オーダーマッチ攻略:4

AC リンクス
15 レッドラム シャミア・ラヴィラヴィ
14 マロース イルビス・オーンスタイン
13 ブラインドボルト ヤン
12 ルーラー リザイア
11 トラセンド ダリオ・エンピオ

 

ランク15 レッドラム

【アセンブルから】
 APは3万6000くらいで、実弾防御、EN防御はやや低め、PA性能はやや高め。軽量脚とはいえ四脚で、頭・コアがEKHAZARのため、安定性はかなり高くなっています。防御面は決して強いとは言えませんが、極端な穴もない機体です。
 速度は、四脚であることも考えると、地上では数値以上に高いと思ったほうがいいので、ベスト5程度に入るものだと考えておきます。ジェネレーター、基本のブースター類もEKHAZARとDUSKARORで構成されていて、EN効率はかなり低め。ブースターが比較的省エネだとしても、中型のジェネレーターでは余剰ENまでは生み出せないようです。ミッションで出てきたときのことを思い返しても、飛ぶようなことはまずないでしょう。
 武器はアサルトライフル、ショットガン。ショットガンと同じ左側にスラッグガン。右格納にハンドガンという構成。
 すべて実弾・近距離用の武器ですので、近づかれさえしなければ、なにも怖いことはありません。が、ここまで近距離に特化していてスピードもあるとなったら、近づかれずに済むとは考えられません。となると、OBで一気に近づいてくるのでないなら、近づかれるまでの間にWGミサイルやスナイパーライフルで一気に攻めるか、あるいは、飛べない・飛ばないだろうことから、高空からの攻撃で距離を稼ぐというのが有効ではないかと考えられます。念のため機体は実弾防御を高めていきましょう。

【戦闘時の動き方考察】
 遠距離を維持させてくれることはありません。OBは使いませんが、地上を高速で滑ってきますので、これを引き離すのはなかなか困難です。ただし、やはり飛ぶことはないので、高度で距離をとることは容易です。しかし、真下に入り込んできたり、そのままくぐり抜けて背後に行ったりするため、そのままではなかなか赤ロックできず、一度前QBを連発して距離をとるなどする必要がありました。
 地上戦に徹すると、中距離すらもなかなか維持させてはくれず、こちらがよほどの軽量・高速機でないかぎり、戦闘距離は300〜200程度になりがちです。ただし、こちらがまっすぐに引いていると、あまり左右に移動しません。それより近付くと、たまにQBして背後に回ります。
 なお、中〜近距離ではいきなりAAを出してくることもあるので注意。

【というわけで】
 高空からミサイルを撃つにしても、簡単にばらまけるわけではありません。既に書いたように、高さだけでなく横にも少し距離をとり、赤ロックできている間にできるだけ連発しましょう。移動速度が速いため、半分くらいは引き離してかわしてしまうこともありますが、もともとの防御が低いため、それでも特に問題なく撃破できます。

 ただ、相手の防御の低さを逆手にとるなら、無理に距離をとろうとせず、避けようともせず、実弾防御を高めた中量程度の機体で、ひたすら引き撃ちに徹したほうがラクです。とりあえず、いろんな武器で試してみました。スナライで遠距離にいる内から攻撃開始したり、ガトリングやマシンガンなど近距離に入ってからの効率が高い武器にしたり。結果、ハンドガンLAHE、アサルトライフル04-MARVE、散バズあたりが早かったですね。

 高空から狙うにせよ、引くにせよ、充分な広さのある戦場のほうがいいので、相変わらず砂漠がベストです。

【その他諸々】
 レッドラムの動きが単調になるのは、こちらがまっすぐに引いているときです。
 このときにあまり動かないからといって、ブレードを当てようとするとそううまくはいきませんでした。引いている状態からまっすぐ斬りに行くだけでは、まず避けてしまいます。当てやすいタイミングというのは特に把握できなかったので、彼女をブレードで落とすなら、相応のプレイヤースキルが必要だと思います。無闇に振り回していてもそこそこ当たって、当たれば防御が低いので勝てはしますが、ま、美しくないですね。
 だからこそ、ブレードで「普通に戦う」練習には、弱すぎず、丁度良いのではないでしょうか。AA発動するときにはほぼ動きませんから、発動した後にうまく斬り込むと、こちらはダメージを受けず、見事にヒットしたりします。

