8−1.隠しページを作ろう(主な隠し方)

 ここはタグなどではなく、理論というか、まあ、考え方のコーナーです。

 女性向けのものや、成年男性向けのものを特に取り扱っているサイトや、あるいは特別な会員のようなものを設けているサイトには、「隠しページ」があったりします。
 このサイトにも、いくつかそういうものがあります。
 そういった「隠しページ」「裏ページ」。
 ページそのものは普通に作ればいいとして、どうやって隠せばいいのでしょう?
 それについて、私なりの考え方も含めてご説明します。

 さて、もしあなたが隠しページを作ろうとしていたら、考えて欲しいことがいくつかあります。
 それは、
1.何故隠すのか
2.どれくらい隠すのか
 ということ。それによって、どのように隠すかも変わってくるし、変えるほうがいいと私は考えています。
 理屈はいろいろありますが、ややこしい話になるのでそんなものはポイして。
 具体的な、そして代表的な隠し方を紹介しつつ、どういう内容のものを隠すのに向いているかを語らせてください。

A.背景色と同じ文字色を使う
 これが最もシンプルで簡単な隠し方です。このページだったら、文字色を<font color=white></font>で白くしてしまえばいいのです。そうすると「隠しページへはここから」というようになります。
 これを、ページのどこかに置けばOK。探す側は、ページを全部反転(左上の隅っこでクリックしたまま、右下隅までずーっとマウスを引っ張る。あるいは、「Ctrlキー+A」)させれば、見ることができるようになります。
 直接リンクを隠すもよし、URLを書いておくもよし。リンクそのものを隠すことが多いでしょうか。
 ただし気をつけてもらいたいのは、どこかにそうやって隠されている、ということをちゃんと教えることです。
 それと同時に、「このページのどこかに」とか、とにかくなにか探すヒントをあげないと、たいていの人は探しません。「サイト全体のどこかに」では、よほど熱心な貴方のファンでないかぎり、面倒臭がって探さない人のほうが多いのは分かりますよね?
 この隠し方には、別の理由で反転させた時、あるいはたまたまマウスをそこに持っていった時、見つかってしまうという欠点があります。
 したがって、この「A」の方法は、「見たいと思ったら見てくれていいけれど、ちょっとだけ気をつけてほしい」という程度の隠し方に向いています。だから、どのページに隠されているかも分からないようでは、本末転倒って感じですね。

B.ソースに書き込む
 ソース、といってますが、要するにページを作っているファイルそのものに隠してしまう方法です。
 これは、こういうものを使います。

<!-- (裏のアドレスは「http://〜〜〜.html」だヨ) -->

 これをページの内部に埋め込んでやればOK。<!--  -->で囲った内容は、ファイル作成者、つまり貴方の覚書といったもので、ページの表面には出てきません。本来は、「ここまでが外テーブルの頭」「ここからは目次テーブル」「ここからが外テーブルのケツ」とかいうように、自分の書いたタグにつける覚書として使うものなのです。
 ともあれこの場合、ソースを見た人にだけ、メッセージが分かることになります。あ、−−の間の空白は、見やすくするために入れているだけですので、なくても構いませんよ。
 これだと、Aと違ってたまたま反転したとかマウスがそこにあって見つかる、なんてことはなくなりますし、BのようにTabキーを使っても見つかりません。少し高度な隠し方といえるでしょう。web初心者のかたは「ソースってなに?」でもあるでしょうし。ただし、隠しページ探索に慣れている方にはすぐに見つかってしまいます。
 隠しページを探す時には、まずはここと思ったページで反転、Tabで捜査、そしてソース拝見、という順番になる人が多いんじゃないかと思ってます。

C.パスワード入力制
 さて、見つける難易度を自在に調整できるものとして、こういう隠し方もあります。
 
たとえば、ものすごくマニアックなクイズなんかを出します。「Q.先生と初めてであった時のベータの年齢は?」とかいうよほど熱心な読者しか覚えていないようなものとか、「Q.世界初の自動車は西暦何年に完成した?」とかいう車マニアででもなければ分からないものとか……。ただし、その隠しページに入るに相応しいクイズのほうがいいでしょう。
 あるいは、「零零零零雫零零」というように紛れ込んでいる文字当てもいいでしょう。
 それから具体的にどうするかは、後で別項目(8−2)として説明しますね。
 こうして答えが分かったかただけ、入れるようにするのです。
 これだと、「クイズの難易度=見つけにくさ」になりますから、調整ができるという利点があります。ただし、自分では簡単な問題のつもりでも、閲覧者には難解ということもあります。根気さえあれば必ず見つけ出せる「紛れ込んだ文字当て」や、該当作品を見つけられればそこに解答があるようなクイズ、自分のサイトの話題についてこれる人であれば分かるクイズ、くらいにしておくのがいいかもしれませんね。

