MASS EFFECT - PLAY REPORT -

 

100709 どうしても気になるこの発言

 2のほうでもけっこうな長文を描いているのに、今日は1のほうでもつらつらと。
 ノヴェリアでベネジアを追う途中、雪のなだれ込んだカフェで出てくる台詞がどうにも気になって、ついあれこれ空想してしまうのです。
 あれです、レックスとギャレスを連れていったら、どこかが崩れる音に「今のは?」とギャレスに反応して、レックスが「落ち着け、なにかあっても俺が守ってやる」と応えた件。
 連れていたのがレックスと女の子なら、「おお、レックスさん、なんだかんだ言っても優しいじゃん」とか、「頼りになるねぇ」と思うだけで済んだのでしょうが、最初に聞いたときのメンバーがギャレスだったので、思わず吹き出してしまったわけです。

 たぶん、レックスからすると、「ひ弱なこいつらは、仕方ない、俺が守ってやらなきゃならん、やれやれ」という感覚ではないかと思います。一緒にいるのがシェパードでも誰でも。
 弱いくせに戦おうとして、まったく邪魔でしょうがないが、まあいないよりはマシだし、面倒だが今はシェパードに雇われているようなもんで、彼(彼女)はこいつらの無事を期待してるし、「ああまったく、おたおたとみっともねぇ。ビクつくんじゃねぇよ」な気分?
 たぶん、冒険の最初の頃ならそんなところでしょう。
 しかし長いこと一緒に活動した後とかだと、けっこう素直に「心配するな、俺が守ってやるから大丈夫だ」と思ってそうな気もします。
 そう、レックスさんは絶対に、なんのかんの言って義理堅く、情にも厚いと思う私。クローガン的な価値観と生き方をしていても、その根底に侠気があると思うのです。誇り高さ、ゆえの弱さというか、甘さ、優しさ。

 まあ、そんなレックスさんのこの台詞から、つい考えてしまったのは。
ギャレス:「今のは?」
レックス:(ったく、このガキゃ軍事訓練受けてるだろうにこんなことでビクつくんじゃねぇよ)「落ち着け、なにかあっても俺が守ってやる」(俺一人ならもっと楽なのに、面倒臭ェ。けどシェパードには借りもあるし、仕方ない、これも俺の仕事だ)
 くらいが本音なのに、
ギャレス:(あ……、なんだ、すごい意外だけど、こいつけっこう優しいんだな)
 と勘違いして、懐いてしまう事件
 むしろアシュリーあたりのほうがカチンときて、「あたしだって軍人なんだから、アンタなんかに守ってもらわなくて結構よ、失礼ね」と思ってそうです(笑)。いや、普通に考えるとギャレスも皮肉だと受け取ってカチンと来てるだろうとは思うのですが、そこはあえて。
 リアラたんは素直に「ありがとうございますv」とか思ってそうだなぁ。「意外に優しいのかな?」とタリちゃんが思ってそうですね。

100811 2をやった後でも面白いと思う

 一作目を改めてプレイ開始です。目標はもちろん、完全引継ぎ。

 えー……カバーってどうするんでしたっけ??(汗
 あ、そうか、リロード必要ないんだった!
 仲間のポジション指定は左右じゃなくて上でしたっけね!?
 スキルは……リチャージにかかる時間長ェ!?
 スナイパーライフルの照準ぐらぐらするーT□T
 セーブとロードの位置が逆〜!?Σ(@皿@;

 という具合に、かなり戸惑っております。
 特にひどいのがリロードで、ついXボタンを押します
 あと、カバーが任意でないというか、壁に触れて、体を押し付けるようにしないと発生しないのが不自由です。その点2は、ダッシュで壁の近くに行くだけでも残った距離を滑りこむようにしてカバー体勢に入ってくれたりと、かなり便利になってますね。
 仲間の位置は二人まとめてでしか指定できないのが不便。アシュリーは前でいいけど、ケイダンはむしろ後ろから援護してほしい……。
 スナライの照準については嫌になるほど思い知ってましたが、改めてインフィルトレーターで使ってみると、初期の使いづらさに呆然とします。なにせ通常時の照準範囲がほぼ画面いっぱいって orz