 中2でもやや軽量の機体であれば、引いているとレッドラムとの距離を400程度まで広げることはできます。近距離でガリガリ減らされるPAを回復するために、いったんこれくらいの距離に引いて、回復までの時間を稼げるやや高速の機体が、私には使いやすいですね。
 自分の機体でいうと、「JIN」とか、Wブレードの「Cil de Rose」あたりは、実弾防御もPA性能も極端に低いことはないので、回避に気をとられず普通に戦えました。回避するというより、黙ってマトにならいなようにこちらも積極的に動く、という感じで。あとは兄機が、遠距離ではスナライを使い、近付かれたら引きつつ天使砲であっさりと。さすが、当たるとデカい……。

 

ランク14 マロース

【アセンブルから】
 ブースターまでEKHAZARで固めた純正EKHAZAR機。ですが、自社で開発していないオーバードブースターだけはJUDITHでした。しょぼん。ともかくAPは4万1000でやや高め、防御は全体的に平均以下で、特にEN防御には難があります。
 内燃機関もアルゼブラ製という点で速度、EN効率は共に並。持続性能は少し低いのですが、回復力で補える程度ではないかと思います。ただし、逆脚であることと、ミッションで戦ったときのことを考えると、近距離では空中から攻撃してくるのではないかと予想されます。
 武器は通常ライフル、マシンガン、強散布ミサイル、軽グレネードキャノン。距離300〜700程度を得意とするようです。反面、これより遠い距離には効果的な攻撃を持ちません。
 相手の武器が近〜やや中距離に対応しているところから、中距離までは積極的に寄ってくると予想されます。レッドラムほどの速度がないので、接近までに多少の時間はとれると思われます。近距離にまで近づかれてしまうと、三次元的な移動に振り回されるでしょうから、遠距離にいる間にできるだけアドバンテージをとったほうが良さそうです。OBしてこなければいいのですが……。

【戦闘時の動き方考察】
 案の定、そう簡単には遠距離を維持させてはくれません。それほどスピードはないのですが、左右に少し動きながら、きっちり近づいてきます。しかも、800程度の距離になったあたりから散布とグレネードを撃ってきます。グレネードはロックできていないので、じっとしていなければ当たりませんが、散布は830のあたりから赤ロックが可能なためこっちに向かってきます。引くことに集中し、距離を900以下にしないよう、きっちりQBしていけばいいのですが……。
 散布が届く距離に入ると、突然危険になります。散布を避けるために横QBなどしていると、その間にじりじりと間合いを詰められていきます。
 600〜500あたりではグレネードと散布。どちらもヒットしたときのダメージが大きく、危険な領域のようです。
 400程度の距離に入ればライフルとグレネードになります。
 それよりもう少し近づくと、ライフルとマシンガンに。

【というわけで】
 900以下に詰められないようにしっかり距離を意識しつつ、WGミサイルの乱射で一気に仕留めるのが得策です。狙撃でも行けますが、こまめに左右移動するためよくはずされます。
 解説には、オーダーマッチでの勝率は高くない、とか書かれていますが、戦いにくさではレッドラムよりも上のような。

 中距離以下では案の定、飛び回ります。機体がそこそこは重いので、それほどスピーディでないのがせめてもの幸い。あと、高さもそれほど高くありません。
 なのでサイティングだけならば難易度はそう高くありません。が、散布とグレネードは勘弁です。
 実際に近づいてサイティングするのが難しくなければ、実弾防御の高い機体で近距離機動戦、というのもアリです。LABIATAもCANTUTAMも、使い勝手はいい武器ですが、高効率というわけではありません。MOTORCOBRA、MARVEなどで応戦すればOK。

