烏の足跡



2007年10月1日(月)

 連日オブリ中です。
 例によって、「プレイ記」というより細かい解説になる私のゲーム日記ですので、お付き合いいただけるかたは気長にお願いします。
 どうしようか迷ってる人にできるだけ具体的な内容を、とか、面白そうだなと思ってもらえれば仲間が増えるなとか、そういう目論見です。
 
 キャラクター作りなおしました。
 要領が分かったので、「学者」的なスキルをメインに設定してあります。
 このゲームの面白いところは、戦闘に強くならなくてもレベルが上がるってとこかなと思います。
 たとえば、「商才」「話術」「錬金術」を揃えた「商人」というクラスにしたらどうなるか。まず「話術」で相手の好感度を上げられるし、そこに「商才」があれば、売買をこちらに有利な値段で行えるようになります。「錬金術」でいろんな薬を調合しやすくすれば、あちこちで採取した草花やキノコ、食材なんかからどんどん薬を使って売ることができるし、それで各スキルの熟練度が上がれば、レベルだって上がるという。
 ただ、スキルの熟練度にも上限があるはずなので、限定されたスキルのみに頼るかぎりには、どこかでレベルが上がらなくなりますけど。
 こんな「商人」を作ったら、お金はたまりやすいので、それでいい武器・防具を買って、それから戦闘スキルを上げるのもいいし、そんなことはせず、どれだけお金を貯められるかにこだわってもいい。防御力の設定されていない、本当にただのオシャレのための衣類もたくさんあるので、それで好きなように着飾って街を歩くとか。家も買えるので、そこに家具を集めてくるとか。
 
 一応、「オブリビオンの門」という、魔界の門を閉じること、世界の平和を守ることがゲームの王道ストーリーではあるのですが、まあ、こういうRPGのお約束として、主人公がなにもしなければ、決して世界の滅びは進行しないものです。
 大丈夫、ほったらかしてたって、少しは歴史も進むけど、そのせいで世界が滅びて君の人生もパアってことにはならないから!!
 ぶっちゃけ、世界の平和を守りたいなら、主人公は家から一歩も出なけりゃいいんですよね、RPG。
 そんなわけで、世界中を放浪していろんな景色を見、いろんな植物を採取し、薬を作っては売り、家を買う金を貯めてる今の私です。
 いや、PS3すごいですね。X箱なんかもほぼ同じ領域だと思いますから、次世代機、と言いましょうか。きれいです。たしかにポリゴンの世界で、植物なんかがリアルで怖いということはないんですが、それでも、立ち木のむこうに沈みゆく夕陽が彩る空、それが刻々と沈んでいくにつれ移り変わる色もそうですが、自分の位置を少しかえると、その瞬間に夕陽がキラッと目を射たりもします。
 小高い丘の上から湖を彩る朝やけを見たり、雨の降る曇り空の下、寂しい山道を歩いたり。
 街道をはずれて草ぼうぼうの山の中へ入ると、やがて遺跡らしきものが見えることもあり、近づいた途端に山賊に襲われて命からがら逃げ出したり。
 古びた鉱山跡へ入り、危ない敵がいたら逃げようと心に決め、松明を片手にそろそろ進みつつ、手前で見つかった宝箱の中身を手に入れて、「なんか深そうだから、これ以上奥へ進むのやーめた」とこそこそチキンに引き返したり。
 「オブリビオンの門」は一個だけ、もう出現してるんですが、空は真っ赤だし、入ってみたらまんまと殺されたので、もう当分近づかないことにしました。学者がそんなとこ行っちゃいけないよね!!
 