 で・も。
 2をやった後でも、1を古いとか画像粗いとは特に思わないのがなかなかすごいことのような気がします。
 そして、字幕を見つつヒアリングし、「そうか、こう言ってるのをこう訳してるのか」と聞いている私がここにいます。「Right behind you」ってどういう意味だっけと思っていたら、「援護します」とこっちで字幕ついてましたね。貴方のすぐ後ろにいますよ、という意味で、背後(死角)は任せてください、みたいなところから、援護しますということなわけでしょうか。
 TPSとしては、改めて一冊目の大雑把さが分かります。しかしそれは逆に言えば、2でどれだけきちんと進化してくれたのかということでも。欧米のゲームは日本のものに比べて、「前作の不満点を解消する」ことに関してはほんとに誠実で前向きだなと思います。日本製のゲームは真価や改善じゃなく別のものにしてしまったり、ほとんど変化がなかったりすることがあまりにも多い気がしますよ……。

 というわけで、改めて1をプレイして、未だに書いておきたいことがいくつかありました。

 最たるものは、ろくでなしハーキンについてです。
 彼が、人類で初めてのC-Sec隊員であったことを今更知りました!
 C-Secに入れたってことは優秀だったし、認められるだけの人格も持っていたはずなのに、いったいなにがどうなって彼は落ちぶれたのか……。
 長官のパリンに対して「奴は下っ端いじめが趣味だ」とか言ってるのも考えると、新人の頃に理不尽にいびられたこともあるのかもしれないと思います。
 パリン長官は種族差別主義者とまではいかないと思いますが、それにしても、人間に対する評価が低いのは事実。それが20年も前で、トゥーリアンと人間との戦争の記憶がもっと生々しく、シタデルの中での人類がまさに「新参者」だった時代なら、全員の視線がもっと冷たく、警戒するようで、なにかあるごとに「人間は……」だった可能性も非常に高いような。そういう中では、努力しても「できれば当然」「できないと見下される」のが当たり前で、他の種族に比べて正当に評価してもらえなかったのかもしれません。
 そのあたりが絡んだアサイメントがあっても面白かったかも。何故ハーキンがあんなろくでなしになってしまったのか。そこに理由はないのか。
 単なるハゲたおっさんかと思ってましたが、彼の過去をよくよく探ってみればと、もしかすると彼もまた、あの世界で懸命に生きていた魅力的な人物なのかもしれないと思いました。

 そういえば2で、ハン・オラーからメールが来てましたね。「どっかで聞いた名前だったけどどこだっけか、名前からしてヴォルスっぽいんだけど……」と思ってたら、ノヴェリアの研究施設にいた、同僚を見殺しにしてしまったヴォルスでしたね!
 へー、彼がなんて書いて寄越したのか、今度読んでみます。

 あとやっぱり、エレベーターは嫌いじゃないです。
 ここで、連れている仲間同士の会話が発生するのが楽しみで、無駄にうろうろ歩いてみたりします。
 もちろん、普通に歩いているだけでも、ポイントごとに会話が発生するような場所があって、そこを通るだけで、とかいうほうが待たなくていいわけですけど。
 でも、2にはないキャラクター特有の会話が聞けるのは、1だけの利点ですね。

 今回はギャレスとアシュリーを連れ歩いていますが、軍とか戦闘に関する会話ばかりです。そして、相変わらず女性に失礼なギャレスくん。相手がアシュリーなのであまり気にされないのかもしれませんけど、「支援じゃなく前線にいる女性兵士は初めて会った」「女でもライフルやショットガンが撃てるって証明されるのにずいぶん時間がかかった」「戦場にいる貴方を見れば誰も疑問には思わない」なんて会話……。
 たしかにアシュリーはプレイヤーたちから雌ゴリラと呼ばれてますよ。なにせレックスですらバイオティックに一部の戦闘スキルを割いているのに、アシュリーは完全ルジャーですからね。だがしかし面と向かって言うこっちゃないと思うぞ?
 アシュリーはアシュリーで、別の会話のときに「スペクターでもあった『偉大な』サレンを捕らえることになってるけど平気なの?」「奴は裏切り者だ。捕らえることはすべてのトゥーリアンにとっての名誉になる」「それを聞いて安心したわ。トゥーリアンに腹を立てている人間も多いから」とか言うし。目の前にいるその兄ちゃんもトゥーリアンなのに、それもやつばり、よくまあ目の前で言えるよなぁ……。
 でも、「面と向かってよくもまあ」と思うことが多いのは、建前をほとんど使わないアメリカ周辺の文化で作られているからかもしれません。言わなきゃいいのに、と思うのは私が日本人だからで、アメリカの人にとっては、「思ってるなら言えよ、隠して言わないってのはウソついてるも同然だろ」なのでしょう、たぶん。
 意見の違いを「貴方はそうなのね、でも私はこう」と、不快感を覚えずに思えるのは、「個人」として育てられたか、「世間の一部」であること優先されたかの差なのか……。