【その他諸々】
 ふわふわとはしていますが、あきれるほどよく飛び回ります。逆脚の面目躍如です。
 近距離で戯れていると、「上」という空間を使ってこちらの視界から逃れ、その隙に400〜600程度の距離、すなわち自分の得意間合いへ移動します。この距離だとライフル、グレネード、散布という三択ができる分、有利なのでしょう。
 あと、こっちが嬉しそうにガトリングとかショットガン撃ちっぱなしにしていると、散布を撃ちません。自爆することが分かってるから?
 そろそろガチで撃ち合ってるだけでは勝てなくなりつつあります。性能差にモノを言わせられるのは、せいぜいWGミサイルくらいでしょうか。

 なお、個人的にマロースは、いい先生だと思ってます。
 近距離で戦う場合、マロースから稽古をつけてもらいたいのは、一つ目は頭上を飛び越えられた後のサイティングです。
 高さはともかく、できるだけすぐに左右を調整し、自分の正面に持ってくること。そして、着地までにも左右にふらふらするマロースを、着地時にやはり正面で捉えること。レーダーを素早く読み取ることはもちろん、QTのコントロールも重要です。機体のアセンブルとともに、やはりプレイヤーの操作スキルですね。QTは左右どちらもとっさに出せるようになりましょう。
 それから二つ目が、姿を見失っているときの回避です。
 レーダーで位置を把握していることが前提ですが、そこからマロースがグレネードを撃ってくることを考えてください(散布は撃たれたら諦めましょう)。その上で、「射線にとどまらないようにQBする」ことを考えます。つまり、自分の左右にマロースがいたら前QBすればいいですし、正面上にいるようなら、横にQBしつつ、少し旋回してマロースをあくまでも正面に持ってくること。見えていない以上、タイミングは勘です。たとえ勘でも、避けようとしないよりは避けようとだけでもしたほうがマシです。
 簡単ではありませんが、非常に面白い練習です。初級者を脱して、機動戦の練習をしようというなら、ぜひ稽古をつけてもらってください。

 更にワンステップ上を目指すなら。
 私はあえて、両手MARVEだけでどこまで削れるかを試みます。というのは、無駄撃ちしてたら確実に弾が足りないからです。
 極力無駄撃ちせず、コンスタントにヒットさせることさえできれば、ぎりぎり足りるかどうかというところ。PAを回復されるとダメージが軽減されるので、素早いサイティング→攻撃でPAの回復を阻止する必要もあります。(しかもMARVEの有効射程は、マロースが好む400〜500より少し短いので、赤ロックするためには距離を詰める必要もあります)
 なお、MARVEだけで倒せるはず。「はず」なのは、まだ成功したことないから orz でも、こいつより全体的に防御性能が高いブラインドボルト(すぐ下)を倒せるんだからこいつも倒せるはず。なのに倒せない……! 実弾防御なんて3000もブラインドボルトのほうが高いのに! KP出力も高いのに! いかに無駄撃ちしてるか、当たってないかの証明です。ま、ぼちぼちがんばります。

 

ランク13 ブラインドボルト

【アセンブルから】
 APは4万ちょいで、並よりは少しある感じです。実弾防御・EN防御・PA性能ともに、際立って高いことがなくてもすべて平均以上に高めのため、なかなか打たれ強い機体と言えます。
 SOLDNERで固めたフレームに、MAXWELLジェネレーター、インテリオルの重量ブースター、という重量機なので、スピードは低く、その代わりEN効率はかなり高めです。重い体を、豊富なENと微妙なブースターでどう動かすかは、戦ってみないとちょっと分かりませんが、旋回性能が低いので、飛ばないのであれば近距離戦も難しくはなさそうです。
 ただし武器はアルドラ製のグレネード、バズーカを両手に、右背にはハイレーザーSIRIUSという重火器が揃っています。これらの武器の射程は500〜600。実弾の二種は弾速が遅いので、これくらいの距離があれば避けやすいでしょうが、ハイレーザーは危険な気がします。
 ここはやはり、相手の挙動の遅さを突いて張り付くか、700より離れればこちらを赤ロックすることはできないので、遠距離戦に徹するのが得策です。OBを使ってくるとなると話は別ですが……。

