烏の足跡



2009年4月18日(土)

 一週間もご無沙汰しておりましたが、相変わらず修羅は続きモンハンに逃避する日々です。
 ようやく、ようやく、よーうーやーく! 休みらしい休みです。
 しかし最近、休み=寝る・ゲームする、というだけになりがちです。ま、いいんですけどね。

 ところで、またも友人が一人、私をダイエットに巻き込もうとしております。
 先日ちょこっと書いているとおり、私としてももう少しニクを落とすのは望むところですが、私の嫌いな言葉は「努力」とか「忍耐」とか「我慢」とかです。ろくな人間じゃないと思われそうですがそのとおりなのでいちいち気にしません。
 自分のスキルや腕前をコツコツと磨くことがあろうと、それは決して「努力」などではないのです。「努力」ってのは苦痛や面倒臭さに対する「我慢」も「忍耐」を要する場合に使う言葉だと定義しているからです。
 たとえばモンハンで立ち回り考えたりもっと上手くなりたいなぁと思っていろいろやるのは「努力」なんて言葉じゃ絶対に表現されないものですからね!
 「努力」は、出したくない力、出しがたい力を意志で無理やりなんとかしてる状態で、やりたいこと、楽しいこと、やらずにいられないことに邁進していたら、それは決して「努力」なんて重いものではないのです。
 だから「努力」という言葉が好きな人はもしかして、「努力している自分」が好きなだけで、成果が伴っていなくても構わないんじゃないか?とか邪推したりもします。あるいは「努力してるんだから報われたい、報われないとダメだ」という考え方になっていたり……って話逸れてますね。そんな人ばかりではないと思いますしね。

 というわけで話は戻って、ダイエットです。
 基本的に「努力」とか「忍耐」とか「意志の力」を要する行動ですし、薬系は以前にノッてみましたがさっぱり実感はありませんでした。ま、薬で楽に痩せられたら誰も真剣にならねぇよなぁというわけです。
 今回提案されたのは「シャングリラ・ダイエット」でした。
 ご存知ですか? 私は存じておりました。本屋にいりゃダイエット本なんか呆れるほど見かけますからね。
 その中で、ある程度出版社が注力するものとか、メディアで取り上げられたもの、ネットサイトなどで売れ行きのいいものなどは否応なくチェックすることになります。
 これは「我慢しないダイエット」でした。
 つまり、「食べたいっ、でも食べちゃダメだっ」だと食べたいのを我慢することになります。
 そうじゃなく、食欲そのものを抑えてしまうことで「べつに食べたくないから食べないでおこう」って状態にするのがこのダイエット法です。
 そのために必要なものも実にシンプルで、私のような面倒くさがりでも「これくらいなら」と思えるものでした。
 が、基本的に、「どうしようかなぁ、ダイエットってぇヤツをしようかなぁ。でも面倒くさいしなぁ」で終わる私です。内容は知っていても、スルーしてました。

 が、以前に私をサプリ系ダイエットに付き合わせた友人が、今度はこれに着目したのです。
 あんまり詳しく書くと販売妨害になるのでやめときますが……って、べつにサイトとか調べれば分かるからいいのか。
 簡単に書くと、理論は、こうです。
・人間の体は、これくらいの体重にならねばという「セットポイント」を持っていて、体重をそれに近づけるべく、食欲を発揮させたり抑えたりする
・セットポイントを上げる飲食物と下げる飲食物がある
・セットポイントを下げるものを摂取することで、「今の体重はそれより上だから、もう食べなくていい」と食欲が認識するようにする
・食べたくないから食べない→外部からのカロリーが足りないので蓄えている脂肪を燃焼させて活動源にする→痩せる
・食べないことで痩せるので、ものを食べるときには栄養には気をつけたほうがいいよ!
 って感じです。
 なんでそうなるかの詳しい理屈は、どうぞ書籍をお求めください。

