりあえず、ガルルガを久しぶりに村へ狩りに行き、その後、「フルフルだったらGのも狩れるかもしれない」と、ダークネス(ランス)を背負ってのこのこと旧密林へ。
 たまに深く入りすぎて体内発電くらったりもしてみましたが、なんとか1オチで討伐することができました。ふぃー。
 狙いは「雷電袋」と「特選アルビノ」。雷電袋は4個もらえましたが、アルビノは出ませんでした。
 ちなみに討伐にかかった時間は42分。途中、強走薬を飲んでいたものの、ちっくんちっくんとやってると時間くいますね。特に、強走効果が切れている間がどうしても大変でした。さりとて強走薬Gはもったいなひ……。
 さて、ここで思い出したのが、「どの武器が一番立ち回りやすかったか」です。
 片手剣なんですよね、私がフルフルを狩る場合は。
 でも、Gのフルフル相手に上位での強化も済ませてない片手剣って、いくらなんでも攻撃力が足りなさすぎる気がします。

 そこでツラツラと武器強化など眺めていたところ、「そうだ、レイア行こ」という気になったのです。レウス様の紅玉もほしいけど、レイア嬢の逆鱗がないせいで強化が止まってる武器なんかもちらほらあったのです。
 「銀レウスのところに通ったら、毎回のように逆鱗をもらえた。じゃあ、金レイアのところに通えば、ちょこっとくらいもらえるかも」というノリで、ネコートさんのところへGOです。

 そうして挑んだ金レイア嬢ですが……なんか、銀レウスのほうが戦いやすい気がしますねぇ……。桜・緑と蒼・赤なら、どう考えても桜・緑のほうが楽なんですが。
 前回と同じく、やっぱりサマーソルトをくらってしまったりしたし、連続突進にぶつかってみたりと、けっこうさんざんな有り様でした。
 が、尻尾を斬り落とした時点で、剥ぎ取ったのが逆鱗でした。「これ出ちゃった以上、もし3オチしても、契約金とアイテム代で逆鱗買ったと思って我慢しよう」と心に決め、ギリギリな局面は何度かあったし、2オチしたしで、かなり危うい狩りを続けました。
 結局討伐は完了し、報酬を見てみれば、まずは部位破壊報酬のところに逆鱗1個。そして通常報酬の中にも1個。
 しかもこんなタイミングで、レイアの最大サイズを更新して金冠はつくし、めでたく(?)、力尽きた回数も100回をマークしました
 おかげでギルドカードの狩猟記録がにぎやかです、はい。


2008.8.17 「浪漫とは」

 相変わらず寝る前にクエストを受注して、翌日仕事から帰ったら続き、という遊び方です。
 そして相変わらず、なにしに行くつもりだったっけと思う日々です。
 本日は、ガンランスを背負っていたREGINAさん。
 クエスト確認してからスタートすればいいのに、いきなり□ボタンを押す私。
 表示されたクエスト名を見てやっと、赤フル狩りだと分かりました。

 そういえば昨日、ギルドカードの武器使用頻度を見ていたとき、またもガンランスが頻度最下位になっていたことに気付き、使ってこようと思い立ったのです。
 で、相手を誰にするかで迷って、ランスと相性のいいフルフルなら、ガンランスでいっても楽だろうと思いました。
 そんなわけで下位赤フル狩りです。

 雪山をてくてく歩いてその姿を探し、何度も行き違いになって巡り会えず、やっと見つけたのは10分すぎ。
 しかもちょうどエリア6に降りてきたところだったので、着地点に駆け寄って準備したのは、もちろん竜撃砲です。
 戦いの火蓋はこの強烈な一撃で切って落とされたのでした。

 ランスとは似て非なるがゆえに戸惑いもすれば操作ミスもありましたが、いや〜、砲撃ですっ転ぶフルフルちゃん。気持ちいいですね〜。
 上手い人なら、ものの10分もかけずに撃破してしまうのでしょうが、なにせこちらはガンランス使用回数3回とかいう初心者なので、4回くらい竜撃砲を撃ちました。
 しかしこれがかっこいい!
 破壊力より、撃ったときの反動でズザ〜っと後退するところがツボです。
 下手だからこそですが、これを何度か体験できて非常に楽しかったです。

