烏の足跡



2006年2月1日(水)

 非常に今更だが「英雄 HERO」を見た。ジェット・リー主演のアレ。
 まあ……なんつーか、無駄に多いアクションにかえって疲れた。
 私は、いつまでたってもウジウジしてる人間関係とか恋愛感情とか、パッと見て頭に入らないほど複雑な展開なんてもののある映画は大っ嫌いで、だからこそアクション映画が好きなんだが、それでも、ここまでアクションばっかりはイヤになる。
 マトリックスの2(リローデッドだっけか)も、カーチェイスはかっこいいものの長くてイヤになったクチだ。

 アクションは……まあ、ありえなさ加減をあえて誇張してある部分はともかく、本物の武術、槍術vs剣術として、本当にそんな打ち合いになんかなるのかよ、という嘘くささが最大の難点。私には。
 「そんなことできるんなら、そのまま突けるだろ、そうすりゃ倒せるだろーが!」と思ってしまったりもしたり。
 時代劇の殺陣も「こんなふうにはなるまい」とか「一本の刀で斬れるのはせいぜい五人」とかいろいろあるが、がしがし打ち合わず「いなして斬る」の連続だからそんなに違和感はなく見ていられるんだがなぁ。
 どうも緩急のつけかたが下手。静と動の切り替えがなく、いつも同じテンポで動きつづけてるからダレる。いかんよ。

 ただ、面白いなとは思った。
 「あったこと」を映像にしているのではなくて「こうでした」と語ることを、まるであったことであるかのように映像にしていく。
 まずは無名(リー)の語り。
 その後に秦王の「本当はこうであったのではないか?」という問いかけが、やはりあったことのように映像になる。
 最後に、本当はこうであったということが無名に語られて映像になる。
 少ない登場人物と、基本的には似たような人物関係を、三つのパターンに分けて描いたわけだ。

 淡々と語る、ほとんど表情の変化のない「現在」の無名もなかなか良かった。
 最後も、私はあれでいいと思った。そうせざるを得ないのだし、無名だって承知で来たんだろう。もし秦王を真の王たる器と感じられたら、こうなるだろうし、こうでなければ王たる者ではない、と。
 最後の秦王の表情も、心の痛みをちゃんと表していて良かった。
 無名の心中というものを、見終わってからよくよく考えてしまった。
 彼はハナっから二者択一の覚悟で来てただろうなと。秦王が真の王であれば、ああいう結末になるべきである。もし秦王で王の器でないなら、ああはならない。複雑な心中だったろうけど、どちらにしても「この時にはこうする」とかたく決意していればこそ、あの淡々とした態度で対峙できたに違いない。

 と考えてしまったということで、私にはとても良い映画だったと言える。



2006年2月2日(木)

 ……「デビルメイクライ3」借りちゃった……★
 やりてー、と騒いでいたら、「持ってますよ」という人が身近にいたので、「貸すがよかろう!」と。
 ああ、久しぶりにプレイしたけどやっぱ面白い。
 
 SEではブラッディパレスが復活する。
(2やってない人のために説明すると、延々と続く単なる戦闘。一部屋片付けるごとに次の階層に行くかどうか、その階層と一つ先か五つ先か十先かを選べて、進むほどに強くなる敵と戦い、どこまで進めるかに挑むモード)
 謎を解くとかストーリーを見るとかとは無関係に、とにかく好きなように雑魚を倒しまくればいいブラッディパレスはけっこう好きだった。
 3は暴れるのが気持ちいいから、また楽しめそうだ。

 プロモDVDでバージルが戦っているところも見たが、幻影剣を交えながらの戦闘が面白そうだ。
 あれがダンテにとっての銃と同じ扱いなのだか、□ボタンで出せるってことなんだろうか。で、コマンドによっていろんな動かし方ができる、と?
 いっそ、ダンテvsバージルをそれぞれが操って対戦格闘してみたいもんだ。



2006年2月3日(金)

 人として、「それはどうだろうな」と思うことがある相手の、「それは冗談にならないだろう」という行動を見ても、自分がされているわけでないとなると、別に咎めもしない。
 そこにいる、やってるほうとされてるほう、どちらも友達でもなんでもない、むしろ極めて感情的に言えば「気に入らない奴」と「イライラする奴」ならなおのこと。

