烏の足跡



2010年5月3日(月)

 ピースウォーカー中です。
 COOPプレイもしてみました。

 んー……ゲーム部分は抜群の安定感です。まさにMGSですね。面白いとか素晴らしいとかいうより「うん、MGSだな」という感じの評価。
 MGS4などを思い浮かべて今作を評価しようとすると、「ものすごく面白い」とかいうのではないし、「いつもと同じじゃねぇか」というのでもない。やることは同じで目新しさはないけれど、「ジャストMGSクォリティ」という感じ。下回りもしないけど越えもしない。越えようったってそう簡単に突破できない完成度の作品群・ゲーム性ですし……。
 なので、「まったく安心してプレイできるMGS」という形でしか、私は表現できません。

 PSPでのプレイを最前提にしているからこその要素も多々あるように感じます。
 まず、難易度はやや高いですね。難易度選択がないため、適当に大暴れで進むといったプレイはできなくなっています。否応なく、ある程度はスニーキングし、多数の敵との交戦は控えないと、耐え切れません。
 ただ、COOPできるということと、同じミッションを気軽に何度でもプレイできるということ、人員の補強でマザーベースの機能が充実すると、武器やアイテムがより強力なものを使えるようになるといった点で、難易度のフォローはされているように思います。気軽に何度でもリトライして、より簡単な潜入ルートを探すとか、まずはアラートを無視してでも突破して、何度か繰り返す中で、ノーアラートを目指すとか。
 クリアランクを気にしなければ、マザーベースからの支援攻撃とか、支援物資を受け取ることもできます。
 ただしそれでも、アクションが苦手な人には、COOPなしではクリアできそうにないと感じるミッションがあるのも事実です。MGS4はその点、難易度さえ下げればかなりヌルくなったのですがね。

 そのCOOP体験ですが……「本来の遊び方」をしてない気もしますが、お互い下手の横好きを自認するプレイヤーなので、ラフ〜に楽しく遊べました。6時間ぶっ続けて没頭してた、と言えば、どれくらい楽しかったかはお分かりいただけるかもしれません。
 真っ当なスニーキングで協力するというより、後半は特に、ハンティングはハンティングでもヘッド・ハンティング、優秀な兵士を拉致ることばかり考えて遊んでました。プレイ中、兵士や味方捕虜の簡易ステータスを見ることができるので、それを確認して「あ、こいつは実戦Cだから一応確保」「こいつは技術系Eか。いらん」とか。倒れている捕虜までステータス確認して、「使えねぇからいらねぇ」と見捨てられて行く可能性もなきにしもあらずだという。
 ルールドアップや、麻酔銃で眠らせたりCQCで気絶させたりしたりした後、ポンポンはたいてアイテムを出させ、ステータスを確認し、ほしければ拉致し、いらなければ、気絶している兵士は気絶時間延長のためにスタンロッドでビリビリして放置するという、まさに拉致強奪のためのチームと化しておりました。
 プレイキャラをスネーク以外にすることもできるるため、そういうコンビで出掛けると、本来のミッションはどこへやら、「ボスに新しい人材の確保を命じられて来た」ようにしか思えません。
 もちろん、近い位置に二人並んでいる兵士を、それぞれが麻酔銃で撃って、相手に怪しまれないようにほぼ同時タイミングで眠らせてしまうとか、COOPスニーキングならではのことも楽しいですね。

 気軽にMGS。
 万歳です。



2010年5月4日(火)

 「アリス・イン・ワンダーランド」を再び見てきました。
 いや……まあ、「そこそこだな」という評価をしてるのになんでかというと、一緒に来てと誘われたからです。そして、ノベライズをがっつり読みきったからでもあります。
 ノベライズで読むと、私が最初に見たとき、特になにも意味を見出さなかったけれど実は意味があるもの、気付かなかったものがたくさんあるのです。
 映画の表現不足なのか、私の理解力・観察力不足なのかはともかく、「ここにはこういう意味があったのか」とか分かってから見たら、もっと面白いかなと思い、お供しました。

