烏の足跡



2008年8月16日(土)

 「ドラゴン・キングダム」見てきました。
 えー……本来のタイトルをそのまま和訳すれば「禁断の王国」で、どこにドラゴンが関係するのか、ストーリーを見てもさっっっっぱり分かりません。
 内容は、えー、まあ、はい、2時間あったと感じられないくらいにはテンポも良くて面白いのは面白かったのですが、……まあ、こんなもんでしょうってトコですかねぇ。
 ジャッキー=チェンとジェット=リーが共演し、しかもバトルするシーンがあるというだけで私には見る価値のある映画ですし、同じように思ってるかたも少なくないと思います。長年のジャッキーファン、カンフー映画ファンならね。
 しかし、もしジャッキーとジェットが出てなかったら、私は見向きもしなかったし、面白いと思ったかどうか……。
 ジャッキーの酔拳なんか、彼がこれまでに歩んできた道のりがあり、彼だからこそ「おおっ! キタ―――ッ!」とそれだけでワクワクしてしまいますが、無名のカンフーアクターがやったら……ねぇ。
 でも、10分の長回しだというJvsJは素晴らしいアクションでした。

 それにしても、残念なのはワイヤーアクションです。出来が悪いというのではなく、その存在そのものが残念でした。
 ありえない跳躍や飛翔は、映画によってはハマってて面白いのでいいんですが、CGやVFXなしのガチのジャッキーものが好きなジャッキーファンとしては、彼がワイヤーに吊られちゃうと、ちょっとしょぼーん。
 そんな、見せかけの派手さはいいから、二人の特級アクターの技が冴える本格的なカンフーバトルが見たかったです。
 というか、ワイヤーなんか使わなくても、二人のアクションは見ごたえするからそこで充分なのになぁ。

 今にして思うと、初期のジャッキー映画である「酔拳」とか「笑拳」とかって、今では絶対に撮れない映画で、あの時代にあれらの映画を撮っておいてくれたことを、ホントに感謝します。
 もちろん、「師匠や家族が殺されて、その仇討ちのために修行して強くなって」というワンパターン感のある脚本と、今の娯楽に富んだ脚本とでどちらのほうが面白いかと言われれば、言わずもがななんですが、技術とか脚本とか演出とかなんとかというより、あの「時代」の雰囲気。あれが好きなんですよねぇ。

 そういや、ジェット=リーは「SPIRIT」をまだ見てない私。「ダニー・ザ・ドッグ」も気になるんですよね。モーガン=フリーマン出てるし!!(←そこかよ
 最近どうも「映画見たい病」らしく、レンタルでも「チーム・バチスタ」借りてきて見ました。―――まあ、原作の面白さや良さの2割、ってとこですかね。アベカン好きなので見ましたけど、あれじゃ白鳥の変人ぶりはちっとも分からない。ただの「変な人」であって、火喰い鳥、ロジカルモンスターの異常さはちっとも出てないと思います。って、もともとの原作でも、なんかピンとこないんですけどね、そのへん。



2008年8月17日(日)

 AC4でAC熱が再爆燃してから、ずっと行きつけているイラストサイトがあります。
 「百舌重工」というところなんですが、ここのMozyさんという絵描きさん。
 なんというか……本当に「上手い」「すごい」人というのはこのレベルなんだなと、感動するを通り越して呆気にとられ、茫然とするしかないものがあります。
 まず、メカ絵がメインなんですが、そのイラストがすごいのは言うまでもありません。緻密に書き込めば本物の3Dモデルにも見まがうほどのものを描かれますし、「ラフに色を塗っただけ」のようなものが絵画として成立してます。簡単そうで、そうそう真似できない。
 そしてそのすさまじさを実感するのは、ブログの中にはめ込まれている「実際の作画を16倍速でアップした動画」。
 最初は本当にただベースの色を置いているだけなのが、気がつけば面ができ、ライトが当たり、質感が生まれ、さらりと描き込みが入り、どんどん形になっていくし、なにもなかったところになにかが描かれていきます。
 線画を書いておいて色をつけていく、とかいう描き方とは全然違うわけです。
 これ見てたら「はあ!? え? ……はあ……、…………………………」になります。茫然とするしかありません。

 これ、自分の絵に迂闊に自信持ってる人とか見たら、木っ端微塵に打ち砕かれるレベルじゃないかと思います。
 描き方とかスタイルとかがあるんで、線画から緻密な絵を仕上げていく人とかもいますから、Mozyさんが最高ってわけじゃありませんけど、私の知ってる範囲で、この人より上手い人は見たことありません。ただ体裁よくオーダーどおりに仕上げるのに長けた「プロの絵」ともちょっと違うように思います。
 これはもう、絵を描こうとしたときに見えているもの、頭の中にあるものが普通の人とは違うんじゃないかと。



2008年8月18日(月)

 映画病が発病中なので、次のロックオンは「ハムナプトラ3」です。
 これにもジェット=リー出てますね。でも、見に行きたい理由は彼が出ているからじゃなく、予告見てて面白そうだったからです。
 2はちょっと微妙に感じて見てないんですが、1は面白かったし、3もまた、発想が「おいおい!」で面白そうです。古代から蘇った皇帝の軍隊に対抗するのに、その皇帝が万里の長城に埋めた奴隷だか敵だかを蘇らせて対抗しようって、豪快というかアホというか……。



