へっぽこ講座:テストモード

 ACfaには「テストモード」という練習用の項目があります。
 これは文字通り、機体の操作感などを確かめるテストのために使います。
 とりあえず仮組みした機体の操作感を確認する程度のことなら、アセンブルと同じ画面(リスト内)にあるテストモードでさっと試すのもいいでしょう。
 また、ただ移動だけを練習したりするときにも、平坦な地形で敵を消すこともできるテストモードが便利です。

 テストモード自体はすぐに入れますが、その内部について少し詳しく解説いたします。

 

テストモード内のメニュー

テストモード内メニュー テストモードでスタートボタンを押すと、左のようなメニューが表示されます。
 ある程度ゲーム慣れしていれば各項目の意味は説明するまでもないと思いますが、念のため。

 「CONTINUE」はメニューを閉じてテストモードに戻ります。
 「RESTART」は、テストモードに入りたての状態に戻ります。たとえば、ノーマルを相手にして軽く戦闘テストし、全機撃破してしまったけれど、もう少し確かめたいことがあるときなどです。
 「TARGET SETTING」は、テストモードに出現する"敵"の種類を変更します。これについては後の項目でもう少し詳しく触れますが、今は次に進みます。
 「QUIT TEST」はテストモードを終えてメニュー画面に戻るコマンドです。「どうやって終わればいいの!?」とならないように!

 

TARGET SETTING

敵の選択 テストモードのメニューで「TARGET SETTING」を選択すると、左のような一覧が出てきます。

 「NO TARGET」は一切の敵を出さなくします。
 たとえば、ただ移動練習をしたいとか、移動に関する操作性を確かめたいときがあります。そういうとき、別に雑魚がいて多少攻撃されたとしても、しょせんテストなのでダメージなど無視してしまえば構いません。
 でも、安定性の低い機体だと、敵の攻撃を受けて硬直してしまったりして、テストに専念できないこともあります。敵が必要ないなら、これで消してしまうのもいいでしょう。

 「MT」はマッスルトレーサー……なんて書くより、二足歩行の変な箱、と説明したほうが分かりやすいですね。マシンガンでも数発当てれば破壊できる最弱の相手で、ほとんど移動もしません。
 移動しながらのサイティングや戦闘距離の確認などで、とりあえず当てるマトが欲しいだけのときはこれでいいでしょう。なお、テストモードの初期設定はこのMTです。

 「NORMAL」はノーマル機体が出てきます。MTよりは耐久力もありますし、攻撃頻度や種類も増えますが、大差はありません。
 MTでは物足りないけれど、ネクストに出てこられてはおちおち練習もしていられない、というときには選んでみましょう。

 「NEXT」は、通称テスト先生なるTELLUS機が1機、出現します。この相手はそこそこ強く、オーダーマッチに挑むのと一緒です。
 このテスト先生を相手にどれくらい戦えるのか、総合的に見てみるのもいいと思います。

 

余談:テスト先生

 前作プレイヤーには「ああ!」という機体でしたね。オペ子さんはこの人だったのかと。
 このテスト先生、オーダーマッチのネクストの中でもかなりの難敵に入ると噂です。

 実際、TELLUSはEN防御が高く、APも豊富で、EN武器への適性も高いフレームです。更に、EN武器を使いまくるのでないなら滞空やQBの連発のお手の物の省エネ構造。
 このコーナーのオーダーマッチ攻略では、オマケとしてテスト先生の攻略もしていますが、決して「簡単に倒せる」相手には入りませんでした。
 狙撃に徹底するとか、WGミサイル乱射とかやっちゃえば別ですが、相手の得意間合いで戦うとかなり苦戦を強いられます。

 テストモードに出てくる相手だから、軽い練習相手だろうと思って選んで、全然歯が立たなかったとしても、初級者さんは落ち込むことも、途方にくれることもありません。

 

