ようやく、引継ぎ用の完全データが完成しました。 クリアできるすべてのアサメイントをクリアし、関われる人すべてと関わって生存させ……。 それにしても、なにがこんなに私のツボにハマるのか、何度見ても飽きないシーンもありますし、今更気付くものもあります。
ヴァーマイアでは、キラヒー隊長の「Hold the
line」を聞いてたら、金庫開けミスりました。「後退するなよ」と訳されてますね。キラヒーさん、やっぱ好きだなぁ。好きだけど、レックスがいる前で、部下へのスピーチとして「ラクナイのときもクローガンのときもだ(知略で制した)」とか言うのはやめたほうが……。 そういえば、ここでサレンと初めて顔を合わせることになりますが、彼は「ソヴリンに価値を証明すれば生き残れる」と言います。彼の行動の発端がそこだというのはいいとして、……生き残ったその結果って、たぶん、2のコレクターですよね?(汗 作り替えられた従順な奴隷。時に乗っ取られてコントロールされ、体が死ねば廃棄されたり、失敗すれば見捨てられる。 そもそもはキーパーが、リーパーによって初期に支配された種族で、彼等もシステム維持のために使われる道具と化しています。 そんな甘言を信じられると少しでも感じた時点で、洗脳の効果は表れていたに違いありません。
それから、ノルマンディ強奪後にクルーと話したときの会話も好きです。 「バカなことが正しいときもあるさ」(crazyと言ってる)というレックスは、カッコ良すぎ。ゲー友Lさんとも話しましたけど、「雇われを殺すのは仕事だ。バカを殺すのは銀河のためだ」というエレベーター会話といい、ああ、なんて真っ当なハードボイルド。レックス主人公にしてハードボイルドSF小説が書ける気がします。っていうか、思い出のアリーナさん(腕を認めた戦友であり敵のアサリ特殊部隊員)がどっかで出てきてもいい気がするんですけど? ギャレスの「少佐が間違っていても構いません。でも、少佐が正しいのになにもしなかったら、後悔します」という台詞もいいですね〜。社会的な善悪よりももっと個人の感情によった善悪に従うギャレスらしい発言でもあります。でも、だからこそ、そこに全幅の信頼感ってものが漂っていて、可愛らしいわけで。 タリは「ワクワクするわ。でも捕まったらどうなるかしら」とか言ってます。この頃のタリは若い女の子っぽいところが全開で、可愛くてめちゃくちゃ好きでした。2ではちょっと大人になったせいか、ツンデレに……。我の強さが苦手になってしまった私です。
あ、ちなみに今回、シェパ子ですがリアラたん狙いです。「心も体も一つに」って、女の子同士でどうやってデスカ!?
そしてやっぱり、アイロスにどうやって降りるかで揉めてるときにジョーカーが言う、「I can do
it」が好きでたまりません。 この言葉だけを二度繰り返す、そこに、自分の操縦技術に対する自信と、なにがなんでもやってやるという覚悟、気迫がうかがえます。他の誰にできなくても俺はやってみせる、そんな気持ちがひしひしと伝わってきます。 飄々とした、口の減らない青年がここで見せる骨太な男気。信頼できる、だから、もしそれで失敗しても構わない、と安心するほど力強い宣言です。
今回のラストバトルは、リアラとギャレスにしました。盟友実績を解除したのでアシュリーはヴァーマイアでお別れです。ってか、シェパ子はいつもアシュリーを残していたので、このデータはケイダンを残したかっただけです。 アイロスでは、「どんな秘密、どんな発見があるのか考えただけで……」とか言うリアラたんに、「ちょっと(Hey)! サレンとコンジット見つけるのが先でしょう!」とギャレスのツッコミ。リアラたんにも丁寧語で喋るのかこいつ?(笑) まあね、リアラたん106歳だからね。ものすごく年上だけどね。
そして最後に、サレンの自害シーンと、連合艦隊突入シーン、艦隊戦、これらもやっばり、飛ばしたいと思わずに何度も見てしまいます。 サレンといえば残念なのは、トゥーリアン本来の姿が見れなかったことですねぇ。登場してくる時点でもうインプラント後の姿ですよね? モデルを何体も作って動かすと、それだけでデータ容量食うので仕方ないんだとは思いますけど、改造前の、普通のトゥーリアンだったときのサレンを見てみたいです。白い肌に青い目の美中年に違いないと信じています。他のトゥーリアンより一回りほど体格が良く見えるのもインプラントのためなのかなぁ。
自分の身内なんかが犠牲になったことがないからかもしれませんけど、私はどうしても、評議会を見捨てて同族だけを守る選択が好きになれません。 かつての戦争で殺しあったからといって、トゥーリアンをただそれだけで嫌う人間というのにも賛成できません。 そういう気持ちも、自分の親とか祖父母が殺されていれば、別なのかもしれないとは思います。 でも、だからこそ。 そんなことがない架空の世界でくらいは、ヒロイックな選択をしてもいいじゃんと思ったりもします。 そして、評議会を助ける選択をしたシェパードが2において、マスゴミのインタビューに対して応える台詞が好きです。 評議会を助けるために連合軍(人間)の兵士が多数犠牲になったことをどう思うか、というのに対して、落とされた戦艦の名前をすべて挙げ、犠牲になったトゥーリアンの艦隊の数も述べ、誰もが等しく命をかけて平和を守ったんだと答える姿勢。 通じない人にはそれでも通じないでしょうけど、応えてくれる人もいて、それがたとえば、評議会を救うかどうかで態度が全然違う武器屋さんだろうと思います。 相手がいいことをしてくれなかったら自分もいいことはしない、というのでは、無関心や悪いことの連鎖から永遠に出られません。自分からリスクを背負って扉を開かないと。
―――まあ、人間はどうでもいいから異星人を、なんて萌えてる奴の言うことに、説得力とかリアリティはカケラもないですけどね! そんな私の最近の願望は、トゥーリアンのかっこいいアンちゃんと仲良くなることと、サラリアンのこどもをだっこして一緒に遊ぶこと、人生経験豊富なクローガンのおっちゃんと酒飲むことです。サラリアンのこどもは絶対かわいいと思う……!! |