2008年8月19日(火)

 「羊でおやすみ」のCDが届きました。
 とりあえず、笑えますね、どっちも。(若本ver.、黒田&大塚ver.)
 黒田さんと大塚さんはもともとの声質が似てるので、どうせなら黒田さんはもう少し柔らかく作って、大塚さんにはドスきかせてほしかったかなと(笑
 そして聞きながら、大塚さんはソリッド=スネークが重なり、黒田さんは、半蔵ではなく……「龍が如く」のほう(名前出てこない)。
 ちなみに若本さんは羊数えてるだけなのに数え方が変(笑)なのと、途中で急に台詞入るだけで笑えます。
 大塚さんは最後のほう本人が眠そうな数え方になっていて、これはついつられて眠くなる……かも?



2008年8月20日(水)

 時は流れ人は変わるものだけど、帰ってきた彼等はやっぱり私好みでした。
 というわけで本日はASIA(エイジア)というバンドのお話です。
 昔、デーモン閣下が好きなバンドとして挙げていたのを見て、よし聞いてみようと購入したCDが、ASIAのものでした。
 キャッチーでメロディアス、ドラマティック、しかしサラリとしたロックで、TOTOとか、COLD PLAYとかが好きならけっこうイケるかと思います。いや……彼等よりはもっとクサいというか、泣きメロが入るというか……。

 彼等が25年ぶりに、オリジナルメンバーで発売したアルバムが「PHOENIX」です。
 ボーカルが替わるなど、バンドとしてのアイデンティティがかなり危うい変遷を経、いつの間にやら世間からも私の記憶からも消えていましたが、久々に聞いた新譜は、以前の良い部分をさらに良くした感じで、かなりいい感じでした。
 相変わらず明るく透明感のある曲もあれば、哀愁漂う美旋律もあり、それでいてメタルまではいかないので比較的誰でも聞きやすいというASIA道を突っ走ってます。

 まあそれだけなら冒頭の一文には至らないのです。
 私が愕然としたのは、25年という時の流れを思い知らせる、彼等の容貌の変化なのです。
 あのかっこいいロックアーティストたちが、今や見た目はただのオッサン、下手すりゃジイサンに……。
 CDを買うときには、彼等の写真が入ってる裏面を特典のカードが隠していたのです。家に帰って封を切ったらその姿が目に飛び込んできて、しばし茫然としたのでした。
 しかし、年月を経たジョン=ウェットンの歌声は渋みと安定感を増し、ますます私好みになっています。……まあ、気持ち「息切れ感」が漂ってる気もしないでもありませんが、楽曲はよく練られた秀逸なものばかりで、捨て曲がないですね。ほくほく。

 「年をとる」といえば。
 どんなに嫌がっても人間なら年をとるものです。
 増えるシワとか衰える体力を嘆いたり嫌ったりするより、それ込みでも魅力的であれるように、ちゃんと深みをマシながら年を重ねたいものです。
 ……そういやまだ書いてなかったかもしれませんが、私の大好きな園芸家(本業は絵本作家)、ターシャ=テューダーおばあちゃんは、今年の6月18日でしたか、お亡くなりになりました。92才、かな。
 年をとれば体の自由はだんだんきかなくなるけれど、子育てとかなんとかいう義務からは解放されて精神的に、そして時間の面でも自由になり、築き上げてきた「自分」の上に乗るものなら、思う存分楽しむこともできる。
 年寄った自分を嫌うしかなくなるか、それとも好きになれるかは、逃げようのない到達点ゆえに、けっこう大きな問題です。



2008年8月21日(木)

 はあ……やれやれ。
 なんて別に嘆息するほどのこともないのですが、8/28に発売される「Too Human」のレビューを見ていて、体験版をプレイしてクソだとコキ下ろすものと、やはり体験版をプレイして面白いと絶賛するものとがありましてね。
 なんでこうも両極端なんだろう、と思って次々とレビューを見ていたら、一つの答えを出している人がおられました。
 「これはアクションRPGであって純アクションゲームではない」ということです。
 だから、アクションゲームだと思うとアクションの精度とかバリエーションが少なかったり大味だったりしてつまらないけれど、RPGをきちんと意識し、そこにカスタム要素を加えてみれば、「より良くなったPSO、PSU」だそうで(苦笑
 ああ、なるほどね。だったら私にはちゃんと楽しめそうで、ますます発売が楽しみです。
 eMも99夜も売り払った私としては、手元にあるXソフトがニンジャガイデン2のみという寂しいことになっているのもあり、早く早くと心待ちにしております。

 あと、同日に発売される「AFRICA」も楽しみです。
 ナショナルジオグラフィックが資料提供しているとかで、かなり気合入れてアフリカの大地を再現してるようですね。
 持っているソフトのほとんどがアクションというPS3に、ようやくアクション以外のゲームがきっちり参入、とどまってくれそうな予感です。



2008年8月22日(金)

