烏の足跡



2008年10月1日(水)

 昔、バイトに行くのに片道30分とかかかってた頃は、ウォークマンが常にポケットやカバンに入っていました。ウォークマンってあたりが時代を感じさせますね。
 しかし実家に戻ってからは、バイトに行くまでにかかる時間が片道5分程度になったため、そういったものはまったく持ち歩かなくなりました。
 今なんか、道路さえつっきれば歩いて2分とかいうとんでもないところに勤務先があるため、なおのこと持ち歩かなくなっています。
 だから、iPodがどうのとかMDプレイヤーがどうのとか、考えたこともなければほしいと思ったこともないのですが、この10月のお出かけのために、買おうかと一瞬思ったおバカさんがここにいます。

 しかしふと思い直しました。
 道中は電車と新幹線なわけだし、寝ててもいいし、そもそもモンハンやってればいいじゃねぇかと。……酔わなければですが。
 まあ、プレイしていても酔わなかったとしましょう。
 約5時間の乗車時間です。
 ……着いた頃には充電が切れていて、ホテルについて部屋に入ったら真っ先にすべきはPSPの充電をすることだと冷静に考えたド阿呆がここにいます。

 いやいやいやいやいや、時間が時間ですので、金曜の夜はちょっと込むとは思うものの、まずは手近なところで軽く飲み食いでもするか、あるいはさっと市内を流していただくことになるのではないかとですね、はい。
 あ、それとも出会いのひと狩りとシャレこんだ(?)後で、おもむろに飲食街へ? ……ひと狩りどころでなくなって、気がつけば深夜営業になってる可能性もないとも言えませんが。

 そういえば、「会うんだよ〜」と話をしたら、「じゃあアンタ、少しはシャレた格好していきなさい」と言った友達がいるのですが、なにを言うか!! なに着て行ったところでやるのはベッドに転がってとかソファに丸まって(?)モンハンなんだぞ!? そんなところに気を張るくらいなら、他のことに気を回したほうが楽しめるんじゃないか!?
 というわけで、一緒に歩いてて恥ずかしい思いをしなきゃいけないような格好こそしませんが、まあ、ぼけーっとしたユル〜くてラフ〜なてろ〜んとした格好で現れるもんだとご覚悟していただこうと思ってます(笑
 ああ楽しみ♪(←……このタイミングで「楽しみ」と書くと、なにを楽しみにしているのか軽く誤解されかねない気がしました。
 レウス巡礼して、あ、Gナルガも狩りに行ってみましょうか? 負けたら負けたで>< 作りたい武器や防具で素材があと少しってものがあったらそれ作るのもいいですねぇ。
 とりあえず、光蟲と大タルとトラップツールと麻痺牙はなんぼあってもいいので、がんばってせっせと集めます。買えるものばかりですが、それならそれでお金貯めておかなきゃ。



2008年10月2日(木)

 いろんな考えの人がいるので一概には言えませんが、私の場合、なにか約束をするときなどは、都合が悪いなら遠慮なく断ってほしい派です。
 たとえば本日、私は仕事が休みなので、狩友のKくんに「一緒に遊んで」とお願いしてあります。OKの返事はもらいましたが、バイトがあるのでその後で良ければ、ということでした。もちろん私としては、Kくんさえそれで良ければなんの不服があろうはずもありません。
 しかしもし、バイトが終わったとき、思いがけず忙しかったので予想外に疲れたとか、あるいはそもそも明日は朝から用事があるとかなら、無理せずに「今日はやっぱ勘弁」と言ってくれたほうがいいなと思うわけです。
 ダメなときには断ってくれるほうが安心して誘えます。OKしてくれたときに安心していられます。
 本当はイヤなのに我慢して付き合った挙げ句、自分でOKしておきながらひそかに離れて行く、というほうがはるかに厄介だと思うわけです。
 もちろん、断るほうも「不愉快に思わないか」とか「申し訳ない」とか不安を感じるかもしれないので、そっちを我慢したほうがいいこともありますけど。

