烏の足跡



2008年7月17日(木)

 男塾を文庫で読み返してみました。
 やはり四凶と八連がいいですなぁ。
 いや、五輪も嫌いではないです。
 七牙あたりからかなり迷走を始めた気がして、だんだんと見るに耐えなくなっていった感がありますが……。
 暁はほとんど読んでませんが、コミックスの最新刊を見たら、ファラオスフィンクスが相手ですか。ううむ、気になる。

 そういえば、今サンデーで「金剛番長」ってのやってますね。
 ちょっと気に入ったので毎週読んでるんですが、最近の展開はモロに男塾を思わせます。「こんなのねぇだろ!」的な決闘方法が用意されていたりして。
 分かっててオマージュ的にやってるのかどうか……。
 多少設定とかシーンの舞台が似てるからって、なんでもかんでも盗作だとかオマージュだとか言ってたらキリがありませんが、だからべつにどうだっていいのですが、トンデモ科学・武術といい、「かぶるなぁ」と思ったのは、正直な感想です。



2008年7月18日(金)

 DSでドラクエ5が発売されましたね。
 一応買いました。好きなので。パパについて歩きながらちょっとした冒険に出る子供時代から、自分が中心となって世界を巡る青年期、そして自分の子供とともに、たしか(ピー)のために冒険する終盤。
 しかし。
 ……レベル上げとお金かせぎが面倒なのがDQの伝統で。
 しかも、現在「枕もとの定番」はモンハンで。
 ―――まあ、魔法グッズ使うと思います。LV99とかやろうとは思いませんけど、お金MAXかな。武器・防具でフォローしきれない分は、きちんと戦ってレベル上げます。

 RPGといえばひとつ。
 最近出すスクエニの、スクウェア寄りのRPGは、キャラクターデザインのせいかどれ見ても同じにしか見えません。ラストレムナントとかなんとか、プラットフォーム違いで2種類くらいあったと思うんですけど、FFとどう違うの?
 昔はRPG派だったんですが、最近はやりたい作品がなくなってきました。面白そうと思わない。どうせ一緒でしょう、としか思えない。
 私は「ごはんだけ食べる」ということができないので、必ずなにかしながらになるんですが、まさか飯食いながらアクションゲームはできない(笑)。だからRPGがいいんだけど、手持ちにありません。eMくらいですか? でもこれもあんまり面白くは……。つまらなくもありませんが。
 呆れるほど、手元にあるゲームはアクションばかりです。



2008年7月20日(日)

 本日のこれはネタメモでございます。
 内容が、モンハンのSSなんですが、まったくのオリキャラでやってもキャラクターに愛情を持てないので、使おうとしたのがPSOキャラ。しかしそちらを知らない人にはオリジナルのモンハンキャラとして見ていただけることでしょう。
 そんなわけで、モンハンのとこで書いてもPSOコーナーで書いても微妙だし、いつか書くのかどうかも分からないし、だったらここでネタメモついでにあらすじ&キャラクター紹介的なものをすれば、楽しめる人もいるかもしれないなと。
 そしてもし、「見たい!」と思われたらメッセージでも送ってやってください。見たいと思ってくれる人がいるかどうかは、書くかどうかに大きく影響するのです。
 長いので、文字サイズは1つダウンして……。

【舞台とテーマ?に関するたわごと】
 モンハンといえば、2種類ほど文庫で、かなり面白いものが発売されています。なかなか良いですよ、というか面白いと思って読みました。
 でもあれらは、あくまでも「モンハンの世界」で出会いや成長を書いているだけで、メインは「モンハンの世界」。
 しかし私が書きたいのは、モンハンの世界を使った、「人」と「世界そのもの」の物語です。

