烏の足跡



2006年5月1日(月)

 人のことは、「好きだ」という視点から見たい。
 特に仕事関係とかで、付き合わざるを得ない相手ならなおのこと。
 もうどうしようもなく嫌いになっていて仕方ないような相手ならともかく、どちらにもなりうるなら、意図的に好意的な視点から見ていきたい。
 「あいつはなんだかんだで優しいからさ」とか、少し「?」マークがつきそうな言葉でも、口にしてみればいい。
 案外、本当にそんな気もするから不思議だ。

 言葉の魔力というヤツだ。
 別に書いてた戦国SSがらみではなくて、以前にも書いたことがあると思う。
 バイトがらみで。
 あるバイトくんのことを「あいつはダメだ、使えない」とみんなに愚痴る困った社員(これが今の店長でしかもこの愚痴癖が直ってないからますます困るんだが)がいて、そう言われつづけると、なんだかみんなしてそんな気分になってしまう、と。
 そう言われなければ「ちょっとトロくて困るな。でも仕方ないか」と思えたかもしれないものが、権威のある立場の社員から公然と愚痴られると、あたかもそれが正しく間違いのないことのようになっていってしまう。

 だったら逆をすればいいのにと、その時にも書いた気がする。
 「あいつはたしかにちょっと抜けてるけど、言いつければ一所懸命やってくれるし、マジメでいいヤツだよ。でも、あれじゃちょっといいように使われるタイプだから、もう少ししっかりしてくれるといいんだけどな」とでも。
 そうみんなで言えば、そういうことになる。困ったなと思っても、トロいならトロいことを前提にしてうまく動かしてやればいいのだし、サボらずきっちりこなしてくれることは、価値ゼロじゃない。

 いいヤツだよ、という言葉から、そんな視点からはじめれば、嫌わずに済む人も多い気がする。



2006年5月2日(火)

「CD」
 うちにCDプレイヤーが来たのっていつだったっけ。
 もっぱらカセットテープだった。
 ドラマの主題歌とかアメニのOP、EDの歌とか、気に入ったものがあればテープに録音して聞いていた。
 いったいいつからか覚えてないが、中学生くらいではないかと思う。CDプレイヤーを買った。
 初めて買ったCDは、あいにく覚えていない。

 実は恐ろしく物持ちが良くて、今この部屋に置いてあるCDプレイヤーは、なんと二代目。初代も、CDプレイヤー部分は壊れてもスピーカー無事だったので、モノラル音声のテレビのスピーカーがわりに利用していた。
 その時に買いなおした二代目が、10年ほど経過した今も現役で活動中。

 今のバイト先、同じフロアの後輩に、えらくオーティオに詳しいヤツがいる。
 私にはちっとも分からないんだけれど、いいなと思う。私が聞いても音の差って分かるのかなと。
 昔は、自分の興味ないことはどうでも良かった。
 けれど今は、知らないことほどかじって聞きたい。
 工業系の大学生が多いバイト先で、つい電気工学の初歩の初歩みたいなこと聞いてたり、フリープログラマーのタマゴみたいなヤツからはその仕事の話聞いてたり。

 自分のテリトリーでなければ話ができないのはつまらない。
 相手のテリトリーにお邪魔して、話してもらえばいいと思ってる。
 難しいこと言われても困るから、ものすごく基本的な、この世界じゃ常識ってことを軽く教えてもらえば、それだって面白い会話になる。
 ……CDの話なのに、なんか完全に逸れたなぁ。ま、いっか。



2006年5月3日(水)

 ポケモングリーンクリアしました。ファイアーもちゃんと仲間にした後で。
 そしてとっとと進めて、マスターボール使ってミュウツーもゲット。
 サファイアよりも、図鑑登録数が20ほど多くなってますが、まあ、クリア後も延々遊び他意とはやはり思えないようで。
 またポケモン不思議のダンジョンのカートリッジさしてます。