 とまあ、先日仕事中、電話で「約束したのに」と彼氏だか友達だかをなじってる女の子を見かけまして、そんな話しながらレジに来るなよと思いつつこっそり聞いておりました。
 しかもキャンセルする理由が、仕事かなにかのようで。
 約束は約束だとか、そういう主張もしたいならすれば構いませんが、私なら絶対、自分の都合しか考えずそれしか大事にしない相手とは、どういう形であれ付き合いたいとは思いません。
 無理して約束守った・守らせて、それきりになったり険悪になったりするくらいなら、そんなもの「仕方ないか」で流して、お互いに気持ち良く次の約束をすればいいんでないかと思います。
 ちょっとした遊びの約束、「じゃあまた今度ね」が簡単に言えるくらいのものなら、無理してまで守る・守らせたって、実現した楽しみよりそこに抱えたストレスのほうが大きい気がします。



2008年10月3日(金)

 最近、ゲームをちゃんとクリアしていません。途中までやっては放置プレイです。
 最後までクリアしたゲーム……が思いつかないのです、ここしばらくの間。(中毒的にやってたり、思いだしたようにクリア後もぽつぽつやってるとか、クリアという状態がないままに続けているゲームはいくつかありますが)
 たぶん、最後にクリアしたのはMGS4?
 「面白いけど、先に進めずにはいられない、ということはない」ものばかりなのです。
 特にRPGは、ケータイアプリのものも途中で放置してるものが増えました。

 特別忙しくなったわけではないので、原因は「やりとおすほど面白くない」という単純なものかもしれません。
 なんかこう、ついスイッチ入れてしまう、というような面白さがない。
 その証拠に、面白ければ毎日やるし、続けて何時間も遊んでしまうのです。
 PSPにDLした「ワイルドアームズ2」のように。
 一度どころか3度はクリアしてるゲームなので、大筋は覚えています。
 しかしそれでも、先が見たいと思う。読んだことのある小説をまた読むことがあるように、名場面や名台詞をもう一度味わおうと思うのです。

 このあたりは好みなのでゲームとしての良し悪しではないと思いますが、これだけ進化したビジュアルがあっても、それだけで「良いゲーム」にはならないことの証のようです。



2008年10月5日(日)

 電王ファイナルが見たいのです。
 しかし近所の映画館ではやってないのですT皿T
 ちなみになんでこんなデカいタイトルを放映しないかというと、「他の映画館からやるなと言われてるから」だそうで……その映画館燃やしていいですか?
 郊外にあるため駐車場も大きく、だからそこで大タイトルを上映してしまうと町中にあるほうには客が入らなくなる。なんか、そんな理由だと聞きました。
 フ・ザ・ケ・ン・ナ、って感じです。
 なんにせよ、けっこう大きなタイトルほど上映させてもらえないとかで、かなり寂しい思いしています。「ダークナイト」はやってくれたから良かったけどね。

 電王の話ですね。
 CD買っちゃいました。歌詞見てると、メインテーマでは「信じなきゃ、手にいれなきゃ」ってものが「辿り着いた」になってるし、キャラクターver.では「夢を叶えようとどうにかこうにかがんばってる」というところから、「夢へ向かって走り出しているから、それを応援する」というものに変わっていて、とても好感が持てました。
 モモver.の「いつだって見ててやるから」は「くぅ〜っ>▽<」って感じで(笑
 それにしても、モモはギタリスト映像、ウラはきれいなねーちゃん2人、キンは和風な月あかり、リュウはミラーボールで、なかなか面白いPVつきです。

 映画も、牙王よりも「時間を壊したい理由」を理解しやすい敵キャラみたいだし、「クライマックス刑事」よりもシナリオが面白そうです。
 冷静に、ものすごく正直な話をすると、「クライマックス刑事」はつまらないのではないかと。モモたちが出てるので楽しめはしましたが、そのフィルターをはずしてしまうと、ストーリーとか山場とか、感じる部分がなにもありません。とってつけたように「刑事であった父の面影を追う青年」がいるだけです。
 キバとの共演も弱いし、敵キャラの必然性、個性も弱いし、だからヒーローたちも際立たない。そんな感じです。
 今回の映画は敵キャラが立っているから、必然的にストーリーも生まれ、戦うレ理由も生まれ、面白いのではないかと思います。



2008年10月6日(月)

 久々にSLEEPING MOON追加です。
 それ以前に、新しい一話をスタートしてるようなことを書きつつ、どうやらファイルをアップしてないようなのですが……そのファイルも下書きにあたるテキストデータも、どこにも見当たりません!!
 内容は覚えているのでいつでも書き直せますし、新しいものを書くより古いもののリニューアルを先にしろという気もしますが。
 ともあれ、今回の追加分は、キャラクター変更の影響をまったく受けません。

