烏の足跡



2006年3月1日(水)

 戦国無双2話。

 4武器とりに行ってました。
 半蔵は自然と手に入れてましたが、慶次、孫市、左近でゲット。
 小太郎のがほしいー……。今回は小太郎お気に入りです。変な人。政宗と同じ声優さんとは思えません。熱血役の多い気がする檜山さん……って餓狼伝説のジョー東で覚えたせいか。
 政宗もちょっと使ってみました。しかしまあ、無印の時のガキの印象が強いので、頭身だけ高くなってもなんかガキっぽくて、かっこいいとは思えない……。

 それにしても、何故ねねが忍者設定なんだろう……。一番堅実で地味で現実的で女の良さもいやらしさも持った人だと思うのに、なんでこんな幻想的な忍者っぽいキャラに? 薙刀振り回すかかあ天下的な設定のが良かったなぁ。
 使ってると面白いんですけどね、ねね。特に特殊技の変身。笑える。



2006年3月2日(木)

 戦国無双2話。
 気合で無限城140F到達しました。アホです。
 つらかった……っ。

 今回の無限城は面白いです。
 こんな高いトコまで行く必要なんかまるでなくて、浅いところでちょろちょろしてても面白いと思います。依頼の種類がそれなりにあるし。
 お金貯めるならシナリオやるよりこっちのような気がします。
 71F、76Fで出てきた特殊依頼で、柴田勝家&佐々木小次郎を護衛に雇いました。
 また、同じところで同時に出ている依頼で、落馬しない馬も買いました。……馬超ほど騎乗攻撃強いキャラいないんで無意味な気もしますが。むしろ、弱いキャラは馬に乗りっぱなしで、馬に攻撃してもらって戦えということなんでしょうか。



2006年3月3日(金)

 訂正:数日前のザレで、ギン千代が左近と見つめあってたと書いているけれど、左近の相手は稲姫です(汗)。ギンちゃんは島津のおいちゃんと戦ってるよね。っつーかなんで人妻でからみもない稲姫と左近なんだ?

 今日もまた戦国無双2話です。
 今日は、慶次の外伝クリアして、武蔵の4武器とってきました。
 それから信玄と幸村のステージ1、2をプレイ。
 うーん、お館様は相変わらずお茶目です。無印猛将伝のちょっぴり悪役なのは、やっぱり勘弁……。本当に優れた政治家には、ああいう冷酷さも絶対に必要だとは思いますけどね。信玄のステージ2も面白かったデス。他のキャラでもさんざプレイした海賊戦ですが、台詞がいちいち面白いお館様。あーステキ。でも足が遅いんで、松風様様です。
 幸村は……いきなり長篠の撤退戦ですか……。でもOP良かったです。惨めで。
 で、慶次がだんだん嫌いになりつつあります。ファンには申し訳ないんですが。無印の時から、懇意にしていただいているRさんも「いい人過ぎてイヤ(恵まれすぎて、とも言える)」とおっしゃってましたが、2は拍車かかった感じ。
 みんなが慶次を慕う。その分、どんどんウソっぽくなっていってリアリティがなくなり(空想としてのリアリティ)、単にイヤミで鼻につくようになってくる。そんな感じ。
 今回特に、いろんな武将のシナリオが、人間だからこその弱さや迷い、悩みや決断なんかをクローズアップして見えるので(私には)、なおのこと慶次がウザいです。うるせーよおまえら慶次慶次って!!って真剣に思う。
 たぶん、他のキャラが好きなプレイヤーとしての嫉妬みたいなもの(なんで慶次ばっかそんなに人から愛されるの?みたい)もあるんじゃないかと思いますが自己分析。
 
 今回特にあれです。慶次・幸村・直江あたりの善人チームが徳川に敵対してきます。徳川陣営が好きな私としては、なんだか家康が悪役みたいに描かれたり思われたりしてることがあってただでさえつらいから。
 秀吉もいい人に描かれすぎ。孫市との友情に、三成の信頼。
 三成に仕える左近も豊臣陣営。徳川陣営のメイン武将が少ない分、余計に「豊臣善、徳川悪」という豊臣サイドの視点からの話が多い。
 ならば慶次はなおのこと中立であるべきなのに(大らかで些事にこだわらず己の粋を通し、先入観にとらわれず人の美点をちゃんと見るという個性からするとです)、豊臣サイドの武将とばっかり仲良し。
 だから余計に腹が立つ。

