烏の足跡



2004年6月1日(火)

 継続は力なり。
 とゆーわけで、イラストを描く人なんかは特に、しばらくかかないと、うまくかけなくなっている、なんてことを言う。
 小説も同じである。たぶん。
 なんらかの文章をいつも常に書き出すようにしていたほうがいいし、なにかあれば書き留めるくらいでないと習性とは言えない。
 書かない間も、一日に一度や二度くらいは、必ずなにか物語のことを考えているくらいでないと、「継続」にはならない。
 幸いにして、文字にはせずとも言葉は常に頭の中にあり、人の心の動きは自らの内にある。
 私はいつも、あれこれと物語をいじり回しながら、布団の中でゴロゴロゴロゴロ。だから寝つきが悪いというウワサ。たまに跳ね起きてPC立ち上げるのは言うまでもない。
 ともあれ、この妄想癖だけは、一つの才能だろうと思ってる。ちっとも自慢できん気がするが!(←むしろ恥じらえ



2004年6月2日(水)

 またもアヌビス日記。

 その前に、前回の日記でなんだか誤解が生じかねない部分があることに気付いたので補足。
 EXミッションでのVVは、何故かシューティングゲーム。その操作が分からないのである。いや、だいたいは分かるんだけど、左にあるコマンド表みたいなのナニ!?とか……。
 で、VSで使おうとした時にも、ジェフティ以外の機体の操作がよく分からないのである。
 ものすごくまぎらわしい書き方してたね己★

 イージーモードでネイキッド。
 楽すぎてお話にならないかと思ったら、ハメられた……っ
 ヴァイオラAIデリート戦の時(アヌビスまだやってない人に説明するとね、味方のOFが敵のAIにのっとられてしまったので、そのAIをデリートするというイベントバトルである。そのためには、敵の剣攻撃に自分の剣攻撃を当てて、相手の体勢を崩した後、掴まないといけない)、間違って一回斬っただけで、アージェイドが瀕死(滝汗
 一度しかミス攻撃できないわけで。
 ここで二度コンティニューしますた。
 ロイドさんちへの道も、何故か一回目より手間取った。マミー使って二度ほど回復してるし。一回目は機雷とか全部避けてじりじり進んだけど、これを壊そうとしたのがまずかったらしい。
 迂闊に敵と戦って現在地や向いてる方向変わったりすると、砲撃されるまでなんにも言ってくれなくなったりとか。役に立たん女や。
 しかも、最初にやった時より迷ってるしこの女! ブツブツ言って迷った挙げ句、「きっとこっちよ」とか言いおる。頼りにならんやっちゃな。
 ヒロインとしてはビミョー。AIのサポートないとOF操れなかったり、特に健気でもないし強気でもないし、なんか曖昧なキャラクタライズな気が。

 んで、その後は順当に進んだけど、ずっとヘッドホンでCD聞きながらアーマーン突入前の乱戦やったもんだから、レーダー以外ではSOSを感知できなくて、一回目よりたくさんLEVが壊れてしまった(←阿呆)。でもS。SSとれるようにがんばろう……。
 ところで、最初にクリアした時の、クリア評価はCだった。十数回コンティニューしてるし、市街戦もBランクの時に次に進んでるし。
 この時のアヌビス戦前、「勝てると思うか?」という主人公の問いに、ADAは「絶望的です」と答えていた。
 今回は二回コンティニューしたきりで、市街戦はSで到着してるせいか、「あなたならきっと勝てます」と言われた。
 へー、台詞変わるんだー、だったらSSで来るとどうなるのかなー、とかのんきなこと思ってたら。
 なんか、アーマーンアヌビスだけやたら強くなってるんですけど……?(汗
 コンボ最後まで入らないもんだから、ちみちみしか削れないし。
 接近戦ばっかり仕掛けてこようとするから、ゼロシフト+バースト斬りより、フローティングマインとデコイ駆使したほうがよさげな気もした。
 チキンじゃなかったのかノウマン!? むしろわんこが逃げるのやめた?(←またその話か



2004年6月3日(木)