 で・も。
 アシュリーはアメリカ人だかなんだか知りませんけど、トゥーリアンとしてはどうなんでしょう。あるいはサラリアンやアサリ、クローガンは?
 クローガンは超個人主義でしょうね。他人がどう言おうと俺は俺。気に入れば付き合うし、気に入らないことを言うヤツなら相手にしなきゃいい。だから別に、ちょっとやそっとのことじゃ腹も立たない。「おまえはそういう奴なのか。あっそう」くらいで流されそうです。
 トゥーリアンは組織を重視する種族ですが、だからこそ、個人の価値観の違いは、きちんと表明して、それをどう組織の中に組み込んでいくか、あるいは適応させていくかを考えるような気もします。だから、建前であーだこーだ誤魔化しておくのは、ウソをついているも同然、というタイプなような。
 無駄な衝突を避けようとするのは、あえて挙げるならサラリアン? クォリアンも、限られた環境で限られた人物と付き合っていかないといけないので、気心の知れた相手以外には自分の率直な感情は抑えて話しそうな感じです。
 このあたりも、それぞれの種族ならではの価値観や習慣があって、その上の個人の差が存在してる感がもっと強いと面白い部分ですね。

 だからと言って、2で見かけるレネゲイド選択肢のひどさは、そんな理由で納得できるものじゃないですけどね!

100813 完全引き継ぎとは!

 出てくると分かっている登場人物をすべて残すだけでなく、すべてのアサイメントをクリアしてやろうと決めました。
 wikiなどでほとんどの情報は出てますが、もしかするとそこにない引継ぎ要素もあるかもしれませんし……。

 いつかやると思ってたこと。
 武器を仕舞おうとしてグレネードを投げること orz
 それから、「うっかりリロード」以外にしょっちゅうやるので、カバー状態から離れようとしてBボタンを押し武器を仕舞うことです。
 2でカバーから離れるときも、別にボタンは必要なく、壁から離れるようにすればいいだけなのですが、Bで離れるクセがついてしまい……。1ではいちいち武器を仕舞ってます。しかも戦闘状態でも武器収納できるので(2では戦闘中は武器を仕舞えない)、うっかり素手でうろうろ。

 今回シタデルにはずーっとアシュリー・ギャレスの組み合わせを連れて行ってます。
 エレベーター内の会話が軍事に関することばっかりでちょっと笑えます。アシュリー、そんなんだから雌ゴリラ呼ばれるんだよ……。ギャレスもギャレスで、女性にそういう話ばっかり振るんじゃないよ!!
 「ノルマンディーの戦闘力を見てみたい」「戦闘力よりもステルスが売りね」「ステルスを使えば奇襲や側面攻撃がしやすいだろう」「新戦略のぶっつけ本番は勘弁してほしいわ」とかいうのを見ましたね。
 と、いうか。
 アシュリーにようやくまともに話しかけて分かったのですが、彼女のおじいさんは、トゥーリアンとの戦争時、シャンシーというコロニーで戦線を維持しきれず降伏し、その後更迭・左遷された無念の人でした。必死に戦ったけれど支援も間に合わず、住民を救うためには降伏するしかなかったわけですが……。
 アシュリーの異星人嫌いは、そういう背景があるのだと思います。それなら、トゥーリアンであるギャレスは他の異星人よりも苦手でしかるべきな気もするのですが、どうなんでしょう。話題が軍事関係とはいえ、けっこうフレンドリーに喋ってて、それはそれで違和感です。
 ここで理性的に抑えられるなら、ミーティング中に食って掛かることもないだろうになぁ。