 ただ、無双全体としては、素晴らしいと思います、このシナリオの書き方。
 徳川陣営の武将を使えば、家康だってつらい思いして、人を思って、だからこそ太平の世を作ろうとしたということが分かる。
 豊臣陣営から見れば、「みんなが笑って暮らせる世にしたい」という秀吉の願いと、理想が分かる。
 世の中の善悪なんて、どっちにつくかで簡単に引っくり返る。
 実際の歴史も、家康に味方して見れば秀吉の嫌なところ、まずいところも分かる。朝鮮出兵とかね。こりゃ悪事です。侵略戦争。国内平和にするだけで飽き足らず、よその国の領土もとろうとした。
 でも秀吉に肩入れして見れば、家康は自分が天下を治めたいから、せっかく秀吉のもとに落ち着こうとしていた乱世をもう一度呼び覚ましたことになる。
 実に面白いですね、歴史と、それを見る観点。
 ちなみに秀吉の朝鮮出兵は、「手柄を立てた武将への褒賞は、土地。だけど国内にはもう空いた土地がない。だからよそに作るしかない」という理屈だとかなんとか。あとまあ、戦は終わったのに、頭を切り替えられなかった武人たちが落ち着けなかったというのもあるそうで。しかしこれ、朝鮮半島の人の視点に立てば、ものすごい身勝手な侵略戦争なわけで。うーん、深い。



2006年3月4日(土)

 またもせんむそ話。そして後半はデビルサマナー話。

 攻略本「上」見ててマジかよと思ったこと。
 無限城の中断データがある場合、まず、他のモードをプレイしようとすると、そのデータを消さないといけません。
 しかしこれ、その場で消してしまうと、手に入れた勲功がキャンセルされるそうで……。
 ちゃんと「その他設定」みたいなところで、「中断データの無効化」しないといけないそうです。
 ガーン……まんま消したよ己……。

 っつーかこたちゃんの4武器見つからねー!!
 「難しい」で1から外伝まで全部、味方一人も敗走させず、出てきたミッション全てこなしたのに!! どこー!?

 ここで戦国無双ワンポイント。
 難しいと感じたら、特殊技を使いましょう
 今回たぶん、特殊技をちゃんと使っていかないとつらい。そのかわり、使いどころや使いかたを覚えて、普通に出していけるくらい慣れれば、面白さ倍増します。
 投げ技のある慶次・信玄・小太郎は、雑魚を散らしたら武将は投げる。
 バリア系の技のある信長・忠勝・島津は武将と戦う前に少し距離とって使う。これなら力任せのカウンターができるから、肉を斬らせて骨を断つ。
 爆弾置ける濃姫と三成は設置して、そこへうまく武将誘導すればなにも問題ない。
 味方を呼び出せるお市と長政は、武将と戦う前に呼んでおくと便利。
 味方を強化できるお市と阿国(だったけな)は、自分で戦うよりこれで味方の支援したほうが強いこともある(特に鍛え上げた護衛兵)。
 左近は援護攻撃がかなりいやらしい(三国4猛将伝の立志伝、あれの援護射撃スキルだと思えばいい……)。
 半蔵は忍術が強力。特に特殊二段階目(□□……かな)。発生早いし範囲広い。この人はC1も便利。武将と少し間合いとって出せば、ガード不能の崩し技なので、ここに攻撃当てていけることが判明(具体的には、攻撃の届かないところで通常攻撃一段目だけ出して相手をガードさせ、そこからC1を出す。慌てるとC2が暴発するケド)。