 ポケダンは一度目にクリアした時、スタッフロール見てるの面倒臭くてその間にトイレに行ったせいで、スタッフロール後のデモ見逃してたりします。
 キモリ主人公、ヒノアラシ相棒の三度目で(二度目はイーブイ主人公だったけど救助基地を改築した時点でやめた)ようやくEDデモも見ました。
 そしてまたさっさとリセットし、今度はニャース主人公、相棒はピカチュウでプレイ中。
 ちなみに、300匹オーバーの仲間を集めた「一度目」のデータは別カートリッジなので、がっちり確保してあります。消しません。

 にしても……ポケモン、これでピカチュウver.と、サファイア、グリーン、それからポケダンをクリアしましたが、どれにも共通している「欠点」が一つ。
 それは、イベントの進行によって起こる台詞の変更とか進行がろくにないこと。
 いつまでもいつまでも同じこと言ってる。ストーリーに進行があっても同じこと言ってる。
 サファイアには、家の人にナイショで旅に出た男の子がいるんですが、これがクリア後になっても帰宅もしない。どこぞでのたれ死んでるんでないかと思うしかないくらいに出てこない。
 変化がなくなるのは仕方ないけれど、それならせめて、その少年が帰宅して、家族のもとに戻ったところで変化しなくなるのが自然ではないかと。
 いくら小学生くらいの年齢層向けで、メインがコレクションのゲームとは言っても、全てに共通するこれはちょっといただけないなと。



2006年5月4日(木)

 世の中はGWですね。
 私には、そんなものが関係あったのは高校生の間までです。
 大学時代からは、GW関係なしにバイトバイトバイト。
 今年も、2連休で意外に思う有り様です
 そのあと5連続シフト週末はまた廉価キャンペーン。
 なんか、今更気がつきましたが私、基本的に年中無休の店でしか働いたことがないようです。

 年末年始、夏休み春休み、GWだろうとクリスマスだろうとなんだろうと、基本的に仕事してます。
 そもそも昼間にまともに活動できないので、夜中にしか出歩けないのがもっぱらの理由です。
 大型連休でさあ旅行だとか思えませんぜ。どんなに連続して休みがあったところで動けるのは日没後で、それから遊びに行けるとこなんて極限られてるし。

 いっそ、もっときっぱりと「病気だ」と診断されるなら良かったなと思わないでもありません。いや、思いませんが、ちゃんと考えればね。
 なんだかあるじゃないですか、本当に日光あたるとアレルギー反応出てまずい病気とか。
 私の場合そこまで劇的な症状ではなく、発疹でて痒いし水膨れになるし火傷するしで(10分もまともに陽に当たってたらです)、普通の人でもならないわけじゃないレベルの症状止まりです。
 だから、「それくらい」と言われることもあります。大袈裟な、とか。
 じゃああんたは年がら年中ずーっと発疹だらけで痒くて水膨れで火傷状態で過ごせるんですかと言い返したくなることも極稀に。



2006年5月5日(金)

 聖飢魔U話です。
 GW前に注文しておいた再集結DVDが届きました。やっほぅ。
 って、ロッキンFのインタビューDVD見てた時も思ったのですが、……閣下、老けたよね……orz
 顔の皺がものすごく気になって仕方ありませんでした。
 ライブ中、どんどん剥げてかわいらしいピンク色に戻っていく唇も、昔から気になって仕方ありませんでしたが(笑
 他の構成員はあんまり歳食ったように見えないのになぁ。

 ここからはぷち私信&返信も兼ねて、好き放題に聖飢魔U話ですよ〜。

 閣下のオールナイトニッポン、聞いてました!
 当時は部活の朝練があって、とても夜中まで起きていられなかったのですが、そこは工業系のうちのパパンがタイマーを作ってくれまして。で、120分テープに録音して、翌日聞いてました。
 あの頃はホントにホントに大好きでした。信者でしたねぇ。
 ライオンがスポンサーになったほうのラジオも録音してました。
 一度たしか、閣下と長官だけの日ってのがあって……実はそのあたりのテープ、いまだにどこかに眠っています。きっとそのへん(ベッドの下のダンボール)。
 なんつーか、参謀と閣下だったりすると、お互いに喋ろう喋ろうってのが大きくて、ものすごくせわしない。殿下や和尚(博士か)だと、どうにもトークの間が持たない。それが当時受けた感覚。
 でも、長官とだと閣下もリラックスして、慌てずに自分のペースで喋ってるような気がしました。
 たしかそのラジオでなかったかな。「ここだけの話だけど」って、STAINLESS NIGHTの話をしたの。あれほど曲のイメージと歌詞がマッチしたものはないよね、と。