 ゲー友のLさんとも話していたのですが、サーベラスって、1ではいったいなにをしてたいて、どういう決着、あるいは結末だったのか、実は未だによく分かっていません
 そこで今回、カホク提督の依頼から始まるアサイメントはじっくりと、かつ注意して取り組んでみることにしました。
 まずは連絡の途絶えた海兵隊。これは、偽物の救難信号を使ってスレッシャー・モウの巣の傍に彼等をおびき寄せて殺してます。なんのために? これは結局分かりません。スレッシャー・モウのなにかを研究でもするためでしょうか。
 で、提督に連絡すると、ノルマンディの中で通信が入ります。
 サーベラスが関わっていることが判明し、同時に提督から、サーベラスというのは連合の特殊部隊だったけれど、少し前から本来の任務を離れて連絡がとれなくなっている、といったことが説明されます。
 そして、ボイジャー・クラスターのヤン・ツー星系、ビントゥへ行くことに。
 ここではサーベラスの基地が三つあり、出てくる敵は技術研究員とか傭兵、特殊部隊員ですね。で、基地は、ラクナイワーカーを何匹か囲ってるところと、ラクナイソルジャーを一匹囲っているところ、ハスクを囲っているところがあります。これらのものを使って「なにかの実験をしている」のは確かです。が、ラクナイはともかく、ハスクは、「人間をゲスの使うパイルに突き刺して作る」ものなわけですから……。
 カホク提督はハスクと一緒に閉じ込められていましたが、「腕に針の痕があり、ひどい外傷はない」とのことから、ハスクに殺されたわけでないことは明白です。

 ビントゥをクリアすると、ジャーナルの中に「地獄の番犬」という新しいアサイメントが出て(ちなみにサーベラス=ケルベロス)、その中で、「無敵の軍隊を作るために違法な研究をしていた」と書かれています。どっからそんな情報手に入れたんだという気もしますが、研究施設を調べて分かったということにしておきましょう。
 で、次に出向いた同クラスターコロンビア星系ネフェロン。……サラリアンなのにサーベラス兵士? リーグ・オブ・ワンを追っていたサラリアン隊長のIDタグを持っている死体ですが、その説明に「サーべラス兵士」てあってかなりハテナ状態です。サーベラスって人類至上主義でアンチエイリアンなので、異星人を利用はしても、兵士として使ったりはしないと思うのですが……。
 まあいいや。
 ここではデータを手に入れます。で、それを持って帰って解析しようという時点でアサイメントは終わり。

 その後のノルマンディでは、情報屋シャドウ・ブロウカーの代理人から連絡が入り、そのデータをくれないかと言われます。
 これ、1ではこの後なにも起こらないので、2に引き継がれるんじゃないかと言われてましたけど、2では特にそういう場面や情報、ないような。
 とりあえず、2で所属することになるサーベラス。どうしようか迷いましたが、レネゲイドな選択なのは承知で、データは送っておきました。
 かつては連合軍の一部だったとはいえ、2を見てるともう完全に別の組織ですし、サーベラスにとって不利益なことがシェパードにとっても不利益かというとそうでもなさそうだし。

 サーベラスがらみのアサイメントはこの他にも出てきます。
 フェロスで存在が判明するソーリアン・クリーパーを使ってたりもしましたし、ラクナイをあちこちに送り込んでたのもサーベラスだったような?
 しかし、彼等がそれを通してなにをしたかったのかは、あまりはっきりしないまま終わったような記憶もあります。
 2をふまえて考えると、彼等は既にサレンの背後にソヴリン……リーパーたちがいることを察知しており、どうせそれを信じないだろう評議会なんぞに頼らず、人類が生き延び優位を得るために、違法だろうとなんだろうと最強の軍隊を作るべく研究を開始した、といったところでしょうか。
 そのためにはラクナイだろうとソーリアンだろうとゲスだろうと、使えるものはすべて使うし、先行投資として人間を実験台にもするわけで。
 そういや、2でジャックのロイヤリティ見てて、そういう流れがありましたね。優秀な「サブジェクト・ゼロ=ジャック」を危険にさらさないため、他の子供で充分に実験してから彼女に適用した、みたいなことが。
 人類至上主義のサーベラスが、人間を実験台に使うのは、結局彼等が至上とするのは「サーベラス」であるからだし、「最強の、人間の、軍隊」でないと意味がない以上、最終的な実験は人間に対して行うしかなくもあり。
 2で新ノルマンディに配属されるサーベラス兵士たちがあまりにも普通の人なのですっかり毒気を抜かれた気もしますが、ぜひ3では、1のサーベラスなみのえげつなさとエグさ、残酷さを見せてほしいと思います。

100814−1 1におけるサーベラスは結局?