 たしかに難易度は上がってると思うけど、戦い方さえ分かれば、強敵を倒せる楽しさも見つかります。
 難しいなと思ってるかたは、とにかく特殊技、出すように練習してみてください。おそらく大半のプレイヤーが三国無双もプレイしていて、特殊技のことか頭から抜け落ちてるんじゃないかと思います。私はそうでした。だからガードの固い武将に勝てない次第。
 スピードの上がる武将は、そうすることで相手の攻撃を潰せるようになるし、防御が上がればひるまなくなる、味方が強くなれば彼等を盾にしつつ隙をうかがえるし。
 護衛兵士も、強くなればかなり心強いです。今小次郎育ててますが(一人目の忍者と、最高位忍者は、とっとと階級20になりました……)、さすがに強いです。
 あ、無限城には、巫女か虚無僧連れてくといいですよー。たまにですが回復してもらえるので、これはホント、助かります。

 そしてデビサマ。
 うーん……面白いけど、女神転生3(およびマニアクス)みたいに面白いわけじゃない。
 戦闘システム70点、捜査システム70点、シナリオ70点、と、ことごとく煮え切らない。
 戦闘はシンプルと言えばシンプルだけど、ロックオンしないからあくまでも自力で方向修正しないといけないし、画面奥にいくと主人公が敵に隠れて見えなくなって、なにしてるか分からないこともある。バトルフィールドが狭いのもその理由。
 仲魔を使った調査は、使いたい捜査スキルのためにいちいち召喚してる仲魔を入れ替えないといけなくて、その手間が面倒臭いし、時間がかかる(戻す仕草、出す仕草がいちいち入る)。
 また、調査できるのがかなり限定されたポイントのみで、遊べる要素がなく、本当に道具みたいに使うだけ。
 仲魔の台詞が少ないから、連れ歩いて一緒に戦ってもすぐ台詞なんて見なくなる。召喚してる仲間が、NPCの台詞に突っ込み入れたり感想のべたりすれば良かったかもしれないのに。
 サポート役の猫がウザい。いちいちこいつがヒント出してくれるのは親切でもあるけど、こいつのせいで仲魔との距離が離れることになるし(移動中)、ヒントもマメに出過ぎ。
 シナリオも、序盤で2パターンくらいに展開が絞られてしまう。ここから予想外の展開につながるとは思えないしなDDSとか見てるかぎりでは。
 移動が微妙に面倒臭い。相変わらず台詞のスピード変えられない。CGが背景はともかく人物が粗い。戦闘が、ガードをきっちり使わないと非常に厳しいので、操作は初心者向けにシンプルすぎて地味なくせに、初心者ではとてもまともに戦えないという矛盾を孕んでいる。
 仲魔を連れて歩けるのは楽しいけど……戦闘もなぁ。攻撃アクションが悪魔一匹に二つくらいしかないから、いろいろと動いてる動きを見ていて愛しいとかいうことも……微妙。
 合体も、マニアクスみたいなカスタマイズのしやすさがない。攻撃二つ、自動効果スキル二つ、必殺技一つ、捜査スキル二つまでしか身につけられないから、どうしてもカスタムが地味にもなる。

 などなど。
 悪魔好きだからプレイするけど、マニアクスみたいにやりこむかと言われれば、かなりNOな気がしてる。DDSみたいに、クリアして、隠し要素も突破したらとっとと売り払ってそれきりになりそう。
 ただ。
 これをベースにして次回作を出していくなりするなら、こうすればもっと良くなるのにという希望は多い気もする。
 悪魔のAI強化して、複数体呼び出しても、それなりにちゃんと連携して攻撃してくれるようになるなら、同時に何匹か召喚しておいてみんなで戦うといったたのしみも出てくるし。敵の使用した魔法の属性に応じて、それを無効化できる敵は「俺が盾になるぜ!」とか言って前に出るとかさー。苦手な属性の魔法持ってると学習した敵が空いてだと、「あたしあいつ嫌い」とか言って主に防御系の行動とりたがるとか。で、忠誠度が上がると、それに反する指示を出しても聞いてくれる。
 捜査時のスキルも、画面に表示しておく悪魔を一体と、見えないけど召喚されていることになってる悪魔がいて、そいつらのスキルならそのまま使えるとか。そのスキルを使用できるポイントを、お遊びを含めてもっとたくさん作るというのもあり?