 今はせっせとお金を貯めてます。
 お金は、敵を倒せばもらえるものではありません。
 たまたまいくらかのお金を持ってることもありますが、こっちを襲ってくる「敵」が持ってるお金なんてせいぜいで3$くらいのはした金。たぶん、金持ちの一般市民を襲うとかすればもっと持ってるのかもしれませんが。
 強盗、殺人、窃盗、なんでもできるのがこのゲームですが、見つかれば犯罪者で前科もついてしまうので、……まあ、腕に自信ができるまでは、こんな生き方はしないほうが身のためかと思います。
 よって、こっちがおとなしくしてても襲ってくる「敵」を倒して装備や肉なんかを剥ぎ取って、それを売るのが一つ目の稼ぎ方。
 それから、道端の植物なんかを採取して、それで薬を作って売るのが二つめ。道端の、というと、これは街中にある樽や箱もOK。誰かの所有物でないものなら、勝手に持ち出しても犯罪になりません。……ゴミってことなのか、これ?
 植物は、採取してから数日たてばまた採れるようになるし、街中の樽なんかも、いつの間にかまた物が入ってたりします。食材から衣類、小物までいろいろと。衣類は売っても1〜4$くらいにしかならないのですがね。
 あと、食器とか花瓶、ホウキなんかもありますが、これは買取価格がゼロ。まあ、家を持ったらそこに飾るためのものかなと思います。だから今は、金にならないものは極力放置しています。
 
 そう。お金はだいぶ貯まりました。それでもやっと9000$くらいです。
 どうやって稼いだかといえば、前述の方法のほかにもう一つ。ギルドの備品を根こそぎ売り払うというあくどい方法です。
 戦士ギルド・魔法使いギルドに所属すると、内部にある大半のものは持ち出し自由になります。戦士ギルドだと、比較的高額な武具がいくつか置いてあるし、魔法使いギルドだと、これがまたなかなかいい値で売れる錬金術の道具とかがあり、また、本が膨大。
 これらを片っぱしから持ち出し、自分が使わないものはすべて売却処分です。
 ギルドは大きな都市にはたいていあるので、出かけて行っては入手→売却。一日にいったい何度、ギルドと店を往復することやら。
 おかげでマイナースキルの「商才」が上がってきています。
 
 どこに家を買おうかなと思ってます。都市には必ず一軒、売りに出されている家があるそうです。
 一番安い家は帝都のスラムですが、これはお店まで遠いし、やはりみすぼらしすぎるので却下。
 南の都市のアンヴィルはなかなかきれいでいい場所ですが、いやいや、もっと他の都市も見て回ってからね。
 家という大きな買い物は、値段ではなく立地優先な私です。多少不便でも非常に景色がいいとか、街中で利便性が高いとか、そういうことが大事。ほしい家が決まったら、それだけのお金を稼ぐのです。
 まあ……活動の拠点ということで、自宅に戻ればいつでも無料で寝られるとか、アイテムを保管しておけるとか、実用面でもありがたいものなので、―――「商人」になるのもありだったなぁ。それで各地に家を持つのを目標に生きるとか。ああ、それも良かったなぁ。
 でも「学者」選んだ以上、とりあえず世界中の植物手に入れないとなぁ。学者ってより探検家っぽいですが、危険なところへはできるだけ行かないというあたりの弱腰っぷりが、あくまでも私を学者にするのです。
 
 つか、本当に「吟遊詩人」ぽいなと思います。きれいな景色、見たことのない風景だの、その土地の植物だのに興味があって世界を旅してまわるって。最初のプレイのクラス判断、正しかったんだなぁ。
 ただ、歌わないから。詩を作るとかはできないから。音楽を奏でられるとか、そういうシステムはないから。
 ちなみに二度目のプレイでは「軽業師」と出ました。軽業スキルを上げるため、無駄にジャンプ移動していたせいだと思います。
 たぶん、チュートリアルダンジョンの中でよく使ったスキルから、おすすめクラスが決まるんでしょうね。
 