 昔PSOでも言われたことがあります。「ここまでもともとのシステムや設定を利用してオリジナル設定を深めるなら、いっそオリジナルで書けばいいのに」。
 ぶっちゃけ面倒なんですよ、完全オリジナルって。私は基本がパロディ気質なのだと思います。オリジナルらしきものも、どこかに「元となったキャラ」とかがいる。その元となったものからアレンジされていって、そのキャラクター自身が生き始めてやっと、そいつがオリジナルになる。そんな感じです。
 今回も同じように、モンハンの世界を利用しつつ、書きたいのは「モンハンの面白さ」ではなく、そこに生きるキャラクターたち(人間)です。

 そんなわけで、文庫として発売されているものとは感触・味わいの違うものになると思います。
 設定についても、その世界・キャラクターのためにこちらで勝手にいじる部分も出てきます。
 その中でも、武器の名前とか、モンスターの名前や習性などはあくまでもモンハンであり、モンハンプレイヤーならばこそよく分かる部分も入れたいと思ってます。
 でもそのへんは、既存の文庫がものすごく上手くて、あれにかなうようなものはできないだろうなと。しょせんP2とP2Gでやっと300時間もいくかどうかというライト(?)プレイヤーなので。

【キャラクター】
■ 主人公について
 主人公は16才くらいの少年です。名前は特に考えてませんが、今ふとしたひらめきで「テオ」にしようと思いました。テオ・テスカトルとたまたま同じ名前。でもそのつもりでつけられた名前というわけでもなく。ただなんとなく、文庫版の片方の主人公は「キオ」だったなぁとか、どっかのゲームにテオって名前のキャラいたような気がするなぁとか、そんなもんです。
 いい加減ですか? でもそんなの関係ないんです。そんなふうにいい加減に名づけられようと、物語の中で動いていくうちに、私にとって、あるいは読んだ人にとって「唯一無二のテオ」として生きるようになれば、それでいいのです。
 モデルは「成長していく少年少女」ということで、PSOキャラでいえばヤンなのですが、彼女のようなすぐに好感の持てるタイプは想定していません。根はヤンと同じなのですが、もっと弱くて情けなくてそれを取り繕ってごまかしてるようなキャラです。
 つまり。
 孤児です。(この設定は他のキャラクターでも出てきます) 大きな都市で同じような境遇の子どもたちとつるみ、万引きとか置引を先輩たちに教えられて生きてきたのですが、都市浄化みたいな政策のため(このへん、モンハンの世界観なら絶対に出てこない部分ですね)仲間の大半は全員「保護」されて施設送りになり、残った子供たちのリーダーになります。
 そこで、このまま悪いことをしていても危ないだけだからと、特に資格も必要のないハンターの真似事を始めます。ギルドに登録すれば初期装備くらいは与えられるので、それをみんなでもらって、ぼちぼちとハンター生活。見た目がかっこいいからと、大剣を使います。
 その中で、少年はそれなりに才能もあって、なかなか強くなるのですが、彼には実は虚言癖があったりします。つまりウソつきです。見栄っ張りです。
 それで、本当は罠などを駆使してぎりぎりで運よく倒せた相手も「こんなの真っ向勝負で楽勝だ」とか言ったり、倒してもいない相手と、さも互角に戦ったように話したりして、仲間からの尊敬を集めるのです。
 でもそんなウソはついかバレる。
 バレたらいっせいに馬鹿にされ、軽蔑され、無視される。
 その挙げ句、ポッケ村のハンター募集に飛びつき、街から逃げ出すのでした。
 ウソつきなのは、無視されるとイヤだから。寂しいから。不安だから。注目されると気持ちいいから。尊敬されると嬉しいから。
 他愛ないもんです。
 本質は、ツラい目に遭ってる子を見ればつい庇ってしまうようなところもあり(相手が強そうだと見捨ててしまったりして、後でくよくよしますが)、決して悪い子ではないのです。
 そういう主人公が、物語を通して「本当の自分」「本当の自信」を身に着けて行くのが、ひとつのテーマとなります。

