烏の足跡



2012年9月2日(日)

 ソウルハッカーズ、天海モノリスをクリアしました。難易度下げると驚くほどラクですね。むしろラクになりすぎではないかという勢いです。レベルは上がりやすいし敵も弱いのかどうか。武器防具をしばらく買い換えずとも進めてしまうあたり、通常難易度ではありえないような。

 マダム銀子……以前から「○○○」という説がありましたが、……声優がどう聞いても○○○ですねぇ。やっぱりそうなのかこれは。
 ちなみにアルファとベータ兄弟が大好きです。特にアルファ兄さん。
 そして好きだと言えばこの話題。
 どの種族、口調の悪魔が好きかです。
 種族では特にこれというのがないのですが、魔王、魔神、邪神といったあたりは使い勝手もいいし弱点らしい弱点もないことが多く(特に高レベルだと)、継承させた魔法次第では万能になってくれるので便利。
 そして口調は、マッドとケモノとおじいが大好きです。
 ケモノのなんだかんだで素朴なところは相変わらず可愛いですねぇ。最後の一匹になって、見逃してくれと言うのを聞いてあげると、「帰ったら族長に怒られる。トホホ」と去っていくところとか萌え。
 おじいは憎めないキャラですね。同じこと(取り逃げとか)やられても、おばちゃんや若者、小娘だと腹が立つところが、不思議と「仕方ねぇなぁもう」と思ってしまうこの魅力ってナニ?
 マッドは、交渉中にアイテムあげた後で、「保留」と一言言って去ってくあたり、おまえのマッドは絶対フリだろうと思ったりもしますが、「この間保留して悪かったから」と仲間になってくれたりする可愛いところがあります。まあ、基本的にはなに言ってんだかさっぱりなんですが。
 おばちゃんタイプは基本的に我が儘で身勝手なんですが、世話焼いてくれるときにはグッときます。淑女タイプに尽くされるのも萌え。

 ソウルハッカーズ、SS版をやってたときにはあまりストーリーの意味を理解していたとはいえず、改めてプレイすると、しかもさくさくストーリーを追って先に進めると、ようやく把握できたものもありますね。
 それに、やはり驚くべきは、今から15年以上前に、インターネットによる「もうひとつの世界」を描いていることでしょう。
 今から見れば別に「当たり前」のことでも、当時は未来的でした。
 21世紀になつたところで車は空を飛ばないしドラえもんもどこにもいませんけど、20世紀中頃の人が想像もしなかったことが現実になっているのも事実。
 ファミコンやパソコンのゲームをプレイしていたときには、セガサターンとかプレステ1で作れるゲームのことなんて想像の範疇外だったし、SSとPSの時代には、まさかこれだけリアルな映像を作ったり、それをそのまま動かしてプレイできるようになるとは思いませんでした。もちろん、それを描いて目指す人がいたからこそ実現したわけですけど、20年前のゲームキッズに、今の最先端のゲームの映像見せたらどんだけびっくりするでしょうね。
 バーチャファイターの四角いポリゴンが懐かしい日々です。



2012年9月8日(土)

 ソルティライチ。
 去年の夏に発売され、夏だけの期間限定で消え去っていたドリンクは、今年も夏に復活を果たしていましたね。秋にさしかかっても売っているところを見ると、これはもうしばらく置いておくのかな?
 とも思うのですが、つい箱買いしてしまいました。
 友人から教えてもらったのが、「少し凍らせてからよく振って、しゃりしゃりにして飲む」という飲み方。これもまた暑い日には美味なのですが、なかなか加減が難しい……。



2012年9月14日(金)

 スマホでホームズの小説を読み返しています。
 と言っても、青空文庫に収録されている、版権の切れた無料のものなので数はありません。
 …………、数がないんだよぉぉぉぅぅ!!T皿T
 読まないときには一日中ゲームしてたりもしますが、読みたい気分のときには一日に8冊とか読むので(実はこの直前の3時間で3冊読んでたり)、文庫一冊分になるかどうかなんて数、全ッ然足りません。
 実家には全部揃えてあるけど手元にはないッ!
 しかしまあ、二度以上読んでいるにも関わらず、また読んで面白いんだから、好きなんですねぇ、自分。推理ものの文庫というと、ホームズと「なめくじ長屋」シリーズあたりは、私の永遠のベストセラーです。