 そんなこんなで、本当に、なにして生きてもいいゲームです。
 欲を言えば、私のような「宝探しとかも好きだけど、積極的に危険に飛び込んでいく度胸はない」……厳密には、「このゲームで気合入れて戦うつもりはない」ということなんですが、こういう私のために、護衛を雇ったりできたらと思いました。
 あるいは、金銭で雇う関係ではなく、知りあって仲良くなった戦士とかがいれば、一緒に来てくれることもある、とか。
 ただまあ、そうするとこのゲーム、手に入れた宝物の取り分とかが「話術」「商才」スキルで左右されるとか、ゴネると相手からの好感度下がるとかで、リアルにウザそうなんですが。
 あと、善良な市民も倒すことができるというシステム上、つまり、誰にでも攻撃は当たるわけで。連れて行った仲間に攻撃されちゃ話にならない。
 いや、私なら、戦闘がはじまったら安全な場所に隠れて、回復魔法とかだけ使ってあげるとか、そういう「らしい」行動すればすみますけど、「俺は戦士、魔法使いを雇って行くぜ!」とかいうプレイヤーには鬱陶しいのかもなと。



2007年10月2日(火)

 オブリ日記です。
 今日も今日とてギルドを回り、根こそぎアイテムを売り払うことに精を出します。
 それから、各都市を見て回って、どこに家を買うかを検討しなければなりますまい。
 「本」の中にある、各都市の案内書を参考に、予備知識を入れてから向かおうとするのですが、この案内書、書いてる人の偏見がモロに文面に出ていて、とんでもない内容です。
 敬虔な信仰の持ち主らしいんですが、それゆえに、神殿に礼拝に来ない人をダメ人間扱いにするし、種族に対する偏見もあって、内容は半分どころか、二割程度で見ておかないといけない模様。
 えー、帝都はもう行ったし、帝都から近い都市はいくつか回ったし、残るはけっこう離れた場所ばかり。
 一つは、案内書によれば「下水のにおいがひどくて住人も最低最悪」な都市です。しかし、行ってみたところ、たしかにうら寂しくみすぼらしく、お世辞にもきれいとは言い難いのですが、そんなにひどくもないし。
 それから、北のほうの都市は、「飲んだくれのノルド(寒さに強い大柄な種族。見た目は普通の人間)がいて、建物は木造で隙間風が」うんぬんかんぬん。しかしここはちょっと気に入りました。まず、売家が町の入り口から近く分かりやすい位置にあることと、その近くにお店やギルドがあること、そこから、たしかに木造建築ですが、カントリー風とでもいいますか、あるいはネイティヴ風というか、そこにしんしんと雪が降る、いい感じの場所です。
 で、最後に行ったのが、帝都から一番離れている南の都市で、ここには同種族のカジート(獣)や、トカゲ族が多く住んでいるとか。町の様子もなかなかマシに描写されているので、期待は高めです。が、行ってみるとなんの呪いか連日の雨。それに、戦士ギルドと魔法使いギルドの位置、それからお店の位置がけっこう離れていて歩きまわるのが大変。でも、マニアな私としては獣・トカゲの多さが捨てがたかったり。
 どこに買うかはちょっと悩むことにしました。
 
 それはそれとして、せっせとギルドの備品を売り払っていたら、お金は15000$ほどもたまったので、とりあえず南の都市で、その地の領主に会うことにしました。家を買う相談は領主にするらしいので。
 しかーし。
 「その話ができるほど信頼していない」と言われてしまい、商談にもなんにもなりません。
 仕方ないので、たまたまその都市で発生しているクエストをいくつかこなしてみることにしました。
 その結果、オーク(緑色のブタ+ヒトみたいな顔)の女戦士とお友達になることに。
 なんとなく言うこと聞いてあげたら、仇うちの手伝いをしたことになり、お友達になってしまったのです。
 外見はともかくなかなかいい奴のようなので、構いはしないんですが。
 ちなみに、戦闘能力はかなり寂しい私なので、あくまでも戦うのは彼女でした。自分はひたすらガードして、削られた体力を魔法やアイテムで回復して粘っていれば、彼女が倒してくれるので。
 このチキンな戦法で、そのまま悪党退治も一緒に出掛け、何故か勢いのままに、その都市の騎士に任命されてみたり。ついでに、近くにある山荘のカギをもらい、自由に使っていいと言われました。うーん、ここの箱も、持ち物入れておいてもなくならないんだろうか。
 というか、オークの彼女と一緒に使うことになるんだけど。立ち寄ってみたら、上半身裸(といってもブラはしている)で寝ている姿を目撃してしまい、「いや、オークじゃな」と思ってみたり。
 