 もちろん討伐は成功しました。
 20分もかかってますが、満足です。
 ちなみに持って行ったガンランスは、砲モロコシです。
 ぽひぃぷひゅ〜と気の抜けまくった音に包まれた狩りでした。

2008.8.18の1 「ゲームの中では倹約家」

 「素材ツアーと言いながら、実際は狩猟クエストに出ている」と、何度か……何度も書いているような気がします。そんなモンハン日記を見て「やっぱりアクションゲームが得意な人って、まったりのレベルが違いますね」とのお言葉をいただいてしまいました。
 あわあわ。ありがとうございます。返信不要とのことでしたが、ここで返信も兼ねて、実際のところとゆーものを語っておきたいと思います。

 たしかにワタクシ、クエスト名からして「素材ツアー」となっているものは基本的に受注しません。
 しかしそれはなにも、「モンスターを狩らないとつまらないゼ!」とか、「こんなのちょいちょいで狩れるからファンゴ狩るのと似たようなもんサ」とか思ってるわけではないのです。
 問題は、支給品なのです。
 「素材ツアー」には支給品がありません。どんなに待っても届きません。あるのは地図が一枚と、ネコタクチケットだけ。契約金がいらないかわりに、報酬はG級だろうと12zです。ギルドポイントも入りません。ということは、ギルドポイントの何%かを経験値として得ているらしいオトモもほとんど育たないことになります。
 そんなくらいなら、行きたい場所で、簡単にこなせるクエストがあるところに行こう、そこで支給アイテムももらってこようというだけなのです。

 先日のSS風日記にも表現してありますが、私、支給品BOXは必ずチェックします。これはほとんどのハンターがそうでしょう。でも、SS(と表現しておきます)に書いたとおり、強い人で、モンスターの素材だけが目当ての人の中には、支給品BOXなんか覗きもせず、手持ちのアイテムですべてまかない、一分でも早くモンスターを探そうとする人もいます。
 たしかに、G級の人がG級の装備で下位にいたら、応急薬も携帯食糧も、使う前にクエストを終わらせることができますし、地図なんて当然覚えてます。この「下位と上位とGの中間」という微妙な私でさえ、下位でクックとか狩ろうとしたら、回復薬などは自前では持ち込みませんし、支給品の応急薬も、「まあ3個もあればいいだろう。もしミスりまくってヤバくなったら、そのときに取りに戻ろう」くらいで、ほぼ最低限しか取りません。
 ただし、支給品専用アイテムは、です。持って帰ることのできるものは、よく使うものなら必ずポーチに収めていきます。

 だからつまり、SSはほぼ本当に、私の行動をなぞって書いているのです。
 クモの巣をとるとかは省略しましたが(そこまで書くと無駄に長くなるという以上に、どうやって持って帰るのかこじつけられないという理由があります)、たとえその狩りには使わなくてもペイントボールと音爆弾はもらっていくし、セカンド武器が弓なので、空ビンもほぼ必ずもらっていきます。下位でボウガンを使うときのため、散弾LV1もほぼ必ずもらいます。上位ではLV2通常弾を支給してくれることもあったりして、ほくほくです。手持ちのアイテムがいっぱいで、他に捨てるものがないというのでないかぎり、これらは村まで持って帰るのです。
 おかげで空ビンを調合したことはありませんし(注:調合リストを埋めるために1個は行っている)、ペイントボールは常に200個ほどを維持しています。(それ以上になったら売却)
 上手い人の中には、農場でやるのはハチミツとりだけという人もいるようですが、私は釣りとトレニャー以外すべて回ります。爆弾採掘も欠かさず行い、余った鉱石が貴重な資金源です。畑は怪力の種を育てて売ったり、ネットを作るためにツタの葉をとったり(緑の種)します。もちろん薬草も時には育てて補充します。虫も意外に高値で売れますし、光蟲は100匹以上いないと安心できないので、虫の木も白ネコハンマーで叩きます。300z使いますが、落ちてくる虫で過剰在庫になるものを売れば、間違いなく300z以上になりますからね。そして普段は時間がかかりすぎるという理由で敬遠する釣りも、たまにはもったいなくなって実行します。