 参謀のこと、決して嫌いじゃないんですが、ウラビデオでご本人もおっしゃっておられたように、あの人が異質だったのは本当だと思います。
 ジェイルの後に参加したけど、なんか聖飢魔Uらしくない。曲も、参謀が入った4thからどんどんからっと明るいアメリカンロックの要素も入ってきて。
 もちろん、そういったものもこなせる懐の深さ、広さも含めて「聖飢魔U」だから、初期のアルバムだけ見て「らしい」「らしくない」って言うのは違うんでしょうが……やはり、一般的なというか、初期、いや、根底に流れる聖飢魔Uらしさから、参謀は離れていたような気がします。
 そして私は、それがあまり嬉しくなかった。
 長官が大好きだったのもあるし(笑)。だから、作曲がどんどん参謀メインになっていく後半、寂しいのなんの。あと、目立ちたがりなのは閣下だけでいいよ、と(笑
 だから今でも、ジェイル&エースのギターが好きなんですが、それでも、参謀もまた、聖飢魔Uを支えてくれた大事な大事な柱であることは、疑っていません。

 そんな私ですが、田舎者ですので、実はライブにはろくに行けませんでした。
 たまたま地元に来た時の爆裂聖飢魔Uと(しかもこれ、構成員へのメッセージを読まれてしまい、お土産に閣下のぬいぐるみもらいました!! おかんが捨てていなければ、どこかにまだあるはずです。っつかこれ以外でこの県に来たことないはず……TT)、黒ミサ二度くらいだけ。
 初めてライブ(爆裂)行った時、目の前に本物がいるのが信じられないというか、なんか映画見てるような、変な気分だったのを覚えてます。
 ま、それから金銭的な余裕も出てあれこれと(主に洋楽ですが)ライブ行くようになって、さすがにそういう夢見てるみたいなキンチョーカンはなくなりましたが。
 そしてまあ、よっぽど運がいいのか、それともそこで運使い果たしてるのか、二度のミサでは、長官のピック(しかも使わずに撒いたものではなく)と、殿下のスティック、ゲットしてたりします。信ジランナイ幸運。
 そういえば……聖飢魔Uの信者って、ものすごくマナーいいって評判でしたよね。もともと彼等が説教集団だからでしょうが(笑)。
 私がピックとれた時(こっちが先)、実は恐かったんです。妬みとか。でも、周りの人がものすごい笑顔で「おめでとう、良かったね」と言ってくれて心底驚きました。ものすごく素直に正直に、「うん、ありがとう、めちゃくちゃ嬉しい。泣きそう」って答えた覚えがあります。ちなみに、その時すぐ隣にいた人とは、実は現在友達です(笑)。その後なんとなく意気投合してお互いの友達も連れて飲みに行って、さんざ聖飢魔Uについて語り明かした記憶。……まさかここ読んでないよね、Tちゃん?
 そういう善意の塊みたいな人ばかりではなかったと思いますが、それでも、駅とかホテルとか。あの顔真似するためにメイクする信者もけっこういましたが、みんな気をつけて、きれいに、迷惑にならないように洗面所とか使ってて。「自分が変なことしたら聖飢魔Uも悪く見られる」ってくらい、たいていの人が思ってたのかもしれません。