 そういえば「シャッター・アイランド」は、「超吹き替え」というのがあるそうですね。
 謎解きが多々仕掛けられた映画で、登場人物の表情や視線にも意味があるため、字幕を追っているとそれらを見逃してしまうからだとか。内容、意味、言い回し、雰囲気、そういったものを相当がっつり意識して作られた吹き替えだそうですし、本職の声優だけを使っているとか。
 映画を見るとき字幕を好むのは、日本人だけだと聞いたこともあります。
 たしかに、映像そのものに集中するには吹き替えのほうがいいのは確かです。あ、ちなみに二度目のアリスは、3Dであることにあまり感動もしなかったので、3Dではない吹き替えで見ています。それでハートのジャックの表情とかをじっくり見てました。
 でも、「声のイメージ」もあるわけです。アバターなんぞはPVを、仕事に行くたびにさんざん、さんざん、さんッざん聞かされ(モニターは見えないが音声は聞こえる)、その後には映像つきで見せられ、台詞を覚えてしまった始末ですが、やはり字幕版の俳優の声と、吹き替え版の声優の声ではイメージが大きく違います。
 それにどっちにしたって、字幕も吹き替えも、翻訳が微妙に感じられることが……。

 やはり一番は、さんざん字幕で見て、吹き替えで見て、どちらの日本語訳も知った上で、英語そのものを聞きとって自分でその意味を理解できるようになること―――。
 よほど気に入った映画でないととても実行できないのですが、ブレードラナンーとかパイレーツオブカリビアンの1、トランスフォーマー1作目、フックといった、気楽に見られて好きな映画は、字幕なし英語音声でも楽しめる領域に差し掛かりつつあります。特にトランスフォーマーは、ロボットたちの英語がスローで丁寧なので聞き取りやすくていい感じ。若者英語はかなり聞き取り難度高いですね。

 さて。
 この後は「シャッター・アイランド」(吹き替えで見てこようと思います)、「第9地区」「タイタンの戦い」(GOWをやってなかったら見る気になったかどうか/笑)あたりをチェックする予定です。
 あと、今回のアリスがティム&ジョニーのものとしてはちょっとイマイチな気がしてしまったので、「スリーピー・ホロウ」を買いたくなってきました。



2010年5月5日(水)

 MGSPW、ようやくモンハンのミッションが出ました。
 COOPで試してきましたが、正直キツい! 二人ではかなりしんどいです。っていうかクリアできてません。
 まず、ランポスが壮絶に鬱陶しいのです。本家MHのランポスに比べると動きすぎ。それでスーパーアーマーにならないスネークをどついてくるので、非常に鬱陶しい!!
 リオレウスの行動パターンはかなり御しやすいものです。動きも全体的にスローで、下位クラスでしょうか。ダッシュできないスネークで戦うことを考えての調整はかかっていると思われます。
 ただ、行動パターンはMHと異なります。滞空からのブレスを連発してきたり、着地しないままキックを出してきたりと、MHのパターンでは戦えません。
 かつ、アホみたいに耐久力が高く……。
 あのー、金属の、レウスの2〜3倍はある戦車よりタフってアンタなにものなんですか?(汗
 動きそのものはたしかにMHですが、いろんな部分で「違う」なぁと思いました。再現するなら行動パターンもきっちり再現してほしかったように思ったりもします。あと、風圧で地味に連続ダメージ受けたりするのも困りもの。
 それにしても本当に、ランポスはウザすぎです。
 もう少し武器とか強化するか、それとも他にメンバーを集めていどもうかと思います。

 MGSPWそのものは、楽しんでます。
 諜報能力がBクラスの敵が出てくるミッションを見つけ、しかもそれが簡単に拉致&クリアできるので、何度か繰り返してヘッドハンティングしてきました。
 あと、今回COOPでクリアしたミッションの中に医療と諜報がBという優秀な女性捕虜がいたので、このミッションもパターンを見つけてせっせとプレイする所存。
 意外に見つからないのが、実戦能力が高い練習ですね。未だに、サーチするとEとかいう敵兵士がぞろぞろ出てきます。うーむ。
 そしてやっぱり、6時間ほど延々とCOOPしてしまったのでありましたとさ。



2010年5月6日(木)