 まー、そんなわけなんで、第一話をクリアした時点でとっとと魔法の円盤使用した私。おかげで主人公、第二話クリア時点でレベル98です(死
 仲間の忠誠度も、戦闘一回でMAXになるようにしたので、がりがり合体させてる。
 私のしているこれは、本来このゲームが持っている面白さを台無しにしているが(育てる、という部分)、育てるには時間がかかる。その時間の消費を良しとする面白さが存在しないからこうなのだ。
 やりこみまくってて主人公のレベルが推定130とかいうマニアクスは、こんなバカげたレベルになっているけれど、円盤使おうなんて微塵も思わなかったし、今も思ってないのだから。



2006年3月5日(日)

 ライドウ延々とぶっつづけて、最終話まで来ました。
 しかしまあなんというか仲魔の種類少ないですねぇ。前評判どーりに。
 本格的におつかいでしかないシナリオもあったりして、あーもー微妙。
 隠しステージとかシナリオとか、サブイベントとか。それだけやったら本当に速攻売り。
 でも、途中の選択肢で「こっち選んだらどうなるの?」なところは二ヶ所ほどあったんで、分岐するとかならね。二周目やってもいいけどさ。選んでもお供のゴウト猫が「バカなこと言うな」で終わるんだったら萎え。
 ラストダンジョン辿り着いたし。さすがに入り組んでるんで面倒になり、今日は今から戦国無双2に戻ります。
 まだろくに触ってない武将クリアしないとねー。

 そういえば、攻略本「上」読んでてなるほどなと思ったのは、やっぱり、「持ってる能力をフルに使う」ということかも知れません。
 固有技能が強いこともあるようで。攻撃受けた時に△で反撃するヤツとか、チャージ攻撃中にジャンプや特殊構え、回避に移れるとか(要するにキャンセルだろう)。
 そして私はまた、こたちゃんの武器とりにいってきます。どうやら外伝で、ミッションにする前にこなしていた救助が原因だったようだから〜♪



2006年3月6日(月)

 戦国無双2話。
 今日は光秀とねねをクリアしてきました。

 光秀。まともになったなぁ、という一言に尽きます。無印の変な人と比べて、2のことまともな常識人ぶりはなんなんでしょうか。むしろ今回は信長とのからみが多彩ですねぇ。しかも硬派に。
 戦闘もさほどつらいこともなく。ただ……外伝。クリアはそう難しくないものの、ミッションが……っ。
 敵の中に孤立してたり囲まれて足りする仲間を助けろってぇわけですが、あっちこっちで囲まれてんじゃねえおまえら突出しすぎだよバカ―――ッ!!T□T
 この外伝で味方を全員助けてやるのが、4武器取得の条件らしいんですが、易しいでも間に合わんものを……。もっと鍛えないと無理ぽ。

 ねねは……コメディキャラだなぁと。
 外伝が笑えました。以下バレ。
 「関ヶ原乱入」で、なにをするんだろうと思ったら、「東西の武将をお説教(撃破)して回る」という……。
 たしかに、加藤清正とか福島秀則(正則だっけ?名前うろ覚え。ガーン)とかをねねは実子同様に育てていたことがあるから、「ケンカしちゃいけません!」とおかんのお説教。
 これに加えて三成・左近・ギン千代・島津・家康・稲姫もお説教。
 しかしこのシナリオ、こんなコメディのくせに、東西どちらの武将を多く倒しているかで展開が少し変わったりする(やることは同じだけど)。
 こういうノリ、好きです。

 戦闘はさほどつらいこともなく。っつーかC1が強力……。
 ちなみに、うっかり一般雑魚兵に変身してしまい、攻撃が一段目しか出せなくて一度殺されてみました!(←阿呆

 そしてよーやく、こたちゃんの4武器もとってきました。
 今までにとった4武器については、ここではさすがにあれなんで無双戯言へ。
 でも……こたの4武器、範囲補正がなーい!!T皿T いるかこんなもん!!