 再びMGS4進行中です。
 2周目なので、いろいろとアイテムやカモフラージュも持ってます。
 そこで、私の個人的な趣味も多分にあって、若スネークの顔で進めていたりします。ジジイも好きですが渋いオッサン、アンちゃんも好きですからね。
 で、その顔のままメリルと会うところまで進めました。
 ここで興味があったのは、再会シーンがどうなるかです。
 物語上、10年ぶりの再会になるこのシーンで、メリルは、「スネークが実際の年齢よりも老け過ぎているため、会ってもなかなか誰か分からなかった。スネークだと気付いて、その容貌に驚愕する」ということになるのですが、現在のスネークはフェイスカムのため若返っています。
 さて、どうなるんだろうと思って見ていたら、この外見にも関わらず、イベントの変化はありませんでした。
 えー。
 たとえばフェイスカムを解除して本来の顔を見せるシーンを挟むとか、できなかったんですかねぇ。
 オタコンのフェイスカムもあるわけですから、その場合は、面識のあるメリルなら不審に思うはずです。

 発売からしばらくたって、興奮もだいぶおさまってから振り返ると、いろいろと思うこともあります。
 「ゲーム」の部分は文句なくすごいソフトですが、説明的な上に過剰に長いムービーとか、それが「必要充分」とは思えません。
 自分もモノガタリを書くはしくれだから思うこととして、「説明的にならずいかに伝えるか」「できるだけ簡潔に分かりやすく」は必須だと思うのです。そしてまた、「なにもかもを語ることは必須ではない」とも。
 現実には、すべてのことに説明はつきません。分からないままになることも多々あります。MGSのような複雑な物語ならなおさらでしょう。予定調和は安直なオトギバナシの中だけです。
 ゲームの中で物語も完成させるなら、なんでもかんでも解説するような今回の仕様はかえって逆効果、ドラマを盛り下げる効果にしかなってません。まさに「蛇足」。
 説明していない部分、複雑すぎてよく分からない部分が残るというなら、その解説は「解説」として独立させたデータベースとか、解説を盛り込んでも品質をさほど損なわない小説に任せるべきだったのではないかと思います。
 しかも随所に挟まれる「解説」を見ても、「だからなんでナオミはわざわざ味方になるフリをした挙げ句また戻らなければならなかったのか、そのまま真実を伝えて協力してもらうことは何故できなかったのか」など、よく分からない部分もかなりあります。そもそもリキッド=オセロットが目指したものの実現のため、何故あれだけの人を殺さなければ実現しない道を選んだのかとか、わざわざ悪者として振る舞う必要なんてあったのかとか(信念を貫くためにとった行動が悪にも見えるというソリダスとはまた違う)、ソリッド=スネークを動かすことによって成し遂げようとしたというなら、何故ソリッドを動かさねばならなかったのかとか、分からんことが山ほど残ってますが私?
 それらを、あの膨大の説明シーン&台詞を使ってまで(使えばこそ、かもしれませんが)伝えきれてないという時点で、ストーリー作品としては合格点に及んでない感じ。私の理解力が足りないせいというより、身近なプレイヤーとかレビュアーの意見見てると、みーんなよく分かってない感じなんですけど……。
 ゲーム部分が粗雑ならこんな酷評はしないので、「ゲーム性が非常に素晴らしいだけに、不十分である物語表現に対する不服も大きい」んですけどね。

 と不満も大きいながら、やはりゲームとして面白いことはそれに勝ります。
 1周目よりは見つからずに、しかも余裕をもって進めていけると、それだけでもまず楽しい。
 その気になればあちこちで写真をとりまくってアルバムを作るなんてこともできるし、「俺の視界に入ったヤツは消す」的な極悪プレイもできたりします。それでも見つかりさえしなければスニーキングは成功してますしね。大量殺戮&ノーアラート(未発見)でクリアとか、かなり怖いですね。それでもらえる称号もありますし、次の周ででもやってみようかな。
 なお、今回久々に引っ張り出してきたのは、攻略本のためです。コンプリートガイドが出て、それにパスワード(入力すると武器などがもらえたりする)も載ってて、「なんだよ、アサシン=クリードのアルタイルの衣装、これでもらえるじゃん」と思ってさっそくポチポチと。
 そんなふうに簡単にゲットしましたが、ゲーム上では今のところまだ一度も危険フェイズにはなってないので、このままがんばってコソコソと隠れて進めようと思います。
 前回は最後の最後で回復アイテム使うハメになりましたしねぇ。



2008年8月23日(土)

 最近めっきり涼しくなってます。
 地域による差があるのかどうかは分かりませんが、「暑さ」を感じることがまったくありません。
 家の中より外、店の中より外のほうが涼しいし快適です。

 去年のこの頃って、新規店舗オープンに伴って引っ越し準備する真っただ中でしたっけね? 軽く記憶にありませんが。
 なんにせよ、もっと暑かった、普通に残暑だったように思います。
 ちなみに私は、夏風邪だかなんだか、これで2週間近く鼻がグスグスなのが治らなかったりしてますが、一因は店内(職場)にいるときにさらされる、温度差ではないかと思われます。一部店内にエアコンのまったく存在しない空間があり、店内と事務所あたりを往復すると、必ずそこを通らなければならないのです。
 あれ? でも他のスタッフは風邪なんてひいてないなぁ。