 アサイメント「科学者たちの終焉」で、サーベラスの前身である研究機関が、アクーゼの悲劇の黒幕だと分かりますね。
 スレッシャー・モウに興味があり、そのために部隊を一つ送り込んでモウに襲わせ、それを観察していた、と。
 シェパードの経歴で、この場での生き残りを選ぶこともできます。そうすると、こんなところから因縁があったことになるのか……。
 で、生き残りの伍長がいて、彼はモウの酸を血管に入れられたりとか、実験台にされていたようです。それが、サーベラスが潰れて(「地獄の番犬」で)逃げ出すことができ、その復讐をしようとしていたのがこのアサイメント。
 ということは、カホク提督の部下たちも、似たような理由でスレッシャー・モウの研究のために利用されたったことですかね。

 で、無人の惑星でラクナイが繁殖してるというアサイメントもサーベラスがらみです。
 まずは足がかりのアサイメントをこなし、ラクナイの襲撃に遭っている部隊を助けて、最後に、ラクナイを運んでいると思われる無人補給船の出所を掴みます。
 そのときに、ラクナイを戦闘兵として利用しようとしたけど、虫みたいな外見でも知能は非常に高く、言いなりにはできず逆に研究員は殺されて、ラクナイたちは勝手に宇宙に出て行った、と。

 そういえば、ノヴェリアでバイナリ・ヘリックス社もラクナイの戦闘兵化を研究してましたよね。
 遺棄された船の中からラクナイの冷凍卵が出てきて、解凍したらそれがクイーンのものだった、と。で、生まれた子供を母親から引き離せば従順に育つかと思った逆。
 ベネジアがサレンの命令でノヴェリアに来たのは、このラクナイ・クイーンから、コンジットの在り処(アイロス)へ通じるミューリレイの場所を聞き出すためでした。
 とすると、サーベラスがラクナイを手に入れたのも、実は同じルートなのかもしれないですね。あるいは買ったか? そのあたりってアサイメント中にはなにも言及されていなかったように思いますが。

 というか……フェロスにいたソーリアン。これもまたサレンが接触した存在です。
 で、サーベラスもやっぱり、ソーリアンに洗脳された成れの果てみたいな出来損ないが絡むアサイメントがあったような?
 サレンの行動といくつか重なっていることを考えると、実は裏で通じていたんじゃないか?という気もします。
 サレンもサーベラスも早い段階でリーパーの存在に気付き、サレンは少なくとも、人間はどうでもいいけど自分の種族とかがリーパーに殲滅されるのはイヤだから、勝てない相手とは手を組もうとした。サーベラスは、サレンがそういう手段に出るなら、同じ方向性で探っても対向はできても優位には立てないし、リーパー対策と称してサレンの手に入れたものを横流ししてもらっていた。サレンはサレンで、人間になにができるとも思わないので、それが自分の役に立てばまあ良かろうくらい?
 で、ソヴリンに近づきすぎたサレンは洗脳され、接近を選ばなかったサーベラスは、実験は成功せずシェパードに邪魔され頓挫はしたものの、とりあえず自滅は免れた、と。
 本当のところは分かりませんが、こう考えることもできないでもない気がします。

 サーベラスが連合の管理下から離脱したのは、そう昔のことではありません。
 にも関わらず、2の冒頭で「シェパードをゲスごときの捜索に使ってるなんて」とか言ってるミランダと幻の男。もうすっかり落ち着き払って、組織としての体裁も整い、活動も安定しているように見えます。
 離脱前からかなり入念に、内密に組織化を進めていたのかもしれません。1でシェパードが潰したのはサーベラスの末端も末端で、組織の根幹は、うまくいってない実験の後始末をしてくれた、くらいにしか思っていなかったのかもしれませんね。

ギャレスの腰! サーベラスのことに頭を使いすぎるとしんどいので、最後に、すごくどうでもいいことでも。
 左の写真はエレベーターの中で、背後からギャレスを撮影したものです。
 だって、ウエストの矢印が気になったんだもぬ!! なにこの変な矢印!? 一応肩甲骨あたりにもありますが、そっちはまだ点と点の間を線が走ってる程度なのに、腰の白いラインは完全に矢印です。
 この腰の細さを見ろということですか?
 確かにトゥーリアンの腰は細いですよ。内臓どうなってるのかちょっと気になるくらいです。50くらいが当たり前ですかね? 下手すると40台?
 2で発生するギャレスとのロマンスで、トゥーリアンが女性を褒める場合、「房飾り」と「腰」にポイントを置くらしいと分かります。「房飾り(フリンジ)」は、人間に対応した場合「髪」になるようなので、たぶん、後頭部に伸びてるトンガリ部分のことじゃないかと思います。
 たとえば、フリンジは長いほうが美しいとか、左右対称が美人の証だとか、あるいは短いのもキュートだとか、少し左右の長さが違うのも愛嬌があるとか……、そういう感じなのでしょうか?
 そして腰は、おそらくですが、細いほうがいいのではないかと! 不健康に細すぎない範囲で、しなやかな強靭さを感じるような健康な細さが「スタイルいいね」になるのでわないかと!

