烏の足跡



2006年1月18日(水)

 またしばし停止していたし、これからまたしばらく停止するかもしれないが、理由は例によってひ・み・つの方向で。
 なお、この間ちまちまと作り上げていた「ポケモン不思議のダンジョン」のコーナーが出現。
 こんなものをぐだぐだ作ってたくらいなんで、死にかけてたとか倒れてたとか、そういう理由ではないのでどうかご心配なさらないでいただきたく。



2006年1月19日(木)

 「デビルメイクライ3SE」が、今めちゃくちゃ楽しみだ。
 もともと3がお気に入りだったのもある。SEが出ると聞いて速攻で3は売ってしまったので手元になく、プレイできないせいもあるが、とにかく早くやりたい。
 自分トコの攻略を読み返していたらなおのことやりたくなった。
 3でクリアしてあれば、そのデータを引き継げる……というシステムがあればあったで構わないが、私は、なくてもいいなと思う。またプレイするだけだし、ダンテパートをプレイするのがイヤなわけじゃまったくないから。
 むしろ、3でいいから今、またやりたくなっている。
 「相変わらずアホなこと書いてるなぁ己」と思いつつ攻略読み返し、誤脱字を修正し、そうしながらプレイしていた時のことを思い出し、またやりたいと一人で熱を上げていた。
 ストーリーの先が気になって、先に進みたい時には適当にプレイしているし、なかなか敵を倒せないとイライラしてくるが、一通り片付けた後のリプレイや検証プレイ中は、全てが実験と観察。ダメージもなにも気にしない。ここまで落ち着いて割り切ってからのプレイが、私にはとにかく楽しい。

 ところで、これはバレというより暗黙の了解なんで書いてしまうが、雑誌でネロ=アンジェロのことを「別キャラクター」みたいに書いてるけど、ぶっちゃけこれ、バージルがフォースエッジで魔人化した姿か、終盤のイベント消化した後の姿じゃないの? 「1」を完全に無視するんでないならさぁ。
 ま、デモプレイをDVDで見たけど、バージルも面白い戦い方できそうなので、本当に楽しみだ。

 ……楽しみなのはいいが、2月末のデビル3SEの後、続々とやりたいゲームが出るのがつらい……。
 「戦国無双2」は1より面白そうだし、「三国無双4エンパ」ももちろん買うし、「デビルサマナー」も出る。
 まあFF12は買う気はないんでスルーするが、FF3も春くらいじゃないかなと思うし。
 2月中は買い物自粛しとかないとなぁ。



2006年1月20日(金)

 うちのヒーターの設定温度は15度。
 しかし一度コンセントを抜くと、デフォルト設定に戻されてしまう。
 この温度は22度。……暑くないか?

 本当にどうかしてるんだろうか。
 タンクトップ、長袖のシャツ、ジャージ。まあこんな格好で、素足でサンダル履き。これで、屋外にある車庫に灯油を取りに行く。夜中3時。灯油が満タンになるまでそこで待っていないといけないわけだが、別に寒いとは思わない。

 朝……ではなく世の中の一般的な人にとっての夕方起きると、布団から出た部屋は寒いと思う。
 だが、今年私が寒いと思うのはそのタイミングだけで、あとは本当にまったく寒いとは思わない。たしかに気温は低いが、心地好い。

 雪のせいかと思う。
 生まれ育った初期の環境というものなのかもしれない。
 私は日本海側の生まれで、私が生まれた頃には「豪雪」というのも決して遠い日のことではなく、現に私が生まれた後、保育園に通っていた時にも一度「豪雪」と呼ばれた年があった。
 大学では太平洋側に移ったのだが、日本海側より気温は高くても、乾燥した風の冷たさは、「寒い」ものだった。

 地元に戻ってきて数年。
 冬はいつも寒かった。
 だが今年はそうではない。むしろ心地好い。
 違いがあるとすれば雪だけだ。ここ何年も、年内にはこんなに降ったことなどない雪が、今年はほとんど毎日、溶けた分だけまた降るような有り様で、いつも白く美しい。
 人の足が多少泥にした程度なら、翌朝にはまた白いこんもりと覆われているような有り様だ。