 その是非は、とりあえず問わない。オトギバナシ的な教訓劇なら、「止めなければならない」ものかもしれないが、その後に来るリスクを背負わなければならないとすると、現実的な対処ではないだろうという見方もできるから。
 ただ、みんなそんな感じ、つまり、どちらかの友達というのでなく、更に「それはやめろよ」と口を出そうと思えるほどの友達ででもないかぎり、「こいつ最悪」と思ってもなにも言わないで黙って見てるんだとすると、自分だって充分イヤな奴なのに、それに気付かずに平気で振る舞っていることは、あるかもしれない。
 その「こいつ最悪」と思った相手ですら、否応なく顔を合わせて過ごすとなると、面と向かってはなにも言わず愛想笑いさえするし、できる。
 自分の隣にいる人が、本当はどう思っているのかなんててんで分かりゃしない。

 少なくとも私は、時折くらいは自分の日頃の言動を振り返って、「もし自分がそう言われたら」とか「そうされたら」を考えるくらいの余裕は持っていたい。



2006年2月4日(土)

 降らないなと思っていたら、急に真冬に逆戻り。
 相変わらず寒いとは思わないのだが、道がツッルツルに凍るのが怖い。

 2/3でおとんが定年退職。
 しかし嘱託でまだ働くらしい。
 すまん、こんな居候抱えてるからおちおち隠居もできないんだ。
 というわけで誕生日でもあるこの日、お疲れさんとなにかあげたい気持ちはあったけれど、そんなものよりとっとと出て行けと言われそうなので自粛。
 駄目生物。



2006年2月7日(火)

 書きかけている話はあるのだが……なにかと問題のありそうな内容なので、アップしていいのかどうか(人様のためになんかどうでもいい。私にしっぺ返しが来ないかどうかが問題)検討中。
 でも、他の誰かが書いていそうな話じゃなく、こんなものフツー思いついても書かねーよなというもののほうが書きたいし見せたいというジレンマ。



2006年2月8日(水)

 デップ様好きな私は、デフォルトで「デップ様」と口にして周囲を引かせている。
 「チャーリーとチョコレート工場」はDVDを買ってしまった。
 夏には「パイレーツオブカリビアン2」も公開される。が、その前に「リバティーン」もちょっと見たいなと思ったり。
 そしてこそりと、「チャーリー〜」の壁紙をゲット。デップ様オンリーのものはDLしたが、ご一行様のものはDLしないというあたり趣味丸出し……。

 ところで、今日は「セブン・ソード」を見た。
 ドニー・イェンが出てるのがちょっと気になっていたところへ、バイト仲間のSくんが「あれ見ましたか。めっちゃ面白いですよ」と言って寄越したのでレンタル。
 敵役の女の人がかっこよかったなー。
 ドニーもかなり渋い役どころで満足。
 レオンもかっこよかったしー、おじい! おじいもかっこよかった!
 派手な剣戟満載なので頭使わなくていいのだが、けっこうちゃんと心理描写もしてて侮れない。戦わないほうのヒロインがいい味出してた。
 あと、映像がきれいでかっこよかった。七騎駆けていくところとか、そこだけ延々見ていたいくらいにかっこいい。
 「ラストサムライ」や「魔界転生(旧)」で、霧深い木立の中からぬーっと騎馬隊が出てくるところも相当かっこいいが、雄大な原野、空と平原だけの世界を駆けていく姿もかーなーりかっこいい。
 ……かっこいいかっこいいと、ものすごくアホなレビューになってるが気にしない。

 ただまあ、ストーリーだのその展開だのとなると、今一つ引き込まれるような強い磁力はなく、先が気になってのめり込んで見ていたというわけではない。
 人物にそれぞれ背景がありつつも、それをあえて描かない手法は私好みなんだが。
 たぶんあれだ。七人いるけど、その人と剣の個性とか、互いが互いをどう見ているかとか、そういったものがはっきりしないまま、ただつるんでるだけっぽいのがイマイチなんだろう。
 なんだかんだ言っても、「七人の侍」は名作だ。無頼の用心棒が村を救う、というシチュエーションの映画はいろいろあるが、結局、これを越えたものはない気がする。



2006年2月9日(木)

 □と△を間違えて、斬るつもりで撃つへたれダンテ……。
 いまだに間違う愚か者がここに。
 間に無双4なぞやっているからなおのこと、□=斬るというクセが抜けない。
 間にShinobiまで触っているからなおのこと、□=斬るになる。