 そんなどうでもいい話でまた一つ思い出しました。
 C-Secの警官で、クラブの女の子を密偵としてコラズ・デンへ送り込んでいたチェリクさん。
 彼の依頼を受けるときギャレスを連れていると「君は相変わらず策略家だな、チェリク」と言います。
 それにチェリクさんはなにも反応してくれないのですが、どうにもクールな皮肉屋に見えるチェリクさん、私としては「君はどうせまたなにも考えずに突っ走ってるんだろう」くらいのことは言っていただきたかったです。まあ、相手にすらせず受け流すのもいいんですが(笑
 勝手に、同期入社の別タイプ、でも出世速度は同じくらい、という設定がオイシイかなと思ってます。ありがちな……BLとかでまさによくありがちですが、あ、私、男か女か分からないような絵柄と言動の人間男子のBLは特に見たいと思いませんが、トゥーリアンなら拝見してみたいと思いますがいけませんか?
 まあでもそんなもの、ちょっと検索してみたって見つかりませんね!!
 こうなったら自分が第一歩を……!? っていうか全世界規模で考えて需要あるのかそれ?
 うーん……でも、人間でない種族で、しかも性に関しては公式にはほぼなにも書かれてないトゥーリアンを捏造するって、ハンパにやると超面白くなさそうだなぁ。
 普通に健全な(たぶん)妄想SSくらいにしておこうかな。

 ……見たい人が百万に一人でもいたら、教えてください。

100814−2 妄想のお時間です

 需要があろうがなかろうが、思いついたら書きつけておきたい、これはもうただのアホな妄想とキャラ語り。

 ME1の日本語版、ギャレスは延々と丁寧語で喋ります。
 あるプレイヤーさんの個人ブログでは、ME2のギャレスの台詞を、荒っぽく訳していてものすごく新鮮でした。もっとガラ悪い感じで。
 1をローカライズするとき、どうしてギャレスの口調を丁寧語にしたのかが謎と言えば謎です。あれだけレネゲイドな思考の持ち主なのに(笑
 丁寧語で喋ってなかなか礼儀正しい好青年なところと、やること、言うことの荒っぽさのギャップがまた魅力でもあるのですが、一人称が「俺」でも不思議はないキャラクターです。
 会話に使う単語とかが、丁寧に喋る場合のものが多いから、とかなのかな。
 2でも、さのばびっちさのばびっちうるさいジェイコブに比べると、ギャレスの台詞にはそういう単語は出てきません。語気を強めるためのhellとかdamnもあまり出てこなかったような覚えがあります。
 それが1で丁寧語に翻訳された理由?

 ううむ。
 2でシェパードとギャレスが再会するシーン、冒頭の台詞なら記憶しているのですが、シェパードが「なんでこんなところにいるんだ、ギャレス」と尋ねると、「射撃訓練、腕をなまらせないため」と答えます。
 それを1のような丁寧語で訳すと、「ちょっとした射撃訓練ですよ。腕をなまらせないためにね」くらいでしょうか。
 でもこれをあえて、もっと荒っぽい言葉使いで訳してみると、「ちょっとした射撃訓練さ。腕をなまらせたくないからな」とかいう感じでいかが?
 ……い、違和感…… orz 私の脳内には子犬ちゃんが住んでいるので、こんな喋り方しても壮絶に似合いません。むしろ笑えてしまう(酷

 さて。
 ここまでは前フリです。
 性格は短絡的で荒っぽいのに、丁寧語で喋るギャレス。
 そして、性格はクールな策略家なのに、淡々とした「だ・である」調で喋るチェリク。
 面白いキャラクター設定かもしれません。
 物腰は丁寧で口調も柔らかいのに、言ってる内容は荒っぽくて熱い奴、というのはちょっと珍しいタイプです。
 チェリクさんと組んでなにかの事件捜査してもらいたいなぁ。