 今日は違うわんこの話。
 デカレンジャーである(爆
 ドのつく田舎であるために、ようやく先週、放映開始になったようだ。
 で、今週、ついつい見てみた。
 ああっ、犬、犬っ、呂布声の犬っ!
 なお、犬以外はどーでもいい(きっぱり
 なにやってんのか、山場がどこかも分からないうちに戦闘に突っ込むし。
 主題歌とかもなんだかビミョー。
 ハリケンジャーのほうは面白いと思って見てたんだが、デカレンジャーのほうは犬しか目当てがなさげ。
 また、たまたま家にいて放映時間に起きてたら、犬でも見るとしよお。



2004年6月4日(金)

 CDの話。
 エア・サプライなんぞを久々に聞いた。「Making Love Out Of Nothing At All」が好きだ。
 内容としては定番バラードなんだが、同じフレーズを繰り返す歌詞が好きでねぇ。
 あと、ほとんど早口言葉みたいなところ。舌回んねぇよ!
 歌詞が特にいいというわけではないんだが、繰り返される同じフレーズに変化を持たせた歌い方とか、途切れなく小気味よく続く言葉が心地好い。

 それにしても、ポップスやバラード系、ヒップホップ、ダンス・クラブなんかのオムニバスはよく見かけるのに、なんでハードロックとかヘヴィメタルのってないの?
 TENとかブラインド・ガーディアンとかストラトヴァリウスとかアングラとか……自分で好きな曲集めて焼いて誤魔化す日々である。ぐすん。



2004年6月5日(土)

 とりあえず「シャドウ・ハーツ」をクリアした。
 ……したと言っても。
 アイテムとソウルを最初から全て所持しているし、第七の鍵とかカエサルダイスの貴重品を99個も持って始まるデータであるからして。
 ストーリーだけ楽しんだ感じで。
 通常エンディングは見たので、次はアリスが助かるエンディングを出すべく、リプレイ中。

 同時進行で「2」も買ってきた。
 こっちのインチキデータは、スタートから全員がLV80というもの。アイテムとかは通常どおり。
 これもさくさく進めてみよお。



2004年6月6日(日)

 犬。
 今度は「シャドウ・ハーツ2」の犬。
 ブランカである。
 ウルフバウトという、犬vs犬(本当は狼)のタイマン勝負時には、言葉を喋る。
 ハードボイルドだ。
 ロリコンって設定なくなったんだろうか?
 それはそれでつまらない……。

 もういい加減、犬犬うるさいザレになりつつある今日この頃。
 私は犬とゼペットじいさんとロジャーじいちゃんとヨアヒムでパーティ組みたい(←阿呆全開



2004年6月7日(月)

 ハーツ2日記。

 ぶっ続けてほとんど一気に、DISC2まで持ち込んだ(←阿呆
 雑誌のゲーム評なんかで、独特のノリのコメディが入るのがイヤだ、というのもよく見かけたけれど、私はこれはこれでいいかと。
 リングの魂が壊れてくよ……。
 変にシリアスシリアスして、さあ泣いてくれ!という意思満々のRPGより、シリアスの中にも抜けたところがあったほうが好みなので。

 リングシステムは……リング自動化にするなら、いちいちリング表示しないで、普通のRPGみたいに、コマンド選択したらそのまま行動に移ればいいのに、と心底思ったり。
 1よりは変な間がなくなって、戦闘演出もスムーズになったけど、まだやっぱりところどころ無駄が多いのは確か。
 どうせリング回る間待ってるしかないなら、ということで、普通にバシバシ当ててるよ己。

 オマケ要素(やりこみというかコレクション要素)も多くて、なかなかやりがいはある。
 けれどやっぱり、犬(死
 どうやら狼王ロボの息子だって設定らしいけど、それが本当かどうか確かめるためには、ウルフバウトをずっと進めていかなければならない。
 にくきうスタンプ集めつつ、攻略サイトから印刷したチャート片手に、ぼちぼちと今からまたやりますかのぅ。



2004年6月8日(火)

 どんな大層なことも立派なことももっともなことも、言葉にしてしまうと案外、陳腐で空々しいものだ。
 ……と思ったりすることもある。



2004年6月9日(水)