 最近の気に入り曲について。
 「EL.DORADO」とかあのへんの超基本は当たり前として、実は「20世紀狂詩曲」と、「悪魔のメリークリスマス」が好きだったりします。それから、閣下のソロの「VIVA AMERICA」。
 歌詞がどれも渋いですよね。
♪ブラウン管じゃ大量虐殺、リモコン一つで簡単黙殺、共通してるのは絶望感、全然違うのは臨場感、大胆不敵に宣戦布告で、さんざん叩かれ改心改心、安全保障の代金払って冷戦終結聖戦復活……♪
 この「20世紀」は他の構成員との掛け合いがまたグゥです。大教典ver.だかはノリが半端でダメダメですが、小経典ver.では各構成員どう歌えば(?歌じゃないけど)いいか分かった感じでかっこいいです。
 「メリクリ」の一番痛い歌詞はこれですよね。
♪平和のため、自由のため、自分らの神のため。誰か水をくれ、傷をなめてくれ、せめて抱きつく胸をくれ。Merry X'mas、それは何の日? 群がる蝿を追う、力なく。Bastard X'mas、祈り虚しく、崩れ落ちる我が家燃え上がるよ。母を焼く炎、胸が抉られる……♪
 「VIVA」はもう全部書かないと断片だけじゃそれほどメッセージはっきりしてないけど、
♪舞台はどこにある、闘いの場所は。拳をあげるのか、両手あげるのか、VERSUS AMERICA♪
 とか。だいたい扱ってる素材共通してる曲たちですね。

 歌詞で最近、渋いなぁとあらためて思ったのは閣下のソロ「いざ戦場へ」の一部。
♪ちょっと飾りをつけたくなる、ちょっとはじけた自分が好きで、きっとみんなにいい顔して、ぱっと手のひら返してたのか。ちょっと無理して握手したら、あっという間に人を傷つけ、何度言い訳つくろっても、もっと傷は深まる♪
 ……痛いね。
 聖飢魔Uをイロモノとしか思ってない人には、ほんとにアルバム一枚聞かせてみたいですね。特に後半期の『NEWS』あたりならみんな仰天しそう。『MOVE』もいいなぁ。
 曲なら「空の雫」とか「JUST LET ME GO」が個人的にお気に入りだし、普遍的なこと歌ってるから誰でも聞けると思うけど。でも『メフィストフェレスの肖像』の「凍てついた街」なんかもかっこよくて好き。
 そういえば、初のバラード「白い奇蹟」がANN(オールナイトニッポン)で流れた時、翌日、友達と「これいいよね」ってものすごく騒いだ記憶ありますねぇ。
 「白い奇蹟」といえば、ものすごい大音量で聞いていると、白いほわーっとした幻覚が見えることがある私は変ですね、はい。
 「HOLY BLOOD」の♪ああ、血染めの、唇を重ね♪という歌詞にはちょっと驚きました。セクシーで。
 ちなみにここまで引用した歌詞、全て記憶に頼ってます。細かいところはもしかすると間違ってるかもしれないけど、おおよそは合ってるハズ。

 ……聖飢魔Uについて語り始めたら、その気になれば一日中でも語れます。
 今は大信者ってわけでもないけど、冷静に見ているからこそ、そしてあの頃の熱狂をものすごく大事に思うからこそ、今でも最愛のバンドには違いないからこそ、あれこれと語ることは尽きません。
 ちなみに忙殺期間中の友人宅では、ほんとに暇があれば語ってました。車での移動中とか、あれはああだったよな、これはこうだったよな、と。
 「ショウとして見たら、サザンとか米米のほうが上かもしれない。けど彼等はたぶん、自分たちの持ってるものを見せるためのパフォーマンスであって、客をとことん楽しませることが楽しいっていう芸人根性とは違うと思う。閣下は、芸人なんだよ」とは友人談。私もそう思います。
 あとはもう、どの曲はどうだ、これはソロがいいだバッキングが渋いだ、ベースが目立って嬉しいだ、他愛もないことまでいろいろと。

 ふう。
 そろそろ語るのやめとくか? ほんとにキリがないので。



2006年5月6日(土)