 本当に強い人は、G級で狩りをして、一気に万単位のお金をガンガン稼いで、必要なものは買うってスタイルもいいでしょうが、私は微妙ラインなのです。
 だから、セコくセコく立ち回るのです。
 生肉もDL販売リストがあれば買えますが、DLできないので自力でとるしかありませんし、もしDLできたとしても、よっぽどのことがないかぎりポポやアプトノスを狩ると思います。実際、生肉とれる雑魚モンスターは、斬れ味を落としたくないと思うほど厳しい狩りに行くのでないかぎり、きっちり倒して剥ぎ取っていきます。
 DLリストで買いたいのは光蟲だけだと言っても過言ではありません。さすがにコレは、農場で一回につき6匹も手に入れば恩の字、クエスト中の虫あみでも5匹とれれば超ラッキーって感じで、なのに消費するとなったら閃光玉にしてある分も含めれば一気に10匹とかなわけで……間に合いませんもぬTT

 つまり私が「素材ツアー」しないのは、オトモの経験値などもありますが、なにより、支給されるアイテムがほしいからなのです。決して、強い相手と戦いたいとか戦わないと面白くないとかいう、強ハンター的なノリではないのです。
 そりゃまあ……アクションゲームが「得意」かどうかは微妙ですが、「不得意ではない」とは言えるからこそ、「下位のクックなんか、弓で上位ドスイーオスの相手することに比べれば完璧に雑魚だから」とか、「上位でもバサルモスはよゆーよゆー」とか、軽くあしらえるからこそ素材ツアー感覚で戦ってるのは確かですけどね……相手はものすごく選びますよ。

 だから、「素材ツアーを兼ねて行くクエスト」は、だいたい決まってます。
 雪山はたいてい、ポポを狩って生肉を集めるのが目的になります。あと、マフモフで行ってホットドリンク確保。下位ならフルフルとか、上位でもドスファンゴ、ドスギアノスは狩りやすいですし、支給品として素材玉か解氷剤がもらえます。ま、支給品届く前に終わることも多いんですが。
 密林だったらクックとかドスランポスがメインターゲットのところとか、キノコ狩りが目的でしょ。クックかザザミが相手なら、支給品で音爆弾があるのでお得です。トトスは軽く狩れる相手じゃないので無視。
 砂漠は体力の減少がツラいので素材ツアーとしてはほとんど行きませんね。ただ、行けば必ずフンは集めてきます。あと、クーラードリンクはできるだけ使わずに過ごして、持ち帰るようにしています。そのために耐暑装備作ろうか迷いつづけてるくらいです。
 沼地だとゲリョスとフルフル。でもここもあんまり行かないですね。キノコなら密林でとれるから。
 森丘はクックと、下位以下限定でレイア&レウス。フンとキノコ集めですが、ここはやはり、狩りに行くついでに採集もするって感じ。素材ツアーと思っていくことはあまりありません。もしレウス狩りで支給されるのが「支給専用閃光玉」じゃなく普通の閃光玉ならねぇ。下位に日参してると思われます。
 火山はドスイーオス以外にはバサルモスが狙い目ですよね。弓なら上位でもラクチンですし。クーラードリンクと、ドスイーオス狩りなら解毒剤ありましたっけ。
 これらのクエストなら、フルで採集して回った後、残った20分で狩れる自信もありますし、素材ツアーにはもってこいです。


2008.8.18の2 「作りたいものメモ(一部)」

 いろいろと武器持ってて、しかも強化できるものがたくさんあったりすると、どの素材がどれだけほしいのかとか、さっぱり覚えていられません。
 今日はまず、「岩竜の涙」がほしくて上位バサル狩りに行きました。運よく一発で1個手に入ったのですが、その後で、「たしかレイアの逆鱗とこれとで強化ができるようになる武器があったはずなんだけど」と片っ端から見て行くハメになりました。(ちなみに水属性の片手剣「オデッセイ」→「オデッセイ改」。赤フル狩りが楽になる♪)
 ぶっちゃけていうと、先日のGフルフル狩り、なんのために雷電袋がほしいのかとか、このあたりも実は記憶にありませんでした。

