底の見えない泥の中へと根をひたし 白く咲く古い歌にも詠まれた濁りに染まぬその花
身を浮かべる水面のそこに漂う塵芥にたとえその肌 包まれたとて咲いたその色を変えることなく
穢れに埋もれ澱みに囚われそれでもそれを食らって なお白く咲け
そんなおまえを俺は愛する