 自分で読み返していて思いますが、この話、サイコたちの話は、どんなに時間がかかっても、嫌になるのでないかぎり、どんなに少しずつでも書き続けていきたいと思います。
 ムーじいさんは説教臭い話が好きですが(笑)、単純に、もっと見せたい連中、活躍を見せたい連中が多すぎるのです。
 隠していること、伏線や、後になって明らかになってから読むと「ああ!」と思うようなパーツもあれこれあるので、それが明らかになる瞬間を楽しんでもらいたいと思いますしね。

 今回追加した「老ファンナの手紙」は、実はものすごく大きな布石です。
 このSLEEPING MOONというシリーズには「伝承と実際の出来事」みたいな糸が一本張られています。
 その一端として、「伝説の魔王と戦ったお姫様」が、「本当に存在した、生きた人間としての女王陛下」ではどうだったのか、がこの掌編の意義の一つです。
 伝説の中の「かっくいー」「かわいー」「すごい」お姫様ではない、実在のファル。ファルが今も大事に思う「貴方がた」。
 手紙をしたためているファルの気持ちを少しでも感じてもらい、物語中には一切実物は出てこない「伝説のお姫様」を、「いいな、羨ましいな」とか「ステキだな」と思ってもらえば、なによりです。



2008年10月7日(火)

 これはすごい。たぶん原文もいいんだろうが、翻訳も上手いんだろう。
 ストーリーとして面白いかという前に、これは文章そのものがすごい。
 なにせ、読みたくなくなったほどである。

 と、軽く矛盾をはらんだ冒頭から続くのは、「フロスト日和」というミステリ(?)のお話です。
 本当は第一巻の「クリスマスのフロスト」から読みたいところなんですが、店頭になかったため、とりあえずもう2巻目からでいいやと読み始めました。
 このとき私は、ごはんを食べていたのです。
 食べながら、ぱらぱらと読むことにしました。

 物語の冒頭は、女の子を襲おうとして待ち伏せている変質者が主観でした。
 暗がりにひそみ、狙いをつけた女子高生を襲うべくチャンスをうかがう男。
 しかしその近くで、なにやら物音がします。動物かなにかだろう。と彼は思うのですが、本当にそうなのかどうなのか、女の子はどうなるのかまでは至らぬまま、そこで場面は転換。
 次のシーンでは、さっそく登場したフロスト警部が、死体を発見した巡査相手に「なんでこんな裏道までパトロールしてたんだ、表だけにしておけ」などと言っています。どうやらパーティに行ってただ飯を食いたいためのようですが、―――その場所が。
 公衆便所の前なのです。

 それが、特別汚らしく書かれているわけではなく、むしろさらりと、ただ見えているもの、現状を書き流しているだけ。
 なのに、汚くてものを食う気がしなくなるという!
 そりゃ蠅の糞だなんだと汚いモノは出てきますが、ほら、時々、文章そのもので笑わせようとか泣かせようとか、汚さを印象づけようとした、文章自体が語るタイプの描写があるじゃないですか。ああいうものとはまったく違います。
 ただ淡々と、しかし明らかに汚い。
 「とりあえず食い終わってから読もう」と思うほど、見事に汚い。
 見事です。



2008年10月8日(水)

 なにを思ったか、突然に「DEAD OR ALIVE 4」を中古で買いました。X箱です。
 これ、DC……今この略だと通じない気がして怖いんですが、ドリキャスで3だかが出たときに友達と1キャラずつ担当してタッグやって、ものすごく楽しんだゲームです。
 しかし続編はX箱になってしまい、以来、触っていませんでした。

 このゲーム、浮かせてからのコンボがけっこう面白くて、3(ということにしておきます)のときには相棒と、「私がここまでコンボつないで、そこで交替して君がこのコンボ、そこでまた交替してこのコンボ」とか、練習しました。
 なかなかうまくいかないんですよ、これが。そのたびに「ああ〜ッ! ミスった! ごめんなさーい!!」とか騒いでました。「あと少しだったのに!」とか。