 で、「セットポイントを下げるもの」というのが、「味はしないけれどカロリーはあるもの」なんだそうです。
 その代表が、一つは「味のないオイル」。エクストラライトのオリーブオイルとか、キャノーラ油など。味があっちゃダメなので、エクストラヴァージンオリーブオイルとかはダメだそうです。
 で、もう一つが、なんと「砂糖水」です。ただの甘みは「味」として認識されないらしいです。
 そこで、オイルか砂糖水を、あるルールにのっとって摂取することで(このルールについては書籍をご参照ください。このルールを守らなければ意味はないのでご注意)、「べつに食べたくない」という状態にし、普段ならつい間食してしまったりするクセをなくしてしまうのです。

 そういう方法なので、もともと食べ過ぎの人とか間食の多い人には効果覿面かと思われますが、大して食べてないし間食もしないのになぜか太るという人は別方面からのアプローチが必要かもしれません。
 ともあれ、要するに、砂糖水を一日にいくらか飲めばいいわけです。オイルはさすがに……。オイルのほうが確実に体にはいいのですが、抵抗ありますわな。
 あたためてもいいとなると、これはけっこう飲みやすそうです。しかもゆーっくり飲んだほうがいいというなら尚更。冷たいのをごくごくってやって血糖値を上げるより、あつーいのを冷めていくのを待ちつつすすっていくほうがどう考えても健康的でしょう。
 ちょっとしたタイミングで、ポットのお湯とか、あるいはヤカンで沸かして、適正な量の砂糖を溶かして飲むだけ。
 これで、「なんか小腹がすいたなぁ。なんか食べようかな、でももうすぐ寝るしな、どうしよっかな」とか迷わなくてよくなるなら、けっこう楽です。

 ちなみに、ちょっと気になっているのが「やめたらセットポイントは徐々に上がるので体重は戻り始める」ってところです。
 つまり、永遠に続けないといけない、という。
 ただしこれは、「健康的な理想体重を維持するため、運動する」というのとさして変わらず、「最近ちょっと太ってきたから、またジョギングはじめよう」とかいうノリで、「あら、ここんとこ飲んでなかったから、また理想体重になるまで続けようか」くらいでいいでしょう。
 要は、自分の体重=食欲を、自分でコントロールできるかどうか、ということのようです。
 以上のように、一通り読んで理解してみました。

 ふむふむ。
 というわけで、試してみることにしました。
 実はこれを、そのあたためた砂糖水を飲みつつ書いていたりします。
 実際に食欲は抑えられるのかどうか、早い人でその日のうちに実感でき、時間のかかる人はしばらくしてからになるそうです。
 これはやはり、普段から間食しまくっているとか、すぐにおなかがすいていろいろ食べてる人、あるいは肥満度の高い人のほうが感じやすいことなのかもしれません。
 さてはて、どうなることやら。
 という理由で、引っ越してきてから一年と8ヵ月で初めて、砂糖を購入、仕様しました
 なお、同書には「画一的な味のものを何度も食べる」のも太る原因だと書かれていましたねぇ。だから、コンビニとかの機械的に作られている弁当とか、常に同じ味のジャンクフードなどは太りやすいってことでしょうか。
 その点、自炊は常に味が微妙に変化するし、意図的に味付けを変えれば「同じ味」にはならないので、太りにくいってことになります。
 それでいくと、このシャングリラダイエット中に、栄養摂取として野菜などを意識してとる場合、ドレッシングをかけないより、毎回違うドレッシングを使うほうがいいことに?
 ま、結果はまたご報告いたします。



2009年4月24日(金)

 この日のために修羅を乗り越えてきましたよ!
 というわけで、Wii「モンスターハンターG」、というより、「3」体験版です!
 どうせ休むなら楽しみのある日に、ゆっくり友達と遊びたいというわけで、有休を消費しての3連休でございます。
 プレイレポートは専用日記にて。



2009年4月26日(日)

