適当キャラ設定


「ゴウジ」
188cm・26才。白髪・赤眼。ヒューマン。
 知る人ぞ知る凄腕の賞金稼ぎ。己の腕を磨くために世界各地を放浪しながら、その場所ごとに、他の者が投げ出すような厄介な仕事を片付けていた。猛獣なみの身体能力と人間なみの知性を持つ獣人を狩ることにかけては、並ぶ者がないとまで言われている。
 刃渡りが1mほどもある豪刀・ガイアを愛用する。
 伝説の宝刀のうちの一つを所持することから、彼を畏敬する者は本来の名ではなく、ガイアの名で呼ぶことも。

「ゴウキ」
185cm・24才。黒髪、茶眼。ヒューマン。
 帝都にある高級レストランのオーナーの養子。
 地下で違法な賭け試合を行っていた養父が、内府の追跡を逃れて逃亡した後は、本格的な一流レストランのオーナーとして真っ当に暮らしている。
 伝説の宝刀の一つ、クライムレッドを所有し、操気術を身につけ、炎を自在に操る。
 苦労してきたせいか、落ち着いた大人な性格。昔、共に過ごしたシランを未だに大切に思っている。

「ソウケツ」
182cm・25才。金髪・茶眼。ヒューマン。
 不必要に財を蓄える金持ちか、悪党しか狙わない、という義賊団「泊義」の首領。狩りを生業とする山の民の出身で、赤ん坊の頃から仕込まれたという弓の腕前は天下無双とも言われる。
 かつてはより巨大な盗賊集団「梁山泊」に所属していた。
 離脱の切っ掛けともなった出来事で手に入れてきたワーウルフのJを溺愛している。

「ヒエン」
175cm・21才。亜麻色の髪・薄い茶色の眼。ヒューマン。
 帝都に住む大貴族の嫡男。社交界の花、と呼ばれ女にも男にも人気がある。
 愛想がよくいつもにこやかに笑っているが、本当はそんな人形のような自分が嫌いで、反動のように暗黒面が噴き出すことのある二重人格。変貌後の性格は冷酷で無慈悲。
 唯一、ゲンジにだけは心を開いている。


「モモ」
155cm・2才。黒髪・金眼。ワータイガー。
 前髪からサイドにかけて、ハチマキでもしているように髪の色素が抜けているのが特徴。
 第三シティにあるとある富豪の家で飼われていたが、兄のオミトに連れられて逃げ出す。行き倒れになりかけていたところをゴウジに拾われた。その時まだ生後一ヶ月程度だったため、盲目的なくらいにゴウジに懐いてしまう。
 無邪気だが悪戯好きで、時々とんでもないこともしでかしたり。
 外見はヒューマンで言えば13才くらい。

「オミト」
158cm・2才。黒髪・金眼。ワータイガー。
 顔に六本の傷をつけられ、元の飼い主のところを逃げ出した。人間不信に陥る寸前にゴウジに拾われる。
 弟のモモを守らなければならない、と頑張って突っ張っていたせいで、結局ゴウジには素直になれず、次の飼い主のところでその分甘えている模様。とある事件で知り合ったゴウキにもすっかり懐いてしまった。
 外見はヒューマン年齢14才くらい。

「J」
190cm・7才。茶髪・薄青い眼。ワーウルフ。
 ある富豪の家で飼われていた番犬。背中に大きな十字の傷をつけられている。
 あまり無駄に喋らない無口な性格で、元の主にも黙って仕えていた。その家を梁山泊に所属していた時代のソウケツに襲われた時、返り討ちに合いながらも保護され、今に至る。
 主には逆らわないが、いろいろと悩むことはあるらしい。
 外見年齢は23才くらい。

「ゲンジ」
180cm・7才。黒髪・茶眼。ワーウルフ。
 右目の上に傷があるが、これはヒエンのために自分でつけたもの。
 裏の人格が暴走してしまうと自分では止められないヒエンのために、いつもそうならないように心配し、そうなってしまった時には心身を懸けて止める役割を担う。
 口は達者ではないが、そのかわり朴訥に本当のことだけを語る。
 外見年齢は23才くらい。


「ジャキ」
208cm・32才。黒髪・青みがかった黒眼。ヒューマン。
 「帝国」の支配者でもある若き皇帝。自身、極めて素晴らしい戦士でもあり、戦のおりには前線にて戦うほど。
 戦闘能力のみならず政治的手腕にも秀で、傾きかけていた国を、即位後僅か四年で立て直した。しかしそのおりに行わざるをえなかった大規模な戦争により、他国の者からは悪鬼のように言われることもある。

「エイケイ」
182cm・29才。黒髪・黒眼。シャドウ。
 近衛隊長「氷流」にして皇帝の懐刀とも呼ばれる。人の姿をして、あるいは影そのものとなってジャキの身辺に侍り、警護を司っている。必要なこと以外は全くと言っていいほど喋らない。
 世間的には存在の確認されてはいないシャドウという種族がら、それを隠して隠密行動に徹している。

「ラセツ」
185cm・82才。黒髪・茶眼。エルダーヒューマン。
 内府執官支配「峨山」。内府の高官たちのまとめ役として、日頃から小言ばかり言わされている。先代、先々代の皇帝にも仕えてきたため、周囲からの信頼のほどは比類ないほどに厚い。
 伊達に長く生きているわけではなく、博識であることでもよく知られている。が、その実力を知る者こそ少ないが、鬼神とも呼ばれるほどの強さを誇る。
 外見はヒューマン年齢35才くらい?
 ディナという竜馬を相場としている。