 最近またメタル系のCDが増えています。
 その中で気に入ったのは「AVANTSIA」。日本でのアーティストクレジットは「トビアス・サメッツ・アヴァンタジア」ですかね。「THE WICKED SYMPHONY」は映画のOPを思わせるような一曲目からはじまり、そのままガッツリしたメタルサウンドになだれ込みます。他のアルバムも、メタルと一口に言ってもこれだけあるんだぜと言わんばかりのバラエティ。ゲストボーカリストが豪華なのも嬉しいところです。
 それから、「Rhapsody of Fire」の新譜もさすがにいい感じ。たしか前作がちょっと微妙だった覚えがあります。それで今回ちょっと迷っていたのですが、シンフォ・メタルの大御所の一つとも言える貫禄を改めて見せつけてくれた気がしました。
 あとは「Derdian」とか「Amorphis」とかも気に入りました。いわゆるクサメタルのど真ん中突っ走るDerdianはかなり好みです。あとは音がもう少し厚かったらなぁという感じで。でも泣きメロに乗る男女ツインボーカルとかはヤバい(笑

 こんな具合にバカスカ買いますが、その中で何度も聞くアルバムはやはり限られています。
 あとまあ、きれいに整頓しておかないと、最早どれがどのジャンルのなになのかが分からない現実 orz
 本物の音楽ファンほどではないのですが、CD店のようにきちんとジャンル別、アーティスト別に並べないと、探せないのですよ……。実家に置いたままのCDもけっこうあるし、ダブって買ってるのも何枚かあるし!

 いっそPCの中にすべて取り込んでしまおうかとも考えます。そうすれば名前順に揃いますから、少し探しやすい。だがしかし、データでの保存は、消える危険性があるのが気になります。
 CDという物体は、かさばるけれど、よほどのことがないかぎりいつでも再生できますが、データになってしまうと、別のPCに移せないとか、なにかあって消えてしまったとかがありそうで……。
 でも、PCに取り込んでおけば、いちいちCD入れ替えなくても聞きたいものをすぐに聞けるのは魅力。うーむ。

 と悩んだ挙げ句、「とりあえず取り込んでおいて、別にCDも売らずにおこう。いちいち出してこなくても聞けるのはいいことだ」と、取り込みを開始しました。
 えー……―――洋楽のメタル、ロックで、かつ、「一度聞いて別にどうでもいいと思った」もの以外、かつ「アパートに持ってきてあるもの、ここで買ったもの」をごそごそと引っ張り出し。
 まっすぐ積みあげたら120cmくらいの高さになりました。CDは通常のケースの場合、厚みが7〜8mm程度です。8mmとして計算しても、約150枚あることになります。
 アパートにある洋楽のメタルとロックだけで、です。(メタルならトルコとかイスラエル、アラビアのバンドまである始末ですが) 各種サントラ、邦楽すべて、イージーリスニング、クラシック、ポップス、演歌、R&B、テクノ、洋楽ロックでも今回は女性アーティストのものは除いてますし、この他のジャンルすべて覗いて、この量。このアパートにあるCDすべてとなると、たぶん500枚くらいかな……? そして実家にも同程度の量はあるはずで。
 ちなみに近日中にあと5枚増えます

 音楽が趣味です!と熱く語る人なら「その程度か」と思われるかもしれませんが、好きではあれど趣味とは言えず、他にもっと時間とお金をさいているものもある身としては、尋常な量ではない気がしました。



2010年5月7日(金)

 MGSPW、まずはクリアしました。
 しんどそうだからCOOPで進めようと思っていたのに(ぉぃ)、なんかもう終わりに近いぽいと思ったら、思わずずるずるとソロで進めてしまい……。
 今回の中心テーマは「核抑止論」。相変わらずヘビーな問題を扱っていますが、分かりやすくていいですね。
 「日本はアメリカの【核の傘】の下に入っている……つまり、日本がどこかから核攻撃されたらアメリカがその報復をしてやるという約束になっているけれど、本当に報復してくれるのか?」とか。自国が攻撃されたのであれぱ報復しかねないと思うけれど、他国のために核報復という悪名をかぶり世界大戦の危険をおかすかと言われたら、「国際平和のため、おまえらガマンしろ」とか言い出しかねないなぁと。
 ほとんど考えたこともない核抑止の問題が、ものすごく曖昧な、それゆえに危険な幻想の上に成り立っていることがちょっと分かった気がします。本当に分かってるのかと言われたら微妙ですけど。

