へっぽこ講座:作戦領域とは

 索敵というのとはちょっと違うのですが、位置に関する画面情報の一種として、あらためてここで解説しておきます。

 

作戦領域とはなんぞや

レーダーではこんなふうに ミッションにもオーダーマッチにも、作戦領域というものが設定されています。
 それは、「この中でのみ戦ってネ」という空間のこと。
 ここから出てしまうと、ミッション、戦闘はそこで終了。失敗扱いになります。
 レーダー上では、左のように赤いラインではっきりと表示されています。

 ただし、出たらすぐにアウトではありません
 まず、作戦領域に近づくと警告が出ますし、領域内から出てしまっても、少しの間は警告だけで済みます。
 つまり、「一定時間、作戦領域の外にいると、作戦を放棄したとみなされる」ということですね。

接近警告 離脱警告

 上の2枚の写真が、作戦領域に関するアラート、警告です。
 左は「作戦領域に近づいています、あと少しで出てしまいます」という警告なので、これが出ているだけであれば大丈夫。これ以上行き過ぎないように気をつけるだけでOKです。
 右は、作戦領域から出てしまった場合に表示されるもの。ちょっと見づらいですが、赤文字で「OUTSIDE OF AREA」と表示されます。このままの状態で時間が経過すると、この文字の点滅速度が早くなり、やがて作戦失敗になります。

 作戦領域を離脱すると、これ以上行き過ぎないようにという制御のため、クイックブーストやオーバードブーストは自動的に終了し、使用もできなくなります
 怖いのは、オーバードブーストで領域をぶっちぎったとき。
 いくらオーバードブーストは終了しているといっても、慣性で生じている前進速度まではなくなりません。しかもクイックブーストもできないので、クイックターンという高速旋回も不可能。ということは? もたもた旋回して、通常ブーストで領域内に戻らないとならないのです。間に合わずにタイムオーバーというのは、現実的にありえることです。
 同じようなことがVOB使用時の戦闘にも言えます。VOB中に作戦領域の左右を突き破ってしまうと、その距離に比較して戻る速度が遅いため、間に合わないことがあるのです。
 作戦領域に関する警告には十分注意しましょう。

 

対応の仕方

 作戦領域には前後左右の他、上下もあります。
 前後左右に関しては、上にある写真のとおり、レーダー上にラインで表示されています。
 しかし上下には見た目で分かる境界線はありません。

画面右端に高度計 上下、すなわち高度については、最初は、警告されてから気づけばいいと思います。余計なこと気にしない、考えない。余計なもの見ない。警告されたら「おっと」と思えばいいのです。
 ある程度操作に慣れてきたら、画面右端の高度計も気にするようにしてみましょう。高度を上げていき、警告が出た時点でどれくらいの高さになると警告されるかチェックし、その高さを超えないようにコントロールできるよう意識するといい感じです。

 ところで、「上」はともかく、「下」。
 下というのは、空中が戦場になる「クレイドル」系のミッションが代表的です。元々が高高度でスタートし、落下しすぎると、作戦領域の「下限」を突破してアウトになります。
 もう一つ、「下」があるのが水面上での戦闘です。
 オート設定のところで解説していますが、AUTO BOOSTをオンにしていれば、機体のENがあるかぎり、自動的にブーストして水面上にいようとしてくれます。
 しかし、AUTO BOOSTをオフにしている場合や、たとえオンになっていてもEN自体がなくブーストできない場合、機体は水面下に沈むようになっています。
 この場合でも、作戦領域の「下」を突き破ることがあるので注意しましょう。

 なお、飛行・滞空については別の項目で詳しく扱いますので、ここではそれがある程度できることを前提に話を進めておきます。