 まあいい。文庫なら、実家のものと合わせて二冊あってもいいだろう。
 それに、ここは書店員の少しお得なところで、社割が使えるので、いくらかは安く買えるのです。
 だがしかし。
 待てよ、と思いつく。
 春の人事で、私はほとんどのジャンルの担当を引き払い、ビジネス書、専門書(バソコン関係や理工など)、攻略本くらいしか持たなくなりました。それまでは文庫、実用書、文芸書も持っていたのに。
 私が手放した文庫。後任は、ラノベしか読まない人なので、ラノベはものすごく展開範囲を広げて力を入れた代わりに、この半年間で、海外文庫は大幅減。
 そう、ホームズものを示す、新潮文庫の水色の表紙が、たしか、なくなってる……。
 残念ながら、担当は持たなくなってもその程度には売り場を見ているので、それが脳裏に浮かんだこのショック orz
 自分の職場ですけど、正直、「こんな本屋、いらねぇ」と心底思いました。

 まあね、世の中で「多く売れるもの」が、「大絶賛」とか帯をまかれて本屋に平積みされ、全国的な販売数ランクで上から順に並べられるのが現実の本屋です。よほど明確に「特色」を打ち出した店でないかぎり、大多数はそんなもんです。
 なので、きちんと売上を作って会社・店を運営・存続させるためには「売れるものを売る」、つまり、「より多くの人が求めているものを、より多く置く」のが正しい……簡単で堅実であるという意味で、正しい。
 文化だなんだと言ったところで、本屋自体が経営できずつぶれてしまうのでは、文化の発信地でもなんでもないのです。あくまでも、「存続できるだけの儲け」が必要で、独自路線でその儲けを稼ぎだすのは、誰にでもできることじゃない現実。
 本の知識のない店長が、ごく限られた本の専門家と、大多数の「マンガしか読まないアルバイト」を使ってやってる店で、それだけ高度なことをするのは、相当大変です。
 だからこそ、それでも独自路線できちんと戦略を立て、しかもそれでしっかりとニーズを掴み、あるいは作り出し、存続している店がスゴいのです。
 ―――なんだか話が少しそれている気もしますが、私は、それなりには本読みの書店員なので、双方の事情と気持ちが分かると言いたいわけで。
 分かる……分かるよ、分かるけど……ここにあるのが○○だったらなぁと競合店の名前を思い浮かべるのが現実です。
 ていうか、社割で安く買えるという最大のメリットと、うちから一番近いという距離的な問題、なにより、週に5日は必ず行くという"ついで買い"がメリットで利用しているだけで、もし自分が店員でなく(つまり価格が同じで)、○○と勤務店とが同じ距離にあったら、まず100%先に○○に行きますがなにか? いや、だって○○なら新潮社のホームズものなら基本的に全部か、半分以上は揃ってるだろうって期待があるもん。

 ……まあ、本好きな人間はどうやらこの時代においては完全に少数派なので、多数派相手に商売してる全国規模の大型フランチャイズの、しかも特別なコンセプトも持たないような店で、自分の欲求満たそうなんてしちゃいけないってことだよね。
 だとしても、「本好きの人もそこそこ満足できる最低限の売り場」は保たにゃならんだろおい。実家から本とってくるついでに、ちょっと新担当者にゴネときます。
 ダメなら、小さな本屋から始めてるために本に愛着のある社長に、「実は先日、スマホでホームズものを読んでいて〜」から始まる直談判メールでも出すとします(笑



2012年9月15日(土)

 昨日からの流れでというか、そもそも「ホームズ読んでいた最中に、ザレゴトに書こうと思ったこと」は別だったので、今日はその「そもそも」のほうを書くとします。
 ええ、昨日分は、「もうないの?」になった後で、「また買ってもいいか」と思った結果愕然として脳裏を支配しただけのことです。