 そんな感じで、一人プレイでもけっこうさくさくと遊んだ記憶があったんですが……、えー、4はほぼ完全に、レバガチャ、ボタンてきとー連打の運任せで、何度もコンティニューしてやっと1キャラクリアしました……。
 こんなにCPUシビアだったっけ!?(汗
 ストーリーを見たいのもあって買ってるので、難易度は最低にしてプレイしようとしてたんですが、さすがはM御用達な難易度が好きなテクモです。ハードやベリーハードはあっても、イージーはありません。
 まあ、媒体がX箱で、ゲーマーしか買わないハードですからね、もともと間口は狭いわけで、難易度下げる必要ってなかったのかもしれませんが……。
 仕方ないので、プラクティスモードでぼちぼち技の練習をしてます。

 4のCPUが強いのは、おそらく返しをしっかりやってくることと、それなのにこっちは返しを把握してなかったり、そもそもボタンを間違ってばかりいたせいだと思います。
 壁際で軽く浮かされ叩きつけられたりした日にゃ、容赦なく殴られけられ続けますよ、このゲーム。
 そういうゲームなんですけどね、もともと。でもここまでシビアじゃなかった気がするんだよなぁ。ゲーセンで普通にクリアしてたんだし、私。腕が落ちた? いえいえ、それはもともと腕があった人の言う言葉で、そもそもがヘタレなのに、落ちるもクソも。
 「NINJA GAIDEN 2」のシビアさといい、テクモは(TEAM NINJAは、と言うべきか)どこまでSなんでしょうか。「煤vはけっこうソフトだったのになぁ。

 ちなみに、フロムソフトウェア(ACとか天誅出してる会社)が今度、「NINJA BLADE」とかいうニンジャアクション出しますね。これもX箱だったと思いますが、買います(笑
 おそらく2009年、1月かな。



2008年10月9日(木)

 相談されたとき、ちゃんと答えられる人、慰められる人って、案外少ないんだなと思う今日この頃です。
 私も、自分で言うのもどうかと思いますが、相談はする側ではなくされる側なので、いろいろと人の話を聞くことがあります。
 そして、高校生くらいの自分を振り返って反省し、思ってきたのは、「自分の言いたいことを言うだけになってはいけない」ということです。
 自分の信じる「こうあるべき」とか「こうだ」がある人は、誰かの相談に対して、待ってましたとばかりに、その人にとっては紋切型でしかない、いわゆる正論のようなものを滔々とまくしたてる。
 その人重荷を減らしてあげるとか、あるいはなにか道を示してあげる、きちんと聞いて認めてあげるのが、相談後の出すべき結果のはずなのに、「俺はいいこと言った、満足。あいつもこれでうまくいくだろう」になる人は、けっこういると思います。
 聞いてる人がどんな気持ちでいるかとか、本当にそれでアドバイスになってるのかとか、実行できるレベルのものなのかとか、なにも考えずに言いたいことを言ってるだけ。

 何度かザレてたりしますけど、「それで本当に望む結果を得られるのか?」ってことを、考えてないんだろうなと思います。
 相手にとって望む結果。それは同時に、「相手の役に立てた、相手から頼りになると思ってもらえた、助けてあげられた」という、自分の望む結果でもあるでしょう。
 これが一方的に自分の価値観や考えを話すだけになると、自分は満足しますが相手は満足できず、「あの人に言っても無駄だ」となったり、素直に信じてがんばった挙げ句もっとツラくなった、とかいうのがオチです。

 どうするのが相手にとって本当にいいのか、望む結果を出せることなのか、それを真剣に考えながら聞いたら、自然に口数は少なくなりますし、口は重くなります。
 「こういう方法もあるけど、でも、こうなるかもしれないんだよなぁ」とかいろいろと迷うし、考えあぐねるし、「どうする? これでいい? こうじゃない?」とか尋ねもする。無駄口みたいな「どうしようかねぇ」と言った言葉はちょろちょろ零れても、核心に触れるアドバイスや、「こういうことなの?」といった理解の言葉は、ものすごく少なくなるハズ。
 あれこれベラベラとしゃべりつづけられるとしたら、それはたぶん独演会、俺アピールになってるだけです。