 あっという間に過ぎ行くお休みの日……。
 ゲーム・ゲーム・ボケー、という過ごし方ですが、満足です。

 そしてまたゲームの話でなんですが、最近、RPGやってて面白いと思うのは、ケータイアプリだったりします。
 長くても20時間もあればクリアできるお手軽さや、いつでもセーブできるゲームが多いことなど、携帯ゲーム機で出したらボリュームが少なく見えるんでしょうが、それでも、先が気になるとか、進めていて面白いとか、思うのはたいがいアプリのRPG。
 今は、先日DLしてきたばかりの「新約ラストバイブル2」をプレイ中。
 魔獣とのトーク台詞が無駄にはっちゃけてて「こうする必要あるのか?」とややウザく感じていますが、悪魔会話はラストバイブルの場合、ほとんど選択肢問題で固定されているのでしょせん作業。考えずにプレイしているので気にしません。
 王道、あるいは使い古されたパターンの、「目的地に行く前に、なにか一つこなさないとならないダンジョンがある」の繰り返しではありますが、キャラクターも分かりやすくてバカバカしくて(褒めてますよ?)面白いし、ベタだと思いながらもアインはかっこいいし。
 単純にストーリーの先が気になるし、お金も経験知もさくさく溜まるので、普通に面白くプレイしています。

 あと、同じアトラスの「ペルソナ罰」のアプリ版。これも面白い。
 やはりトークは決め打ちなので、駆け引きや運はほとんどなく、単なる作業ですが、それはそれでストレスがなくていいとも言えます。
 近々元祖ペルソナのリメイクもPSPで出ますし、こちらもぼちぼち、進めていくのでありました。



2009年4月28日(火)

 ちょっと前に書いた「最後のパレード」の話。
 ディズニーランドであった「いい話」を集めたもののはずが、盗用疑惑……というか、無断転載疑惑が出て、ま、本屋としてはそれからのほうが売れているので別にどうでもいいのですが(鬼)、それとは違う立場で、モノ申してみたいことなど少し。

 別にTDLの話でなくても、どこかで誰かが体験した「いい話」なので、本を読むこと自体は悪くないし、感動したくて読むなら「いい本」だと思う。内容は否定しない。
 ただ、著者のしたことは、それを「収集し、本にした」だけであるし、たとえ前文に「あちこちから仕入れた話」とは断ってあったとしても、それは問題になってから口にした言い訳にしか思えない。なにせ、読んだ私にそういった記憶がまったくないほどささやかなものなのだし…。これでは、元発信者に対する誠意を欠いていたと思わざるをえない。
 もしこれが最初から、もっと目立つ位置にはっきりと、インターネットの掲示板などで集めてきていること、TDLのことだろうと思われるが、明瞭な記述がないのでもしかすると別のテーマパークのことかもしれないことを明記し、転載元くらいはすべてに対して明らかにしていたなら、盗用と言われるようなことはなかったと思う。いい話をまとめてくださって、いい本を世に送り出してくださってありがとう、というところだろう。
 どう言いつくろったところで、「親身に考える徹底したサービス精神」を褒め称えながら、出版物を作るにあたって自分が最低限とも言える配慮を忘れていたのでは台無し。

 別にTDLでなくてもいいけど、この世界のどこかにあり、そして必ずいる、心温まる空間と、それを作っている人たちのことは否定しない。それを味わうために読むなら、いいと思う。
 でも、そのために支払った本代が印税として著者のところに入ることには抵抗がある。

 著者がもし、この本で得られた収益をすべて、自分の懐には入れずTDLなどのために使うというなら、こんな騒動には関係なく、お金を出して買って読んだらいいと思う。しかし、対応次第では、「こんな人にお金をあげる必要はないから、本屋で立ち読みしてくださいた」と言わせてもらいたい。
 とはいえ、お金の問題は、結局誰が得をするかといった夢のない話だし、気にしない人もいるかとは思うが、夢を売り物にしなから夢に傷をつけたことだけは、真正面から認めて、謝罪してほしいと思う。
 著者と編集者、出版社は、軽率で配慮に欠けた本を作製したことを、TDLのファン、TDLを愛してTDLで誠心誠意働いているキャストで、今回の騒動で嫌な思いをした人にくらいはきっちりと詫びてほしい。