■ 主人公の師匠について
 これは、モデルがタイラントです。タイラント。彼がどんなキャラか知ってる人には「えーっ!?」と言われそうですが。
 実力があり、ものすごく強い。でも基本的に無愛想で人の気持ちを斟酌しない。他人にあまり関心もない。
 でも、一度「身内」と決めたらものすごく大事にするし、本当の意味で力になるよう、手助けもする。実はかなり情の深い男です。
 こいつには、主人公と出会うまでの物語があります。
 彼も孤児で、主人公と同じような境遇から、生きていくため、人にあざけられたりしないため、強いハンターを目指します。主人公と違うのは、実行したことです。勝てない相手に、勝てないまま「勝った」などとは言わず、勝てるようになるまでトレーニングもしたし、戦い方も研究した。経験も積んだ。そこが主人公との差です。
 そうして近隣では名の知れた、そこそこのハンターになるのですが、ずーっと満たされない思いを抱いて生きています。
 ある日彼は、緑深い夜の山岳地帯で、いきなり背後からモンスターに襲われて重傷を負い、崖下に転落。
 幸い下は川で、なんとか下流の村で助けられます。
 そうしてそこで、彼の一生を変える人と出会うのです!
 ……というのが誰かは後の人物紹介に回して、と。
 以来彼は、より強くなるためにより真剣に努力し、まぎれもない一流ハンターになります。しかもすべての武器が使える男。得意なのは大剣という設定ですが(タイランなのでね)、より確実に安全に狩るために、モンスターごとに適した武器を使うわけですよ。
 そんな彼もある日、ポッケ村を目指し、一人で雪山越えをします。
 そこで、ティガレックスに襲われている主人公を助けるところから、後の物語は始まるのでした。

■ 師匠の関係者
 主人公の師匠、これの人生を変えたのは、一人の女性です。
 川下の小さな村で彼を看病した、かわいい娘さんなのです! 基本ですよ、基本。
 いつも一人で生きてきて、このまま一人で生きていくのかと思うとなにか遣る瀬無い気持ちにもなった彼に、無条件で労られることもあると教えるのが彼女です。
 この娘さんを愛し、守りたい、守って生きていきたいと思ったのが、師匠を大きく変えることになるのです。わーい恋愛ものだー(棒読み)。
 彼女を守るためにも絶対に生きていないといけないので、「大剣だけですべてのモンスターを倒す」とか考えません。そういうのもいいなと思ったりはしても、命第一です。格好つけて自己満足追及して死んだら話にならない。ラブラブです。
 ちなみに、この娘さんのモデルはレイです。わーい。……いや、アレからもっと毒とか鎌とか鎌とか鎌とか抜いた感じですよ、もちろん。
 いつも丁寧語で物腰も穏やかで、ちょっと天然。でもしっかり者。ちなみにもちろん、主導権は彼女にあったりします。怒るとじつはかなり怖い(笑
 両親を早くに亡くして、育ててくれたのがハンターであった兄なのですが、彼はモンスターとの戦いで帰らぬ人に。その兄に似てるからと、師匠のことが気になるわけです、最初は。
 ま、ここは恥ずかしいほどのラブストーリーです、はい。
 あと、ポッケ村に来る頃には、二人の間には子供もいて、7才くらいになってます。そのお子様は、強いハンターである父親に憧れるごくごく素直で普通の子。主人公にも「狩りの話を聞かせて」とねだり、主人公が例によってついウソをつきかけると、師匠に思いっきり睨まれる、とかいうシーンもあったりします。

■ 村人ハンター
 私のP2&P2Gキャラであるレジーナを出します。例によってオカマ設定です。これは特にモデルってのはいません。
 些事にちまちま心を動かされて振り回されることのない、達観したキャラクターです。オカマですが。
 生まれつきのこういう性格で、いわゆる性同一性障害ってヤツなんでしょうが、そんなことであれこれ悩みもしません。図太いです。
 普段は村の酒場で働いていて、「ハンター」として生活はしてないのですが、ポポの肉だとか、ガウシカの毛皮だとかいった、生活の必需品を狩りに行くとき、ついでに「邪魔だったから」とフルフル倒して来るようなキャラクターです。このへんは私のプレイスタイル、「素材ツアーと言いながら、実は一応狩猟クエスト」を反映しています。
 つまり、そこそこは強い。でも、より強くなろうとかは微塵も思ってません。
 これが、村に来た主人公や師匠夫婦&子供の周りに出没します。