 いかん。
 私は学者なんだ、なんでそれがこんなことに。
 とは思うものの、もらった盾は今まで持ってたのより性能いいし、敵討ちや悪党退治で、相手から剥ぎ取った武器は強力だし。
 まあ、いいよね。これでもう少し楽に放浪できるし。
 ここらで再び、植物採集ときれい探しの旅に出なければ。



2007年10月3日(水)

 連日ゲーム話でもなんですので、とりあえず今日は日々の他愛ないことでも。
 
 しくじりました。
 ティーカップを持ってこなかったのです。
 それで仕方なく、持ち手のないマグカップを使ったのですが。
 熱いな、やっぱり。
 そんなわけで、せっかくあたたかい紅茶の美味しい季節になったというのに、アチチチチ、とやっております。
 
 まあ、一応「紅茶講座」みたいなコーナーもありますが、そこまで見ている人はレアかと思いますので、ここで紅茶の蘊蓄でもひとつ。
 茶葉をスプーンですくってティーポットに入れ……、とやる本格的な紅茶も、淹れ方を間違えば味は落ちます。
 逆に、たかがティーバッグでもちょっとしたコツで、少しは味が良くなります。
 
1.使うカップは、お湯を注いであたためておく
 お湯を沸かしている時、カルキ臭などを抜くために少しだけ沸騰してからそのまま沸かしておくのが私のやり方なんですが(1分程度です)、この、沸騰する直前くらい。ヤカンがなにやら音を立てはじめたころ合いに、使うカップにお湯を注いでしまいます。あとは、完全にお湯が沸いたら、カップの中のお湯を捨ててティーバッグを入れ、そこにあらためてお湯を注ぎます。
2.フタをして蒸らす(待つ)
 香と風味が飛ばないように、そのへんの小皿でいいので、フタをしましょう。
3.待つ時間は1分でも充分
 ティーバッグに使われている茶葉は、非常に細かいものです。よって、すぐに味が出てきます。長い時間放置しても仕方ないので、40秒から1分足らずで引き上げましょう。
4.バッグを引き上げるときには、軽くゆする程度にする
 スプーンでぎゅーぎゅー押すと、しぶみが出てしまいます。NG。
 
 ここからはオマケ。
5.牛乳を入れるなら、室温に戻したものを
 ミルクティーにする場合ですが、冷蔵庫から出してきたものをそのまま注ぐと、急激な温度変化のせいで紅茶の味が壊れます。かといって、「さあ紅茶入れるぞ!」と一時間も前から牛乳出して準備するのも変な人なので、ここは電子レンジという文明の利器を活用しましょう。20秒もかければ充分です。
6.市販のハーブティは飲みづらい
 本物のハーブティもそうなんですが、まあ、なかなか馴染めない味です。しかしうっかりと、ちょっと気取って買ってしまって、口に合わないなという場合。リプトンでも日東でもいいので、普通の紅茶のティーバッグと一緒に使って、2杯分入れればかなり味はまろやかになります。
7.ストレート、レモン、ミルク
 向いた茶葉と向かない茶葉があるのはティーバッグでも同じ。味の濃いものはミルク向き。あっさりしたものはレモン、ストレート向きです。あと、レモンは本物の輪切りレモンを入れるなら、さっとくぐらせる程度にするのが正しいレモンティーです。
 
 近所とまでは言えずとも、そう遠くないところにあるスーパーに、お気に入りのレディ・グレイが売っていたのでほくほくです。
 そしてついうっかり、英国紅茶文化の特集やってた雑誌を買ってしまいました。



2007年10月4日(木)

 最近のおすもうさんのあれこれには、さすがになんつーか、幻滅するものがあります。
 まあ、時代は動くものですし、それ流れが急激なら壊れるものも多いのはおそらく道理で。
 だからこそ、その中で、名前の売れ具合は置いといて、自分自身の問題として「立派な相撲とり」であろうとしている人がいるなら、私はその人を応援したいと思います。たとえ古臭い価値観や美意識だとしても、それはそれで美しい「形」であるのだし、それを急流の中で頑なに守ろうとすることもまた、とても美しいと思うから。
 相撲は神事であったという過去を今につなぎ、関取と呼ばれる人たち、親方と呼ばれる人たちには、真摯であっていただきたいものです。