2006年3月7日(火)

 「チーム・バチスタの栄光」が面白い。
 今日は本の話です。
 宝島社の「このミステリーがすごい」の1位の作品。
 直木とって名前が売れた「容疑者Xの献身」より、内容はこっちのが面白いかと。
 容疑者Xは、トリックはたしかに盲点をついたものではあったけれど、湯川たちの個性がよく分からないし。
 その点チームバチスタは、現役の医師が書いたと思えないほど人物描写がしっかりしてる。深いということはないけど。
 推理ものというよりはサスペンスに近い内容。
 あとは探偵役の白鳥が、おもったほど飛ばしたキャラじゃなかったのが残念。論理のみに従って動くため、人の感情や自分の感情なんかまるで気にしないという「ロジックモンスター」ぶりがよく分からなかったから。



2006年3月8日(水)

 デビサマ話。
 ベルゼブブを仲魔にできると聞いたので、とりあえずそれ目当てで。
 2周目ではライホーくんという、まあたぶんジャックフロストとライドウのあいのこみたいなのもいるみたいです。
 他にもヨシツネだのクダンだのアリスだの、特殊な条件を満たすと仲間にできる悪魔もいるようですが。
 戦闘システムはメガテン3の流用だったもののまだしもDDSのほうが面白いんじゃないかと思うくらい、今作、ホントに地味というかなんというか。
 
 それより、そろそろ三国無双4エンパ。
 その前にFF12が出るせいか、うちの店では一件も予約が入っていません。
 戦国が2月末に出てるんだから、エンパは初夏くらいまで遅らせて出せば良かったのにと思います。
 ゲームにもいろいろあって、発売から時間がたっていようとも、いずれ買ってやりたいと思うタイプのゲームと、発売時期に買わなかったら、もうどうでもよくなるゲームと。
 エンパは後者だと思うんですがねぇ。それだけに、FFの翌週に出すというのはどう考えても……。
 私は、面白そうだと思って期待して待ってます。
 今回は味方武将を各地に自分で配置できたり、戦闘中に指示を与えられたりと、前回「こうしたい」と思ったことがそのまま実行できるようになってるみたいですし。
 しかし……それまでに戦国に飽きてるかというとそんなことはなさそうで。
 ACT部分だけ考えたら戦国2のほうが面白いなと思うので、SLG要素のあるエンパとは完全に別の面白み。

 でもまあ、戦国2が面白くて、これは本当に嬉しい出来事でした。
 売上や中古の動向見ていても、売りに来ることはほとんどなく、新品がちゃんと売れていく、発売から一週間以上たっていても。つまり、買った人はほとんどが満足し、面白いと思ってしっかり腰を据えて遊んでいるということ。
 現在の仕事場では、同じプレイ仲間と盛り上がっています。今度、光秀の4武器とるのを手伝ってもらうことになりました。あんなもん一人でとれるかーッ!!



2006年3月9日(木)

 デビサマクリアしました。
 もうとっとと売ります。
 そして、三国エンパ出るまではひたすら戦国予定。
 
 しかしまぁ、ネタとしてつらつらと考えることはあっても、SSに仕立てようと思えるほどのインスピレィションは湧きません。
 追い詰められていないからか。
 鬱屈したものがないからか。
 そんな状況になればつらいのは分かっているのに、そこへ自分を追い込むのもいいな、話が書けるから、と思うのはどうなんだろう己。



2006年3月10日(金)

 暇に任せて……というわけではないけれど、少しは実のあるモノでも書き散らそうかと思いついたしょーもない企画。
 
 名詞でも形容詞でも動詞でも、なにか一つの言葉、あるいは一つの単語といってもいいくらい短い言葉の連なりから、思いつくままに、粉飾せずに書いていく。
 たとえば「鉛筆」というキーワードなら、「鉛筆っていえばこの間」とか、「鉛筆っていえば昔」とか、「鉛筆っていえば私は」とか、そういう書き出しができそうな他愛ない内容を。
 
 意図的に、白文字で書くけれど、別に内容が危険だからとかいうのではない。
 単に、このキーワードから貴方ならなにを語れますか?と。
 そのためには、私のあれこれを見る前に、なにか思い出したり考えたりしやすいほうがいいかなと。
 物好きさんのための配慮でございます。
 明日から気まぐれにお題上げていきたいと思います。特に書くことのない日に(滅



2006年3月11日(土)

「鉛筆・色鉛筆」
 私の通っていた小学校は、シャーペン禁止だった。
 今は知らないが、私が通っていた頃は、鉛筆オンリーだった。
 たぶん、先が金属製で尖っていて危険だからとか、あるいは鉛筆より値段が高いからという理由だったのではないかと思う。
 