 二次創作でホームズとワトソンが恋仲なものとか、けっこうありますが(まあつまりBL、ボーイズラブ、やおい、腐、今はいろいろ言い方増えましたねぇ)、そうとられてもやむをえないだろ、と思うシーンがあるのは否めません(笑
 ロバート・ダウニーとジュード・ロウが主演の最近のホームズ映画も、ホームズ→ワトソンの執着が滑稽なほどですが、あのあたりは、原作のクールなホームズを、もう少し愛嬌のあるタイプにしているだけで、ほとんど変わらないように思います。
 今回スマホで読んでいた中で思わずツッコんだのは、どの話でしたっけか、とにかく、ワトソンが221-Bに引越して戻ってくる際に、今までの医院を売ろうとしていたら、ふっかけ気味のかなり高い値段を、そのまま承諾して買い取ってくれた人がいた、というくだりがあります。で、後にその買い手の後ろにはホームズがいて、彼がお金を出していたと知れた、と。
 どんだけ戻ってきてほしいんだよ(笑
 いやまあ、ワトソンがお金に困らないように、ということなのかもしれませんけど、ワトソン先生、常識的な生活して、奥さんと生活できる程度には、きちんとしたお医者さんですからね? そんな、ソッコーで買い手見つける理由なんてないんですよ。
 となるとこれは、「買い手が見つからないのに医院を手放して空き家にすることはない」としたら、一刻も早く自分のところに来てほしいからとしか思えないわけで。(家って空き家で放置するとすぐ傷むので、夜逃げでもするかのように引っ越したいのでないなら、買い手が決まるまではそこで生活するのが普通、だと思います)

 腐な視点だと妄想できるところなんていくらでもあって、これは翻訳のためもあると思いますが、「空き家の冒険」。ライヘンバッハの滝で死んだはずのホームズが復活する、「第二部第一話」的な話なのですが、―――ここはバレですので、白くしておきます。
 変装したホームズは、ワトソンに気付かれないまま彼の医院にやってきて、ワトソンがちょっと目を話して後ろを向いている隙に変装を解き、ワトソンを驚かせる、というシーンがあります。
 死んだと思っていたホームズの姿がそこにあることに、ワトソンは気絶してしまいます。で、気がついたときには、ホームズが「覆いかぶさるようにして」覗き込んでいた、とか書いてあってどうしようかと思いました(笑
 たぶん、今の集英社版……かな? とか新潮社版は訳が違っていたと思いますが、記憶は定かではありません。もしかしてそんな感じで描写されてたかも。

 あと、ホームズとワトソンの関係性に萌えてる人だと、絶対に挙げるだろうシーンが、タイトル忘れましたが、偽造紙幣のアジトに行く話だったかな。ちょっとこれもうろ覚え。
 いつもどおり、ホームズはワトソンを同行して物語の大詰めを共にすべく、決着をつけに行き、しかしそこで敵が銃を撃ち、それがワトソンに当たってしまいます。すると、普段はシニカルで冷静なホームズが血相を変えて、「ワトソンくん、後生だから大丈夫だと言ってくれたまえ!」ってな感じで駆け寄るという! で、犯人にも、「彼が無事だからいいようなものの……」といつになく凄んでいたはずです

 要するにホームズって、ツンデレ



2012年9月17日(月)

 またホームズ話でなんですが、スマホで原作読んだ→他が読みたくなった、というのとは別に、島田荘司の「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」が読みたくてたまらなくなりました。
 私の大好きな一冊です。
 漱石の視点と、いつもどおりのワトソンの手記とが交互に出てくるのですが、漱石から見たホームズはただの変人、そしてワトソン先生の手記の中ではいつもどおり。
 ホームズもののパスティーシュの中には、「本当に有能な探偵だったのは、ホームがではなくワトソン」という設定のものもありますが、「倫敦ミイラ」は、漱石が探偵役に近いですね。
 しかし最後にはホームズがかなりかっこいいし(というか、変になっていたのが元に戻る)、なかなか感動的な名シーンも展開されます。
 これを読み返すのはもう五度目か六度目かというところ。それでも今回「これはいいな」と思ったのが、最後の部分。ホームズのクールでダンディなところと、優しくて紳士的で愛情深いワトソンの性格がよく出てます。ほんのささやかなことなのですけどね。
 それから、読んでいて驚くのは、事件がようやく始まるあたりまでで、実はもう半分来てしまうことです。そこまでの下準備、前フリみたいなものが、しかし飽きずに普通に読めてしまう。そして、「お、そろそろ事件だな」と思うと、ページはもう半ば。
 漱石サイドとワトソンサイドで二重に書いているということもありますが、どんどん読めてしまいます。