■ チームメンバー
 狩りには仲間がいたほうがいいということで、一人はレジーナ。もう一人は、ガンランス使いの竜人の女性を設定しています。
 彼女は古生物研究機関、古龍観測所とか、古生物書記隊とかに属する人物で、ハンターは本業ではありません。ただ、実地で研究資料を集めるため、ハンターとしても戦えないと話にならないというだけです。
 モンハンの中の竜人って、女の人はすらりと知的な感じですが、この話の中では、見かけは美人でスレンダー、グラマラスなのに、ものすごい怪力、ということにしてみます。ガンランスって重そうだし。
 この人は、生態系の乱れを調べるため、ポッケ村に現れます。
 生態系の乱れ。
 ティガレックスです。
 本来ティガレックスは、乾燥〜温暖湿潤気候というあたたかい環境に生息する種族である、ということにして、雪山などに現れるのは、縄張り争いに負けた個体がエサを調達するため、に設定します。
 だから普通は、エサを手に入れたら飛び去るはずなのです。それが何故か居座っている。他の地域でも、モノブロスが湿潤な密林に現れるとか、なにかおかしくなってる。それを調べる一端として、ポッケ村に来るのです。
 そしていずれ、主人公たちと狩ることになります。
 このキャラのモデルはガッシュ+ラッシュな感じです。
 タイラントに輪をかけて愛想もなければ人に優しくもなく、無愛想どころか剣呑、辛辣ですらある。……ように見えて、実はそれほどひどい人じゃない、と(笑
 竜人で百年以上生きてるので博識だし、そういった知識を人に分け与えることについては、まったく無関心なので、惜しみもしなければ勿体ぶりもしない。
 「べつにどうでも構わんが」と言いながら、「おまえらの子供が大人になったとき、まともに生きていけない環境にしたくないなら、手伝え」とこわーい目で見下ろすような。あ、竜人の女性ってなんだか背が高いので、この人も長身ってことにしてます。

【あらすじとキモ】
 キモも入るので、けっこう肝心なところのバレも含みます。もしここまでお読みくださったかたの中で、「物語として文章になったものを読みたいから、バレはイヤ」と思われたら、以下の白文字は無視してください。

 物語の冒頭は、主人公の雪山越えです。
 ポッケ村に向かいながら、実は逃げだしてきただけの主人公。夢や明日に向かってるわけではなく、見知らぬ土地へ行くことの不安とか、自分をバカにして見限った仲間たちのこととかで、暗澹たる気分です。
 そこに襲いかかる見たこともない飛竜! ティガレックスです。
 あわや、というところで、大剣を構えたハンターが飛び込み主人公を救い、レックスを追い払ってはくれるのですが―――このハンターはその戦闘で、レックスの片目を潰すも、自身も瀕死の重傷を負ってしまうのです。
 ええっ!?
 って感じですが、「主人公の師匠」はいきなりこのザマです。
 ともあれ、助けてもらった主人公は、「どうせ僕なんか死んだってよかったんだ。あんた余計なことしたんだ」とか言うんですが、これが師匠の逆鱗に触れます。レウスの逆鱗より危険です。
 だって師匠は、自分の嫁さんと子供のために、彼等を守るために、なんとしてでも生きていたいわけですから。なのに、助けた相手がそんなこと言う。そして自分はもう助かりそうもない。キれたタイランは怖いですよー。
 で。
 主人公は、このハンターの死を伝える、という重荷まで背負って、ポッケ村に向かうことになるのでした。
 ええ、いきなり師匠は死亡します。