【戦闘時の動き方考察】
 さすが重量機、遠距離でそれなりのスピードで引いていれば、ただまっすぐ近づいてきていいマトです。左右にも動きませんので、1300くらいの距離で白ロックしかしてなくても、きっちり自機の正面に捉えていればスナライが当たります。
 600程度の中距離になると、グレネード、バズーカ、ハイレーザー、すべてを撃ってきます。やはりハイレーザーは、実弾の二種よりは弾速が速いので注意。しっかり集中していないと、撃たれてからかわすのは大変です。回避するなら、光線が見えてからではなくブラインドボルトが青白く発光したように見えたら、です。
 近距離にもぐりこむと、旋回の遅さ、移動の遅さが致命的。少し機動力のある機体ならば、側面をとって攻撃することも難しくはありません。ただ、時々飛んで位置を換えます。スローなので追いかけるのは容易ですが、見失っている間にグレネード直撃、とかいうオチは勘弁ですね。

【というわけで】
 防御力の高い機体なので、スナライでちまちま削るよりは、やはりWGミサイルが圧倒的です。機動力がないのでまんまと食らってくれます。
 ただ先に進みたいだけであれば、容赦なくこれで沈めて差し上げましょう。

 もう少しマトモに戦いたいなら、機動戦もオススメ。一発食らうと痛いのは間違いありませんが、正面に立たないようにすることを意識し、ブラインドボルドがどっちを向いているか、武器を構えていないかをよく見ながら、意図的に側面〜背後へ回るようにしてみましょう。
 同じく高火力の武器を持っている雷電に比べると、なんでこいつはこんなに簡単に脇をとらせてくれるのか。正面から強引に突撃するのは危険なので回りこみたい、という思いは同じなのに。ある意味とても不思議です。

【その他諸々】
 上のマロースからの流れで。
 こいつはMARVEだけで削り倒せます。残弾数が30をきるくらいなので、決して余裕はありませんが、赤ロックして側面をとり、ロックがはずれない間だけ撃つ、というやり方で倒せるのです。
 近距離でも比較的戦いやすい相手ですが、ブレードで突っ込むと飛んで位置を換えてくるので、射撃で張り付いているよりは、少し追い回すのが大変でした。
 武器がすべて高火力なので、油断してうっかり食らったりすれば、2000〜4000くらいを一発で持っていかれますし……。

 あと、この検証中に一度、グレネードで硬直中にバズーカ、というのを食らってます。軽量機で遊んでいたため、一瞬でそれまでの優位をひっくり返されました。
 ヒット確認して撃ってきたわけではなく、たまたま連射したのが当たったという感じですが、……これだから面白いんですよね。油断大敵です。

 

ランク12 ルーラー

【アセンブルから】
 頭からオーバードブースターの先まで、純LAHIREという潔い機体。APは3万に少し届かないくらいです。実弾防御が5000程度とかなり低く、EN防御も平均以下。PA性能は8000近くあり、ベスト5に入るくらいに高いので、いかにPAを貫通するか、あるいは短時間で削り落とすかが勝負です。しかし、安定性も非常に低いため、PAが高いだけで防御面はかなり弱い機体と言えるでしょう。
 速度はフラジールに次いで第2位。旋回性能も高いので、近距離で側面をとったりするのは難しいのではないかと予想されます。しかし、EN効率がよろしくなく、回復力・持続力ともに平均以下とワーストクラス。いくら素早くても、付け入る隙はありそうです。
 武器はレーザーブレードとショットガン、近距離向きの散布ミサイル。そして肩には追加ブースター。完全に近距離志向の機体ですし、横QBの移動速度と移動幅はハンパないと思われますので、これに近距離戦を挑むのは……はたして私だとどうなるのか。
 とにかく、素直に遠距離戦で、スナライでは避けられる可能性もあるので、WGミサイルに頼るのが一番簡単だと思われます。ただし、間合いを維持させてくれなかったときには、さて、どうしましょうか。EN効率の低い機体であることを考えると、上、という手をとれるかな……。