 久々に、ライブやることになりました。久々って奥さん(誰)、大学時代に、かつての高校の同級生とバンド組んでましたが、それ以来。
 ちなみに、音楽関係の話が連続したのはたまたまです。聖飢魔U聖飢魔Uと騒いでいたら、今日打診されて「はあ!?」と問い返した感じで。
 メンバー足りんからって巻き込むなと言いつつ、承諾してしまった私はどう考えても無謀です。
 こうして自ら忙殺タイムを作ってます
 とある人に「回りくどい上に一番苦痛の長引く自殺方法」と言われました。おいおい。



2006年5月7日(日)

 また聖飢魔Uの話していい?
 だめって言ったってするけどさ。

 コーナー作ろうかと思いました(爆
 まーたこーやって余計なもの増やす、と思った貴方、正しいです。
 そんなことしてるとSS書けなくてせっかく期待してくれてる人裏切ることになるんじゃないの?と思った貴方、ものすごく鋭いとこ突いてます。痛いです。
 えー、そんなものより話書いてよー、と思った貴方、ありがとうございます。

 コーナー作るといってもSSじゃありません。
 私は、今実際にこの日本に生きて存在している実在の人物を、勝手にあれこれと決め付けて(設定して)人様の前にさらすのは、ご本人に申し訳ない気がしてしまうからです。
 まともな、節度あるかたがたが創作するならともかく、ですよ。
 節度があり、理性的で、しかも自分と自分の書いたものを客観的に俯瞰できるかたならばともかく、私は埋没するほう、しかも「話のために都合良いように人物設定する」といったことさえやるヤツです。
 これはもう、ねえ。とうの昔に死んだ、実際どうだったかも分からない人物のファンにさえ遠慮しなきゃいけないところを、今生きている実際どうかを知る人もいるかたがた、そしてそのファン相手に、無茶はできません。

 じゃあなにを置くのかといえば、アルバム紹介&マイ思い入れ、しかも一曲ごとの解説つきという、また手間のかかるものです。
 一気に作るとなると死ぬ思いしそうなので(他にもあれこれやることあるのにね!!)、ぼーちぼーちと増やそうかなーと。
 こういう作業は、あくまでも作業、イメージとか閃きとかなにも要さない、ただ既に自分の中にあるものを振り返るだけなので、書く根気さえあればいつでも書けるのがありがたいところです。

 なんのためにそんなコーナー作るのかといえば……
1.書きつつ今一度じっくり聖飢魔Uに浸る快感
2.実はちらほらいらした元信者、ファンのかたなら楽しめるかな
3.偏見のみで見てたけどちょっと気になった人に聴いてみてもらえないかな
4.この私自体に興味のある人には面白いネタかもな
5.好きなんだよと目立つところで主張してみようかな
 の、5つの理由でしょうか?
 曲については、好きな曲もあればさしてどーでもいい曲もありますが、―――ってゆーか「きょく」って打って真っ先に「巨躯」って出てくる私の辞書は戦国無双の小太郎色してるせいです―――、好き嫌いというより、その曲をどう思って聴いていたかとか、そういうとこまでいろいろと。

 私、「聞いてみたいからRAVEN's BESTを焼いてよ」と言われたら、喜んで焼きそうな勢いで好きですし、見た目で食わず嫌いしている人に聞いてもらいたいと思ってます。
 ただし、1枚じゃすみません。「えーっと、これが一応定番曲って意味のベストで、これが私の好きな&聴きやすい曲集めたベストしかも2枚、これは聖飢魔U独特と言えるアクの強いベストね」とか平気で言いそう(笑



2006年5月8日(月)

「教師」
 絶対になりたくない。
 先日新聞にもちらとあったが、授業中に音楽きいてて、それを注意されたことがきっかけになって暴走するなようなガキが当たり前にいる学校で、教師なんか絶対にやりたくない。
 いけないことはいけないと、親がしっかり叱らないからか。
 叱っても聞かないのは、権威が感じられないからか。
 こんなもの、別に教師だけに、親だけにかぎったことじゃないんだけど。

 本気で聞いてみたい。
 貴方はなんで教師やってるんですか、と全国の先生たちに。
 なんで教師になろうとしてるんですかと、その候補たちに。
 食っていくため?

