烏の足跡



2005年8月3日(水)

 だいぶ前の話ではあるが、8/24に「ラビリンス 魔王の迷宮」がDVD化されると聞いて、速攻で予約してしまっている。
 けっこう映画は好きな私だが、DVDで買ってまで持っているタイトルはそんなに多くない。
 基本的に、脳天気に見られる娯楽系以外は、どんなに好きでも、繰り返し見るよりは数度見たその印象や記憶頼りにするからである。
 「ラビリンス」は「ブレードランナー」なみに繰り返し見たタイトルの一つ。
 デビッド=ボウイとジェニファー=コネリー(この人今なにしてんの?)が出てて、作中でミュージカルのように組み込まれるシーンにて、ボウイがけっこういい歌を何曲も歌ってる。たしか、サントラも誰かにダビングしてもらったのがあるはず。カセットテープ時代。
 映像は今のVFX技術から見ればショボいかもしれないけれど、逆に言えば、そんな技術のない時代に、あれだけ凝ったセットを作り出した、その技術が素晴らしい。VFXのせいで失われつつある職人魂みたいなものがうかがえる名作だと思ってる。無論、ストーリーも娯楽に徹した面白いもの。
 もう値段なぞ見ずに、「出る!? 買う!」の即決だった。



2005年8月4日(木)

 今日、更新で追加している話は、オリジナルとしても読めるという理由で、他のジャンルから移動してきたものになります。
 元々はPSOなんですが、ますキャラクターが我々自身のオリジナルであることと、パラレルものであるため、ゲームには一切関係ないこと、以上二点ゆえに、オリジナルとして読んでも問題がなかろう、ということになりました。
 書き始めた当初は「女性向のものだから、たとえオリジナルとして読めたとしても、オリジナルとして公開したくはない」と思っていたのですが、書き進めていく内に、たしかに女性好みのものではあるとしても、いわゆる「女性向」とされる要素が、私の書く中には入らないことがはっきりしてきました。よって、移転です。
 といっても、PSOの中にも残してありますが。

 獣耳な男がうろうろしてる話が嫌いでなければ、覗いてやってください。
 今のところ男性キャラクターばかり出ていますが、いずれは女性キャラクターも出していきたいと思っていたり。



2005年8月5日(金)

 久々にempire。
 やりかけになっていたエディ子の統一を進めた後、無双4でのお気に入り(主に能力的に)な司馬懿を君主にプレイしてみる。
 とりあえず配下に甘寧がくっついたので、そのまんま突撃。
 ……つ、つれェ!?
 初期ステータス、武器もLV1、アイテムなしというのはこんなにつらかったっけな!?
 そんな新鮮さに感動(?)しつつノラクラ進めていくが、なんだかNPC武将ばかりで寂しい。そんなおり、捕縛してみたリョモさんを登用。
 司馬懿のリーチはないに等しいし、甘寧もリーチあるほうじゃないし、とリョモさんで進む。なんか、この人をしっかり使ったのってこれが初めてかもしれない気。
 しばらく進むと甘寧が大将軍に。そのまま善政をおしすすめて司馬懿は皇帝に。そしてリョモさんが軍師就任でめでたしめでたし。
 途中、ジョコたんとかシギーとか、比較的マジメな人ばかり集まってしまい、なんとなく皇帝殿は居心地悪そうな感じ。
 一息にEDまで進めたら、甘寧祭りになっていた。あれぇ?

 猛将伝。
 買うつもりでいるけどね。
 ゲーム性云々の前に、もう少しメニュー部分の使い勝手を考えてほしい感じ。
 今更になってせっせと遊んでいると、フリーモードで、いちいちシナリオ終わるたびにトップに戻るのが鬱陶しすぎるし、目当ての戦場を探すのも結構大変だったり。
 せめて、フリーモードでシナリオクリアしたら、キャラ選択の画面に戻るべきだろう。
 ACT部分は、エンパと並行してやるほどに、4のほうが爽快だなと思う。JCが個性的になって、馬からはたき落とすのとか、受身とった後に攻撃として出すためとか、かなり使えるキャラもいるし、笑えるのもいるし……じょこ。
 4のなにが私のハートを冷めさせたかと言えば、もうひとえに、武将個別でなんの変化もしないイベントと、激減した固有台詞だよなぁ。
 猛将伝では、特定の武将がメインのシナリオが18本追加で、中には「人妻」ばかり集めたステージもあるそうな。旦那のためになにか争奪戦するんだとか書いてあったよーな。
 まあ、そういうお遊びも私は好きだけど、結局、「1回やったらもういいや」になるなら問題。
 あとあれだ。エディの外見と声が気になる。エンパのモデルはどれもこれも微妙すぎたし。
 かぶりもの嫌いな私としては、もう少し髪型違うのを入れてほしかったり。



2005年8月6日(土)

 ひきつづきエンパな話。
 友達がアクションリプレイを持ってきたので、使ってみる。
・無双ゲージ減らない(というか、ギョクジ効果つきっぱなし)
・攻撃・防御2倍(それぞれアイテム効果つきっぱなし)
・移動速度異常(通常の最大がLV20とすると、LV30〜80)
・お金MAX
 と、いうコードを使ってみた。
 ……ゲーム性が……。
 序盤からどんな策でも実行でき、おそろしい速度で駆け回り、常に2倍の能力+乱舞だしまくりで拠点つぶしていくわけだから、ピンチになんてまずならない。マップの端から端までを10秒ほどで移動できるわけで。むしろ制動しそこねて酔う。けろけろ。