【戦闘時の動き方考察】
 遠距離は維持させてくれません。OBこそしないようですが、通常の移動が高速のため、どんな軽量機で引いても、しょせんはバックブースター。メインブースターの推力にはかないません。ただ、案の定飛行は苦手のようなので、高空をとるのは簡単です。
 維持しにくいのは中距離。600程度の距離を保つ、というのは、もちろん高度を利用すれば可能ですが、地上戦ではすぐに詰められてしまって、近距離に移行します。また、600〜400くらいの距離のときには頻繁に散布を撃ってくるため、非常に戦いにくく感じます。
 近距離はルーラーの得意間合いで、ショットガンを撃つのは当然のこと、非常に積極的にブレードを振ってきます。このあたり、あるだけでほとんど使わなかった下位の連中とは大きく異なるところです。

【というわけで】
 ただクリア目的で戦うなら、接近される前に撃てるだけ撃つのはもちろん、近づかれてしまったなら高空からWGミサイル、というのが簡単です。また、OBを使用して追ってくることがないため、こちらがOBで大きく距離をとれば、束の間の距離は確保できますので、再び近づかれる前に撃ちまくるのも可能です。
 ちなみに、タイミング次第ではほとんど避けてしまうこともありますが、一発食らえば連続被弾で、あっという間に終わる感じ。当たってなくても慌てなくて大丈夫。それより、すぐに中距離にまで近づいてきてショットガンを撃ちはじめるので、自爆に注意してください。その点でも、できるだけ高空から攻撃したほうが安全です。

 この戦い方が卑怯すぎるなら、武器次第では近距離戦も非常に効果的でした。
 というのは、積極的すぎるブレードです。振って来るところへ、グレネードでも当ててやってください。衝撃力で硬直するため、そこで押さえられます。また、空振りすれば束の間ですがその場に止まってしまうので、ここでも簡単に当てられます。
 ルーラーをサイティングできることが前提にはなりますが、もし、ここまでの相手で積極的に近距離機動戦に挑み、なんとかついていけた、大変だけどどうにか追いかけられる、というレベルになっていれば、それほど難しい、激しい動き方をするわけではありません。
 もちろん、グレネードだけを狙うのではなく、散布対策もあるので、逆の手にガトリングやリロードの短いショットガンを持ち込んでおき、撃ちっぱなしておくのも有効です。
 ただ、見失っている時間が長いと、横から斬られる、横から散布が来る、とエラい目に遭います。

【その他諸々】
 横QBの速度は呆然とするレベルですが、逆に、このバカ高い推力のために消費するENも膨大で、時々、どう見てもEN切れらしい無防備な瞬間があります。また、QBを連発して左右へ暴れ回ることもあまりありませんし、通常ブーストでお茶を濁している時間もけっこうあります。特に、こんな機体で宙に浮いた後、着地際はチャンスで、狙っていけばブレードも当たります。当てることさえできれば、PA以外の防御は紙レベルなので、一気にAPを奪えます。
 これは、自分でルーラーを使ってみてもよく分かります。横QBとブレードを使用したときのEN消費はかなりのもので、使用後はENを回復する時間が必要です。また、宙にいる間は移動だけでENを消耗します。

 どうでもいい話ですが、びっくりするのはルーラーのチューン。こんな機体の、更にメイン・サイドブースターのQ推力をMAX強化しています。OB推力も強化してますけど、そのわりに使ってこないような。
 他、運動性能や旋回性能といった、元々高い部分を強化した特化機です。
 だからこそ、弱点は弱点として歴然としています。

