烏の足跡



2010年4月18日(日)

 またGOWの話でなんですが……今月、ザレゴトの半分はGOWな気もします。気のせいではないですね。他の話題も実は「さすがにこの話ばっかじゃなぁ」なんて考えてさしはさんだものだったりします。てへ★
  PSP版GOW「落日の悲愴曲」クリアしました。うむ、短い! でも、「なんのためになにをしてるのか」が薄れない程度の長さだと思います。「神の戦士として試練を繰り返す英雄」という部分が端的に分かる内容でした。1よりも前。妻子を殺めた後、その苦悩からの解放を求めて神の言うなりに戦っている間の出来事です。
 ペルシャ軍に襲われるアッティカの街を救えと言われ、それを果たすや、突然空から太陽が消え、何事かと思ったら「太陽神ヘルメスが何者かに落とされてしまったので彼を救え」という新たな試練が用意されます。「いつになったら苦悩から解放さてくれるんだ」とうんざりしながらも、他に方法がないので従うクレイトスさん。
 そのストーリーの中では、クレイトスの持っている神への失望や苛立ちもストレートに出てましたね。約束を守ってくれたことなどないとか、いつまで続ければいいんだとか。
 それを経て1の結末に到り、「10年もの間神の戦士として戦ってきたのに、こいつらには結局俺を救うつもりなんてないし、そんなことできないんじゃねぇかよ!」と判明したわけです。うーむ、クレイトスの求めるものは分かっていたのに、「できない」と言わないまま10年こき使ったんだとしたら、アテナも、人間の視点から見たら残酷で傲慢な神そのものって感じですね。「人間は神を敬い奉仕して当然。貴方自身が貴方の罪を許せるかどうかなんて知ったことではないけれど、この私が、神が『許します』と言うんだから感謝なさい」といった感じ?
 ひでぇなぁと思いますが、それは人間の感覚。神にしてみれば、自分たちよりも圧倒的に劣る劣悪な生物を、「目をかけて使ってやる」のだから光栄に思いなさい、ってなもんでしょう。「神の戦士として働けることこそが人間としての名誉」みたいな。

 ともあれ、これでクレイトスの物語は一通りプレイしたことになります。
 2を半ばで断念した……というより、他のゲームにかまけて放置してからずいぶん経ちましたが、満足です。



2010年4月19日(月)

 うーん……、とちょっと考えたこと。
 たまたま知人から進路、というか転職について相談されました。
 私もほとんど毎日のように、辞めたいなぁ、辞めたほうがいいのかもなぁ、でもなぁ、とうろうろしている身なので、なにも偉そうにアドバイスできません。
 もしその人が、やりたいことを決めていて、それに向かうエネルギーを持っていると感じたら、転職するようにアドバイスしたでしょうが、その人も私と同じく、「今いる職場」への不満や違和感が先にあって、「それよりはもっと自分に向いた職業に」と考えているようで。
 偉そうに「こうしなさいよ」とも「こうしたら?」とも言えないので、率直に、自分も同じだけど、辞めようと考えるときに頭をよぎることについて、話たりもしました。

 その中で何度も巡ってきたのが、「結局言い訳探しなんだよな」ということ。
 やりたくない理由も、面白くない理由も、できるだけ冷静に客観的に考えてみると、自分の我が儘や身勝手で。それをあたかも、自分にも責任はないかのように、あるいは自分は間違っていないかのように、「それは○○だからだ」と言い訳を探して正当化してる。
 仕事に限らず、とにかくいろんなことで言い訳を探してるなぁと。
 あいつが悪いからだとか、あれがこうだからだとか。

 言い訳を、するなってことではありません。そんな自分で自分の首締めるような、しかも超上から目線の結論は持ってません。
 私が思うのは、「言い訳してる」という自覚をしたうえで、「それじゃあどうしよう」と考えるひとときがあったらいいんじゃないかということです。
 その結果、言い訳でもいい身勝手でもいいと自分でGOサインを出してもいいし、それはみっともないし卑怯だと自戒してもいい。
 そしてまた、自分も誰かの言い訳に使われていたりするし、会社とか相手とかの言い訳も、自分の周囲には散乱してるので、それもちょっと考えてみたらいい。「言い訳だ」と決めつけるのではなく、「ダシに使われてないか?」「本当はどうなんだ?」と。

 相手も自分も我が儘で自分勝手で、自分を楽にするために外へ言い訳を見つけてる。
 都合のいいときに都合のいいことだけ言って、けっこうコロコロ意見や態度が変わる。
 自分には良いもの、ラクなもの、楽しいものを要求するくせに、他人が自分にそれをう急してきて、そのために自分が苦労することになると相手が悪いと思う。
 ま、現実によくあることじゃないかと思います。
 それは良し悪しでなくて、「そういうもんだ」と思って自分と自分の周囲を眺めてみると、あんまり早まったことはせずに済むし、かと言ってオリコウサン的に一人ストレスを抱えまなくても良くなる……んじゃないのかなぁと。

 とりとめもありませんが、うだうだとそんなややこしいことをつい3時間も語ったりしてしまったのですよ、酒の肴に。



2010年4月20日(火)