 それにしてもつくづくと、映像の進歩はすさまじいなと思う。
 今見るとDMC3のムービーの粗いこと粗いこと。
 DMC4が決定しているのでPS3にも興味はある。今までのOPムービーなどと同じクオリティでゲームができるとすると、これはすごい。
 新X箱の映像は見ているが、すごいもんだ。

 しかし、どんなに映像クオリティが上がっても、ゲームとして面白いかどうかが最重要項目であることは動かせない。
 ボロボロのポリゴンでも、いまだに手放せない面白いゲームがある。今の映像技術で作り直してくれればいいのにと思う、つまりそれらは私にとっての名作。
 逆は絶対にありえない。映像は素晴らしいんだからもっと面白くしてくれたらいいのにとは、私は絶対に思わない。そんなのただのクソゲー。



2006年2月11日(土)

 ただでさえお金の確保が大事なこの時期に、なんで出るかなブラックモアズ・ナイトの新譜……orz
 しかも珍しいことに、うちの店で視聴機に入っていたので聞いてみたら、やっぱりいいし。
 にしても、こんなものを淹れるなんて、よっぽど他に入れるものなかったんだな視聴機。
 ハヤらないものはろくに置きもしない、たまたま勤めてるから手頃に買い物するだけで、店としては本もCDもDVDもろくな品揃えしてない店が、なにを血迷ってこんなマイナーなものを視聴させようというのか……。



2006年2月13日(月)

 2/23 デビルメイクライ3SE
 2/24 戦国無双2
 3/2 デビルサマナー 葛葉ライドウ
 3/30 ファンタシースターユニバース
    三国無双4 empire

 まあ……このうち、PSUと無双系は専用ページにコーナーがあるのでそっちに行くが、延々とゲームの話をしてそうな気がする上記期間とそれ以降のザレゴト。

 お金は出て行くが、楽しい物が来る。
 私には、お金自体は単なる紙切れで魅力はない。
 魅力があるのはそのお金で購えるもののほうだ、あくまでも。
 保証や補償を買うための資金として貯金することは分かっていて、それらもまた魅力のないものではないのだが……。
 私にはどうも、現実に生きている自覚みたいなものがない。
 生活とか未来といったものに実感が持てない。
 どこでどうおかしくなってこうなったのかは、自己分析してみてもそれらしい答えが見つからない(正しい原因ではないく、それっぽいと自分が納得できそうな要因のこと。実際には言い訳だろうが気のせいだろうが構わない)。

 しかしまあ、こう言ってみることはできる。
 現実感の分からないヤツだから、空想で物語が書けるし人を動かせる、と。



2006年2月14日(火)

 急に思い立ってCDの整頓をしていた。

 それまでの有り様というのは。
・壁面の戸棚の中にCDラックが3つ
・ベッドの下に、大型ダンボール一つと小型ダンボール一つ
・机の脇のオーディオラック上に平積み3山(各々高さ40cm)
・床に置いたCDプレイヤーの前に20cm程度の山二つ
 というもので……。
 最早どこにどのCDがあり、気に入っているバンドのアルバムの、どれを持っていてどれを持っていないかも分からない始末だった。

 こうなる原因には、あまり真っ当とはいえないCD購入枚数と(とはいえ、音楽を趣味にしている人ほど大量に買うわけでもないが)、仕事の旨味というヤツでサンプル盤のCDをもらえるという事情がある。
 メタル系を買い、ロック・ポップス系のちょっとメジャーなのはもらい、とにかく増えるのである。
 そしてまた間もなくサンプル盤が5〜10枚は増えるアテがある。

 そして、今日買ってきたブラックモアズナイト。
 国内盤なので中に日本語のライナーノートがあって、それをぱらぱらと見ていたら、前のアルバムを聞きたくなったし、全てそろえていたかどうかの記憶も曖昧なことに気付いた。
 お気に入りのピアニスト、マキシムのアルバムも1stを持っていたかどうか覚えがないし、ラプソディやアングラ、TENは全てそろっているのかどうかもかなり曖昧。

 なので、全て引っ繰り返して分かりやすいようにそろえ、分別し、あらためて箱に入れた。CDラックはとても足りないので、たまたまあった手頃なダンボールを利用している。
 そして気付いたのは、あろうことかmy「海外歌姫」のシセル、ララ、フィリッパがことごとくばらばらになっていたり、「国内歌姫」の明菜さんのアルバムもばらばらに散らばっていたということ……。
 TOSHI(元X)のアルバムも散らばっているし、ACE清水のユニットFace to aceも散らばってた。
 いつの間に溜まってた焼いたCDも一まとめにすると平積みで40cm……。うーん。