2007年10月5日(金)

 心地よさを優先したら、強靭さが失われた。
 
 それが今の世の中な気がしました。昨日分のザレにも通じるんですが。
 仕事の話にも通じます。
 現在のビジネスは、コーチングだのリーダー論だの、「うまい具合に仕事をさせる手立て」がいろいろと論じられているわけです。
 それはつまり、相手といさかいを起こすことなく、スムーズに仕事をしようってことで。そのために上に立つ、「出来た人間」のほうが、「至らない人間」をいろいろとフォローしたりコントロールしたりしよう、というわけです。それも上司の能力だ、みたいなね。
 
 理不尽さはなくなりました。
 頭ごなしだったりすると、上司としては低能ということにもなりました。
 おかげで「下」の立場では生きやすくなったわけですが。
 不愉快や理不尽に耐える必要が少なくなったために、ヤワになったのは間違いないと思います。
 簡単に、そういう言い方をするからいけない、ということになってしまう。
 言い方一つ二つ、それでムカついた腹立ったとかいう感情なんかを理由にして、ボイコットしたりエスケープしたりする、それがどこか仕方ないと認められてしまっている。「そういう言い方では部下は動かないよ」なんて考え方のせいで。
 
 なんつーか、ガッツンガッツンぶつかりながら、それでも動くしかないから仕方なしに無理やり噛みあって動いている歯車は、壊れないために否応なく頑丈でなければならないけれど、きれいにかみ合ってストレスもなくスムーズに動く歯車は、べつに頑丈じゃなくてもいい。そういうことなのかもしれません。
 耐えるしかないと思えば耐えられるものはたくさんあるのに、耐えなくてもいいという意見があるために、覚悟が決まらず耐えることができない。そういう世の中なんじゃないかなと。
 
 今の世の中って、本当に昔より平等で平和で、心地いいんでしょうか?
 虚弱になった分、昔の人なら平気で耐えられたものにまで過敏に反応して、かえってストレスの多い世の中になってる気がしないでもありません。
 まあ、基本的に逃げ道用意して生きてる私に、こんな大層なことを言う権利はないのですが、一つの観察結果でございます。



2007年10月6日(土)

 今日はオブリ話です。
 難易度を変更できることに今更気づきました。てへ★
 難易度を最低にしたらほとんどダメージを受けなくなり、戦闘があきれるほど楽になりました。
 そのせいでついうっかり学者という本分を忘れ、イベントを楽しんでおります。
 
 戦士ギルドで起こるクエストをクリアするのみならず、昨日はついつい、闘技場で剣闘士として見世物になってきました。
 しかも呆気なくグランドチャンピオンです。まだレベル11なんですけど?
 難易度が真ん中だと雑魚の山賊にすら殺されることあるのに、最低にしたらこれかよ。
 でもまあ、楽なほうがのほほんと世界中を放浪して楽しめるので、これはこれでアリだと思います。
 その気になれば、世界中の人間を片っぱしから殺すことも……。
 まあ、それはメインストーリーを終え、クエストもほぼ制覇してからでいいでしょう(←やる気かよ
 
 あとは、今まであまりやらなかった、NPCの「説得」を、無意味にちまちまと行っております。
 「説得」=好感度上げです。好感度上げることで別の情報くれる人もいたりするし、買い物時には売買が少し有利になるし。
 
 そうこうしてたら、闘技場で稼いだ賞金もあって、お金は20000Gになりました。
 でも、一番高い物件(家)、どうやら25000するらしく。ひぃ。
 しかも、家を買うためにはどうやら、領主(掛け合う相手)の好感度を相当上げないといけないようで。話術で上げられる範囲を越えていたら、あとは賄賂を贈るそうです。あるいは自分の魅力たかが高くなればいいっぽく。
 各地に家を持とうとしたら、10万はいるんだろうなぁ。
 