 ハーツ2日記。

 クリアした〜。
 1と違って、分岐が最後ぎりぎりに発生するんで、ちゃっちゃと両方見た。
 グッドエンドのはずのものも、エンディングテーマ流れ終わるまでは、どこがグッドか分からない有り様だが。
 バッドエンドのほうも、悪いというよりはもう一つの結末というだけで、後味が悪いものではなくていい。

 というか。
 犬と変な生き物(ロジャーのこと)だけで私は満足です。
 月か、月……。
 
ロッジャーーーーーッ!!(←阿呆

 終わり方を見るかぎり、次回作があるとすれば、バッドエンドの続きとして、でしかない感じ。以下エンディングのバレなので、白文字。本気で、一番ネタのおいしいところのバレなので、プレイするつもりのある人は見ちゃいやん。

 ロジャーの息子として新しい「自分」で生きはじめたウルか、あるいはその息子とかが、またなんらかの危機に面して戦っていく、という形でなら次回作もありだろうとは思う。
 ただ、第一次世界大戦前後、という史実を織り込んでの物語だから、そうちょくちょく世界の危機が起こられても、かえって白けてくるのも事実。
 でも、ロジャーが使用キャラになってくれるなら、目を瞑ろう!(←ド阿呆
 そーだなー、物理攻撃なんかからっきしなんだけど、変な科学兵器とか持ち出したり。あるいはソロモン王なみの魔法使えるとか。ああ、ロジャー使いたい。

 それはともかくとして、シャドウハーツというシリーズとしては、1を通常エンディングで終わらせて2に行き、2をグッドエンドで終わらせて、もう一度1を、今度はグッドエンドにするのが正しいルートということか。
 でもそうすると、グッドエンドの続きとしての2、として、アリスが生きている状態での第一次世界大戦中の物語もできるはず。
 川島さん死んで加藤が覇道歩み始めたことは変わらないんだから。

 にしても、いい物語だと思う。
 演出の粗(カメラワークが特に悪い。おかげで、壮大なBGMと美麗な背景も生かせてはいない。ベタ撮りばっかり。それぞれは良くても、相乗効果には到っていない、という意味で、カメラワークが最大の欠点かと)も目立つけど、主人公たちのキャラクタライズはしっかりしていても、けっこうプレイヤーに想像させる余地を残していて語りすぎていないから。
 加藤とウルには共通したところがたくさんあって、ウルには加藤の気持ちがよく分かると思うんだが(自分の大切な人をなくしてるんだから)、それを言葉にしないところが、ものすごく気に入った。昨日書いてるのが実はここからのからみなんだけど、これをあっさり「俺も同じだからさ」とか言ったら、途端に陳腐になる。
 言葉にしないことで、加藤をウルはどう見てるんだろう、なにを思ってるんだろう、とプレイヤー自身が、ウルの思いにトランスすることができる。

 あとは……カレンと恋仲にならなくて良かったね、と言うべきか。
 ヤドリギの呪いがどうしても解除できないものなら、結末は変えられないわけで。もし恋仲になってたら、自分のおっかちゃんの若かりし頃とラブということで。
 カレンかわいい。美人だしスタイルいいし、強気で健気だし。
 報いられなくてもずっと好きでいる、という思いには、応えられない側は「ありがとう」と言うしかないよなぁ。なんだかラストのその一言には、うるうるしてしまいますた。

 本音言えば、グッドエンドの結末見るまではアリス嫌いになりそうだったけど(死
 自分は死んだのに、いまだに、生きてるウルとの関係を崩そうとしないから。
 列車のシーンとかきれいだけど、カレンのこと考えたらアリスが嫌な女だ。なんか……菩薩みたいな顔して、自分のところ来るなら来ればいい、みたいに自分とウルのこと以外なんにも考えてないっぽく見えて。聖女サマの本性覗いた気がした。
 ……と言いつつ、お定まりに「カレンのこと考えてあげて」とか言い出したら、そのほうが陳腐でよっぽど嫌いだけど(←おぃ