 それにしても、終盤の「倒して進め」(倒さなくても進もうと思えば進めるけれどけっこう厳しい)はハードでした。スニーキングのほうが性に合ってます。ていうかそのほうが面白い。ガンアクション(FPSやTPS)として見てしまうと、MGSは「それなり」のレベルですし。
 兵士多数と戦うミッションはしんどかった反面、大型AI兵器戦は時間はかかるけれど簡単だったかなぁ。動きは重いし、パターンと対処法も見抜きやすいので、ダメージは受けてもしのぎしのぎ、なんとかなりました。

 で。
 クリア後に出てきた「パスとデート」ミッション。(パスはヒロイン(?)の女の子。16歳ですよスネークおぢさん!?)
 最初なにをどうすればいいのかサッッッパリ分からず、海岸を走り回ってもなんにもならず、うっかりCQCしたらハートプレイクのマーク。以後、持ち込んだカメラらで写真撮ったりはしたものの、なにも起こらないしクリアにもならないので、リタイアしてしまいました。
 いったいこれは、な・に?
 と思ってネットで検索してみると、なるほど、COOP用の台詞を使って好感度を上げればいいわけですね!
 で、さっさとSランクをとって、もう一度プレイして水着もゲットしました。

 そのときついでに見つけてしまったのが、「カズとデート」というミッションの存在。
 ……えー……デート?
 30代半ば〜後半のアンさん二人で、海岸デート?
 とりあえず、やるしかないですよね?
 ただしこれ、いったんクリアした後に出現する追加のチャプターだかミッションだかをクリアしないと出てこないそうで。
 先は長いなぁ。



2010年5月8日(土)

 ASIAの「OMEGA」を聞きました。
 写真見ると全員ただのオッサンですが、ジェヨ・ウェットンの声聞くと驚きますね。若い頃のパワーこそないものの、相変わらずしっかりと心のあるまとまった声で、心地よく聞くことができます。個人的には今の声のほうが落ち着いていて好きかもしれません。



2010年5月10日(月)

 MGSPW、再びクリアです。
 第一クリア後の追加部分を終えたということです。
 あれが一応真のラスボスってことなのでしょうが……え、弱くね?という感じで。いつもどおりCOOPですが、それにしても弱すぎな気が。そしてラスボス戦で最も頼りになったのは、「ミラーさん」だと意見が一致しました。いい仕事するよミラー!
 っていうかロケット砲とかのスイッチを甲板に設置せず艦内に置いておけば、なにもスネークが生身で出てかなくても良かったんじゃ……?

 その後は、まだクリアしてないミッションを遊んだり、せっせと誘拐してます。
 周りにプレイしている人がかなり少ないのですが残念ですが、今は幸いネットでのCOOP仲間がいるのでラッキー。
 さーて、今日も拉致りに行くか!



2010年5月13日(木)

 相変わらずMGSPW中です。
 シナリオクリアはしたものの、手に入れてない設計図(武器・アイテムの素)とかクリアしてないEX OPS(エクストラ・ミッション)とか、あと、やはり優秀な人員をいかに集めるかというわけで。
 Sランク、あるいはAランクだけど士気が上がればSランクになる兵士がいるミッションをひたすら繰り返してます。
 こうしてだんだんと慣れていくわけです。悠長にはやってられないので、無視できる敵は無視し、効率よく進むことを考えると、クリア結果も否応なくSランクに。ただ、本来行かなくていい脇道に有能な兵士がいたりすると、クリアランクは無視して拾いに出かけます。
 おかげで、実戦部隊以外の班(研究開発・糧食・医療・諜報)はすべてLV90を越え、諜報班はLV99になりました。やっほい♪

 ところで、この兵士集めには「リクルート」という方法もあります。
 無線LANのアクセスポイントを見つけることで、PSPがそのアクセスポイントごとに一人ずつ、志願兵を見つけて連れてくるシステムです。
 なので。
 都会で電車に乗りながらやると、次から次から6人ずつ志願兵が現れて、ものの10分ほどで数十人も集まったりするとか。
 だがしかし!
 ……まあ、田舎ですからね……orz
 そもそも日本有数のマイカー所有率を誇る県≒電車など公共の交通機関が最も利用されていない県で、アパートから勤務先まで歩いて3分もかからないという状況では、無理な話。
 それでもちょっと気になったので、早朝、少し遠くにあるコンビニまでてくてく歩きながら、サーチしてみました。
 歩きつつサーチ、志願兵がいたらそのまま戦って倒してゲット、そのまままたサーチ、という方法で、30分程度。20人ちょっと集まりました。
 ただし、歩きながらPSPをいじってる、あまつさえプレイしているというのは、いい大人のすることでないのも明白です。
 もちろん、裏道の民家ばかり並ぶあたりを歩きましたさ。