 夢に傷をつけたことは、もう取り返しがつかないけれど、今後の対応で、ますます傷を広げて夢を壊していくような真似だけは、しないでいただきたい。
 以上、私はTDLのファンではないけれど、別世界で遊ぶ楽しさを大事にしている者として、苦言を呈させていただいた。



2009年4月30日(木)

 「シャングリラ・ダイエット」、ぼちぼち継続中です。
 毎日一回のペースで、大さじ1強くらいの砂糖を、コップ1杯のお湯に溶かして飲んでみてます。
 んー……シャングリラの効果なのかどうかは分かりませんが、今までよりは食べなくなりました。
 今までだと、仕事の休憩中に「パスタとなにかちょっと」くらいを食べていたのが、パスタだけで「もういらん」になっているのは確かです。
 ただ、先に書いてますが、これがシャングリラ効果なのかははっきりしません。
 まず、この砂糖水は「飲む前後一時間は、水以外は摂取禁止」なのです。なので、否応なくその2時間はなにも口にできません。すると、「今から飲むからなにも食べないでおこう」と思いつつ、ちょっとゲームしたりしてると気が付けば3時間くらいたっていて、「なんかおなかすいた気がするけど、まあいいや砂糖水飲んでおこう、飲んだ以上はもう食べられないなぁ」、と。そんな感じで、食べずに済ませます。
 それを一週間ほど繰り返していれば、そりゃ胃が小さくもなるでしょうよ、と思うわけですね。セットポイントが下がっているのか、単に胃袋の上限が小さくなっているのか、これが疑問です。
 ついでに言えば、やってみると決めて「砂糖水をわざわざ作って飲んでるのに、間食するのもバカみたいだ」という心理も働いていると思われます。
 それでも「食べたいよ〜」と思わないのは、シャングリラ効果なのかなぁ。

 ちなみに、私は砂糖水(水とは言うものの実際にはホット)、普通にちびちび飲んでいれば不味くもないので、抵抗はありません。炭酸飲料とか飲んでるのと糖分の量がほとんど変わらないなら、これは悪くない感じ。特に今はまだ暑い季節ではないので、あったかい甘い飲み物をちびちびというのはけっこう美味だったりします。ホントにただの砂糖水なんですけどね。
 気をつけているのが、血糖値を一気に上げないために、最低での15分くらいはかけて飲むこと。これは、あったかいのを飲めば自然とそうなります。猫舌だし。まずもってゲームしながらとか本読みながら飲んでいるので尚更です。
 それから、食べる量を減らすことで痩せる方法なのは間違いないので、意識的にサラダとか納豆とか、不足しがちな栄養素をとれそうなものを一日一回くらいは入れるようにしています。相変わらずお茶漬け+納豆とか、サイコーです。
 あとやっぱり、食べるときに高カロリーのものを食べていたらあまり意味がないので、仕事の休憩中(1食目)は特に意識せず好きなものを食べて、帰ってからとりあえず砂糖水をちびちび飲り、その後で食べるものを、そのお茶漬け+納豆とか、サラダとか、健康食・低カロリー系にしています。
 それから、砂糖水を飲む以上、できるだけ他の甘い飲み物は避けています。普通にお茶とか。太るとかカロリーがとかいうより、血糖値とかそっちのほうが気になるので。
 んで、お菓子ほしくなったら我慢はしません。普通に買ってきてます。食べたければ食べたいだけ食べます。シャングリラの理論は「体が求めるカロリーの上限値を抑える=食欲を抑える」なので、自然に食べたい分を食べる限りにはなにも問題はないはずなわけですから。で、「もういいや」と思ったらそこで封をして、また明日。ちなみにジュースも、ほしいと思ったら我慢はしません。
 「我慢」とか「忍耐」とかしてまで体型をどうこうする必要はないので、したくもないことはしない!のです。

 結果はどうなんだという部分ですが、うちには体重計なんて気のきいたものはないので、実はさっぱり分かりません!!
 1週間に1キロとか、そういうペースでしか落ちない……それくらいのペースでいくのがいいようですし、それを即座に実感できるというのも変な話。
 もう少し続けてみて、また報告いたします。


Made with Shibayan Diary