久々にデモンズソウルをプレイして赤目の騎士に殺されたりした後で寝たせいか、ゲームフルな夢を見ました。
デモンズ+モンハン+推理ものみたいな感じでとても楽しかったのですが、とてもスリリングでもありました。
そう、舞台は陰気な感じの古い町で、デモンズのボーレタリア城みたいなところです。城の本丸だけでなく城下町もあって、それが高い外壁に囲まれています。片側は海で、街に入るには堤防沿いの道を進み、門をくぐるしかありません。
で、我々は(私と、今の職場のバイトさん1人と、ゲーム仲間2人)その街へ、何故か、街中に出没した銀色のリオレウスを狩りに行くのです。
しかもその街は今呪われていて、デモンズ的な雑魚もうろうろしています。
そこで、狩猟に慣れた2人(私と仲間A)と、慣れていない2人(バイトちゃんと仲間B)に分かれ、慣れているチームはレウスを狙うべく動き、慣れていない2人は戦場になりそうな場所の雑魚を倒しておく、という役割分担を行います。
そして私はAとともに、リオレウスを探して人けのない暗い街へ。
呪われた街にいるというのにのんきな2人は、「尻尾はやっぱり斬らないといんだろう」とか話しています。
しかしどうやらこれが、実際のモンハンよりは非常に難しいことらしく、他の2人も参加してくれないと無理だろうとか、罠はどこにしかけるとか、けっこう難題のようです。
そのときふと、私は(何故か)なにかを感じたらしく、相棒を引きとめます。すると、目の前の街路にぬっと突きだしてくる、バサルモスの顔……。
なんでバサルまでおんねや!?と軽くパニックになりつつも2人は息をひそめ、やりすごそうとするのですが、そのとき、上空を銀色のリオレウスがものすごい低空飛行でシュゴーっと駆け抜けていったのです。
驚いたのは私たちだけではなくバサルたんもでした。
驚いたついでに私たちを発見し、猛然と襲ってくるバサルたん。ただし、このバサルはかなり小さく、最小サイズをぶっちぎった小ささで、ドスファンゴくらいしかありません。
そこで、倒してしまおうということになりました。
と、ここで場面は一気に変わってしまい、街のメイン広場です。噴水があるところをなだらかな石の階段が取り巻き、その一方向には城へ通じる少し装飾の入った豪華な階段が。
いつの間にか、バサルを倒す1人とレウスに備える3人というチームになり、メンツもゲーム仲間Bの他はちょっと見知らぬ人物に入れ替わっていました(記憶がないのですがもしかすると知人だったのかも)。
さて、ここで階段部分に罠をかけ、レウスの襲撃を待つ我々。
そこに、バサルの尻尾を担いだ1人も合流し、うほっと剥ぎ取りにかかるや否や、城方面の階段からレウスが出現。
この突進をかわし、罠にかかったところで狙うは尻尾。段差を利用すれば武器が届きやすくなるという計算から、階段に罠を置いたのです!
ところが、この尻尾が硬いのではなく、変に柔らかくて、弾力があるせいでかえって斬れない感じ。武器(ちなみに私は太刀)を弾かれるのも、硬いものにぶつかってガキンっというより、ばい〜ん、ぼよ〜んな感じです。
尻尾が斬れないままに罠は終了し、怒り狂ったレウスと真っ向勝負するハメに……。
しかし、ここで日没が訪れます。
日が落ちると、どうやらまっ暗闇と化すのがこの場所らしく、レウスは飛び去り、間もなく辺りは闇に。それと同時に、人工的な町―――いつの間にか城内部になっているのですが、その豪奢な明かりがつきました。
さて、これで落ち着いて城の探索ができる、ということになっています。
マホガニーだかなんだか知りませんが、高そうな木材の壁、敷き詰められた深い紅色のに絨毯。
無数の部屋に、迷宮のようなつながり。
そしてなにより、鍵。
鍵です。
侵入者や不審者の行動を制限しやすくするべく、この町=城の中はいくつもの扉で区切られ、何種類もの鍵が必要なのです。
いつの間にやら私の傍に戻っているバイトちゃんが促すには、「3階にある書斎の引き出し」を開けないといけないようです。
いわゆるゲーム感覚なので、実は私は、以前にその手順を踏んだことがあることになっています。
けれどバイトちゃんは初めてでものすごくドキドキしておりまして、私はある程度冷静にそれを見ながら、じゃあ行こうかと歩きだしました。
鍵はすべて私が持っているらしく、しかも一つの束にせず、コートのポケットのあちこちに入っていたりするのですが(盗まれたりしたときにすべてをなくさないためのようです)、特に迷うことも困ることもなく、ここの鍵はこれ、こっちはこれ、と開けて閉めて(侵入者というか追跡者対策)先へ進みます。
そうして辿り着いた書斎では、窓を開けるのにも鍵、クローゼットを開けるのにも鍵。
鍵は一つでいくつかを兼ねているとはいえ、けっこう大変です。
そうしてあれこれ調べている(バイトちゃんが。私はぼけっと外を見ています)中へ、突然駆け込んでくる、ドラマの刑事ふうの人物。そして、1階で人が殺されたことを告げるのです。