 そんなわけで、「これなら一人でも作れそう。かつ早く作りたいもの」をここでメモしておきます。

 まず、「ゴールドマロウ」。Gフルフルを狩るなら、せめてこれくらいは作ってからじゃないと削りきれないんじゃないかと思ってるもので、金レイアの鱗だか殻だかと、レイアの紅玉。紅玉が出る頃には鱗や殻くらい余ってると思われるので、どっちだったかはどーでもいい感じです。
 そんで、「鬼哭斬破刀」。これが雷電袋と上位ティガの鱗、それからレイアの紅玉で作れるみたいです。これを作るため、Gフルフルを狩りたいわけですね。

 とりあえず、この2つかなと思ってます。
 ネックはレイア嬢の紅玉ですね……。

 ちなみに本日は、Qランゴ狩りにも行ってきました。狙いは「冠殻」です。これがあと1個あれば、「黒刀【終ノ型】に強化完了するのです。
 というわけで仕事の休憩中に狩りに行き、無事、ゲットしてきました。いつもなら毒けむり玉を調合分まで持ち込んでランゴスタを狩りまくるのですが、さすがに今回は仕事の合間、20分足らずしかないとあって、素材より効率優先、毒けむり玉と攻撃とでとっとと戦いました。
 それにしてもG級、たかがランゴの攻撃にさらされているだけで、体力が3分の1まで減っていたりするって、いやはや、恐ろしい世界です。ぶるぶる。
 さて、黒刀は最終段階まで到達しましたが、おかげでマボロシチョウはなくなるし、冠殻もなくなるし、またしばらくはせっせと虫探しです。クイーンビードローとかビートセイバーとかソニックボウとか、虫素材の武器もたくさん持ってるんですよねぇ。


2008.8.21 「一番肝心な部分を忘れていた」

 何故「素材ツアー」をしないかの説明ですが、実は肝心なところが抜けておりました。
 18日の1を読むと、「支給されるビンとかペイントボールとかがほしいからなのね」と思われるかもしれません。
 ちしかにそれもありますが、それ以前の問題があるのですよ。

 「素材ツアー」では携帯食糧(こんがり肉)すら自前で、素材ツアーをして手に入るアイテムは別とすれば、自腹で支払わなければならないものがある、というのが問題なのです!!

 乳×酒で体力、スタミナともにMAXにしていくのでないかぎり、携帯食糧すらもらえないので、長時間とどまろうとすると否応なく「こんがり肉」を消費します。
 体力が減れば回復薬も使わなければならないかもしれません。
 雪山や砂漠、火山ではホットorクーラードリンクすら使わなければいけなくなります。

 しかしこれが普通のクエストであれば!!
 下位の集会所なら、のっけからこれらのアイテムが4人前も用意されているのですよ!?
 つまり自腹を切る必要はなく、しかも余りはお持ち帰り!!
 なんと甘美な!!

 と、いうわけで私は「素材ツアー」をしたがらないのでした。
 ……どこまでセコいんだ。

 ちなみにここ数日は、「最近ガルルガと戦ってないなぁ」と、村で戯れたりしています。
 上位のガルルガは切れ味ゲージ白が出ててもあちこちハジかれるので、実はこっそり敬遠しています。
 あとは、上位でクック&クック亜種の2匹同時狩りですね。
 簡単に作れる武器を増やそう、とまたいらんことをはじめまして、クックの双剣を作ったからです。そこで耳がほしくなり、「どうせさらに強化しようとすると地獄耳もいるんだろ?」と上位狩り。

 ついでにいえば、ここんとこWちゃんはDQ5やってたり趣味関係のイベントだったりで忙しくて一緒に狩ってくれず、Kくんも合宿だ帰省だと、ちっとも遊んでもらえてません。しょぼーん……。