 しかし。
 あちこちでうろうろとクエストをクリアしていたら、そのついでにおうちゲットです!
 まあ、なかなかの豪邸を格安で売ってくれるわけですが、言うまでもなくいわくつき。ガラスは青緑色に曇ってるし、クモの巣は張ってるし家具は壊れてるし。
 きれいにできるとは思うんだけど、どうすりゃいいのかなと思ってとりあえずその家のベッドで寝てみたら、夜中に亡霊に襲われました。
 で、いわくつきの家の原因を突きとめて解決したら、家具もすべて揃った状態で、ガラスなんかもきちんときれいになってOK。
 まあ、地図の南西の端の町なので便がいいとは言えないんですが、部屋数も多くベランダと地下室まである立派な邸宅なのでね! これが5000Gというのは破格です。



2007年10月7日(日)

 破格っぷりに驚いたオブリ話です。
 昨日書いている、5000Gで家具一式揃った邸宅を手に入れた、という話。あれがどんだけ破格なのかを思い知りました。
 いえ、やっぱり25000Gほど手元にあったもので、シェイディンハルという都市でも家を買うことにしたのです。ここは帝都の東で、まあ、マップの東側の拠点として使えるし、建物がきれいで、町の中に川が流れてて、その上に橋がかかってる、と……別荘扱いで手に入れようかなと。
 まあ、本業は学者のはずがめっきりパワーファイターと化し、しかも九大神の騎士とかのクエストを進めているので、どんどん英雄になってるんですが、でも、夢は「すべての都市に家を持つ! ……でもぼろぼろの小屋ならいらない」です。
 
 その一角として二軒目の家を購入したわけです。15000Gです。
 外見はきれいですが、ゆえに言ってみれば「瀟洒な」家。そこに、さて家具を入れようとお店に向かったら、これは「居間の一式」みたいなセットで売られていまして。
 台所、居間、倉庫、寝室、書斎といった具合に分かれている、この一式が各2400Gほどするという……。
 すべて揃えたら、建物込で4万ほどかかりそうです。
 
 すべて完成した邸宅を5000Gで買ったというのは、とんでもなく良い買い物でした。亡霊と戦わされましたが。
 というわけで、学者から金の亡者にクラスチェンジしたかのごとく、というかむしろ「盗掘家」というネーミングにすべきかという勢いで、各地の洞窟だの砦、遺跡を探索しまくろうと思っています。手っ取り早く稼ぐのには、高価なレア武器・防具を手に入れて、使わないものを売るのが王道です。



2007年10月8日(月)

 小さな家はやっぱり小さな家だったオブリ話です。
 シェイディンハルに購入した家の家具をすべて揃えましたが、いや、小さいなこの家。
 アンヴィル(5000Gで呪つきの家買ったトコ)の邸宅は、入ると居間があって、そこからダイニングみたいなとこ経由して階段のある小さな部屋。そこには地下への扉もあって、地下貯蔵庫と、その奥には呪いのもとになったあやしげな祭壇、白骨死体2個とキノコつき。
 二階に上がれば、寝室、吹き抜けを見下ろせる小さな書斎もあり、実に優雅でリッチです。
 しかしシェイディンハルの家は本当に別荘ですね。シャレたコテージふうだし。
 
 家といえば、スキングラードという都市では、家を売ってくれる人が、橋から落ちて死亡することがあるとかで(X箱版の情報なので、PS3版ではそんなこともないのかもしれませんが)、早めに買わないといけないとか。
 でもここ、25000Gする一番高い家なんですよねぇ。
 このゲームでは、自分のレベルが上がると敵も強くなるようで、次第にいいものを装備した敵が出てきてますから、ここは一発、山賊退治や洞窟探検で、高額アイテム狙うしか!