 決められているものがあると、なんらかの隙間を見つけて逸脱してみたいのは小学生でも同じなのか、私は、仲の良かった友達と一緒に、ボールペンを使うというアホな真似をしてみた。
 べつに叱られはしなかった。
 が、明確な反抗心とか目的意識があってのことではなかったから、気がつけば鉛筆に戻っていたような……。
 
 これに対して、色鉛筆。
 何故だかコレクションしている。
 あまり実用性のない「色辞典」なるものもあるし、外国メーカーの本格的な色鉛筆も何種類かある。国内産のものでも、やはり使い勝手のいいものはいい。
 また、48本セットで200円とかいう異様に安い輸入品なんかもある。これは芯がロウみたいに固くて発色が悪いため、まともに使えやしないシロモノなんだが。
 
 絵を書くのに使うためというより、大した理由もなく集めていたし、今も残存している。
 色鉛筆を使っても、上手い人は本当に上手く色を塗るが、私はヘタレである。
 それでも、今はもうほとんど触ることもない色鉛筆で、せっせと色を塗って自己満足していた時代もあったなぁ。



2006年3月12日(日)

「ゲーム」
 きっぱり言えば私はゲーマーとか呼ばれる部類に入る、もっときっぱりいえば「オタク」だよなと思う。
 そうでなきゃあれこれ熱く語るわけもない。
 好きなものは好きなんだからべつにいーじゃーんと思っている。
 ゲームにしか興味がないというわけではないし。
 より厳密に表現すれば、私は「空想世界オタク」だろう。映画や小説、マンガも好きなのだから。しかもそれは、現実の世界の現実的な話は一切どーでも良くて、推理小説とか時代もの、ファンタジーなど、とにかく非現実的な内容にばかり惹かれる始末。
 
 なんにせよオタクと呼ばれてしまうほど楽しいものがあると、友人・彼氏彼女に選択する際にも、ある程度その話題についてきてくれないと困るという困った現象も起きる。
 私は、オタクっぽいことをまるで恥ずかしいと思わずにいられるほど達観はしていないので、大声で熱っぽくゲームの話ばっかりしている光景は、見るのも作るのもイヤだなと思う。
 書店に勤めていると、ゲーム雑誌コーナーの前であれこれと語っているお客さんを見かけることもあるが、「私らもハタから見るとこんなんだろうな」と思うとちょっとイヤなわけで。
 
 何故なんだろう。
 映画について熱く語ってもそんなにオタクくさく見えないのに、それがマンガやゲームだと途端にオタクくさくなるのは。



2006年3月13日(月)

「本」
 引っ越す時におとんの会社の倉庫へ突っ込まれたまま、何年も手元にないものたちがある。
 その中に「男塾」の文庫版とか「ルパン3世」の文庫版とかが混じってる。
 売り払えない、売る気のない私にとっての名作なのだが、おとんに頼んでとりに行くことがどうしてもできない。やりづらいという意味で。
 
 この年でふらふらしていると、まともな就職を考えてそれに向かって動くこと以外、全て、親にとっては「そんなことしてるくらいなら」だから。
 しかしまあ、一応現在、今のバイト先から社員にならないかという話は出ている。外部募集する前に内示するから、考えておいてくれ、と。しかも社長じきじきに言われてぎょっとした。
 視力の矯正がままならないので免許とれない、日光に弱いので太陽のあたるところにいられない、というなかなか巨大なハンディがある身で、それを承知で雇ってやってもいいというのは、かなりありがたい。なので、とりあえず受ける気でいる。
 そうなればおとんもおかんも一安心するんだろうが……。

 話がすっかり逸れてる。
 男塾といえば、廉価版が刊行されはじめた。
 ルーキーズは世みたいところだけもう一度廉価版で買ったが、男塾は文庫版が一応あるので、さすがに手は出さない。

 それから本といえば、シリーズもので買っているものが何種類かあるが、どこにどう片付けてあるのか、記憶になくなっている。
 先日、夢枕獏の「陰陽師」の文庫新刊を買ってきたが、それまでのはどこへ片付けたっけな。うーむ。