 

ランク11 トラセンド

【アセンブルから】
 フレームは純正LANCEL、内燃機関はオーバードブースター以外HOGIREというローゼンタールの化身です。AP3万5000ちょいで、やや実弾防御は低いもののEN防御とPA性能はやや高く、防御面に大きな欠点はありません。
 速度は平均より少し高く、ただしローゼン機らしく、EN効率では回復力・持続力ともにやや低いほうに入ります。とすると、飛んだとしても長時間ではないし、高速移動するとも思えないので、サイティングは比較的容易なのではないかと思われます。ブースターがHOGIREなので瞬発力もあまりないでしょうし、旋回性能も並程度。特に危険な要素は見当たりません。
 が、武器がレザーライフル、レーザーブレード、チェインガン、レーザーキャノンと、一発が痛いEN武器メインです。更にチェインガンは近距離でさらされると危険。
 近距離〜中距離が相手の得意間合いになりますが、1000〜を維持できると一方的に戦えそうです。ただ、ENに多少難はあるとはいえ平均的な能力の機体なので、遠距離にいるとOBで寄ってこないとも限りません。高度を利用することも考えて、こちらはEN防御を固めた滞空機に、遠距離用の武器を持たせるのが良さそうです。

【戦闘時の動き方考察】
 遠々距離から一気に接近してくることはなく、しばらく1300くらいの間合いにいますが、やがて積極的に寄ってきます。ぼーっとしてると気がつけば中〜近という距離に。遠距離に届く武器を持たないため、遠距離ではただ接近だけを考えるようです。
 中距離ではレーザーライフル、レーザーキャノン。ですがキャノンは……肩の上に構えるモーションは見るのですが、何故か撃ってこず、すぐに背中に戻して、とても届くはずもない距離でブレードを振ります。
 近距離になるとチェインガンとレーザーライフルを併用しつつ、やはりレーザーブレードも振ってきます。ふわーふわーとプチ飛行しつつ、通常ブーストメインで動いています。

【というわけで】
 たしかに遠距離から攻撃するのも効果的ですが、むしろ中〜近距離での攻撃効率の悪さにびっくりしたので、たまには中〜近距離戦を推奨してみたいと思います。
 攻撃頻度が低いので、特にEN防御が高くなくても問題はありませんが、ここは基本に忠実に、TELLUSなどのフレームを使用していくのが安全です。あまり重くならないようにして、トラセンドとの距離が500程度になるように引けるとベストです。
 武器は、ブレードの隙をつける衝撃力の高い武器が一本あるといいですね。あとは、攻撃効率で大きく上回るアサルトライフルやガトリングなど。あとは、届くはずもない距離でブレードを振ってきたときに高威力のカウンターでも当ててやってください。
 ……とは言うものの、そんな小細工というか戦術立てなくても、アサルトライフルのWトリガーとかで、ガチで落とせます。

【その他諸々】
 「アホかこいつ?」というのが素直な感想です。なんでこんな奴がこんなランクに。久しぶりに近距離でお見合いもできました。(お見合い:相手のブースト移動に合わせてずーっと前にいること。相手が高火力武器を持っていると怖くてできないし、激しく動いてももちろん無理)
 近距離にいると、無駄に飛行して頭上を飛び越えたりもしてきますが、それで高速移動ができるような機体でもなければ、高度もないためサイティングはあまり難しくありません。こちらの引く速度が速ければ、飛び越えさせないようにバックしていることもできます。

 高空で観察していると、これまた、無駄にショートOBしたり、届きもしないのにブレード振ったり……。幻覚でも見ているとしか思えない有り様です。
 レギュレーションによってはもっと厄介な敵になるのかもしれません。が、1.00で戦う限り、実力は20位に届くかどうか、といったところではないかと思います。