2008.8.22 「まったりと狩猟生活」

 上位でドスランポス2頭狩りです。
 キノコをあさり、貝殻を集め、虫をとり、うまくすると一気に1万ポイント近くもらえますので、一時は7万台にまで減ったポッケポイントは、再び10万台に乗りました。
 あと、村ガルルガ狩るついでにエリア2で光蟲探しとかね。
 つまりはまったりと烏的素材ツアーです。

 なんかこう、金レイアとか銀レウスとか、いくら15分で狩れるといっても消費するアイテムは常にあるわけです。最善の金レイアは、回復薬G4個と閃光玉5個、シビレ罠2個で追い詰め、残り1個の罠で捕獲という、今までで一番省エネな狩猟でしたけどね、それでも閃光玉が5個も……。罠だってタダじゃないし……。
 そりゃGコンガ狩りに行かなきゃとかGフルフルもまだ挑まなきゃとか上位ティガも狩らなきゃとかいろいろあるんですけど、今はまったりしたいのです。
 あと、上位バサルですね。「岩竜の涙」があと3個ほどほしくて、たまにふらりと狩りに行きます。
 で、うっかりと弓でドスイーオスの相手しようとして、30分かかっても討伐できずアイテムまでかなり消費したのでリセットしたりもしてます。ウゼェ!!
 あまりにもこの一件が頭に来たので、「こうなりゃ双剣でいってやる」と無駄にリベンジしました。ギルドセーバーだか、水属性のものがあるのでそれを装備し、とりあえずバサルモスは放置でドスイーオスです。
 そんな感じで溜飲を下げた後、バサルんのおなかの下で乱舞乱舞乱舞! 弓でやるのに比べてダメージは受けますが(下手なのでねっ)、時間はかからない、かな……? ……というほど違いはないような……?
 ナルガ弓で行ったりもしましたが、ブラックボウU(たぶんU)とナルガ弓(上位素材)とギルドセイバー(かなんか。レア10のひとつ手前)とで、とりたてて討伐スピードの変化はないような気がます。

 そんな感じでマイペースに一人狩り。
 しかし次のときのため、Wちゃんとは、Wちゃんの上位クエを進めてランクを一つ上げようと計画し、Kくんにはとりあえずナルガの天鱗あと一個と、私のGクエを進めてランクを1つあげさせてもらおうかと……。
 地味に地味に一人でG狩り進めてますが、やっぱキツいっすよ……orz


2008.8.23 「便利と有用の差」

 まったりしたいと思い、下位の沼地へフルフル狩りに行きました。「アルビノエキス」とかほしいなぁと。―――まったりしたいと思ってゲームをしてる時点でなにか違う気もしますが、気にしないでおきましょう。いやほら、ね、MGS4でまったりと、狙撃スコープ越しに敵を観察しても、ついうっかりと実弾銃でヘッドショット(頭を撃つ)やっちゃったりしたら、本人はまったりしてるようでもものすごく殺伐としてるじゃないですか。同じくなにかを「殺す」ゲームではありますが、戦争と狩猟は違うのですよ、ええ。
 とかなんとかワケの分からんこと言ってても仕方ないですね。

 最近育て中の、というより、育成しているオトモアイルーが、3匹中2匹まで特化型なので狩りには連れて行けないため(レベルを上げたくない。レベルが上がると勝手にステータスも増えるから)、オスカーを連れて沼地へGO。結局「ぶんどり」「高速」「攻撃UP」とつけていて、攻撃・防御ともに230程度になってるので、まったり狩りには丁度いい感じです。
 いつもどおり、もらえるアイテムはしっかりともらい、フルフルはたぶん洞窟の中にいるんだろうと見当をつけ、エリア1、2で採取です。
 それからぼちぼちホットドリンクを飲んで洞窟内部へ。ついでにアプトノスを狩って生肉をいただいたりします。
 そして巡り合ったフルフルさん。……なんか、デカい気がするんですが? 尻尾の位置がいつもよりちょっと高い気がします。まあ、そのほうが回転尻尾アタックをくぐれる可能性が上がるのでいいんですけどね。