 でも、死んだら師匠はやれません。
 化けて出るのです。
 お化け師匠なのです。

 死んだ後、幽霊には「この世の真実」が見えるようになります。現実の肉体に縛られた目では見えない真実が、いくつも見えるようになります。
 その目には、主人公がなんでこんなに鬱なのかも見えるし、主人公が本来どういう人間性を持ってるのかも見えます。
 それに、「こんな自分で、これからこのまま生きていくって……」と自分の未来に見通しも希望を持てないでいる、そんな不安はかつての自分も味わったものです。
 だから、鍛えてやることを決めるのです。
 本来の自分で、しっかりと生きていけるように。

 だから、師匠の子供についウソをつきそうになって睨まれたりするのも、幽霊からです。その気になると、とてつもなく嫌な「ぞーっ」とした気分にさせられるので、逆らえません。
 そしてまた、レジーナには幽霊が見えてしまう、という変な設定もあったりします。
 生きている人間とほとんど変わらないレベルで見えるのです。
 主人公の周りに出没するのは、実はこの師匠目当てというか、「いい男見て目の保養」のためなのです。アホかこいつ。でも自分の中身は女なので、同じ女性である師匠の奥さんにも優しかったりします。自分の体は男であることにも納得してるので、水汲みとかの力仕事は代わってあげたりね。
 そして主人公は、幽霊師匠にとり憑かれて、雪山で訓練したりしてるわけです。

 そうこうしながら季節もかわったある日、雪山に不審人物が現れている、という話になります。
 許可のない狩猟は自然のバランスを崩す。それを生活の実感として知ってい人たちは、そういう無許可のハンターがいるのではないかと思い、主人公に不審人物の噂の真偽と、ギアノスの個体数の調整を依頼します。
 その最中、ドスギアノくらいなら確実に狩れるようになった主人公に、いきなり襲いかかるドドブランゴ。
 ドドブランゴは縄張りを侵されれば襲ってくるけれど、わざわざ人間を襲いに現れることはないのに、何故? まあ、これもじわじわ起こりつつある変化のひとつです。
 ともあれ戦うしかないけれど、ドスギアノスとは比べ物にならない難敵のドドブランゴです。
 苦戦し追い詰められつつあるそこへ、不意に轟く砲撃の音。現れたガンランス使いと共闘し、なんとか倒すことに成功するのでした。
 雪山で見かけた不審人物は、生態系調査のために雪山にいたこのガンランス使いです。
 何故村に挨拶に来なかったのかというと、季節の変わり目ゆえに、今のうちに調べておかなければならなかったから。どこで寝泊まりしていたのかと問われれば、いわゆる「エリア7」のキャンプ跡地です。ゲームの竜人にどんな設定があるのか知りませんが、ここは勝手に、暑さ寒さに強いってことにしてしまいます。
 ともあれ、彼女(背が高く力も強いので主人公はこの時点では男だと思い込んでますが)と共に村へ降りることになるのでした。

 さて。
 生態系の乱れ。
 本来は雪山に居着かないはずのティガレックス。(師匠に片目を奪われた隻眼のレックスです)
 なにかがおかしくなってる雪山。
 もちろん、ここからは物語の山場ともなるべき事件が起こり、メイン討伐モンスターは、隻眼のティガレックスです。
 師匠のアドバイスに従って、ハンターとして着実に実力と、そして自分自身を身につけた主人公と、レジーナ、竜人のガンランサーがハンティングチームになります。
 師匠は強いんですが、幽霊ですからね、ええ。

 とまあ、こんなストーリーを考えています。
 ここから後はさすがに大事件にもなるのでバラしませんが、「幽霊師匠」と「ウソつきなヘタレ主人公」、「オカマ」に「超絶無愛想な竜人」というこゆいキャラクターたちの物語です。
 あとは流行りの環境問題にちょっと触れてみたりしつつ、―――かなり長くなるのが目に見えているので、仕事もなんやかやと忙しい中で、声援も期待もなく書く気にはなかなかなれないでいるのでした。



2008年7月21日(月)