 で。
 総枚数、どれくらいなんだろうこいつら……。
 焼いたのは除いても、200枚以下ということはなさそうである。

 ちなみにブラックモアズナイトの新譜は、私的にはイマイチだった三作目より、気に入っていた二枚目に近づいていい感じだ。
 この、聞けば一発で「あ、BNだ」と分かる独特の音楽。やっぱええなぁ。なんであんな見かけ普通のおっちゃんから、こんな魔法みたいな音楽が出てくるんだろう(←はなはだリッチー様に失礼な発言であるが、もちろん大好きです



2006年2月15日(水)

 ここのところ延々と聞いてるCDの話。

・悪魔城のサントラ
 ゲームが、ムービーだけを見る機能もないし、DMCみたいなミッション制でもないので、ムービーをもう一度見ようと思うとまた最初からプレイするか、直前のセーブを確保しておくしかない。
 そんな理由でまた最初からプレイしつつ(ちなみに、並行してラルフ=ベルモンドのモードもやってる)、ゲームしながら聞くのとはまた違うなぁと。
 実際このゲーム、ゲーム性の部分ではかなりクソなんだが(走るの遅くてイライラするしローディングは短いとはいえないしアクションも武器によって差はあるものの戦ってて爽快とも面白いとも言えず緻密とも言えないし謎解き要素も微妙という有り様)、ダーク、ゴシックな雰囲気が好きならそれだけで楽しいわけで。
 小島さんのイラストも山根さんの音楽も好きな私としては、主人公のポリゴンにちゃんとあのイラストの雰囲気がある以上、ちゃんと遊べる。お供の悪魔育てもなかなか楽しいし。
 つーかお供くん。LV80くらいになると自分で攻撃するよりめちゃくちゃ強い。

・ラッセル・ワトソンの「アモーレ・ムジカ」
 聞き飽きない。ジョシュもかなり長いこと聞きつづけたが、それにも増して聞き飽きない。理由は簡単で、延々とオペラチックでないから。
 テノールの美声ではあるけれど、少しハスキーな「普通の声」で歌う部分のほうに癒される。
 この人のアルバムも全てそろえたい感じだ。

・レジェンド オブ メキシコのサントラ
 これは実際の映画で見ていたほうが、あの哀愁たっぷりメキシカンギターがイカす。それでも、ロドリゲスらしいこの音楽は単独で聞いていてもいい。デップ様の台詞入ってるのもまた(ぉぃぉぃ
 ちなみに、中古でビデオを買ったので、たまにそっちをBGMがわりに流している。ビデオ購入の理由は、デップ様と音楽であって、ストーリーがどうのとかいう理由ではまったくない(酷

・ブラックモアズ ナイトの「ビレッジ・ランターン」
 昨日買って今日だが、しばらくはプレイヤーの中から出されそうにない。
 リッチー様のアコギがまたなんともボロレンボロレンといい音しててたまらない。特に4曲目のインストが、このギターを聞けと言わんばかりで堪能している。
 ちょっとダークなところのある、おとぎばなしっぽい音楽、といえばイメージ伝わるだろうか。
 子供向けのきらきらしたおとぎばなしではなく、陰惨さや悲哀もおりこまれた大人のおとぎばなし。ファンタジックで非現実的、とんがり帽子の魔女。民族的な要素もたっぷり。古い村のバー。それとも大衆食堂。ジプシー。深い森。月。
 音を聞いて、ぱっと誰が弾いているか分かるのは、私の場合イングヴェイくらいだが、リッチー様の音も覚えたいもんだ。でも深紫とか虹の時代と音の色が違うんだよなぁ、リッチー様。BNではアコギ使ってるからか。
 ホントにこれは、BNでしかない音楽と音だ。

・氷室京介のバラードベスト
 これはもうかなり長きにわたって、ふと日本人の男の人の歌が聞きたくなると放り込んでいる。
 うちには一応、平井堅とかもあるんだが、どうしても氷室さんに行く。
 そしてたまに、一昔前、束の間の栄光を味わったカブキロックスとかオーラとかグラスバレーとか、80年代和製ロックに走る。もちろんBOOWYも。
 ……あれ? 一番好きなはずなのに聖飢魔Uは聞かないなぁ。デーモンのソロ集大成は少し前に買ったんで、一枚目を特によく聞いているが。「VIVA AMERICA」最高だ(ちなみに曲名



2006年2月17日(金)