 ちなみに装備は、片手剣「マスターバング」と「リオソウルU」でございます。
 リオソウルUは私にしては珍しく攻防に有利なスキルばかりを集めていて、デフォルトで発動する「見切り+1」と「高級耳栓」のほかには、「砥石高速化」がついてます。残りは今のところ「ボマー」が候補です。武器にスロットがひとつあれば発動させられますしね。
 ちょこっと切って回避、という片手剣には、ナルガの回避系スキルも大変に気持ちいいのですが、あれ、雷に弱いですしね。地の防御力のおかげで、たとえGでも一撃で致命傷にはならないと思いますけども。
 今回リオソウルUを選択したのは、バイドボイス対策です。
 フルフルって、下位だとそうでもないんですが、上位とかだと連続で吠えまくることもあって、かなり待たされます。もちろん、バインドボイスで硬直してる間に攻撃されそうになって、ぎりぎりで避けるなんてのも心臓に悪い……。
 さらにいえば今回、キッチンネコのスキルで「体術・大」が発動していたのも、リオソウル選択の理由です。これならスタミナを気にせず連続回避ができるわけです。回避の終わり際に食らい判定が戻るとはいえ、移動に有利な要素には違いありません。

 いやー、楽な狩りですね。
 マスターバングは白ゲージがほんの少しで、その後に青ゲージがちょろっとあって、緑ゲージがそこそこ。そんなわけで高い斬れ味を維持して短期決戦を狙おうとすると、けっこうすぐに砥石を使うことになるんですが、高速化のおかげでシュッと一撫でで済みます。
 バイドボイスなんて完全に無視してその隙にちょいちょいと足を斬ってやれます。片手剣なんで盾でガードはできるんですが、たかが咆哮でも大きく後退してしまって、ガードしたらそれで終わりで攻撃チャンスにはできませんからねぇ。
 つい深く入りすぎても、片手剣のモーションのコンパクトさと、回避を連発できるおかげで安全なところまで逃げるのにかなり余裕がありました。

 スキルって、人によってお気に入りがあるんじゃないかと思います。
 Kくんは砥石高速化と罠師が好きで、前まではどちらかはほとんど必ず入れていたそうです。
 私は自動マーキングからようやく離れて、ぼちぼちといろんなスキルを使い始めています。
 やっとこランスで狩りらしきことはできるようになったら、当然ガード+1はほしいわけですし、これに体術がつくとステップ時のスタミナ減少を抑えられます。
 とても便利と噂の高級耳栓も、今日初めて体験しましたが(マジな話です。今まで一度も使ったことありません)、たしかに便利。
 罠師のあの素早さもちょっとクセになりますね。
 回避+2は恩恵を実感したことがないのですが(まだそれに気付けるほど回避ですり抜けるという経験を積んでないと思われます)、回避距離UPは目に見えて違ってきます。
 砥石高速化も、小さな隙にも研げるという安心感。これナシで研いでると、突進のコースからはずれていることを確認し次第研いでも、立ち上がる頃にはUターンの突進がはじまってたりして、けっこうヒヤヒヤです。……だったらエリア切り替えるなりして研げと言われそうですが、一応、研いでから逃げられるはずだという計算はあるわけで。
 そういや、ギザミ防具をノーマルとSと組み合わせて「斬れ味+1」と「業物」を発動させ、そこに「砥石高速化」を突っ込んだどう見ても双剣用だろうという装備セットもあったりします。先日のバサル狩りにはこれで行きました。
 早いところ体験したいのが「集中」スキルです。溜め短縮ですね。弓を使うこともけっこうあるので(といっても太刀の3分の1)、これはぜひ使ってみたいスキルです。

 自動マーキングとか攻撃力UPとかって、便利なスキルではありますが、なくてもそれほど狩りのスムーズさには影響しません。もともとプラマイゼロだったものが、いくらかプラスされる感じ。
 しかし高級耳栓は、それまでマイナスになっていたものが逆にプラスにまで転化されますし、狩る相手によっては、便利というより非常に有用なスキルですよね。
 ……自然に優しすぎるエコライフからはじめたREGINAさんは、やがてハンターらしくなり、そして今や、普通の狩りをより簡単にする方性ではなく、困難な狩りを少しでもこなしやすくする方向に進んでおります。
 これは成長なのか増長なのか、かなり微妙なラインです。