 はい、妄想スイッチ完全にオンですよ〜。

 舞台設定は……1以前のもっと若い時でもいいのですが、むしろ2で一時的にシタデルに戻ってきたときのほうが面白いかもしれません。
 ノルマンディの大破でシェパードは生死不明。ギャレスのほうも、そのあと少しして行方が分からなくなっている、と幻の男は答えてます。そのタイミングでC-Secを辞めてオメガに行ってるんですね。
 で、シタデルの女医さんが、「貴方とギャレスが無事で良かった」とか言ってるところを見ると、人によっては一緒に死んだと思ってるのかもしれないです。でもまあ、チェリクは同僚なので、ノルマンディから降りて職場に復帰したことは知ってるはず。
 もしギャレスが、C-Secを辞める理由をきちんと表明していれば、サーベラスの情報網ならそれを掴んでいると思われます。
 なので、たぶんですが、シェパードの死亡を聞いて、シタデルの混乱に揉まれ、無法地帯とかしているテルミナス宙域のことを知り、自分がここでなにをしていけばいいのか分からなくなって、まともに辞表出さずにいなくなったような気もしますね。だから、サーベラスでも足取りがつかめなくなった、と。
 そういう辞め方すると、チェリクさんは不愉快だろうと思われます。トゥーリアンの習慣からして「義務を果たせ」というのがあるので、「他人の邪魔をせず、自分の行動に責任を持てるならなにをしても勝手」だとしても、おまえの果たすべきことってのはそんなに簡単に変わるものなのか、という感じに。
 で、勝手にいなくなって、もう知らんと忘れた頃に急にシェパードと共にシタデルに現れるわけです。しかもなにやら大怪我の痕を残して。

 たまたま見かけたチェリクが、二年前にギャレスも捜査に関わっていた事件を、まだ追っているとかだと都合がいいですね。ご都合主義バンザイ。
 で、これはおまえにとってもケリをつけるべき仕事だから手伝え、ということになるのです。
 もう大詰めで、それほど時間もかからないということで、シェパードの許可を得て一時的にシタデル滞在。
 二年合わない間に、やけに思いつめるようになったギャレスのことが気にかかるくらいは当然でしょう。前からそうご陽気な性格はしてなかったけど、やけに暗くなってないか、と。
 もちろんシドニスとの決着がつく前のタイミングです。
 犯罪者即殺、になってるギャレスを止めるのは、この場合はチェリクさんですね。彼から、シェパードと共に行動して多くを学んだとか言ってたのはなんだったんだ、と言っていただきたい!
 オメガに法はない……法がないからと言って、無法に始末すれば、それは殺される側が犯罪者だというだけで、やってることはやっぱり犯罪。犯罪は、周囲が法に照らして「そう」と決めれば犯罪なのか。
 「はみ出し者が集まって、他じゃ認めてもらえなかった自分の価値をそこで勝手に見つけた気になって、正義の使者気取りでも、やってることは殺し屋と同じだ」とか言わせてみたいですね! 「自分が正しいと思うなら、何故シタデルでそれを証明できないのか。正しいこととはなんなのか、不正とはなんなのか。自分がそう思ったらそうだ、というのではカルトもテロリストも全員正義のヒーローだ」みたいな。

 正義とはなにか、なんて真面目なテーマになりそうでちょっとドキドキですよ(阿呆
 あと、誰かからギャレスに言ってもらいたい台詞はもう一つあります。それは、何故シドニスが裏切ったのかの理由は知らないことをふまえて、「そいつにいいところは一つもなかったのか。信じられると思ったことはなかったのか。頼りになると思ったことはなかったのか。まったく信じられない奴なら最初から仲間にもしなかっただろう。それなら、そいつには信頼できるものもあったはずだ」といったこと。「シドニスも仲間だったんだろう。彼を殺せば、おまえは仲間を10人じゃなく、11人失うことになる」とか。
 シェパードが言うのが妥当かなと思ってましたが、チェリクから言ってもらうのもいいかもしれません。「俺なら、見付け出して、何故裏切ったのかを聞く。どんな事情があったのかを。それを許せるかどうかは、また別の話だ。―――だから今も、おまえに聞いている。俺がおまえと同じように行動するなら、今すぐにおまえを、暗殺の首謀者として逮捕したっていいんだ」とかね。
 仲間を殺されたわけでもないだろう、とか反論しそうですね。俺がもし君の家族や仲間を何人も殺した後でも、事情を聞こうと思うのか、とか。
 ……あり?
 ああ、そうか。チェリクと話すとギャレスもタメ口か! それじゃ丁寧語萌えできないじゃん!(ぉぃ
 それはともかく。
 そう言われても、「おまえがそんなことをするならよほどの事情があるだろうと思うから、なにより先に、それを知りたいと思うだろう」とか答えてほしいですね。
 クールな皮肉屋、策略家。でも、そういう友情や信頼を持っていると判明するところが萌えポイントです。