 DQ5を進めました。
 もう大半の人はストーリー知ってて再プレイでしょうし、今までずっと遊んでなかった人は、今更やることもあまりないだろうし。
 でも一応、かなり美味しい部分のバレなので白くしておきましょうか。

 何度やっても好きなシーンがあります。
 主人公がまだ少年の頃、サンタローズの村で「旅人らしき青年」に会うところです。
 実は大人になった自分が時間を越えて過去に現れているわけですが、その仕掛けを知らずにプレイする初プレイ時、けっこうここは「なるほどな!」と思うところじゃないでしょうか。
 世界を救うために必要なオーブのひとつを、このままにしておくとゲマに壊されてしまう。だから、過去に遡って幼い自分に会い、オーブを見せてもらったときにすり替えてしまう、という。

 あと、ヘンリー王子がいいですね。
 クソ生意気なひねくれちゃった王子様が、一緒にさらわれて10年もドレイ生活してれば、無二の親友になってる。
 クソ生意気でイタズラばかりして皆を困らせてばかりいる王子が厄介だと思っていたら、そんな毎日がどれくらい何事もなく平穏だったのか、後になって思い知ることになったり。

 あと、嫌いなのがカボチ村(笑
 畑をあらす怪物ってのが、少年時代に主人公が飼っていたキラーパンサーで、仲間にして村に戻ると、「グルだったんだな」と言われて弁解の余地もない。人の話聞けよ!みたいな。
 オブリビオンとかフェイブルとかみたいに、「なにするのも自由」的なRPGだったら、私、間違いなくこの村殲滅してますね。
 という私のねじくれた根性はさておき、シナリオとしては渋いことしてくれるなと思ってます。悪意なんてかけらもないのに、かたくなに誤解されて悪者にされてしまい、弁解することもできないし、その誤解がとけることもない、というシビアさを入れたのは、なかなかできそうでできないことだなと。
 普通はこの後に、実は誤解だと分かって村人は後悔しましたとか、「心地よい結末」がつくんですが、たしかDQ5のカボチ村って、主人公がさらに大人になってから尋ねても、「昔旅人にだまされたから、よそ者は信用しない」という村だったように思うんですよね。違ったっけ?

 と、このへんまで進めたものの、次はどこへ行けばいいか分からなくなったので、やめました。
 どこ行くんだったっけかなぁ。



2008年7月22日(火)

 電王のDVDがすべて揃いました。
 本当は今日、仕事から帰ってきたら見ようと思っていたのですが、同僚と朝5時までファミレスで延々3時間もしゃべっていたので、明日にします。
 映画の電キバと、12巻。
 12巻はリメイクされたラスト3話が楽しみです。いいところをかなりカットされていて、なんでリュウタが突然引き篭もってるのかとか、放映版ではさっぱり分からなかったから。

 仕事はハリポタだ棚卸だなんだと軽く修羅の週で休みも一日買い上げられましたが、まあ、なんとかなるでしょう。たぶん。ええ、日差しが厳しいですが。



2008年7月23日(水)

 日本全国、本日7月23日は、なんの本の発売日でしょう?
 といえば、ちょっとでも世間に通じている人からは「ハリポタ」と答えが返るでしょう。
 しかし私にとっては、申し訳ないほどどうでもいいのです。むしろ棚卸直前で倉庫の整理とかしたいときに余計な仕事増やすなと、ハリポタの内容とか評価にはまったく関係のない理由で現在恨んでおります。
 いやいや、好きな人には楽しみで仕方のない、しかも最終巻、決着もつくはずですからね。この日は本当にワクワクドキドキと、眠るのももったいないほど待ち遠しく、そしてとうとう迎えることかと思います。おめでとうございます。ん? なんか変だな?