「センクウ」
195cm・52才。金髪・碧眼。ノーブルグリーン。
 帝都守衛隊隊長「雷嵐」として、「焔紅」と並んで帝都の守護戦神とも呼ばれる。
 しかしやや人とズレた感覚をしているらしく、周囲の者を困らせることもしばしば。
 温厚で繊細そうな外見からは想像もつかないほどのやり手で、いくつもの戦にて戦果を上げている。だが基本的に争い事は嫌い。
 オミトを拾って以来、溺愛ぶりは内府で噂になるほど。
 外見年齢は20代後半。
 相場は竜馬・ディーガント。

「マンジー」
188cm・48才。淡い茶髪・赤みがかった茶眼。ドラグニール。
 帝都の治安を維持する警邏隊長「焔紅」。対外戦争ともなればその戦列に加わることもある。
 陽気で大雑把な性格で、都内にもよく出没し、人民からも慕われている。だがいざ戦ともなれば先陣をきり、勇猛かつ豪胆に戦う。
 外見的にはヒューマンに極めて近いのだが、竜人としての血は濃いらしく、特技はブレス。心身共に戦闘モードに入ると、タテガミ(トサカ)が赤く変色する。
 外見年齢は28才くらい?
 バートという飛竜に乗る。



「種族について」


ヒューマン(人間)
 もっとも一般的で、世界の人口の大多数を占める。

ワービースト(獣人)
 人間についで人口は多いが、獣として扱われている。寿命は、細かな種族によって差があるが、およそ30年程度。生まれて一ヶ月ほどで、人間でいう10才程度の外見に成長する。そこから次第に成長は穏やかになり、長い青年期を経て、急速に老化していく。
 帝都以外では人権などというものは全くなく、迫害の対象とされるか、奴隷として使われている。
 また、人間社会から隔離されると容易に野生化する。

シャドウ(影魔)
 存在していながらも、その事実がほとんど知られていない種族。実は「魔物」と呼ばれる類のものであるが、個体数が極端に少ないらしく、一般的には確認されてすらもいない。
 自身を影そのものに変えて他の影に同化することができる。基本的に不老不死だが、殺意や敵意によって消耗した場合や、自己の存在を否定した時点で消滅する。人間形をとっている時でも、それは一種の「触れることのできる幻覚」であり、重量などはない。
 強い光に当たることにより体が透けて向こう側が見えてしまう他、あまりに強烈な光線に当たると、存在を保てなくなる。

エルダーヒューマン(祖人)
 人間と全く同じ外見と特徴を持ちながら、その倍以上の寿命を持つ。霊的には人間よりはるかに完成しており、神が最初に作り出した「人間」種を維持した存在だと、神聖視する者もある。事実、様々な能力において、人間よりもいくらか秀でたところがあり、毒や病気などへの耐性も高い。
 ヒューマンと同じく、特に抜きん出た長所のない種族だが、弱点も持たない。

ノーブルグリーン(草人)
 人間と同じ外見はしているが、体の組織はほぼ繊維質。生物としての特徴も植物に似ており、太陽光と水だけで生命を維持し、大気の浄化作用を持っている。死に際に咲かせるという「霊華」や、万能薬である血を目当てに乱獲され、現在は絶滅していると言われている。環境などにより寿命は大きく変化するが、長く生きたものはまさに大樹レベルで、千年単位である。
 体組織が繊維であるため、極端に炎に弱く、引火すれば紙のように簡単に燃える。冷気にも弱いが、毒が効かず、腕や脚を失っても再生することができるという特長を持つ。
 また、身近にいる者の心に感応、あるいは共鳴する特異能力を持つ。

ドラグニール(竜人)
 霊獣オールドドラゴンの意思により、人間を模倣して生み出されたといわれる。かつて竜の血が濃かった時代には人間よりも竜に近い姿をしていたが、現在はほぼ全員が人間形。
 身体能力などは人間と比較にならないものがある。髪に見えるものは背びれの名残で、神経や血管も通っており、感覚がある。感情の昂ぶりに応じて色が変化したり、逆立ったりするのはそのため。寿命は100年程度だが、青年期が長く、成人以後はほとんど外見は変化しない。
 体温の恒常性が低く、特に低温下では著しく行動力が下がる。



「役職・その他」


近衛隊
 皇帝、およびその近辺の貴人を守る精鋭部隊。隊長は「氷流(ヒリュウ)」と呼ばれる。およそ三十名ほどの隊員によって構成されている。内府にある執務館の護衛は、彼等が隊長となり、守衛隊員を配備して行われている。

守衛隊
 対外戦争が終結した現在は、帝都の防衛に当たっているが、本来は精鋭を集めた軍隊である。隊長は「雷嵐(ライラン)」。平時は五百名ほどの正規隊員と、八百名ほどの準隊員とで構成され、内府の警護に当たっている。

警邏隊
 帝都を巡察する警察機構。隊長は「焔紅(エンゴウ)」。構成員数はおよそ七百名。帝都内に派遣される他、近隣の街道にも詰め所が設けられている。戦時には守衛隊と共に出撃するほどの強者も混じっているが、基本的には参戦しない。

操気術
 いわゆる魔法のようなもの。誰にでも使えるわけではなく、自身の内部にある「気」を引き出す素質がなければならない。その性質によって使える術が限定され、何種類もの術を身につけることはほぼ不可能である。ただし、一つの術を応用することでバリエーションを持たせることは可能。