 誰に頼まれたわけでもないけれど、God of War 3攻略をやろうかと思います。

 そんなことを思い立ったのは、まず一つには、自分が最高難易度でクリアすることを目指したいため。そのためには、徹底して敵の分析と戦い方のパターンを研究し、なににどう対応すべきかを調べる必要があるわけです。
 それから二つ目に、「今ある攻略サイトは、非常に詳しいし役立つけれど、プレイヤーの視点から見たら必ずしもベストではない」と思うから。自分がやっててもそうですし、友人の話を聞いていてもそうなのですが、自分の手で謎を解きたい。でも、宝箱の取り逃しがないかは知りたい。でも、攻略サイトを見るとすべてまとめて書いてあるので、知りたくない情報も目に入ってしまう……。そんな悩みがあるのです。それなら、おおまかな道筋と、その道中にある宝箱はパッと見て分かるけれど、詳しいルートや謎解きは背景色と同じ文字色で書かれてるなどすれば、「そうか、ここにはあと一つ宝箱があるはずなんだな、もう少し探そう」と思えるわけです。
 そして三つ目は、ものすごく気に入ったゲームのことは、やっぱり自分なりに解説したいなぁという気持ちがあるだけです。

 そんなわけで、EASYモードでついに四周目に突入。
 今回は、魔法無限とかまでのラクちんモードにはしていませんが、防御力3倍はセットしています。
 これで、まずはじっくりと、リヴァイアサン・ポセイドンとお付き合いです。
 ただボケーッと突っ立ってみたり、うろうろ走ってみたり、攻撃するのに右に寄ってみたり左に寄ってみたり、手前へ行ったり奥へ行ったり。回避、ガード、滞空など、とりあえず思いつくことはすべて試す方針です。
 そうして、どういう攻撃が来るか、どうすれば避けられるかをひたすら確認&検証中。
 最終目標が高難易度クリアなので、できるかぎりダメージを受けないで倒すよう攻略します。なので、進めれば充分という人は、ここまで見極めなくてもOKというレベル。
 うむ、やはり熱いですな! アクションゲームは自力で攻略するのが醍醐味です。高難易度には絶対対応できないヘタレの、腕をカバーするのは知識です。



2010年4月21日(水)

 「ダーリンは外国人」を見てきました。
 普通に面白かったかなと思います。前半はかなり微妙でしたが、中盤から、ちょっとしたことが積み重なって、別に嫌いになったわけじゃないのに、すれ違いが続くことで少しずつ心が離れたような感じがしてきて……。
 ただ、原作……ほとんど違うよなぁ(笑

 トニーと、さおりのお母さんとの出会いも違うし。
 映画にするときにトニーという人のキャラクターだけを持ってきて、さおりという人の職業とか体験したエピソードだけを持ってきて、完全にフィクションとして作ってるのは、最初からわかってることですが。
 原作にコミックエッセイにあった、(以下バレなので白く)国際結婚になることを心配したお父さんが反対しつつも、英会話を勉強しようとしていたと分かるところは、映画で見てもいいシーンでした。私は原作のエッセイを読んでいるので、お父さんが本屋に入った時点でわかってるのですけどね。「いつそれがさおりに伝わるんだろう」と思って見てました。 
 あと、牧師役の人、あれ、トニーさん本人ですよね?

 ちなみに、見ていてものすごく気になったのは、さおりのお母さん役やってる大竹しのぶ。いや、結婚式て゜黒い留袖着てるとことか、うちのおかんにめちゃくちゃ似てるんでびっくりしました。
 体つきとか、角度によっては顔もです。大竹さんのほうが品のいい顔してるけど、目とかはおかんのほうがくっきりパッチリしてて美人かもしれない(笑



2010年4月26日(月)

 「アリス・イン・ワンダーランド」見てきました。
 例によって文庫のノベライズ小説を前後して読んでいます。
 うーむ……映画だけより、やはりノベライズ併読推奨です。
 マッドハッターはさすがデップで、内に秘める怒りと、狂騒的な面などが垣間見れましたが、アリスの心理的な変化とかが映画ではよく分からず、今ひとつピンときませんでしたので……。
 あと、ハートのジャックは少しわかりづらかったかな。「どっち」なのかをもう少し分かりやすく表現しても良かったかもしれません。眼帯の色は、さすがにそういう意味とは察せません。
 あとやっぱり、メガネonメガネはつらい……orz



2010年4月27日(火)

 「カールじいさんの空飛ぶ家」をBDで見ました。
 えーい、いきなり泣けるわい!
 そして思ったのは、カールじいさんをロビン・ウィリアムスにやってもらいたいなぁってことだったりします。
 頑固で厳しいじいさんと、子供の頃の冒険心を取り戻したじいちゃんと、これを演じるならロビンがいいなぁと。



2010年4月30日(金)

 PSP「メタルギアソリッド・ピースウォーカー」。
 ……ダンボール愛が炸裂してますね、スネークさん……。
 シリアスでハードな部分と、このバカバカしさの落差がたまりません。
 ゲームとしては今更あれこれ言う必要もない、安定したMGSシリーズです。COOPしてみるとまた違った感想があるかもしれませんが、今のところソロプレイでちまちまと序盤のクエストを繰り返してるだけです。
 先へ進みたいのはやまやまですが、一通りの操作を覚えて馴染まないと、なかなか思ったとおりのことができないので……。

 今作は、死亡以外の無力化を施した相手を拉致ることができるのも一つの特徴でしょうか。
 誘拐して洗脳……もとい、説得して仲間にし、その能力に応じた場所に所属させることで、そのチームの能力全体を上げ、より難しいものを開発できるようにしたり、回復速度を早めたりといった効果が期待できます。
 なので、拉致ってます。……ああ、かつて3で一通りの食料を試すまで先に進まなかったことが思い出され……。

 ミッション制になり、一度クリアしたミッションは何度でも、すぐに繰り返せるのもラクでいいですね。アラートが出ようととりあえずクリアしてみて、その中でルートや順番を試行錯誤し、よりいい結果でクリアすれば上書きされますし。
 ただプレイしているとたぶん気づかないところに、携帯ゲーム機でリリースすることを考えた上での仕様や要素がてんこ盛りになっているように感じます。


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