2007年10月13日(土)

 オブリにますますハマりこんでいます。
 ヤバい。面白い。
 魔法使い作っても、これがたまらんですよ。
 魔法の種類が多いし、魔術師ギルドの初期クエストをクリアすると、自分で魔法を作れるようになるんですが、これで戦うのがまた面白くてたまりません。
 肉弾戦になったら勝てないので、どうやって戦うかが問題なのです。
 魔法一発で倒せない相手だと、そのままこっちに向かってきてしまいます。そこにまた攻撃魔法を当てて倒せるならともかく、倒せないとなると、ではどう戦うか。
 たとえば、「透明化」の魔法で自分の姿を見えなくし、しかも隠密移動で、相手に気づかれないように近くにまで寄り、そこで「召喚」の魔法でスケルトンでもなんでも呼び出します。すると敵はスケルトンと交戦しはじめるので、その隙に背後に回り込んで魔法連射。とか。
 クエストによっては、戦士系の連れがいるなら、彼を援護することに専念して倒してもらうのもありです。自分で倒さなくても、回復魔法を使えば回復のスキル熟練度が上がるし。その結果、自分がレベルアップすることもできるし。
 
 暗殺者ギルドも面白いです。
 これは人に見られてはいけないので、とにかく忍び込み、忍び寄り、あるいは寝ている隙にザクリ。
 隠密スキルに、姿を消せる装備や魔法、根気よく待機したり、生命感知の魔法で壁の向こうに誰かいるかどうか探ったり。
 
 ステキなキャラクターがいて、ドラマティックが物語が用意されていて、小説を読むように、あるいは映画を見るように楽しみたい人には向きません。
 が、本当の意味でのRPGが好きなら、これは絶対にオススメです。
 自分のキャラクターに背景を設定して、それに忠実に動いていけば、世界に一つだけの、自分自身の物語ができあがります。
 ま、私は「学者」のはずがすっかり家マニアになり、家もすべて揃えてしまったので、各地の洞窟や砦を探検し、レアなアイテムを探し出すことに熱を上げています。学者っつーより、探検家になってる感じです。
 ちなみに、これとは別にアサシンと魔法使いも作って遊んでます。



2007年10月14日(日)

 PS3「ライズ・フロム・レア」購入してしまいました。オブリビオンのプレイも真っ只中だとゆーに。
 なんとゆーか、各所のレビューを見ていると、「六軸センサーを使った操作が最悪」と評価してる人と、「慣れれば面白い」という人とに分かれているような感じでした。
 とすると、操作性が云々ってレビューは、ろくにプレイせず、ちょっとやって、新しい操作方法でなじまないからやりづらいだけなのに、その時点で結論を出してしまってる人なのではないか、と思えたのです。
 「操作性が悪い」というのは、「慣れるまでうまく動かせない」のとは違うと思います。「操作性が悪い」というのは、「慣れたところで根本的な部分に不具合がある」ということだと思うのです。レスポンスが悪いからとっさに反応してもキャラクターが動くまでにラグがあるとか、逆に感度が良すぎて、微調整が必要なゲームなのにそれがまったくできないとか。
 
 そう考えて、六軸云々についての酷評を除外すると、映像美については、コマ落ちがどうのという評価が目立ちますが、私は映像至上主義ではないので、これは問題なし。処理落ちが激しすぎて動きがモタつきまくるというのでないならOK。
 音楽はオーケストラの壮大なBGMに、みなが合格点をつけてるので問題なし。
 だったら、これはやってみなきゃ損だろうと。ACTゲーマーのハァトに火がつきました。
 
 プレイした感想です。
 たしかに、なかなか思うように動かせません。高度の調節とか、旋回とか。全体的に動きがスローだというのも気にはなりますが、猛スピードで動かれると確実に3D酔いしそうなのでこれは許容します。
 小マップがない、というところに減点入れてるレビューもありましたが、これはたしかに。世界観に抵触するからかな。HPゲージとかも、画面の隅にけっこう目立たずに置いてあるところからすると、「視界の中に余計なものはできるだけ入れたくなかった」というのがあるのかもしれません。
 でもまあ、レーダー積んだ戦闘機ならともかく、生身のドラゴンと生身の人間が戦うなら、マップなんか見えないのが現実ですから!! マップは、繰り返しプレイすることで自分で覚えりゃいいでしょう。主人公もそうやって自分の守る土地について覚えたはずですし。
 