 本物の相談は、相手のことをちゃんと考えてあげられる程度の好きなときに、初めて発生するんでないかと思います。
 だから、プロのカウンセラーとかがどこまで「本物の相談相手」かは微妙です。
 失敗する確率が低いことと、汎用性が高いことゆえに「プロ」であり、お金を受け取る理由と価値がありますが、身近な人や本当に優しい人だから発揮できる「本物」には決して叶わないのではないかと。
 会っていないときでも、「どうしてるかな、大丈夫かな。あれからどうなったかな」と、自身の出す結果をではなく、相手の幸せを心配できる。
 それだけが、本物だと思います。



2008年10月10日(金)

 専用のページで語るより、こっちでもう少し公に語っておきたい、「モンスターハンター3」の話です。
 「東京ゲームショー」が開催され、先行体験ができたMH3。
 コントローラーはPSPと同じ割り振りになるクラシックコントローラーと、ヌンチャク+リモコンのどちらでもできるそうですね。はい、購入決定。
 で、それに伴って出回ってきた情報によると、今度はモンスターにもスタミナという概念があって、スタミナが減ってくると、ブレスが飛ばなくなるとか、突進後にコケるとかするとか。で、スタミナを回復するために、エサになるモンスターを捕食するそうです。
 ほうほう、これはまた……いかにそれを防ぐか、というのも駆け引きになってきそうですね。
 パーティでの狩りなら、戦闘要員と、そういった面でのサポート要員に分かれて、狩り場に相当するエリアの雑魚を一匹残らず狩り尽くしてから合流するとか、あるいは倒せないまでもまとわりついて食わせないようにするとか? 逃げようとしたところを閃光玉などで動きを止めてしまう、というのもありそうですね。とすると、今まではただのエリアチェンジ、あるいは多少の体力回復でしかないため、逃げられたら追えばいい、というだけでしたが、逃がさないようにすることも考えて戦ったほうがいいのかもしれません。

 やることを決めてしまうと、キャラをどうしようかとか、武器をどうしようかとか、考えます。
 まあ、武器はやはり太刀をメインに、弓、片手剣、ハンマー、ランスあたりはどうにか使いつつ、たまに双剣、ライトボウガン、大剣ってところでしょうか。
 使える武器が増えてきたため、最近では相棒に「なにで行く?」と聞くようになりました。組み合わせによって非常に強くなるものもあれば、お互いに邪魔し合いかねないものもあって、これまた奥が深いですね。
 状態異常強化の睡眠片手剣と、抜刀術つきの大剣とか、けっこうえげつないものがあります。いくら寝かせても、相方が双剣とかいうのでは、爆弾で叩き起こしたほうがマシってことになってしまいます。
 攻撃中はすべてスーパーアーマーになる太刀や大剣だと、攻撃が重なったところで相手が転んだりはしないので、太刀の斬り下がり、大剣の斬り上げさえ封印すれば、足を止めての大暴れがしやすくなります。双剣の鬼人化もよろけなくなるのでいいですね。しかし片方が片手剣だったりすると、ジャンプ斬りからの連携をマメに入れるようにしないと、味方の攻撃で転ばされてすぐに攻撃中断。
 小型モンスターを狩るのに片方が射撃武器を使うと、味方に当たることが多くて、よほどきちんと狙ってもらわないと大変です。味方に当てないようにしようとしたら散弾・拡散矢は撃てないし。

 P2Gでは、やっと太刀の使用回数が400回を越えました。
 この後は弓の160があるくらいで、他は100回にも届きません。
 まだまだです。



2008年10月12日(日)

 己が試される一週間です。
 11日から16日までの連勤で、いかに仕事を片付けつつ余力を残し、翌日楽に出勤するか。
 それができてはじめて、17日から思う存分遊び倒せるというものです。
 計画したときには一ヶ月以上あったのに、もうあと一週間をきりました。
 ワクワクしてます。ドキドキしてます。
 小学生じゃあるまいしってのに、「持ってかなきゃいけないもの〜」と、コツコツと集めてたりします。ま、しかしそこは、忘れたものがあろうと大半は現地調達ができるのがオトナですが(笑
 今一番心配してるのは、「あのバーまだちゃんとやってるかな」とか「あのイタ飯屋まだあるといいな」「あの喫茶店のパスタも美味かったんだよな」ってことだったりします。食い物ばっかりかよ!!
 せっかくなので、南のほうでどこかお気に入りのお店とかあったら、連れて行ってもらいたいなぁとか思ってたりもします。ウフ★



2008年10月14日(火)