 叱っちゃいけない、叩いちゃいけない、そんなのは、限度を過ぎていたりすれば(おまえはバカなんだとか罵るとか、怪我しても構うものかというつもりで叩くとか)たしかに問題だけど、その子のためにすることなら、多少感情的なものはあるとしても、別に構いやしないと思う。
 それをぎゃーぎゃー咎めるからこうなったんじゃないかと思う。

 本屋で働いているから、「癒し」に関する本もたくさん見かけるけど、私は思う。
 癒される前に本気で戦ったり耐えたりしたのか、もうつぶれそうだから癒されたいのか、と。
 筋肉は、繊維を切ることで鍛えられるんじゃなかったっけ? そうすることで、新たに生まれた繊維は前のものより強くなる。
 人だって同じなんじゃないかと思う。
 傷付いたり苦しいことに耐えたり、理不尽なことに腹を立てても我慢したり、そうしてつらい思いを受け止めて鍛えればこそ、強靭になるし大きくもなる。
 なのにちょっとしたことで癒されようとしたり許そうとしたりするからどんどん軟弱になる。
 安易すぎる。安直すぎる。
 もちろん、肉離れ起こしちゃ話にならないんだから、休むべき時には休まないといけないし、思いがけずハードだったら癒しだって絶対に必要だけどさ。



2006年5月9日(火)

 二度着るかどうかも分からない、下手すると今日、30分間のために必要なだけの服のために、5桁は使いたくなかった……っorz

 というわけで、久しぶりに服を買わねばならなかったから買ったのだけど、ものすごく不本意なので扱いがひどい。
 スーツなんだけどもうそのへんに放り出してある。半ば捨ててあるに等しい扱い。
 5000円くらいのもので良かったのに、サイズがないんだよぉう。時期的にスーツなんかはかなり減らされてるしねっ。
 とにかく今日中に見つけないといけないということで選ぶ余地もなく、ほとんど「入ればいい」有り様で。
 スーツ、あるにはあるけど三つ揃えとかダブルとか、しかも全て黒だったりして、少なくとも会社の面接には着ていけるものではござんせん。

 基本的に、ミリタリーかワーキング(これにまあジーンズとか無難な格好が入るわけで)、さもなければヤクザか水商売みたいな服しか持ってません。
 靴も鉄板入ってるものごっつゴツいブーツとか平気で置いてある。普段履いているのも全てローカットのブーツ。真夏でも。靴下見えるの嫌い。

 だってねぇ、ビジネス向きの格好なんてさ。
 眼鏡をかえるたびに一ヶ月もたたず視力が落ちてどう嬌声しても0.7を越えたままでいられないから免許とれない。ちなみに二ヶ月かそこら前に眼鏡を壊して買い換えたせいで、眼鏡なしでは、それこそ10cm前まで近づけた文字しか見えなくなっている。また、免許はとりたくない、車なんか運転したくない。凶器として使っていいならとってもいいけど(←なんだその理屈
 陽の当たるところに10分もいられない。外じゃなく、窓の傍、日差しが届く場所も含まれる。今日仕方ないから買い物してきたのも、曇り空だから良かったけど、これが晴れなら……。そして天気が雨だと、歩いて行ける範囲か、1時間に一本とおるかどうかっていうバスなんか利用しなければならずろくに動けない。車もないわけだし。
 この決定的な二つの弱点を、差し引いても雇ってくれるフツーの会社があるとは思ってないから。

 まあ、買っちまった以上……また必要になることがあるかもしれないし、一応保管はしておくけど、本音を言えば二度と着たくない。
 いずれ必要になることもあるとしても、それなら本当に気に入ったものを、それこそ高くてもいいから手に入れておきたい。
 まあ、なんとにしたって一つ言えるのは、似合わんてことだ!
 ものすごく……服だけが別の存在だよ(笑