 そう。
 主人公は、ドラゴンに乗って国を守る、エリート騎士です。
 が、手綱(コントローラー)を使ってドラゴンを操るのにひぃひぃしてるプレイヤーは、初めてドラゴンに乗ることになった時の気持ちを味わっているのだと考えればいいのです。
 地道な基礎訓練を終えて、ようやく自分のドラゴンに乗れるその日。どうすればどう動いてくれるのかもよく分からず、とりあえず知識(説明書)として知ってることと、教官殿の指示に従って飛んでみたけど、よたよた、おろおろ。
 チュートリアルを繰り返せと私は思いました。
 これが、ストーリーをプレイすると、ごくごく基本的なことだけ教わった後、さっさとシナリオに進んでしまい、その中でああしろこうしろと説明を受けるのですが、一度離脱してチュートリアルステージに行けば、フライトの基礎から空中戦の基礎、地上戦の基礎、すべて個別に教えてもらえます。
 オブリビオンにますますハマってる私は、一気に進める気なんぞカケラもないためのんびりと、可愛いドラゴンちゃんに乗ってよたよたとチュートリアルステージを飛んでいます。
 えー、だって可哀想じゃないですか! ちゃんと操ってやれて、戦い方もきちんと基礎くらい覚えてから戦場に出さないと!!
 というわけで、ほんとにぼちぼち、プレイしていく予定です。
 
 ちなみに、無双のようにばったばったと薙ぎ倒す爽快感とは違います。ドラッグ・オン・ドラグーンも少し難度の高い無双系ですが、あれとも違います。
 ライズの主役はドラゴンです。巨体の持ち主なので、そんなにスイスイとは動けません。
 高い戦闘力の持ち主なので、人間ごときは捕食して体力回復する有り様ですし(ひぃ)、小型のドラゴンなら体当たりでたたき落とせるほど強いのですが、同じサイズのドラゴンとだと、ドッグファイトになります。
 横に並んで体当たりしたり、ロックオンして突進攻撃したり、火の弾吐いたり、あと、格闘戦になることもあるようです。
 それから、レージ・ゲージ(RAGEだとすると、怒りゲージか。サムスピみたいだ)がいっぱいになると、必殺技を出せます。これが、主人公が相手のドラゴンの上に飛び乗って相手をたたき落とし、ドラゴンを殺してから自分のドラゴンに戻る、とかいう演出になったりしてかっこいい!(この間、コントローラーを上下に振れとか、左右に振れとか指示が出るので、そのとおりにしていきます)
 
 なんつーか、既存のゲームと比較すると、分かりやすくはなります。無双のようにとかどうとか。
 しかしライズは、既存のゲームの枠で考えると、面白みが見えてこないゲームでもあるかなと思います。
 手綱に見立てたコントローラーで、四苦八苦してドラゴンを自在に操れるようになること、そのものを楽しめばいいし、豊富な戦闘バリエーションをもっと評価してほしいですね。
 ドラゴンというクリーチャーが好きなら、可愛い相棒に乗って自在に空を飛べる、そのことそのものをもっと楽しめばいい。
 
 何時間かプレイして、操作に慣れてきても面白くないとか、3D酔いしてつらいと思うなら、それはその人には合わないゲームだったという結論を出していいと思いますが、ちょっとやってみてすぐにどうこう言ったって仕方ない。
 考え方、遊び方、気の持ちよう次第で、ゲームは面白くもつまらなくもなるもんですし。
 私もまだ1時間も遊んでないのであれですが、ふと思ったのは、戦闘なんかせず、気ままにこのフィールドを飛び回るモードってないのかな、ということ。
 戦場になる場所の下見として、ゲームプレイに役立ててもいいし、可愛い相棒とお空のドライブだけしたっていいじゃないかー。戦うことなんか考えず、美麗なCG世界の中を、雄大なBGM聞きながらお散歩。結果それが、フライトの練習にもなるわけだし。




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