2008年8月24日(日)

 オトナになるとゆーことは、他人のためにする損を、受け入れる度量を持つことである。
 とも言えるような気がしないでもない今日この頃。



2008年8月25日(月)

 MGS4話です。
 1周目では余裕がなくてできなかったことをいろいろやろうとして、写真を撮ったり、スコープ越しに相手を観察したりと、かなり無駄なことをしてます。
 でもこの無駄加減こそがMGSシリーズの持つ面白さでもあるわけです。

 で、MGS4をミリタリー面から解説したムックも買ってしまいました。
 実際の戦争と、現実世界に存在するPMC(民間軍事請負業)のこととか、銃器、CQCについてなどいろいろ書かれていましたし、他のゲーム雑誌などに掲載されているインタビューとは一味違った小島監督たちの声も収録されていて、値段は高めですが満足です。
 実在の銃器を参照し、ゲーム中の銃器もすべてにちゃんと個性があるそうです。
 私はそこまで緻密なゲーマーでもないですし、トイガンは実は好きだったりしますけどミリタリ的なこだわりはなかったりで、ゲーム中で使っててもどう違うのかあまりピンときません。
 ACシリーズならねぇ。一体の敵に大量に弾を叩きこむし、リロード時間の違いなどもかなり明瞭に分かるんですが……。ノンフィクションに近い作りだと、違いが小さすぎてなかなか分からないのですよ。

 そしてついレンタルで、サントラも借りてきてしまいました。
 焼こうかなと思っていましたが、聞いてみるとかなりいいので、作り手にちゃんとお金を支払いたくなりました。
 そんなわけで、きちんと購入します。
 MGS4の曲は全体的に悲壮感の漂うものが多いですね。
 ちなみに私はMGS3のテーマソングである「Snake Eater」もものすごく好きで、特典として和田アキ子さんが歌ってるCDをちゃっかりもらって帰ったりしてました。



2008年8月26日(火)

 ここんとこしばらく、ほとんどSSで更新かけてませんね。
 一頃のほぼ毎日という異常な有り様に比べると、なんともスローペースです。
 しかしまあ、仕事があると思えば没頭して徹夜を連発するわけにもいかないし、パロディでは熱くなれるものがなかったりで。
 しかしま、書けないときに無理して書くのは主義でも趣味でもないので、当分こんな感じでまったり過ごします。



2008年8月27日(水)

 「日本でいちばん大切にしたい会社」というビジネス書の話です。
 非常に興味深く読みました。仕事中、抜けられないカウンターで、POPを書くために。こういう時、読む速度が速いといいですね。30分でほぼ読み終えられますから。
 そんなわけで、レビューでもしてみましょう。もちろん、そこから話は広がって長くなります。

 強い会社ではなく、顧客や取引先、地域、はては同業者からまで「いいなぁ」と言われる会社を紹介した本です。
 「その会社の一員であることを誇りに思える会社」とは、こういうところですね。利益という「自分のためのこと」よりも、幸福や貢献といった「人のためのこと」を本気で大切にし、その実現のために機能している会社です。
 障害のあるかたにも、働く喜び、人の役に立てる喜びを味わってもらおうと、社員の7割までが障害をお持ちのかただという会社があります。そういった人たちに仕事をしてもらうために、さまざまな工夫を重ねていたりします。
 社員の幸福を第一に考えて、その家族の幸福、未来にまで責任を持とうとする会社もあります。
 どの会社も、利益とか採算よりも、自分が誰かのためにしてあげられること、を第一に考えて経営され、成功した例です。

 なによりすごいのは、各社とも、理念がちゃんと利益につながって企業として存続しているということです。
 残念ながらこの中には、具体的にどのような経営を行っているのかは記されておりません。
 それを自ら考え、気付き、実践してこそ、「大切にしたい」と思われる会社になりうるのではないでしょうか? 本当に学びたいと思ったら、ここで紹介されている各社に行き、現場を見、社長にお会いしたいと思うものではないでしょうか。どんな経営が成功を実現させたのかを知りたいと思うならそうすべきです。
 ともあれ、そういった行動を「無理」と言うのは要するに「そこまでする気はない」という宣言と同じです。片手間でしかやる気はない、という。
 電話でもして、一日か二日時間を作って、行く。物理的な不可能はなにもありませんよね。本気なら、簡単なことです。本気なら、その行動のために発生する不利益についても、どう解消すればいいだろうかと考えてまで実行するはずです。

 あと、自戒も込みで、経営者ではなく社員として読まれるかたにご忠告申し上げておきますと、ここに書かれている会社と自分が今勤めている会社、就職しようとしている会社を比較し、「俺がやる気になれないのは会社のせいだ」「俺もこういう会社に入ればもっと働くのに」と思ったら、同じアナのムジナ。会社が自分になにをしてくれるか、という自分の都合しか考えていないことになります。
 立場は関係なく、今の自分にできることを真剣に考えて、周囲に実践していく。そういう人がトップに立ったときに、「大切にしたい会社」が生まれるだけだと思います。