 少し前にザレている「フロスト」シリーズ、1巻目の「クリスマスのフロスト」を読み終えました。
 ううむ、これはたしかに。
 かなり厚い文庫なのに、さくさくと読み進めて、特に飽きもせず、なにか不思議な感じです。
 本を読み慣れてない人には向かないミステリですが、ミステリ好きだとか、長い文章を読むのが苦にならないというなら、これはたしかに、海外ミステリで1位をとっただけのことはあるものだと思います。

 フロストという警部の造形が、なんだか不思議です。
 コロンボ警部にかなり近いんですが、コロンボの場合は、明晰な推理力や観察眼を持って犯人に目星をつけた上で、計算ずくのドジやヘマをやってます。それで犯人を欺きつつ、味方の警察関係者に対しても、爪を隠してふるまっているという感じ。
 しかしフロストは、素でヘマだしいい加減だし清潔感に乏しくて厚かましい。本気で間違って、間違ったことに気付いてできるだけシラッと誤魔化して片づけてしまおうとしてたりもします。
 けっこう名警部ではあるけれど、鋭い推理の冴えというよりは、現場百ぺんので培った経験則、みたいなものが頼りです。多くを経験してきてるから、普通の人がなかなか気付かないことを、既に気付かされて知っている、という感じ。
 捜査会議をすっかり忘れてすっぽかしたり、デスクワークが苦手だからと部下たちの残業申告書をずっと出さずにいたり、とんでもなくはた迷惑な側面も持ってますが、たぶん「形」が苦手なんでしょう。
 「俺の直感がそう言っている」という台詞のとおり、閃くまま、思いつくまま、動くことは少しも苦でなくて、朝から晩まで動きつづける。そのくせ、面倒なこととかは「相棒の新米刑事にやらせてしまえ」と押しつけたりもしてますが。

 フロスト警部の造形とともに、文中のあちこちで、声高には決して語られないものがちりばめられているのも私好みです。
 たとえば、「クリスマス〜」では、8歳の女の子が行方不明になり、その捜索が主軸です。行方不明の女の子の母親は、娼婦。
 娘がいなくなって心配し、不安に耐えている姿は健気だし「いい母親」で、新米刑事は彼女にものすごく肩入れするのですが、フロストは、同情はするが、本当にいい母親なら、子供をあんなところ(客をとる自分の家)で育てたりはしない、と言います。
 これとはまた別のシーンで、行方不明になったその子が、卑猥な言葉を言ったり、小動物をいじめたりしてることが、さらっと書き流されています。「そんな言葉をどこで覚えてくるんだろう」とある人物が思うのですが―――つまり、それが少女が母親の仕事から被っている悪い影響だということでしょう。
 しかし、彼女はいい母親とは言えない、というフロストの言葉と、あの子はどこでそんな言葉を、という思いをあえてつなげる描写は、どこにもありません。
 他、皮肉なのかなんなのか、飼い犬と、その主人がどちらも殺された事件で、犬が死んだことに触れた人が「そんなことをするなんて人間じゃない」と言うのも印象的でした。人間が殺されていることについてはそんなこと言わないのに。
 ブラックジョークか、皮肉か、風刺か。そこもやはり「人間の死はどうでもいいのか」といったことはなにも書かれないまま進んでいきます。

 この後の巻も分厚いものばかりですが、ぼちぼち読むことにします。



2008年10月15日(水)

 フィルターって怖いですね。
 「嫌い」「嫌な奴」「ダメな奴」と思って見てると、フェアにフラットに見ればどうということもないものまで「アイツはなに考えてんだろう」になる。
 思われるほうも損ですが、思ってそれを人に言う人も、くだらないことでブツブツ言ってるとしか思われないわけで、損してます。
 しかし好き嫌いのフィルターってものは、そうそう理性で外せるものではなくて、考え方や見方を変えればいいとしても、それだって楽にできないこともあるわけで。

 思うのは、嫌いな人がいたとしても、それを誰彼構わず言いまくるようなみっともないマネはしないでおこうってことです。
 ごく限られた、同じ意見の人と愚痴や文句を言うだけなら、それもまた決して美しくはないというかみっともない光景ではあると思いますが、ストレス発散のために多少は仕方ない、仕方ないと思ってもらえないとツラい。
 でも、言う相手くらい選ぶとか、限るとか。 


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