 個人的には、なんか時間の輪が閉じられかねないグッドエンドより、ロジャーも泣いちゃうバッドエンドのほうが好きだなぁ。ああロジャー……。

 あとはイベント系の話。
 漢祭。……いいのか、そのネタで。いいのか、スジ通して。いいのか、ウルの言うとおり一応は「純正統超大作RPG」なのに。ちなみに、アナスタシアだけはLV80の補正を受けなかったため、一人だけLV45くらいで挑むことになり、けっこうまともに戦ったのは、唯一ここのアナスタシアだけだったりして。
 アナスタシア。かわいいvv 気が強くておてんばなお姫様、というと好きになれないと思ってたけど、なんかかわいい。特にネアムの地の底のイベントがいい。オロバス可哀想T▽T アルバム技使う時も、あれだけ強烈な技だってのに、なんか可哀想になるヨ……。
 ゼペットじいさんはなぁ。性格が普通過ぎて、性能も魔法使い系で、結局ほとんどスタメンに入れなかったような。それよりむしろ、「蒼き乙女」のウルのラクガキは、見るだけでなんだか涙腺ゆるみますが? あと、アドヴェント使用時に短いスカートから覗くぴんくのぱんつが気になりま(←殴
 ルチアは全然使わなんだ。リングのヒットエリア位置と幅が厳しいのがでかい。扇で戦うのはいいんだけど、性格もボケボケしてて嫌いじゃないんだけど。

 あー、ロジャー仲間にしたかった……(←まだ言ってる



2004年6月10日(木)

 結婚て、何故するんだろお??
 共通した趣味や好きなものもなくて、単にお互い「悪い人じゃないから」だけで一緒になって、それでその後のン十年、一緒に暮らしていくなんて、私から見れば冗談じゃない拷問でしかないんだが。

 違うところはたくさんあってもいいけど、なにか一つでもいいから、二人で「これいいよね、楽しいよね」と盛り上がれる要素くらい、あるか、あるいは見つけるかしないと、結婚生活なんて、精神的には拷問以外のナニモノでもないような。
 共通した盛り上がれる話題がないと、愚痴や文句だけが持ち上がってくるんじゃないかと、うちの家族見てて思ったり。世間話はたいてい、↑のどちらかになるしねぇ。

 二人の距離を、二人して闊達に操ることができるのが、ストレスのない夫婦なのかと思ったりもする。
 それぞれに楽しむこともあって、二人で楽しむこともある。
 いつもベッタリはしておらず、けれど、時には同じものに熱中したり。

 そういう共通点が一つもないにも関わらず、三十年だかなんとか生活してるうちの親には、ある意味、大したもんだと思わざるを得ない。二人して、忍耐と流しの達人なんだろう、と。
 私は、そんなくらいなら一人でいいが。



2004年6月11日(金)

 PCが止まりまくる季節になりました、みなさんいかがお過ごしでせうか?
 立ち上げて止まり、HP作成ソフト立ち上げて止まり、ファイル開こうとして止まり、文字打とうとして止まり。
 エラーの出る回数ならそれの三倍は上回るという有り様で、ただでさえ書くモードに入らないのに、更に停滞する。
 こういう時はもっと作業的なことをしておこう、ということで、おかしなレシピ集を作ってみた。



2004年6月12日(土)

 時間があればゲームしかしてない己に、さすがにちょっとげんなりしてみた。
 しかし電波ビビッと来るネタが閃かない以上、ムリして書きたくはないわけで。
 しかし気がつけば一ヶ月近く、まともに更新していないというのは、この巣はじまって以来である。わーお。
 書きかけのもの、無双にPSOに塾にルキズに眠月に、といろいろ読み返してはいるのだが、どうもノらないんだよねぇ。

 もうしばらくごろごろしていよう。



2004年6月13日(日)

 今気になってる本。
 「ダ・ヴィンチ・コード」。
 洋モノのミステリーで、とりあえず欧米での売れ行きは絶好調。ようやく日本に入ってきたというところ。
 もともとオカルト系が好きなので、聖杯伝説にからんだミステリというだけで、けっこうソソられる。冒頭をさらりと数ページ読んだ感じ、訳も分かりやすく物語りも面白そうだ。
 ただ、上下巻買うと、さんぜんろっぴゃくえん……。



2004年6月14日(月)