 と、軽く上から目線でレビューしてみましたが、最終的に思ったのは二つ。
 「よーするに人が大切にしたり好きになるものって、こっちからなにもしないのに、あっちからなにかしてくれるものなんだな」ということと、「人とゆーものは、感謝されたり認められたり、必要とされることが重要なのである」ということです。
 とすると、経営側は社員に、「ありがとう。君は我が社にとって大切な人だ。君がいてくれるととても助かる」ということを行動でアピールし、価値を作ってあげる。これってとりたてて金使わなくてもできることだったりします。言葉でも、きちんと誠意を込めて本気でそう思って語りかけるなら、事足ります。
 逆に雇用される側も、大切にされたい、価値を作ってもらいたいと思うなら、やはりなにか働きかけて、お客様のため以前に、なにかそこで働く人のためになることをするのが手っ取り早いんじゃないでしょうか。

 最後にもう余談。
 「子供は親に言われたようにはしない。親のするようにするものだ」と言われます。(雀鬼こと桜井章一さんの著書でも見かけましたし、江戸しぐさの本の中でも見かけました。どっかに原典があるんでしょうね)
 それは企業も同じかもしれません。どんなに口では立派なことを言っていても、本気でそれに取り組み実践しているかどうかは、普段の振る舞いや相手に対する態度として表れます。
 「貢献」とか「お客様のため」という言葉を使われたときに、本気でそう言っていると実感できるかどうかは、単純ですが実は、その会社の実情を率直に示しているように思います。

 お客様のためだと言い、本当にお客様を大事に思っているなら、たとえ社長だろうと、お客様の前に出てきたときには「(ご来店くださって)ありがとうございます」と言わずにはいられないはずですが……、ま、買い物のために店内に出てきたときの我が社の社長は、ただ買い物して、売り場のチェックだけして去ります。
 もしこれが、店内に出る以上俺も店員、くらいの気概を持ち、お客様は不快を覚えていないだろうかと本当に心配し、お客様にも最高の笑顔で声をかけるような人だったら、「お客様のことを考えて、お客様目線で第一」という言葉の持つ説得力もまったく違うと思います。
 我が社長は多数の「社長」の中では、フェアできちんとした人だとは思いますし嫌いでもありませんが、残念ながら、「本当にお客様のこと大事に思っている」とは、まったく思えません。「客がこないと売上がとれない。だから客が大事」というごく当たり前のところではないでしょうか。

 よくありますよね。社長自らトイレ掃除するとか、玄関の掃除するとかいう美談。(よく「ある」かどうかはともかく、そこかしこで語られてます)
 それをやった後で「ちゃんとやれよ」と人に言うならそこまでの人。嫌な顔もせず黙々とやりつづけられる人こそが、本物です。
 だって、ねぇ。社長が小言も言わずにトイレ磨いてたら、「すみません、やります」と言わずにいられませんよ。そこで、「トイレがきれいでもお客様は喜びはしないけど、なんの不快感もなく気持ち良く使ってもらえたほうがいいよな、だから人手が足りないなら俺がやるよ」とでも語られ、本当にそうされて、「よしきれいになった」と嬉しそうなにこやかな顔してたら、思い知るしかないし、真似せずにもいられなくなるでしょう。でもそこで「今回は俺がやったけどこれは本来云々」と小言になったら、怒られるからやる、だけですよ。お客様のためだとか言われても、ピンとこない。口先だけです。

 本当に思ってることは、態度や行動につながります。
 どんなに口でうまいこと言ってても、やる気のない奴は要領よく動いて少ない労力で誤魔化してるだけ。
 「せずにいられない」のが本物。
 だから「サボらずにいられない」「手を抜かずにいられない」というのも、本物の気持ちなわけです。だからやらない。手を抜く。誤魔化す。

 そんなわけで最期の最後には内省してみるのですが、自分が口に出していることで、本当に「そう」であることはどれくらいあるんでしょうか。あるいは「本当のところ」はどんなもんなんでしょうか。
 夢を叶えたいと思ったらとりあえず叶えるためになにか動くものだし(方法を探す、というものでも)、ありがとう、嬉しいと思うならなにかお返ししたいと、なにかをお返しするべく行動するでしょう。「ごめんなさい」と言いながら何度も繰り返しそのたびに「ごめんなさい」とだけ言ってる人は、本当は少しも悪いと思ってない。ゴメンと言えば許されると思って甘えてるだけ。本当にすまないと思ったら、やむをえない場合以外しませんよね。
 会社だけでなく生活の様々なところ、脳内においても、あてはまるんではないかと思います。



2008年8月28日(木)

 MGS4のサントラ届きました。わぁい。
 うっかり2と3のも買いました。だって3は「Snake Eater」聞きたいし。
 3もかっこいいけれど、ザ・ボスとの決着のシーンの音楽、ホントに入ってない……? えー、あれ物悲しくて好きなのにぃ。というか、ザ・ボス大好きです。かっこいい。きれい。凛々しい。美しい。
 それにしても、MGSの音楽って、そのへんの映画音楽よりもドラマティックだったりして、ホント良いです。ゲームしなくても、聞けば楽しめることもあると思われます。



2008年8月29日(金)

