アセンブル:ロック性能とカメラ性能

 faから、頭部のカメラ性能がFCSのロック距離を左右するようになりました。
 そのため、ロック可能になる距離が1000ほしい、というとき、選択できるFCSは4よりも増えています。
 では、どう考えてFCSを選ぶことができるのでしょうか。
 今回はこの一点にしぼってアセンブルを考えてみたいと思います。

 

カメラ性能について

 まず最初に、頭部の「カメラ性能」というステータスについて説明しておきます。
 このステータスは、500を境にしてそれより数値が大きければロック距離を延長し、数値が500より小さければロック距離を低下させます。
 具体的には、カメラ性能が400なら80%に低下、600なら120%に延長します。(カメラ性能500で100%、1000で200%)

 

実際のロック距離が1000ほしいとしたら

 さて。
 実際のロック距離が1000ほしい場合、頭部とFCSの組み合わせにはだいたい以下のようなバリエーションがあります。
 たとえば、頭部が「03-AALIYAH/H」でカメラ性能396(ロック距離約0.8倍に低下)、FCSが「047AN05」でロック距離1370。これだと、実際のロック距離はだいたい1085です。
 それから、頭部「HD-HOGIRE」でカメラ性能495(ロック距離はほぼ1倍だがわずかに低下)、FCS「OMINIA」でロック距離1050。この場合は実際のロック距離は1040程度です。
 更に、頭部は「047AN02」でカメラ性能794(ロック距離約1.6倍)、FCS「INBLUE」でロック距離630。この場合は実質ロック距離は995くらいですね。

 「ロック距離が1000ほしいだけなら、どれを選んでも同じじゃん」?
 ロック距離しか考えないなら、それでOKです。
 でも、頭部にもFCSにも、それ以外の性能があります。
 そこで、同じくロック距離1000の組み合わせでも、どれを使ったほうがいいかというアセンブルの妙味が出てきます。

 たとえば、ビジュアル第一の機体の場合。
 機体の印象を決める頭部を、どうしてもAALIYHAにしたいとします。すると、カメラ性能は400にも満たず、ロック距離が1000ほしいとなったら、FCSは047AN05か061AN05で確定です。
 ビジュアルかよ、というかたもいらっしゃるかもしれませんが、愛せる機体を作るときには、強さよりもデザインが大事なときもありますので、こういう理由で頭部・FCSが決まることもあります。

 もちろん、性能面で考えて頭部やFCSが決まることもあります。
 たとえば、距離1000からの狙撃もするけれど、もっと近い距離での戦闘も想定した機体の場合。
 ロック距離の長い狙撃用・ミサイル用のFCSは、ロック速度は低い傾向にあります。でも、ある程度近い距離でも戦うとしたら、ロック速度も無視できません。
 そういう場合、ロック距離が短い分ロック速度の速いFCSを使い、頭部のカメラ性能でロック距離を延ばすという手段があります。
 上に挙げた例でいくと、頭部「HD-HOGIRE」×FCS「OMINIA」だと、ロック速度は150です。しかし頭部「047AN02」×FCS「INBLUE」ならロック速度は260あるのです。更に、頭部「03-AALIYAH/H」×FCS「047AN05」ではロック速度は80……
 もし、実質ロック距離1000と、できるだけ高いロック速度を持つ機体を作りたいなら、どの組み合わせがいいかは一目瞭然です。

 他にも、EN防御重視で機体を組みたいので、頭部は他の防御力も考慮して「HILBERT-G8H」にしたとします。この頭部のロック距離は555です。
 この機体で狙撃をするなら、FCSの選択はけっこう自由になりそうですね。
 ですが、今回の戦いは中距離戦になりそうなので、持たせた武器の射程は500〜700前後。この機体で、少しでもロック速度を高くしたいとしましょう。
 もし、ステータスのロック距離しか見なかったら、選ぶFCSは「063AN05」になりそうです。(このFCSのロック距離は840。これの一つ下だとロック距離はジャスト700です。ちょっとギリギリです)
 ですが、カメラ性能によってロック距離が伸びることを知っていたら、「063AN05」を使った場合、実際のロック距離は930程度になると分かります。とすると、もう少しロック距離が短くても、ロック速度の高いFCSを選べるんじゃないか、と考えられます。すると、「FS-LAHIRE」でも770程度のロック距離がとれることが分かります。
 敵との距離が早めに分かったほうがいいとして「063AN05」を選んでロック速度を181で良しとしてもいいですし、どうせ敵との距離が分かったときにはもっと近づいているんだからと「FS-LAHIRE」を選び、ロック速度240を手に入れても構いません。もちろん、いっそ「INBLUE」を使って、実際のロック距離はぎりぎり700程度だけれど、ロック速度は最速の260という選択もできます。

 

総括

 以上のように、「実際のロック距離は同じくらい」でも、頭部とFCSの選択で、他の性能が異なる機体を作ることができます。
 APや防御力、安定性、ロック速度、ミサイルロック速度、並列処理能力やデザインなどと合わせて、より納得のいく組み合わせにしてみましょう。