2006年5月10日(水)

 視力が悪い。
 朝……じゃなく普通の人には夕方だが、起きて真っ先にすることはなにかといえば、眼鏡をかけることだというくらい。
 仕事をする時、外に出る時、なにかを見る時にかけるというのではなく、眼鏡をかけている状態がデフォルト。寝る時と風呂入る時に外すだけ。
 コンタクトは入れられない。一時期使おうとしたけど、ほんに細かな埃でももうダメだし、目玉を抉り出したくなるほど目が痒くなることがよくあるし。
 ちなみに、今こうしている時、私の顔とモニターの距離はだいたい60cmくらいなんだけど、眼鏡を外すと、文字は完全に形をなくして、灰色(文字色)の帯が見えるだけ。文字を読もうとしたら10cmくらいまで近付かないといけない。
 そんなわけで、眼鏡を入れるケースはあるけれど、あるだけで使われることはまったくない。

 眼鏡をかけるようになったのは高校に入った頃からだったように思う。
 それ以前は視力が悪いなんてことはなかった。
 その頃に自分が見ていた映像そのものはさすがに記憶にないので、1.5とか2.0ある人の視界ってどんなんだろうと思う。

 眼鏡をかえたのはこれで三度目。
 そもそも眼鏡を最初に作った時に「もうだめだな」と思ったものだ。
 眼鏡を外した時に見える景色が、ほんの数ヶ月ではるかにぼんやりしたことに気付いたから。
 そして一度目に作り直した時、また数ヶ月の内に見えるものが曖昧になり、二度目に作り直した時は、0.7くらいまで矯正しようとすると、眩暈と頭痛がひどくてとてもじゃないが一時間もかけていられなくなっていた。必要な時だけかける、というようにしたが、一ヶ月ばかりで眼鏡なしでは本気で危なくなってしまい、……そうか、それいれれば四度作り直してるのか。そういう事情で、そこまで強引に矯正しない、もう少し度の弱いものに作り変えている。
 で、四度目のものが今の眼鏡。0.5がなんとか見えるようにしたが、眼鏡を外した時の景色と、かけている時に見えるもの、そして外した時に感じる疲労のようなものは、全て悪化している。

 同じくらい目の悪い人には、「あるある」と思えることもあると思う。
 目のいい人には分からない世界だろうなぁ。
 目のいい人には、これくらいまで目の悪い人の見ている景色ってものが、まったく分からないのだよね。



2006年5月11日(木)

 まあ……悩んだり苦しんだり間違ったり、したほうがいいなと私は思う。
 しないでとんとん拍子なんて人生じゃ、自分のサイズって変わらない気がする。
 そういうものにぶつかって、自分なりになんとか乗り越えたり、受け入れたりした時に、なにかを得て、人はほんの少し、大きくなれるんだと思う。
 外付けメモリが増えるみたいにね。
 そうすると次の時、楽になる。もっとたくさんのものを持てるし、片付けられるようになる。
 そう考えると、ストレスとか軋轢ってのは、決してマイナスばかりじゃない。
 悩んだりしてる最中は苦しいから必死で、余計なことなんか考えられないけど、後から、落ち着いた時に振り返ってみた時、なにかは得たなと思えることも、少なくないと思う。
 人の悩みの苦しさやつらさだって、そうしてはじめて本当に分かる。
 できる人にできない人の気持ちが分からないなんてことはよくあることで。自分には簡単だから人にもあっさり要求して、できないと「なんでそんなことが」みたいな反応する人いるけど、その人は、できなくてつらい悲しい思いしたこと、ないんだろうなと私は思ってしまうのであった。



2006年5月12日(金)