1.
 久々にちょっと気に入ったお酒発見。といっても缶カクテルです。
 「Vegesh」という、アサヒとカゴメが共同開発したもので、野菜+果汁で40%の発泡リキュールなんですが、これが意外にクセかせなくて飲みやすいのです。
 缶に「紫」と書いてあるので、ほかのカラーもあるんでしょうか。紫は紫いも、赤じそ、紫キャベツ、カシス、ラズベリーといったものが含めまれての色のようです。
 アルコール分は4%。……も入ってるのか? というくらい、缶チューハイとかに比べてもお酒って感じがしないですね。他の缶カクテルよりもソフトな気がします。でもさすがに、2本を立てつづけにゴクゴクゴクゴク飲めば、気持ちいい感じ。うむうむ、よかよか。
 コンビニで見つけたんですが、いったいいつまであることやら……。そのへんのスーパーでも探して、あるときにある場所でまとめ買いしておこうかなぁ。

2.
 たまに買い物したい病が発病し、あまぞんをうろうろします。
 ゴスメタル系で2枚ほどと、クラシカルクロスオーバー系でまた1枚、なかなかいいものを見つけました。
 フェルナンド・リマというカウンター・テナーのアーティストのアルバムがそのうちの一枚ですが、これがなかなか。曲も「コンドルは飛んでいく」とかメジャーな曲が入ってて、聞きやすいですしね、このアルバム。
 具体的になにがどうとは言いにくいんですが、なんか聞いてて気持ちいい。
 たぶん、ソプラノの美しい女性アーティストは有名な人がいるけれど(サラ・デライトマンとかね)、アルトで美しい声と歌のアーティストはそれほど出回ってないからかもしれません。
 カウンターテナーは、「男声のソプラノ」って感じなので、実際の音域はアルトくらいですか? 私、音楽はさっぱりなのでこのへんの実際のとこめは分かりませんが。
 だから、高すぎないのが心地良いんだと思います。
 それでいて、「もののけ姫」で束の間ブレイクしたような米良さんほど「女の人みたい」な声じゃなくて、カウンターテナーというものを知っていれば「ああ、たしかに男の人の声だ」と思える声。
 ちなみに本人も男前です。
 大オ好きなラッセル・ワトソンもイケメンですが、フェルナンドもいいなぁ。
 あいにく邦盤は出てませんが、今後もっと活躍してほしいアーティストです。

3.
 ところで今、PS3の「AFRIKA」とX箱の「Too Human」で、「どっちからやろーかな〜〜vv」とかなり浮かれつつ迷ってます。
 わくわく、どきどき。
 明日仕事休みならなぁ。思う存分遊べるのにぃ。



2008年8月30日(土)

1.
 アフリカに行ってみたい、でもそんなお金も時間もない。
 写真に興味がある。でも機材は高いし、身近に手頃な被写体がない。
 まったりしたい。のんびりした。きれいな景色が見たい。

 そんなあなたに、PS3、「AFRIKA」。

 と、胡散臭いコピーをつけてみましたが、そういうゲームです。そういう人がやらないと楽しめないと思います。
 最初にもらえるカメラは初心者向けで、精度は良くないけれど扱いは簡単。というか、本当にただ「写したいものをファインダーに入れてシャッターきるだけ」です。
 もともとカメラに詳しい人にすれば不満でしょうが、私みたいに、カメラなんてデジカメとか使い捨てカメラくらいしか触ったことない生き物には、これくらいからはじめてもらわないと困ります。いきなりシャッター速度からF値から露出からなんからすべて整えて撮れなんて言われたら、無茶言いなさんな!!です。
 実際、ズームもできないかし手ぶれなのかどうか(でも腹で固定してコントローラー持ってるのでそうそうブレないはず)撮った写真はボヤけてるしで、「いい写真」は撮れません。
 でも、見つけた動物にできるだけそーっと近づいて、逃げられないギリギリくらいでカメラ構えて、パシャリ。撮った中から「これがいいかな」というのを選んで送ると、ちょっとしたお小遣いがもらえます。(ミッションなんですが、とにかく見つけた動物を撮って送れという、いつでもいつまでも挑戦できるものみたいです)

 で、一番最初の依頼をクリアしたら(どの動物でもいいので撮影して送る)、水を飲んでるキリンの写真がほしい、という依頼がきました。最初に送ったのがキリンだったからですか?
 そこで、水辺のそばでキリンが来るのをじーっと待ちながら、「あっちから来るから、たぶんこのあたりの茂みに隠れてると、いいアングルでとれるかもしれない」とか場所を選んで、待機です。
 待機です。
 待機です。
 待機です。
 待……いい加減しつこいのでやめますが、ホントにじっと待つのです。キリンが来て、水を飲むのを。
 あんまり近づくと気付いて逃げちゃうし、動いてるとやっぱり気付きやすくなるのかもしれないし、ファインダーを覗いてじーっとキリンを観察。
 あ、前足開いた! 首下げた!! とりあえず一枚撮ったけど、ちょっと左寄りだから少しだけ右に動かしてもう一枚。
 うーん、まだまだ距離が遠いからキリンも小さいけど、これ以上近づくと気付かれちゃうし……まあいいや、これにしよう。
 3匹いたキリンも、水辺に背中向けて歩き始めてるので、これ以上待っても仕方ないかと、帰ることにしました。