 頭の中から話が出てこなくて、つまらないのはせっかく足を運んでくれる来訪者のミナサマかもしれないが、実をいえば私が一番つまらない……。
 こうなったらそこにあるタンカレーでも一気してみるか?(←危険思想

 ちなみに、今(0時)起きますた。
 十二時間逆転させれば、たまの休みの生活サイクル、と言えそうなんだがなぁ。



2004年6月15日(火)

 一言メルへの返信なんだけど、一言で済まないのでこっちへ。
 若干、小説作法がらみで。

「スランプ中はどうするか。スランプの脱出方法は?」
 プロとして金もらってて締め切りもあるなら、なにがなんでも後者を見つけないといけないだろう。けどこれ、いろんな作家のエッセイとか読むと、みんな同じで、「そのことについてばっかり考えて、無理やりでも内容をひねり出す」しかないっぽい。
 イヤだろうが気が向かなかろうが、意識的に理性的に、とにかく書かなければならない話についてじっくり考えこむしかないそうな。
 まあ、そりゃそうだろうと思う。
 かつ言えば、こうしてひねり出してもそこそこのクォリティに持っていける人でないと、多作型の雑誌連載作家とかには絶対になれない。理性的に理詰めで書いていけるか、さもないと強引にでも自分をノせることができるか。

 プロでなく、自分のサイトなんかで不定期に気まぐれに公開しているだけなら、なにもそこまでする理由はない。
 「書かないと」なんて思う理由は、一つもない。「みんな待ってるだろうし」なんてのは単なる思い込みで、誰もそんなもの待っちゃいない。いくらでも他に読んで面白い作品が散らばってるんだから。
 そりゃ多少は「この人のが読みたい」って気持ちで待っているだろうけど、その気持ちに応えることは、なんの義務でもないし、応えなかったからといってペナルティもない。あるのは、あまり長く追加しないと「忘れられる」というだけのことだ。

 私の場合でしかないけれど、そう思っておくことにしている。
 実際には、このザレゴトを覗きに定期的に来てくれて、一年以上も更新のなかった塾ものにさえ、数日以内で反応してくれたかたが何人かいる。とてもとても、とってもありがたいことだ。
 けどそれは文字通り「有り難い」ことで、当たり前じゃない。引き当ててびっくりの一等クジみたいなものである。
 けれどそれでも、「もう今は見ていないかもしれない、あれっきりかもしれない」と、常に忘れられている可能性のことは考慮している。
 「忘れられている」と決め付けるのではなく、「かもしれない」という可能性を必ず意識している。
 そうすることで、自分が自分にかけようとする、自意識ゆえの無駄なプレッシャーやストレスを減らしている。

 趣味や楽しみとして運営している、無料公開の、こんな暇つぶしサイトである。
 来てくれた人に楽しんでもらって、また、自分も楽しむためにやってることなのに、それでつらい思いをしては本末転倒だ。自分がつらい思いしてまで人を楽しませることを優先するとしたら、相応の見返りが必要だろう。それがたとえば、「褒めてもらえる」とかいう精神的な満足感だとしても。
 私は、無理やりひねり出してまで品物を追加しようとは思わない。
 スランプというか、書くことが出てこない、書けない時は、書かない。それだけであーる。

 書きたいという気持ちはあるけれど、それに振り回されるのもつまらないことだ。
 だからこういう時は、刺激を出すのではなく、受け取ることにしている。
 書くモードに入っていると書くことに時間を費やしてしまうから、チェックだけしてまだ読んでいない本が出てきたりする。そういうのを読む。
 建築学から歴史解釈ものから環境関係からなんから、いずれネタにできそうなもので、読みやすいものがあれば片っ端から読む。メモはとらない。読むハナから内容を忘れることもあるが、本当に自分の中に引っかかってきたものは、なんとなくでも残り続ける。
 書こうと焦らずに、放置して好き勝手してるとも言える。

 ともあれ。
 何故、書かなければいけないような気がしてしまうのか。
 何故、書かないでいると不安なのか。
 そのあたりのこととの関係で、スランプは発生する。
 まずはそのあたりを見極めることが、スランプ対策の第一歩なのかもしれない。


Made with Shibayan Diary