 呂布とか徐晃あたりの、攻撃範囲だだっ広いキャラ使うと、拠点なんて秒単位で落ちる。
 これはこれで面白い。甘寧使えば、延々と乱舞で走りつづけてられるとゆう。
 こういうコード使用はたしかに邪道で、本来のゲーム性とはまるで異なったものが提供されてしまうけれど、私は、否定はしない派。
 しょせんゲーム、たかがゲームなんだから、プレイヤーが楽しければ、別にどうだっていい。「こう遊ぶべきだ」なんて、他人に強要されるいわれはない。ネトゲなら他のプレイヤーに迷惑かかることもあるから、自重すべきだろうけどさ。
 ただ、はちゃめちゃな強さを楽しむならともかく、エンパが用意した面白さは、これでは楽しめないのは間違いない。
 とってきたばかりの拠点また落とされて、ひーこら戻ろうとしたら本陣苦戦してて「遠いよバカー!!」と叫びたくなったり、それでぎりぎり間に合って仲間助けて、2ミリくらいしか体力残ってないそいつのために、しばし傍で戦闘してたりという、ハラハラ感なんかはまったく存在しない。次から次からわいてくる敵を、いったいいつまで倒せば拠点一つ落とせるのかと気が遠くなりつつ戦うとか、そこに味方もやってきて少し楽になるとか、そういう喜びもない。
 私は、アクションリプレイ使ってやるのもいいが、使わない状態のゲームも、面白いと思う。スタンス的には、こんなところ。
 そもそも、一瞬で死ねるShinobiを愛好する私にとれば、ACTは「死ぬ可能性」があってこそ、自分の技術で戦い抜く面白さがある。
 よって、こういうコードとか裏技しか使わないでプレイするというのは、少し勿体無いなと。

 ……問題はだ。
 この超高速移動に少しでも触れた後では、神速符LV20つけててもトロくてたまらないというギャップのことだ。がーん。



2005年8月10日(水)

 ……頼むから、なにかするたびにスネるなおスミさん……。



2005年8月15日(月)

 今更、無双4が面白いなーと思ってる。
 3がキャラゲーすぎたせいで価値観が狂っていたけど、BASARAとの比較の中から、あらためて「無双系」とはどういうものかが分かった感じ。
 他の一騎当千ACTと一線を画す無双の優秀なところは、戦略性の多彩さにある。と思う。
 「BASARAは無双系とは言えない」とだけ以前に書いたけど、それについてももう少しちゃんと言えると思う。何故無双系ではないのか。答えは簡単で、戦略もクソもない、力押し(プレイヤーの技術やキャラの強さも含む)で勝つためのゲームだから、だ。
 無双系と言うためには、そこに戦略性、いわゆるタクティカルな要素が入らないといけない。
 無双は無双らしく遊ばないと、醍醐味は味わえないということでもある。うむ。

 2、3では周泰だの徐晃だの呂布の強キャラをメインに使っていたからあんまり気にしなかったが、4で司馬懿の株が急上昇したせいで、性能的に決して強くはないキャラで高難易度のモード・シナリオを戦ってばかりいる。すると、「勝てるようにしてから勝つ」という遊び方のありよう本当に顕著になった。
 雑魚に削り殺されることこそ滅多になくても、ハイパー化する武将のところへは、一人で突っ込んだってほぼ勝てない。どんだけ攻撃当てても体力削れてるのかどうかすら心もとない。むしろカウンターくらって一瞬で殺されることさえ……。4の軍師は防御力低くなったし……あぅ。
 だから、そういう強い武将とは極力交戦しないようにしながら、とにかくガイドラインにそってミッションをこなし、拠点をつぶし雑魚を減らし弱い配下武将などから倒し、士気の差で性能差を埋めてから、そして、味方武将と護衛武将を利用しながら、みんなで勝つ。
 なんというか、これが「無双らしい」楽しさなのかな、と思う。
 頼りになる味方がマップの中に何人かいるから、進軍してくれるように、彼等の進軍ルートの雑魚を散らし、突撃命令を出してくれるようにミッションをこなし、一緒に戦えるようにするのが基本。
 フリーシナリオで好きな武将のいるところへお邪魔して、一緒に戦ってもらえるように仕込むのがクセになってる。うひ。……司馬懿使ってて、孔明に手伝わせようとし(しかもかなり無理やり敵を誘導し連れてきて)、つい囮にして遠距離からC3、C6、乱舞で卑怯な戦い方してたら孔明が死んで、敗北条件が孔明の戦死だったせいでゲームオーバーになったとかいうアホなことをした己……。

 たしかにね。
 設定資料集を2・3・4と持ってるけど、4は台詞集部分が本気で寂しい。ものっそ寂しい。これはなかなか「まあいいか」とは言えない。
 けど、キャラにこだわりすぎて、それだけで「あんまり面白くない」と思い込むのには、やはり勿体無いゲームだなと再評価している。
 猛将伝は、だから今は、心待ちにしている。
 修羅モードも3の時より楽しそうだ。味方を六人の中から選んで連れ出せるってのはありがたい。回復させるために休ませるとかできるねー。3みたいに台詞があれこれ出てくるなら、またコレクションしよう。……あるのかなぁ、ラブラブ建国台詞……。

 ただまあなんつーか4の最大の欠点は、フリーズ率が異様に高いこと。少し派手なエフェクトがかぶると、すぐ凍る。ここだけはなんとかしてくれー。


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