バイトちゃんと、いつの間にか加わっていたもう一人は急いで外へ飛び出しますが、私は、あちこちにさしたままになっている鍵の回収と施錠を行い、しかも鍵の本数を確認してからでないと身動きがとれません。
そのために少し遅れて階段を駆け下りていくと、その途中に座っている気だるげな貴婦人が、すれ違いざまにポツリと、「無駄よ」。
そんなことより私に手を貸して、と言われ、選択肢が出現します(私の脳内に、しかしゲーム中に出てくる感じで)。これは今回初めて遭遇するシチュエーションなので、どうすればどうなるかが分かりません。そこで、まずはこの貴婦人が味方(害のない人物)なのか、それとも敵(話に乗ると罠にかかる)なのかを考えます。
それを考えつつ、どうしろと言うのかと尋ねると、そこの鍵を開けてほしいと、踊り場の中にあるドアを示します。
その瞬間、この先にあるのはまだ大剣したことのないなにかであることを私は知るのですが、同時に、そこにはなんらかの敵がいることも悟ります。しかも、そのルートを選ぶと、城内が敵だらけの危険な状態になることも、何故かなんとなく理解するのです。
その頃には私の頭に1階での殺人のことはなく、充分に警戒しながら、まずは敵の侵入経路になる他のドアを施錠して封印し、貴婦人の示すドアを開けました。
「私は先に行っているから、あなたは街で準備してから来なさい」と、彼女はネックレスを渡してくれます。ここで私の脳内には、「換金すればアイテムが買えるが、この後にこのネックレス自体が必要になる可能性もなくはない」といかにもゲームちっくな発想がよぎったりします。
幸いお金はある、というか、現在の装備は充分なもので(ただし、見かけは最近買ったミリ系のコートに普段着)、武器はG級(銘柄は分かりませんが斬破刀系。昨夜はモンハンの新規キャラで鉄刀を嬉しそうに振り回していたので、見た目はそれかもしれません)、鍵は充分にある。
私はすぐさま婦人を追うことにしました。
ドアを出ると、そこは断崖絶壁です。どっかで見たようなって、ここはデモンズのボーレタリア王城エリア1の絶壁じゃないですか(汗
ただし、少し進めば城に入る道ではなく崖の際を下る道になり、間もなく城下町のはずれ、街の入り口である門の傍へ出ました。
門番に、女の人が通らなかったかと尋ねると、「それどころじゃない。外壁に、ハンターのものらしいコートが引っ掛かってるんだ」と言われます。
またフラグかよ。それを調べに行くかどうかが問題のようです。
もしかするとその近辺でなにか事件が起きているのかもしれない。しかし、侵入してきたハンター(コートが引っ掛かってるのは、そこでなにかあった証であり、同時に、正門から入ってきたわけではなくワケありの証)が味方とも限りません。
どうしようと迷っていると、街路の向こうに、尻尾を斬られた銀色のリオレウスが歩いて行くではないですか。
この瞬間、「とりあえず尻尾探して剥ぎ取ってからにしよう」と私は、婦人のことも壁のコートも後回しにし、とことこと尻尾探しに出かけるのでした。これまたゲーム的に、キーになることをしなければ物事に変化はない、とルールがあるので、尻尾から剥ぎ取るくらいはなにも問題ないのです。
が、問題は、今が夜明けの薄明かりの時間帯ということ。レウスが戻ってきていることから分かるように、夜は明けているのですが、未明と黄昏どきは呪いの効果が一番強く、雑魚が増えるのです。
戦えば勝てる相手と装備ではあるものの、武器の斬れ味が落ちると、そこはデモンズ仕様なので、モンハンのようにシャコッと研ぐのが当たり前ではありません。研げるけれどアイテムは必要だし、そのアイテムは誰もが持ち歩いているものではなく、たいがいは、鍛冶屋に持って行って研いでもらうのです。
しかしこの町に鍛冶屋があるかどうかを私は知らず、かつ、なんらかの謎を解明しない限り街からは出られないという有り様。
無用な戦闘は避けたいと、歩きまわる骸骨兵士から身を隠しながらの尻尾探索になりました。……このあたりはメタルギアソリッドとか天誅的なノリですね。
尻尾を探す道中にいつの間にか原点回帰し、再び仲間とともにレウス退治になっています。
しかも尻尾は、そのままお持ち帰りのようで、一人の仲間が抱えています。
残り三人でレウスを倒さないとならず、しかもかなり追い込んであるので後一息。
手負いとなって警戒心も戦闘力も大幅にアップしたリオレウスの威嚇咆哮(バインド効果はなく、ただの威嚇モーションなのですが、迫力みたいなのは全然違う)を目前に見ながら、唐突に「鍵、なくしてないだろうな」と猛烈な不安を覚えつつ(なくすと行けなくなるところがあるのはもちろん、敵対する側に拾われると危険)目が覚めました。
起きて思ったのは、「けっこうリアルなサイズのデカいモンスターを相手にしていても怖いと思わず、鍵をなくすことのほうに怖さを覚えるってのはどうよ」でした。
というわけで、このゲームのタイトルは「鍵」だと思います。