 雲の霧間から月が覗かないものだろうか。月見&雪見としゃれ込むのだが。
 ただでさえ明るい雪の夜に月光があれば、これほど明るいことはあるまい。
 ポットには、以前にちらと書いているバーでのオリジナルカクテル、「カルテットティー」でも詰めていきたい。
 これはホットカクテルで、おそらくカシスリキュールを使っている。あとはプランデーか? ともかく、そういったものをお湯で割ったものだ。非常に美味で、夏でもつい頼んでしまう。今度レシピ聞いてみるかな。いや、自分で試行錯誤するのも……と思ったが、手元には酒がないんだな実家……くっ。



2006年1月21日(土)

 ポケモンコーナー設置。
 万一、あの中のずらーっと並ぶ「ポケにっき」を、プレイしてもいないのに読破してしまった暇人がいたら、敬服します……マジで。だって自分ですら読み返すの大変そうだなーと思うくらいで(←阿呆
 例によって例のごとく、「他の誰かもやってそうなこと、攻略本に書かれていそうな攻略ならやらない」が私のモットー。

 BGMは延々と「悪魔城ドラキュラ 闇の呪印」のサントラだった。
 なんか今月、えっらく金使ってる。
 眼鏡買いなおしたしCD7枚くらい買ってるし。
 2月は、2月末から3月に出るゲームたちのため、せいぜいサイフの口は締めておかねばな。



2006年1月22日(日)

 私が好きな音楽は、
・80年代の歌謡曲、ジャパニーズロック
・シンフォニックなヘヴィメタル、ハードロック
・インダストリアル気味テクノ
・弦楽曲、ピアノ曲
・クラシカル・クロスオーバー
・イージーリスニング(ヒーリング)
 といったところで。

 最近のお気に入りのメタルはHIMの「Dark Light」。
 音楽の素養のあまりない私の耳に自然に残って、なんとなくハミングで一緒に歌ってる。
 この泣きメロはANGRAの「Rebirth」の次くらいに好きかもしれない。
 同時期に買ったLast Autumn's Dreamもなかなかいいが、やっぱりHIMだな。ボーカルのヴィレの声がいい。クセがなくてのびが良く、人によっては「セクシー」と表現するようだ。
 女性がボーカルやってるこの系のものにも手はのばしたけど、ぶっちゃけ、日本の陰陽座、黒猫ちゃんの声が一番きれいだし通ってるっつの。

 MAXIMの「NEW WORLD」もオリジナル曲を中心にツボにスマッシュヒットしてる。
 少し前にほざいた気もするが、Josh Grobanのアルバム二枚は(ライブ盤には興味ない)いまだに癒される。
 ジョシュはアンドレア(ボッチェリ)より好きだ。アンドレアはオペラ寄りの朗々とした歌い方で、どっちかっつーとパバロッティとかカレーラスみたいな感じ。癒されるより、なんかこう圧される感じがしてしまう。好きでアルバムもがっちり持ってるけど。
 そういやbondはもう新しいアルバム出さないんだろうか。WILDとかいう似たようなねーちゃんたちも出てきたが、私はbondのほうが好きなんだが。

 そして今回チェックを入れたのは、声。テノールである。
 ラッセル・ワトソン。
 たいがいの人はテレビで見かけて惹かれたようだが、私は、「悪魔城」のEDテーマを歌ってて初めてその名前を知った。
 ジョシュはの声がほっとするようなあたたかみのある暖炉の火色だとすると、ラッセルはもう少し透明感のある優しい空色の声だろう。
 「You Raise me up」という曲は、ジョシュも歌ってるしラッセルも歌ってる。どっちがお気に入りになるかなぁ?
 ……と気になったので、CD注文しちゃったよ……。今月は「レジェンドオブメキシコ」のサントラにデーモンのソロ集大成、「悪魔城」のサントラ、ジェイムス・ブラント、マーク・オーウェンとCD買いまくってるっつーに……。
 オペラの世界の三大テノールより、私は、このクロスオーバーの世界のジョシュ、アンドレア、ラッセルを、My三大テノールにしたい感じだ。