 問題は。
 そういう会話になる必然性というのを、二人が関わる事件とか、その物語進行にきちんと絡めないと、この会話をさせるために他のすべてがあるようになってしまうこと。
 ともあれ、ギャレスの結論は、ロイヤリティまで出ないことになるので、別れ際は「どうしてもシドニスという奴を殺すというなら、そうすればいい。だが、殺したらおまえも犯罪者だ。そのときには、俺のところへ自首しに来い」といった台詞でシメていただきたいところです。
 で、自首してきたのはシドニスのほうで、ほっとする、と。
 あ、そうするとチェリクからシェパードにメール来そうですね!

 ふむ。
 書いてみたくなりましたね。

100817 今更すぎる?

 今気づきました。
 ME1のメニュー画面(プレイ中にスタートボタン)で、下のほうに一言解説が出てたんですね!
 いやー、今までホントにちっともまったくこれっぽっちも気付いてませんでしたよ!
 2ではロード中に出てくるのをずっと見てましたけど、1にもあったとは。

 ちまちまとアサイメントをこなし、残すはゲスのいる4惑星をめぐるヤツと、フェロスでソーリアンと関わってから出てくるマルーン・シー・クラスターのものだけになりました。
 ちなみに、引継ぎにまったく関係なさそうな鉱石集めとかはハンパでもいいかと思ってます。

 そしてようやくフェロスに行きました。
 ここに出てくる敵はゲスばかりなので、主力のアサルトライフルに、全員タングステン弾LV7を突っ込んで進んでますが、いやはや、なんつー撃破速度でしょうか。2の戦闘でこの勢いで敵の体力削れたら、難易度カジュアル未満かと思うところです。それくらい威力が高くて、ちょっと笑えます。なにせ3発くらいでゲスが死ぬという。いくら最低難易度で回してるからって、4体くらいいるゲスと隠れもせずガチで撃ち合えるってどうなんですか。
 この分ならさくさくと終わりそうです。敵がナマモノならシュレッダー弾入れればいいしね〜。

 2をやることで、やっと、1のアップグレードパーツもきちんと理解した気がします。
 ていうか、実はつい先日まで、1ではアップグレードってほとんど気にしてなかったんですよ。だって、カタカナで「クライオ弾」とか書いてあっても意味が分かんないし、マイナス要素のある弾はあまり使いたくないしで、使う弾といったら、毒弾と対金属弾、対生物弾の3種類くらいでした。
 武器の補助パーツも、発熱上がると鬱陶しいとかの理由で、照準の安定なんかを優先してましたが、実はこれ、入れたからってほとんど効果を実感できてません。これは今もです。さすがにスナイパーライフルだと、ブレがすごいので安定性の変化も分からないでもありませんが、一つ下のレベルのものと大きく違うかといったら、全然。
 こういうのが、2をプレイして「Cryoってどういう意味だ? クリオ……じゃなくてクライオか」とか調べて、分かって、改めて1を見たら、「ああそうか、凍結弾だよなこれ」って。でも精度下がるとなったらちょっと使いづらいなぁと、使ってませんけど。適当に戦えてしまう分、2ほど有効に感じられないんですよね。

 仲間の武器も、基本的にアサルトライフルオンリーです。アシュリーとギャレスなので。持ち替えさせて攻撃させる利点が感じられないので、趣味でギャレスにスナライ装備させることがあるくらい。
 難易度が低いとこれでいけてしまうし、高ければ高いで、敵によってとか場所によって武器を替えれば効果を感じられるかといえばそれもちょっと。
 装備できるけど訓練できない武器とか、エイム(LT)ができなくてろくに役に立たないし、こういうのをきれいに削って、すべてをきちんと有用にした2は、完璧とは思いませんが、実に見事です。