 よーやく映画(DVD)見た。
 ってゆーか、聖飢魔Uの処刑ミサDVDすらやっと見た(爆)。いったい何日放置したんだ己……orz
 「コープスブライド」と「ファンタスティック4」。
 どっちも飛ばさず見たので、つまり面白かったとゆーことで。
 コープスは……あれ、実写でジョニーが演じても違和感なかったかもなぁとか思いつつ。次第にあのビクターの顔がジョニーに見えてくる。
 F4は、良かったと思う。とんとんと展開して。深さとかはなんにもない、ずいぶんお手軽な展開だとは思うけど、逆にいえばまだるっこしくなくてスラスラ気楽に見られる。ただどーしても、スパイダーマンの二番煎じって感は拭えなかったなぁ。

 あとはポケモンのルカリオ見て、ステルスも見たいし、ブラザーズグリムも見なきゃねー。銀河ヒッチハイクも見なきゃだし、ザスーラも。
 ふー、……とりあえず返却日に似合うんか己(汗



2006年5月13日(土)

 ……すみません参謀……orz(土下座中
 CANTA少しだけ聞いたのですが、えー!?って感じにものごっつ歌上手くなっててびっくり。
 どうやら本人も、高音になるとカンカンした声になるのをまずいと思ってらしたようで……つか、ふつーのボーカリストだよこれ。
 しかも、めちゃくちゃメロディが頭に残る。ほんの二回聞いただけで「SHINE」の出だし(サビ)覚えてるし。
 しかもまた歌詞が良い。
 もともと、後期聖飢魔Uは曲も詞も参謀がかなり手がけてて、人の共感を呼ぶ歌はほとんど参謀のものだったわけで。
 聖飢魔Uのファン、後期聖飢魔Uの参謀の曲が好きだった人なら、CANTAは絶対に買いかも。ほんとーにふつーのロックバンドだし、ドラマー殿下だからヒジョーに音いいし。

 でまあ昨日ははしょったDVD感想。
 一曲目から全員がものすごく楽しそうにやってて、もうそれでいいかなと。
 演奏クォリティは上がっていても落ちてないし、ことに、「白い奇蹟」と「ARCADIA」は、スタジオ録音なみにデーモンのボーカルがブレない。
 トークもあちこち挟まれていて、デーモンのものは普通に笑えるしね早送りで省略されてしまうアホなところもあり(この早送りについて、「早送りするくらいならカットしろ」という意見もあるようだけど、私としては、このDVDに関しては、こんなしょーもない話題で延々話照るギタリスト二人ってのが笑えるんだからそれでいいと思う。おいおいはや送りされてやがるよって)、たっぷり堪能できた。



2006年5月14日(日)

 間違ってる、と思うこと。
 正しい・間違い、なんて簡単に決められることではないけれど、それでも、それはちょっとないんとちゃうかと思うこと。
 それでも、それを許して受け入れることも人として大切なことだと思うが、あんたそれはちょっとおかしいよと教えてやらないのは、優しさじゃなくて冷たさじゃないのかと思わないでもない。
 冷たいのはいいが、冷たさを優しさということにするなら笑える。



2006年5月15日(月)

「財布」
 ほとんどこだわりがない。
 ブランドがどうのとかいうより、使いやすいことが第一。
 カード類はろくに持たないので、札が入れやすく小銭が見やすいこと。そして、基本的にバッグは持ち歩かないのでポケットに入れるのに邪魔にならないサイズ。

 接客業していると、お客さんの財布をいろいろ見るけれど、そんなにカード持っててどれも使うのかと思う人とか、やたらレシートとか紙切れがたくさん入っている人とか、まあ、いろいろで。
 私は、店員さんでも他のお客さんでも無駄に待たせるのは嫌いなので、お金はできるかぎり速く出す。数え易いように置く(札の下に小銭置くなんて論外。かといって、あまりにもきれいに並べるのもなんだかな)、細かいの出せそうでも、他にお客さん並んでたらそんなこと気にしないでさっさとお釣りもらうことにする。

 なお、現在使っているのはなんてこともない、4000円くらいで買った財布。
 他に、プラダだヴィトンだとあるにはあるけど、実はどれも使い勝手がいいとは思わなかったり。
 まあ……そんなものより、中身ほしいよね(←実も蓋もない


Made with Shibayan Diary