 モノホンオペラのテノールは確かに声量といい音圧といいすごいものだけど、あまりにも朗々としすぎてて気構えてしまう。
 心地好いテノールにうっとりしたいなら、断然、このクロスオーバーな三人がオススメ。
 にしても、アンドレアもジョシュもクラシカルな声楽の素養があって、そこからクロスオーバーしていくわけだけど、ラッセルは専門的な勉強をしたわけではない、天性のテノール歌手らしい。とてもそうとは思えないんだが。



2006年1月23日(月)

 テノール、男声といえば。
 大学時代に馴染んだI市で、お世話になった古本屋の店長(個人的に親しく遊ばせていただいたのだが……ああ、こっちに戻ってからすっかり無沙汰してるよ己ってダメ人間)が、これまた声楽を志したこともあるとかで、ものすごい声の持ち主だった。
 一曲通して完璧に朗々と歌うほどではなかったけれど、発声の方法が基礎から我等とは違うんだなと分かる、オペラチックな声だ。
 たとえアマチュアでも、それを間近で聞くとけっこうすごいものがある。
 何度かカラオケに誘っていただいて、聞かせたもらったんだけどね。
 あの店長はバリトンかな。

 私はけっこう声フェチなところがあるっぽい。
 女の人なら断然シセルだろー(シセル・シルシェブー)、フィリッパ(=ジョルダーノ)もいいけど、やっぱ声自体の美しさではシセルだよ、これはもう他のどんな女性歌手より私には絶対だね☆
 英語のポップスをうたっているものより、故郷ノルウェー語で民謡(もちろんノルウェーのである)に近い曲を歌ってるほうが声が引き立つ。

 と、声にうるさい私は、映画版の「オペラ座の怪人」は聴けたもんじゃなかった。
 たしかに無難に歌っちゃいるが、歌えてるってだけでしかないだろそれ。なにをそんなに褒めてんだよと本気で思ってる。
 劇団四季かなんかのものもCDになってたと思うが、これもビミョ。
 やっぱり本場の英語版が一番すごい。ファントムの迫力も、ヒロイン(名前ド忘れ)のソプラノののびと余裕も、全然違う。
 一番有名な「the phantom of the opera is there〜♪ inside your mind」とか歌う曲、最後にヒロインがどんどんオクターブ上げてくんだけど、英語版のものだけは、この最高音になってもまだ余裕を感じるから。まだそっから出していけるるんだろな、っていう。
 とはいえ、これは二十年近くも前の話。今あるCDだとどんなもんなんだろな。

 そんな私が日本人で一番好きな声と歌い方する歌手は、中森明菜さんデス。特にバラードが絶品だネ。



2006年1月24日(火)

 今日も音楽がらみの話。
 昨日、一昨日書いて後でふと思ったこと。

 私に「これがマイベスト」というものがある。
 それが誰かにとってもベストになることはある。
 けど、「私にはこれがベスト」と、完全に食い違う人だっている。

 私はレゲエ、ヒップホップ、ラウドといったあたりは全然聴かないし、どれを聴いても、今まで一度もいいと思ったことはない。邦楽・洋楽問わずに。
 ヒットしてるものは、その分野に詳しい友人、知人に頼んで焼いてもらったりしてチェックしてみるが(聴きもしないでいるのは損だ。良いものに出会えるかもしれないのだから)、やっぱり「いい」とは思えない。

 当然、私とはまるで逆で、ヒップホップやレゲエこそ最高に気持ちいいって人もいる。
 食い違ってることはいい。
 その人と友達になれるかどうかは、好きな曲が同じかどうか、そんなことじゃないんだと思う。
 お互いに「自分にとってのベスト」があって、お互いに、「それを聞いて貴方が元気になったり癒されたりするならいいな」と思えることだと思う。
 お互いの趣味については「私には分からない、いいと思えない」と公言しあっていても、「それで貴方が楽しいなら、うん、良かったね」と思えること。

 私がつらつら書いてる「これが好き」とかいう内容に「実は私も」と反応してもらえるのは嬉しいし、「これは良さそう」と興味を持ってくれるならやはり嬉しいが、趣味は全然違っていても、「だから貴方と私は交わらない存在」では、たぶんないんだと思う。
 当たり前のことなんだが。



2006年1月26日(木)

 「愛してください」
 なんでみんな、その一言が言えないんだろう。

 構ってほしいんだって、どうして誰も言わないんだろう。
 優しくされたい。
 認めてほしい。
 尊敬されたい。

 誰だって持っていて不思議でない、
 素直な思いのはずなのに、
 どうしてみんな、言わないんですか?