性能テストはテストモードで。練習はミッションで

 テストモードの使い方について、あくまでも私の場合としてお話します。

 私の場合、愛機や実験機などを作成し、「よし、仮組みができたぞ」というときに、操作感を確かめるのにはテストモードを使用しています。アセンブルと同じメニューからすぐに行けるからです。
 そのへんに散らばっているMTをざっと潰して回りつつ、時にはRESTARTして更にしばらく動きまわってみたりと、戦闘能力というよりも、自分が動かしやすいかどうかをよく確かめています。
 また、検証プレイ時には、できるだけ同じ状況・状態で比較する必要があるため、NO TARGETにしてからじっくり観察したりもします。そういうときには、「あの建物の見え方を基準にして位置を決めて……」とか、地味〜なことをしているため、たとえMTだろうと邪魔されると鬱陶しいですしね。
 つまりは、攻略サイトを作っている、という特殊性ゆえに、私はかなりテストモードを使います。

 でも普通のプレイヤーさんには、テストモードなんかよりミッションで練習してほしいなと思います。
 うまく移動させること、コントロールすることが目的なら、敵のいないテストモードで構いません。でも、攻撃、回避、サイティングなどはすべて、手頃なミッションやオーダーマッチを練習場にするのがオススメです。
 理由は簡単で、MTやノーマルだとヌルすぎるし、テスト先生だとけっこう強くて、この格差が強烈。ほどほどというのがないからです。
 また、テストモードの中には、ACfaのすべての要素が用意されているわけでもありません。
 なので、練習したいなと思ったら、その練習ができそうなミッションやオーダーマッチの相手を探したほうがずっと面白いと思いますよ。
 以下は、そういう場合の練習先の選択例、私が行くときに考えることです。

・移動
 こればっかりは、敵に囲まれているとどうしても移動に集中できない、地味に削られてしまい満足に練習する前に撃破されてしまう、タイムリミットがある、といったことが起こるので、テストモード推奨です。
 でも、縛りがないとただなんとなーく動かして満足してしまうのも事実。
 だから時には、通路が狭いマップや、小さな戸口に入らないといけないミッションで、本当に狙ったとおり動かせているのか、試してみるのは面白いですよね。

・回避
 マザーウィル戦のVOB中は、ひたすら砲撃回避に集中できます。弾が見えたら横にQB、ただそれだけですが、油断して食らってしまったり、わざわざ自分から当たりにいったり(笑)。
 また、私も超苦手なミサイル回避には、オーダーマッチで手頃な相手が見つかります。ただし、どんな距離にいてもミサイルを撃ってくるということはないので、どれくらいの間合いだとミサイルを使うのかも含めて、よく観察しながら戦ってみると、得られるものも多いでしょう。
(ミサイル回避がどうしても苦手なら、その相手とは「ミサイルをよく使う距離で戦わない」という選択もできます。それも立派な「ミサイル回避」です/笑)
 この場合最も大切なのは、目的は回避の練習であって、そのミッションや対戦相手に勝つことではない、ということです。
 なので、オーダーマッチの攻撃の激しい軽量機を相手に、相手の得意な間合いで、こちらは一切攻撃せず、撃破されるまでにどれくらい粘れるだろうか=回避できるだろうか、とやってみたりするのもおすすめです。

・攻撃
 攻撃だけを試す、となると、それは武器性能を試すことがほとんどかもしれません。その場合には、あまり動かないMTやノーマルのいる、最初のラインアークなんかで十分ですし、あるいは、ブレードのために大型のFA、戦艦、あるいは動きの遅い重量級ネクストなんかを選択します。(それでもネクストは、ただじっと的になってはくれませんけどね)
 しかし大半は、移動や回避も含めて実際に戦ってみるというのが、攻撃の練習になるでしょう。
 ミッションならば雑魚がいることがありますし、一対一がいいならオーダーマッチ。敵の機動力、攻撃力、防御のタイプ、持っている武器などから、「狙撃機を相手に、まとわりついて戦ってみよう」とか、「狙撃vs狙撃だとどんな感じだろう」とか、「今の自分とこの機体で、レイテルと近距離で戦えるだろうか」とやってみたり。

 という感じです。
 私にとっての話ですが、テストモードはあくまでもテスト、試験場、実験場。練習場は、実際の戦場だということですね。