 ハリポタに関心のない人間の一員である私にとって、この日はむしろ「モンハンの『逆鱗日和』入荷するじゃん」という日です。
 全世界数億冊というハリポタと比べれば、ゲームソフト本体でも200万本というはかない(?)数字の、しかもプレイ記本ですからね。
 でも、世界で何億冊売れていようが価値のないものもあれば、発行部数がたとえ1000冊で、100ページで一冊が5万円するとしても絶対に買わねばならないものもあるのです。
 それが人間の「好き」という気持ちなのです。……いや、極端すぎるたとえですが。

 私にとっては「どこから涌いてきたんだってくらいお客さんがくるのにバイトの数は充分じゃないにも関わらず来週頭の担当部門(本)の棚卸の準備は進めなきゃいけないし日々のルーチン業務もあるししかも相棒の担当者はこんなタイミングで2回も休み入ってるせいで一日でいろいろやんなきゃいけないから大変な思いしてるしもちろん充分じゃないからその煽りでこっちも大変だしほぼ同時にEXILEも出てるから余計客数多いだろうしそのまま夜中は別アイテムの棚卸だし翌日の夜中も別アイテムの棚卸だし休みは土曜までなくて7連勤になってるしそういや6月はムリだから7月にねって言われてた有休はやっぱこうなるよなと思ってたから申請してなくてだからといって別の月にその分ももらえるかったら絶対そうじゃないし最近は出勤時間でも太陽はさんさんと照ってるし、ふざけんなよなんなんだよこのスケジュールは!!」という本日。
 ……いや、他にあと2名ほど、超巨大タイトルの発売に直接かかわらなくていいし太陽も平気だってだけで、スケジュール的には似たような社員もいるのですが、彼等も同じような気持ちかと思います。
 そんな中のささやかな楽しみが、大塚角満さんの『ニャンと逆鱗日和』なのでした。
 ―――ポタに比べればマイナーにも程がある本が今、私の中でどんなにかけがえのない光を放っているか、片鱗たりともご理解いただけたでしょうか?(ぉぃ



2008年7月26日(土)

 棚卸が終わりました。
 やっとこ普通の時間に帰ってきました。……なんて言いつつ、同僚とごはん食べに行ったので、帰ったのは結局5時なのですが、仕事してたのとまったり飯食いながら喋ってたのでは、まったく違うわけで。
 今日はゆっくり狩れそうです。
 ……と言いたいところなのですが、火災報知機の設置だとかで、よりにもよって昼に来ると。
 いい迷惑ですが、これは仕方ない。ちゃんとつけてもらったほうが安心だし、安全だし。
 30分もかからないことなので、しぶしぶ起きようと思います。

 なお、電王のDVDはまだ見れてません。



2008年7月27日(日)

 これはいったいなんのプレイですかと言いたい、26日の朝。
 文字通り朝、9時のことです。

 自転車がパンクだかなんだかで、後輪がつぶれました。
 財布の中身は300円です。
 本日は土曜日で、信用金庫の現金引出が何時まで可能か定かではありません。
 そして明日、明後日はまた仕事です。
 家に食べ物のストックは米やパスタもありません。
 うちから一番近いATMまでは歩いて15分ほどかかります。
 私は日光アレルギーです。
 そして本日は晴天です。
 道に日蔭はほとんどありません。

 つまり、いくらなんでも仕事もあるのに3日間なにも食わずに過ごすのは無謀なので、本日中にお金を引出しにいかないとかなりまずいため、さんさんとさす素晴らしいほど輝いている太陽のもと、往復30分歩かなければならないわけです。
 日にあたりたくないので、下はジーンズ、上はタンクトップ、しかしその上から長袖でフードつきの黒いコートを羽織り、白いドライバー用の手袋装備。

 目に汗は入るし顎には滴が溜まるし胸元には汗が流れるし息は荒くなるし
 基本的に汗はあまりかかない体質なので、こんだけ汗かくとしたらなんらかのスポーツで走り回った場合なんですが、私はただ歩いていただけですよ?
 なんでこんなに「いやー、いい汗かいたなぁ」ってくらいの運動量を感じてるんでしょうか。

 なお、日光アレルギーってものがあると知ってる人なら、見れば「あいつはそうなんだろう、なのにこの時間に出かけなければならなくなったんだろうが、それにしたってなのにも歩かんでも」と思ったでしょうが、そーゆーものがあると知らない人から見れば、ただの不審者だと思います。
 でもなんだか本当に「いい汗かいた」感があるのが不思議です。



2008年7月28日(月)

 人ってどうやら、たまにある「大きなトラブルや面倒」より、毎日のようにある「ささいなトラブルや面倒」のほうが許せないもののようです。
 そして、ある意味「ささいなこと」が、一番煙たがられて大きな傷になり、「そこさえなければいいのに」と言われたりするのです。

 職場にいるとホントにそう思います。
 皆さんも心当たりないですか?