2010年5月15日(土)

 今更な感もありますが、アダム・ランバートのアルバム「FOR YOUR ENTERTAINMENT」を買ってしまいました。
 ずーっとジャケットに惹かれ気にしていたのですが、後で確認しようと思って忘れてしまったりで二ヶ月も延び延びに。
 ジャケットの写真見たとき、「骨太な女の人か? それとも男か?」と思いました。最近は肌なんかCGでどれだけでも美しくできますし、肌のきめ細かさは男女に関係ないこともあるし。どっちゃらほい?と思い、名前からすると男なんだろうけど……くらいのまま過ごした日々。
 ちなみにジャケットに惹かれて買おうか迷ったのは、この写真にものすごい「グラム臭」を感じたからです。
 グラム、あるいはグラム・ロック。グラムとはなんぞや、と問われても、音楽の専門家ではないので正確には答えられません。私の言うグラムとは、「私の中にあるグラムっぽいもの」くらいの意味です。装飾過剰でちょっと退廃的、あるいは、ゴージャスで節度ある自堕落、自分の感情を横目に見てるシニカルさ、ゴシック、バロックにも通じそうだけどそこまで前時代的でなく、かと言って現代的でもない……。まあそんなイメージ。
 ジャケの写真がきれーなニーチャンでも、ビジュアル系とか感じず、グラム系と感じて、ものすごく気になりました。
 しかし彼、アメリカン・アイドル(アメリカのオーディションTV)出身だそうですね。別にどうでもいいんですが。

 そしてとーとー買ってきて聞きました。
 うん、私の中では「グラム」です。
 ロックでありポップスでありダンサブルでもあるけれど、匂いがグラム。
 一曲が3分前後と非常に短いのもいいですね。次々聞けて飽きません。
 その中で、聞いていて思わず「これ何曲目だ?」とクレジットを見てしまったのは5曲目と11曲目。5曲目はイントロにやられ、11曲目は曲も好きですが、ギターがどうにも聞いた音だったので……。(ちなみに11曲目のギターは、マイケルの実現せざるツアーギタリスト、オリアンティちゃんでした。なるほど!)
 あと、ボーナストラックの17曲目はグラム臭はしませんが、前向きで力強い歌。コーラス(サビ)もキャッチーでいい感じ。18曲目も不思議な感じで好みです。タイトルが「ヴードゥー」ですが(笑

 アダム、気に入りました。次回作も楽しみです。日本のバンドみたいに毎年毎年アルバム出さないでしょうが、のんびり待ちます。
 声がまず好きだし、歌い方も曲によってガラリと変えていて見事です。ただ、今回のアルバムはとにかくいろんな面を少しずつお披露目という感じで、一点に絞ったパワーは感じられません。
 ジャンルは関係なく、彼が自分の中にあるコアなもの、好きなものを存分に発揮して作り上げたアルバムだったら、もっとものすごいカラーになるんじゃないかなとか思ってます。
 世の中にありきたりの美しいスローバラードなんかを歌っても上手そうですが……それが好きならぜひ歌って聞かせてほしい反面、彼にはやはり、グラムなバラードを思いっきり歌い上げてほしかったりも。
 あ、ちなみにアダム・ランバートの「ミラクルズ」は、映画「2012」のエンディングテーマだそうですね。この曲もいいです。聴きやすいミディアムバラード。歌詞は「グズグズ鬱陶しい! フラれたんならすっぱり諦めろ!!」と言いたくなりますが(ぉぃ)。いや、だってフラれ男の「諦めないよ」みたいな歌って、女のほうも内心が別ならハッピーエンドですが、女の心が完全に離れてたら単なるストーカー……。

 ともあれ、しばらくはヘビーローテになりそうな予感です。


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