 ちなみに、草食動物は基本的に逃げることが多いのですが、一度シマウマに襲われました
 「日数制限があって、襲われるとキャンプに戻されて一日無駄になる」とかいったようなペナルティはありません。ただ、「襲われると、カメラの中にあった写真はパア」になります。ふむ、これくらいならいいゲーム性です。「よっしゃいい写真撮れた!!」と思っても、帰り道(今のところ、乗ってきた車まで)に襲われたら台無しです。
 やはりトムソンガゼルとか、おとなしい小型の動物はこちらに気付くと逃げ出しますが、これがライオンとかなら……ぶるぶる。
 ちなみに一度、ヒポプールという場所にカバが三匹水浴びしてたので写真を撮ってみようと車を降りました。ガイドさんが「カバは凶暴ですから、撮影するときには気をつけて」と言ってくれたのにうっかり近づきすぎて、襲われました。茂みに隠れて近づき、もう少し、もう少し……とじりじり移動してたのですが、あちゃー……。
 カバってどんくさそうでおとなしそうだと思ってたけど、凶暴だったんだ。へー。
 ってな具合に、動物豆知識も身につくようです。

 メールで依頼を受けて、写真を撮って送って、それを評価してもらってお金をもらい、それで機材を買うシステムです。
 そういうのとは関係なく、自分の気に入ったものをどんどん撮影してもいいので、単なる風景写真だってアリです。
 というか、ガイドのおじさん撮影してみようかな、今度。というくらい無駄なこともできるんじゃないかと。

 ただ、序盤は自由に移動することができず、ガイドさんに撮影現場まで乗せて行ってもらうしかなく、動物に襲われてキャンプに戻されると、また同じような会話をしつつ現場まで移動しないといけません。
 その移動もキャンセルできないので、何度も失敗してるとイライラしてくるかも。
 ま、のんびりですよ、のんびり。いずれは自分で運転できるようになるみたいですしね。
 今のところ現場まで乗せてもらうといっても、途中で止めてちょっと降りて撮影することくらいはできます。
 他人に楽しみを提供してもらわないと遊べないつまらない人ならともかく、自分でなにかを発見することが好きな人で、自然や動物が好きなら、これはかなり面白いゲームだと思います。

 ちなみに主人公は、撮影時(と移動時)、立っているか中腰かを選べるのですが、MGS4のせいで「中腰だと腰が痛そう……」と思ってしまう私がいました。
 くそぅ、これがスネークならきっと、アフリカの大地にカモフラージュし、動物にももっと近づいてすごい写真がとれるだろうに!!と、遊んでて本気で思った私は本物のアホだと思います。で、襲われたらCQCで気絶させて逃げます。撃つもんですか。撃っても麻酔銃ね、もちろん。

2.
 で、次は「Too Human」の話です。
 主人公がごっついアンちゃんなので、コミックぽいキャラばかり見慣れた日本のライトゲーマーにはそれだけで敬遠されそうなゲームその2ですが(その1は「ゴッド・オブ・ウォー」)、これもなかなかの意欲作だなと感じます。
 世界観は、SF。ただし人名などは北欧神話がモチーフ。
 主人公は、サイボーグ化することで「人間を守る神:アシール」の一員となったバルドルという男性です。
 なんでも、アシールとなった人たちはどうにも鼻持ちならない……人間らしさが薄れて、冷淡だったり高慢だったりすることが多いそうですが、バルドルはアシルたちの中でも最も若く、そして最も人間味のある神として、敬愛されているとの設定です。
 そんな彼がある日、人間の町の酒場に行くと、そこを巨大な機械モンスターが襲います。
 グレンデルというその機械モンスターは、あろうことか人間を食べるという異様な行動をし、パルドルはグレンデルを倒すため、遠征へ。これが最初のステージでした。

 アクションは、Rスティックが攻撃を担当するというちょっと変わったものになってますが、これがけっこう、思いがけずシンプルですね。
 パルドルがどっちを向いていても、Rスティックを倒した方向に向けて攻撃を出すのです。たしかに、「感覚的に操作できる」と思います。慣れればの話ですが。
 しかし敵は全体的に強く、囲まれてレバガチャで戦ってると、簡単に死にます。
 ミサイル撃ってくる敵がいたらとりあえずそいつから倒すとか、ちょっとは考えないとまともに戦えないですね。
 大型の敵は相手の攻撃に合わせてジャンプとか回避とかして戦ったり。
 そんでもって、死んだ後の演出が長い上に飛ばせないのは減1。
 オートセーブでちまちまとセーブしてくれるので、すぐにそこからやりなおせるので、それほど苦痛ではありません。経験値や手に入れたもの、すでに倒した敵が反映された状態で、ただセーブされた場所からやり直すだけなのかな。
 ステージ1をクリアするまでに5回くらい死にましたが、ツラいとは思いませんでした。

 ドラマは面白そうです。これからどうなっていくのか、先が楽しみですね。
 それにしても、「美貌」って言葉だとあまりクセのない優男を思い浮かべてしまうのですが、このパルドル氏も「美貌」と表現されています。そりゃかっこいいとは思うけどさ。美貌っていうイメージじゃないなぁ。