D.請求制
 最後のこれは、管理人にメールを出してもらい、それで初めてページのURLや、あるいはリンクを隠してある場所を教えるというもの。こればっかりは、閲覧者がどう探そうとほとんど探し当てることは不可能な隠し方です。
 それだけに、一番確実な隠し方であるとも言えます。テクニック6−2で紹介しているように、検索ロボットにひっかからないようにしてあれば、更にいいでしょう。
 これの問題は、「問い合わせが面倒臭い、返事がなかなか来ないこともある」という理由や、自分の情報が管理人に知れてしまうという理由から、「URL請求制なら諦める」というかたもいるということ。
 それだけに、「できるだけ多くの人に見てもらいたいけれど、そのまま置くのは躊躇われる」という程度のものならば、こんなふうにはしないほうがいい、ということになります。
 アドレス請求制にして隠してしまうのは、「本当に好きな人だけ見てくれればいい」くらい自己満足的なものだけでいいのではないでしょうか。

 これくらいが代表的な隠し方になります。
 何故隠したいのか、どれくらい見つかりにくくしたいのか、それによって使い分けるといいでしょう。

ex.余談
 私の場合、隠したり、隠さずに警告したりしていますが、隠すレベルの設定は「手間」を基準にしています。それを見ようと思ったら、どれくらいの手間が必要か、です。それだけの手間をかけてもいい、と思える熱心さがあれば、見られてもまずくない、という感じですね。そして警告を選んでいる場合は、「ここまで警告したんだから、読んで不愉快になっても、それは読むと決めた貴方の責任、私に文句は言わないで」という「牽制」なのです。
 これは無論、併用してもいいものです。隠しておいて、一定の手間をかけてもらって入ってもらい、そのトップページには警告を挟む、というように。

 さて、長々と書いてきましたが、最後にもう一度だけ言います。
 隠す理由はちゃんと考えましょう。もっと具体的に言えば、どういう人に見てもらいたくて、どういう人には見られたくないか、です。そして、その作品や記事内容を、大勢の人に見てもらいたいのか、そうでなくてもいいのか。ここも大事なところです。
 それに応じて、隠し方を考えてください。ちょっとだけ気をつけてもらえればいいのか、ものすごく限られた人だけでいいのか。
 隠してはいてもアップする以上、「見てもらいたい」という意識はあるはずですから、それを台無しにするような隠し方はしないように気をつけましょう。

 なお、どれくらいのものを隠しページに置くかは管理人さん次第ですが、隠しページがある、ということ自体はちゃんと告知するように
 ……いや、たまにあるんですよ。マップ、注意書き、作品置き場、どこを見ても「隠しページがある」なんて書いてないのに、しっかり「裏=隠しページ」が存在するところ。しかも、自分から教えた友人限定というわけでもなくて、リンクする際の注意書きなんかがあったり。これは告知忘れとしか思えないのですが……?

 


8−2.パスワード制のページを作るには

 さて、上で紹介した中にある、パスワードを使って入場制限をかける場合、どのようなタグを書けばいいのでしょうか?
 実はこれ、タグというよりjava scriptの話。ですがまあ、なにも考えずに下を使ってください。<HEAD></HEAD>の中に入れます。

<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
function passCheck(){
var password = prompt("パスワードを入れてください","");
if (password != ""){
location.href=password+".html";}
else{
alert("パスワードが入っていません");
location.href="xxx.html";}}
//-->
</SCRIPT>

 パスワードを使って目的のページへ入れるようにするスクリプトは、他にもあります。しかしその場合、答えであるパスワードをソースに書いておく必要があるため、ソースを見れば答えがわかってしまうという欠点を持っています。
 今回紹介したスクリプトは、目的のページのファイル名=パスワードという仕組みのもの。
 つまり、パスワード制コーナーのTOPページが「karasu.html」の場合、パスワード自体がkarasuになるということです
 文字色を赤くした部分がまさにその命令部で、「『パスワード.html』へ飛びなさい」と言っているのですね。
 対して青くした文字のほうは、パスワードを入れずに進んだ場合に戻るファイルの名前です。元々表示されていたページにするのがいいでしょう。
 緑色にした部分は、来訪者へのメッセージです。見たとおり。

 が、このままでは実は使えません。ページのどこかにこんなメッセージボタンを入れる必要があるのです。

 このボタンを表示しているタグは下のもの。このボタンをポチッと押すと、パスワード入力画面に行く仕組みになっています。

<FORM>
<INPUT TYPE="button" VALUE="パスワードをど〜ぞ" onClick="passCheck()">
</FORM>

 上のボタンを押したら、ためしに「raven」とでも入れてみてください。私のハンドルの由来になった詩のページへと飛びます。