2006年3月14日(火)

 アホかと思った話。
 店で見かけた本で、いわゆる「ゲーム脳」みたいなものがあったのでめくってみた。
 内容は、ゲームも一種の麻薬で、それをするまでは優しくて明るい素直な子だったのに、以後はキレやすくなりうんぬんかんぬん。
 アホかっつーの。
 もし、小さい子供にゲームばっかさせとくのが、事実として脳の発育に悪い影響を及ぼすとしても、悪いのはゲーム自体じゃなく、ゲームに子守りさせとく親じゃないのか?
 あるいは、「ゲームなんてしてて」と冷たい目で見て、子供と会話しなくなるからでしかないと私は思う。そんなののなにが面白いの、とか。あるいは、ゲームさせとけば一人で遊んでて手がかからなくていいわ、と放置するからだろ。
 一緒にゲームして楽しんで、親子で「これどうすればいいの?」とか、「ここクリアできないからかわりにやってよ」とかコミュニケートしていれば、そう変な子供になるか?
 人(親)とコミュニケーションする機会を与えないから、ゲームしかすることない、他に面白いものない、となるんだろ。

 ファミ通の浜村通信を読めと言いたくなった。
 浜村さんは、ゲームを通して息子さんと団欒し、コミュニケートし、成長を確かめたりもしている。
 少し前の号では、PSPモンスターハンターでのやりとりが書かれていた。
 いつの間にか父親より上手くなってた息子の、「お父さんの会社の攻略本読んだからだよ」と、父親の面目を守ってやろうとする少年の気遣い。お父さんが好きだからだろ。人を好きになるっていう優しい気持ちを持ってるからだろ。
 教育を放棄して理解を放棄してゲームやアニメに子守りさせて、それで子供がグレたらゲームやマンガ、アニメのせいか。おまえのせいだろ。

 実際、親子でゲームを楽しんでいる家庭をいくつか知っている。
 ママンと娘さんで一緒にいろんなゲームをされておられるところもあれば、おかんと息子でソフトの貸し借りやってらっさるところもある。じいちゃんと孫というとこも知っている。
 どこの家庭も、子供がグレただのキレただのという気配はない。
 ゲームもする。でも、そのゲームのことを話題にして、コミュニケーションもとる。そうやって一緒に楽しめるおかんやおとん、おじい、おばあのことを子供は好きだろう。好きだから、話だってするし、言うこともちゃんと聞くだろう。なにかあれば相談しようという心のつながりだってできるだろう。
 そしてまた、ゲームしかしないわけじゃない。
 だから子供は、普通に生きてる。

 ゲームの存在なんかより、気にしてやらない親が問題なだけなんじゃないのか?



2006年3月15日(水)

「映画」
 十年くらい前までは、とりたてて見ることもなかった。
 人から、「小説を書くなら映画も参考にしなきゃ」と言われたが、そんなこと言われただけでせっせと見るわけがない。
 見る気になれないのだから仕方ない。
 
 しかしある時から、なんとなく気になっていたタイトルのものをチェックしはじめた。
 きっかけは不明だ。
 そしていつの間にか、ちょっと面白そうなアクションやSFものなんかがあると、レンタルしようだの映画館に行こうだのと思うようになっていた。
 
 夏の終わりだったか、見に行った「チャーリーとチョコレート工場」がDVD化されたので、予約して購入した。
 映画なんてろくに見なかったヤツが、今ではDVDを買ってるんだから大したものだ。……サイフとかジンセイセッケイとかの観点から見るとろくなもんじゃないが(自滅
 
 そんな私が初めて映画館で見た映画は、記憶にある範疇でいくと、「ゴーストバスターズ」か「ET」のはず。
 うちの親はそういった娯楽にとにかく金を使わない人たちなんで、映画館に見に行ったというのは、よっぽどのことだったと思われる。
 それから時がだいぶすぎて、中学生か高校生の時に、「フック」を友達のおごりで見に行った。
 そして、それっきりだった。
 
 ちなみに私は、イライラさせられるラブストーリーと展開のトロいサスペンスは、とても見ていられないタチである。


Made with Shibayan Diary