 見に行きたい映画の話。

・博士の愛した数式
 これは小説で「えーのー」と気に入っていたので。
 私にとっては、なにか派手な出来事が起こるわけでもないのに、冒頭から何故かすらすらと読めてしまう不思議な話。
 寺尾さんの博士役はちょっと若すぎる気もしたが、とりあえず見に行きたい。

・県庁の星
 小説より面白そう。小説も面白かったけど。
 同じテーマを同じベースから扱った別物として見ないといけないだろうけど。

・PROMISE
 真田さん出てるし!!(ちなみに私は、外国人俳優ならジョニー・デップとロビン・ウィリアムス、クリスチャン・ベール。日本人なら真田さんとナベケン様のファンである)
 ストーリーもなんだか気になるし。
 ケレン味をあえて前面に出した、意図的にわざとらしいCG処理と、現実的じゃない表現。プロモとかちょっと見るとものすごく気になる。
 これ、見にいけなくてDVD出たら買うかも。
 でもヒロインのセシリア・チャンはあんまり好きじゃないんだよなぁ。

・リバティーン
 デップ様が主演だからというのもあるが、純粋に面白そうとも思うから。
 ロチェスター伯爵にももともとちょっと興味もあるし(大学時代に専攻とは完全に無関係にとってた講義でやった)、アメリカでの評価が完全に真っ二つというのも、これは自分の目で見て自分にはどうかを言いたいと思ってしまう要因。
 ものすごくいいか、ものすごく悪いか。こういう極端な評価の出る映画は、ハマれば本当にハマる。中途半端に、「ここはいいけどここは」とか「この観点からいくと」とか云々される程度の映画は、面白くてもベストにはなりえない。私の愛するブレードランナーもそのタイプだ。

・たしか「RIZE」というクランプ・ダンスのやつ
 これはもう映像見たいだけ。社会的などうこうとかどうでもいい。そんなゴタク並べたり考えるより、ダンサーのエネルギーと迫力に圧倒されるのが正しい見方だろうとも思うし。
 露出のダンサーの、女のほうは気持ち悪いと思ってしまうが(固そうでヤだ)、男のほうが信じられないほど美しい筋肉してて、羨ましいことかぎりない。

・ナルニア
 悪い魔女がいて、という極めてオーソドックスな物語に惹かれる。
 本は……私には日本語訳が読むに耐えないので、英語版しか読んでない。お願いだから柳瀬さん訳して。
 今出回ってる日本語訳のなにがイヤって、子供向けにしたって稚拙でなんの味わいもない文章と、平仮名と漢字の使い方がとにかく見づらく見にくく読みにくくてたまらんこと。内容がどうこうじゃなく、その文章自体、文字の並び自体を見ていて1ページでイヤになった。
 映画はあれね。子供はどーでもいいです、マジに。美人で冷酷な氷の女王とかっこいいライオンさんしか見ません。指輪物語でじいちゃんしかろくに見ていなかったように。

 そういえば久々に読んだ映画雑誌に、「バットマン ビギンズ」の続編で、デップ様がジョーカー役をやるかもしれない、という話があった。あくまでも可能性というか、続編を作るかも知れず、そのときには監督がティム・バートンで、ジョーカー役のオファーが出ているとかいないとか、という程度なんだけど。
 あの……もしビギンズと役者が共通してたら、私、どうしましょう? ゲイリー・オールドマンもモーガン・フリーマンも大好きだし、デップ様にベール。老いも若きもみんな私の好きな俳優。これに組織のボス役でウィレム・デフォー出たら、本気で悶え転がりそう……。(ちなみにウィレム・デフォーはレジェンドオブメキシコにも悪役で出ている。有名なのはプラトーンの上官役だろう。そういやスパイダーマン1の悪役もやってたっけ? なんか爬虫類っぽい酷薄そうな顔なんだもんなぁあの人)



2006年2月22日(水)

 なんか遊んでばっかりで時間がなくザレはさぼっていました。
 楽しみにしているかたがおられればごめんなさい。
 でも大したこと書いてないしいいよね!?

 書くことそのものが目的になったら本末転倒。
 書きたいこと、誰でもいいから聞いて(読んで)ほしいこと。
 それがあるから書くだけで。
 しばらくしたらゲー日誌と化すのは明白だしー?

 そういやPSU延期されましたね無期限に。
 23日はDMC3SE、24日は戦国無双2。
 翌週はライドウ。
 さあ、楽しみだ。




Made with Shibayan Diary