2008年7月31日(木)

 最近、仕事かモンハンか寝るか、という生活なので、ザレることがありません。
 いや、ニュースとかで思うこともあるのですが、なんなんですかね、最近の、なんでもかんでも真に受けて問題にししかも拡大してしまうおかしな状況は。昔なら冗談でしかなかったはずのことが、本当であることもあるようになったためですか?
 ちょっとした言葉尻とか、その人個人の「ふと思ったことであって、絶対こうだと主張してるわけではないこと」を取り上げては、あーだこーだと問題にする。
 芸能人とかって、最早「人間」じゃないなと思います。彼等は思ったこと、感じたことをほとんど言えないんだろうなと。世間や大衆から許容される範囲の中で、比較的自分に近いものを選択して「自分」にしてるだけで。
 自然体の自分を売り渡して億単位の金を稼いで、それでいいなら私にはどうでもいいことなんですけどね。
 にも関わらずブログとか書く気が知れなくもあります。どれだけ検閲されて、そして迂闊なミスでどれだけ叩かれるか考えたら(本来は、どれだけの人に影響を与えるかを考えたら、と書きたいところだが、最近は最早そんなかわいいレベルではなく、格好の攻撃材料にしかならない。影響を受ける受け手より、異常なほどバッシングされる本人のほうが可哀想すぎる)、私ならなにも喋りませんし書きません。わざわざ「これなら大丈夫だろう」なことを考えてまで書きたくない。つか、ああいうの本人が書いてるんだろうか???
 ま、営業なんでしょうね、ああいうのも。ご苦労様です。

 「言論・表現の自由」ってものがあります。
 しかしこれは、「政治的な理由で言論・出版等を規制されない権利」であって、なんでもかんでも言っていいってわけじゃありません。だから、悪口雑言ばらまいてもいいってわけじゃないし、多くの人を不快にするような侮蔑的な差別表現もNGになります。「死ね」とか、受け取った本人が深刻なダメージ受けるような言葉になれば、「冗談でも言っていいことじゃない」となる。
 しかし逆に、かなり無節操に「言っていいことじゃない」とダメ出しされることも増えてきたように思うのです。

 そんなに真綿にくるまれたいですか?
 そんなに傷つけられたくないですか?
 その結果痛みを知らないで育ち、あるとき受けた痛みに過剰反応したり、不当だとわめくこともあるんじゃないですか?
 不愉快な思いをするのがおかしいとか、傷つくのがおかしいとか、そういう中にいたら、「なにをされたら自分は傷ついたか、不愉快だったか」も分からない。だから相手を不愉快にすることも傷つけることも平気で行う……とかね。
 自分勝手な論理で動く人は増えていると思いますけど、その背景には、優しさを勘違いした社会や教育があるように思います。
 そして、それとネットの情報過多&伝播拡大&匿名性をいいことにした無責任発言社会は、無関係ではないのではないかと、思ったみたりもするのでした。

 ザレに書くことがないと言いつつ、何故書くことがないのかの理由を書けばこれだけの量になるわけですが、ともあれ、昔ほどなんでもかんでもは書かなくなりました。
 たかだか日に百人の辺境サイトでも、油断はなりませんからね。
 と言いつつもこういうこと書いてるのは、確信犯というか、覚悟の上というか、―――「自分」を作ってまで書くくらいならなにも書かん!!という私の主張なのでありました。


Made with Shibayan Diary