 この世の中は最大多数のなんとやら。
 より多くの人にあてはまることこそが正義なのに、善なのに、
 どうしてみんな、言わないんですか?



2006年1月29日(日)

 久々に、塾のセン伊達読み返していて、つらつらと新しい話の断片を書き付けていた。
 そして気付くのは、『TENDER EYES』シリーズの中で、卒業前に温室を解体する時と、卒業式の日とのセンクウにえらく差があること。
 温室解体時はうじうじしてたのに、卒業式の時にはけっこう割り切ってる。
 更に花火大会の話になると、それまでの遠慮もどこへやらで積極的に世話を焼いているし、ルートによっては……という次第。
 これは、この間に入るべき話を書かねばなるまい。
 というわけで、センクウがどうやって踏ん切りをつけたのか、という話が生まれつつあります。

 読み返しつつ、「これはちょっとな」というところにほんの少しだけ手は加えたが、大幅な改稿は一切できなかった。
 やはり、直後の修正ならともかく、時が過ぎて治すくらいなら最初からトータルコンセプトなどを考え、全て書き直すほうがすっきりするように思う。



2006年1月30日(月)

 地味にDS「えいご漬け」プレイ中。
 かつては英語は得意な科目だったはずが、今ではかなり忘却。
 実際に会話するとなったら、いかに恥ずかしさを捨てて思い切り良く喋れるかが最大のポイントで、単語や文法はどうとでもなる。きれいに話そうとしてあれこれ考えるよりよっぽど「通じる」ことになる。
 が、「聞いて、書く」というのは自主学習ではなかなかできない。
 聞き取れなきゃ答えようもないのだから、喋る以前に聞くほうが大事とも言える。
 そんなわけで、手を出してみた。
 3月のためにお金は確保しておこうという意思はどこへ消えたのかは分からない。



2006年1月31日(火)

 「ソウルキャリバー3」をかなりの廉価で販売中の私のバイト先。
 だから当然、レジに持ってくるお客さんもいるんだけど、そのたびに「バグの存在はご存知ですか」と聞いている。
 メモリーカードの他のセーブデータを壊す可能性のあるバグを、知っているのに知らないふりで売ることはできない。なので我々はいちいち、そのバグについて解説し、どういう対処方法があるかもちゃんと説明する。
 そうすると、今のところ全員、私と、私が聞いた範囲全員、とりやめる。

 当たり前だと思う。
 本当にプレイしたい人は発売と同時期に買っていて、今買おうとする人は、「この値段なら」という程度だ。
 いくらソフト自体が4000円以下の廉価にしてあっても、これのためにメモカ一つつぶすか新しく買うか、それともわざわざムナコに送って交換してもらうかしないといけないなら、それをおしてまでほしいソフトじゃないだろう。

 私もバイト仲間のWも、ソウル3自体は「これは面白い」と思うだけに悔しい思いをする。
 回収してバグを除去したバージョンを再度発売するとか、あるいは交換するという告知をもっとはっきりするとか(現段階では、一度メールして承諾を得てからでないと交換されないらしい)。
 まあ、金のかかることだから簡単にできないことなのは間違いないが。
 回収・交換するくらいなら、もう少ししてから本物の廉価版を出したほうがいいってことか。
 しかし既に買ってしまったプレイヤーに対して、クレームつけないと交換しないって対応はどうなんだと思ってしまう。送料着払いで送ればいいらしいが、金のかかるかからないじゃなく、なんというか、実にセコいというか不誠実な態度だと思わざるを得ない。

 販売員として考えると、ゲームとしては面白く、できれば大プッシュして売上増につなげたい良作だったのに、バグのせいでどんなオススメPOPも書きようがなくなった。
 ま、ソウル3についてはもうどうでもいいが、次にナムコがなにか発売したら、「これにはバグはないんですか?」とかイヤミのメールでもみんなして送ってやろうか!? それが百万通くらいくればナムコも態度を改めるかもね。


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