2008年8月31日(日)

 本日の「AFRIKA」訪問記。
 うろうろしつつ、まだ撮ったことのない動物いないかなぁと探し、、「シマウマの正面からの顔の写真がほしい」とか「カバのあくびがほしい」とかいったキークエストのような依頼をはたしておりました。
 初期カメラでもズームはできることに気付いてみたりもしました。
 そんなわけで、なんとなく空飛んでる鳥を撮影したら、それも調査対象でした。さすがに距離もあって判別はしづらいのですが、「さっき撮ったのよりは小さいよなこれ」とか思いつつパシャリ。

 そうして進めていたら、二番目のカメラ、アフリカに来る前に修理に出していたらしいもともとの自分の一眼レフが戻って参りました。これはいろいろとマニュアル操作ができるそうなので、カメラのマニュアルを読んで、ちょっとだけ勉強してから撮影にお出かけです。
 すると、イベント発生。チーターです。今回は写真がどうのというのではなく、ここにチーターが生息しているという報告がキーで、翌日には、タイムリーにも「チーターの狩りの瞬間を撮ってこい」という依頼がきました。
 これもイベントです。わざわざ狩りをしそうなチーターを探さずとも、チーターの狩りの現場には連れて行ってもらえました。それで、「チーターが走り出したらジープで並走するから、決定的瞬間を撮りましょう!」ってことになるのです。

 ドキドキしながら連続撮影モードにし、あとはオートで。だってムリ、手動であれこれなんてそんなのムリ!
 そして、狙われたガゼルと追うチーターをひたすらフレームに入れつつ、「なんか飛びついた!!」と思った瞬間にシャッターです。
 あまりにも速過ぎて、決定的瞬間ははたして撮れたのかどうか……。
 おおおおお、まさに飛びかかり爪を立てたその瞬間が撮れてますよ!! ただし、かなり左寄りに写ってますけど。
 でも、ピントは合ってるし(さすがオート)、何度も撮影できるわけでもなく(イベントですから一発勝負。ただしゲームの開始画面でいつでもリトライはできるみたいです)、とりあえずこの「MY BEST SHOT」を送ってみよう……。
 ど、どんな評価かな。アングルはいいと思うんだ。チーターもガゼルもちゃんと写ってるし。でもズームしきる前に撮っちゃったから、小さいんだよね。それに左寄りだし……。
 どきどきしながら評価を待ってみれば、4項目(アングル、距離、手ぶれの有無など写真そのものの良し悪し、どれくらい決定的瞬間か)とも、マーベラス、最高評価でした。
 うーむ……嬉しいけど、こんな不満の残る結果で最高評価されてもなぁ。
 今度リトライしてきます。どうせなら、もうちょっとズームしてあって、ある程度真ん中に写したいですね。
 って、リトライしたら、この瞬間をきちんと撮るのが実はめちゃくちゃ難しかったりしたら大笑いですね。ビギナーズラックみたいなもんだったのか!と。

 この依頼をクリアしたことで、撮影に行けるフィールドが広がりました。
 今度は湿原で、し・か・も、ガイドのおじさんのかわりに助手の女の子と撮影にお出かけです。さらには、やっと自分で運転できるようになりました!
 おおお、ヌーだかなんだか知らないがもっさりしたのがいる!(撮影して送ったら、アフリカスイギュウでした)、ゾウがいる! あとガゼルっぽいけど、なんか色合い違うし、とりあえずこれも撮っとけ!(インパラでした) あとこの鳥もまだ見たことないような気がする!(モモイロペリカンかなんかでした)
 ともかく「見たことないヤツはどんなんでもいいから撮って送っとけ!」な勢いでポイポイと報告したら、インパラの群れを写したつもりの中に、ゾウと小型の鳥(名前忘れた)も混じってました。
 途中、大きな木のウロに入れるところを見つけたんですけど、これってなにかに使えるのかなぁ。

 そしてゲーム中で一眠りした翌日には、「ゾウと鳥が一緒に写ってるのがほしい」とか「スイギュウのできるだけアップなのがほしい」とか「キリンの顔のアップがほしい」とか、おもしろげな依頼がたくさんです。
 ゾウと鳥は、とりあえずゾウ探して、どれくらい近づくと襲われるのか試してみればその後には撮れそうだし(きっと襲われる……)、キリンのアップは、「この木なら登れそうね」と言われた木があるので、そこに登って待てば良さそうですが……、ちょ、スイギュウのアップですか?(汗) そりゃまあがんばってみますけど、怖いなぁ。

 ってな感じに、「ちょっと進めて寝よう」と思ってたはずが、うっかり4時間ほど遊んでしまいました。
 それから、アフリカの大地をバギーで爆走するのも楽しかったりします。ホントにただ走りまくるのみ。
 すでに撮影した動物でも、カメラの性能がよくなればもっといい写真を撮りやすくなるので(扱いにくくなれば逆効果なこともあると思いますが)、いずれはベストショットを求めて追いかけてみようと思います。
 ちなみにこのゲーム、周囲をぐるぐる見回してたりすると、けっこうキツいです。3D酔いしやすい人は注意ですね。


Made with Shibayan Diary