 今は光文社から出ているものが手に入りやすいと思いますが(たぶん私が買ったこの本、実は買うのは三冊目)、一番最初は集英社? 光文社じゃなかったような。
 なんにせよ、今手に入るのは総ルビになっていて、ちょっと読みづらいのが難点。中学生くらいならぞんぶんに楽しめる内容なので、多少ルビがあるのはいいのですが、総ルビはなぁ。目障り。
 実家にあるオリジナル版のほうが見やすいです。

 ホームズのパスティーシュは、見かけるとついつい手をだしてしまいますけれど、一番のお気に入りが倫敦ミイラは不動ですね。
 山田風太郎の「黄色い顔の下宿人」でしたっけ? 読みましたけど、あまり印象に残ってません。柳広司の「吾輩はシャーロック・ホームズである」は、自分をホームズだと思い込んだ漱石と、ワトソン先生の冒険譚ですが、けっこう読むのがしんどい……。一度読んでますし、今も手元にあって、今回読みなおそうと思いましたが、魅力的なパートに入るまでの前後が長いというか、冗長な感じを受けました。この人のは、最近(でもないか)のジョーカー・ゲームシリーズとかより、初期の歴史人物探偵もののほうが好きだなぁ。あとは「贋作『坊ちゃん』殺人事件」とか。
 複数の人物が短編を寄稿しているアンソロジーも何冊か持ってますけど、ホームがが現代に現れるとかいった突飛なものは、あまり好きではありません。
 そういう中で、マイ・ペストが倫敦ミイラなのは、この先もたぶん変わることはなさそうです。



2012年9月19日(水)

 TOPで宣伝してますが、友達のお姉さんが手作りせっけんの通販サイトを開きました。
 でもTOPに書いたとおり、「普通にきちんと可愛らしく」やってる表のサイトより、私の友人がフェイスブックにアップしてるネタせっけんのほうが、はるかに笑えます。
 いや、せっけんとしてはちゃんとしたものなんですが、地元の県の、しかも地元の町のネタがてんこ盛りで、私が見ていても元ネタ分かりません(笑
 名前もいろいろ遊んでつけていて、「ββ」と冠されているものは、「ビービーと読むんだけど実は……」と裏ネタ聞いて「君ねぇ」と思わず脱力しました。
 メインサイトのキャラクターの名前の決まり方とか、友達とお姉さん、お姉さんの友達であり共同経営者の三人のLINEでの会話とか、超ウケます。

 で、肝心のせっけんは、サンプルをもらいました。
 さっそく使ってみたところ……手作りで、保存料だのなんだの入れてないと、こんな感じなのかな。それほど泡立たず、「少し泡立つオイル」で洗ってる感じ。
 でもミントの匂いか素朴でいい感じ。香料で無理やり作ってるのではなく、あくまでも天然素材の範囲で作ってるので、顔洗っててそのまま匂い嗅いでも、キツすぎないというか。
 洗いあがり? まあ、もともと「玉の肌」ですので、冗談抜きで「きゅっきゅっ」と濡れたタイルでもこすったような音しますよ? 突っ張る感じもしないし、さっぱりです。

 手作りせっけんのサイトっていうのは他にもありますね。身近な友人が関わって初めて、ちょっと見てみましたけど。
 ふぅむ。
 その中でやっていくとなると、「他のサイトにない、貴方のところで買う理由はなんですか?」と尋ねてみたいですね。
 たくさんこういうサイトある中で、「ここのがいい!」と選ばれる理由。
 私はせっけんマニアじゃないので、そういう目線での選択は分かりませんけど、素材とかなんとかといったものを除いたら、みんななにを理由にして選ぶんでしょう?
 私は正直、友人のネタせっけんを前面に出したほうが面白いんじゃないかと思ってしまいました(笑)。彼女らの笑いのセンスは、なかなか他にはないと思いますから。

 ともあれ、読書空間でもあるお風呂タイムの楽しみが一つ増えたのでありますよ。
 良かったらお試しあれ★
 ……「烏屋から来ました」って注文時にコメント入れてもらったら、ネタせっけん(メインサイトでの販売はしていません。知り合いへの配布用なので、小さいです)一個つけてくれる、とかサービスしてもらえないかな(笑



2012年9月20日(木)

 アマラーアマラー♪
 明日が楽しみアマラー♪
 でもAma○onからの出荷メールはまだ来ない〜……orz
 いいんです、どうせ明後日が休みだから! ……いいんだいっT□T
 昔は発売日より早く届くことさえあったというのに、最近では発売日にも届かなくなってるってどういうことよ。




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