烏の足跡



2004年5月16日(日)

 デビルメイクライ3が出るらしい。
 雑誌を見た。
 ダ、ダンテが……なんだか小僧っぽ!Σ( ̄□ ̄;
 まーゲーム性第一で考えて、面白そうであれば買おうかなと。
 その前にやりたいゲームがいろいろいろいろあるが。
 アヌビスだの鬼武者3だのデモンベイン(本当に七月には出るんだろうな?)だの……。
 戦国無双は、猛将伝にあたるものかどうかはともかくとして、次が予定されてはいるっぽい。コーエーさんスタッフのインタビューとか見ると、三国との区別化ばかり考えて無双としての方向性を失ったっぽい、ということについてはもう考えてあるらしい。それなら、期待してもいいかと思う。

 なお。
 今日のバイト中、PSO エピ3を持ってきたお客さんがいた。新品を980円で販売してございまァす
 まー正直なとこ、こんなものよりエピ1&2+置いたほうがまだマシな在庫だわな(鬼



2004年5月17日(月)

 ここんとこ続いてる文章がらみで。

 井上ひさしの「作文教室」とかいう文庫(実際のタイトルはもっと長い)。これはまあまあ。実際の作文教室で、先生役の井上氏が生徒の作文を見ていくような形なんだけど、いまいち「なるほどな〜」と思ったところがなかった。
 著者忘れたけど「文章読本」という文庫もいくつかあった。そのうちの一つは、大作家の文章をもってきて、どこがどうすばらしいと説明するようなもので、あまり面白くなかった。たとえ大作家の文章で、ある人にはいいものでも、ある人にはどーでもいいということの証明か。つか、「ここがいい」という説明があまりピンとこないからダメー。

 そういう点では、谷崎潤一郎の「文章読本」がいい。中公文庫から出てる。
 使われている漢字とかは少し古めかしいけれど、書いている内容がとても実際的でわかりやすい。
 もちろん、全てに頷けるわけではないけれど。

 上手い文章、とまでいかずとも、読みやすく理にかなった文章を身につけるなら本多。
 物語というものの実際に踏み込んでいくなら、私は谷崎を推したい。
 ただ、私がもともと考えていたことが、谷崎の文章読本に合致したから、「いい」と思うだけということもある。
 まー、そういうことを「烏流」として、ぼちぼちまとめていこーかのー……。



2004年5月18日(火)

 デカレンジャーが気になる(爆
 本屋にいる以上、オコサマ向けの絵本とかも見かけるわけでね。
 そういうのをちらちら見てるかぎりには、特に面白そうだとも思わない。ハリケンジャーはなんだかんだで、ライバルチームとの確執とかがあってそこそこストーリーには厚みがあったと思うけど。
 気になるのはただ一つ。
 司令官様である。ドギー・クルーガーだったかなんだったか、名前はうろ覚えだが、アヌビス星人だとかで、犬頭人身なのである。しかも、変身してくれるのである。
 人間じゃないのである。ここが肝心。

 ハリケンジャー見つつ、人間の顔なんざ出さなくていいからずっとヘッドギア(頭の部分)かぶったままでいてくれ、と思っていた私であるからして、素顔が犬で司令官でしかも変身するとめっちゃ強いなんて、理想どおりでわないか!!
 この司令官を見たいがためだけに、ビデオがレンタル開始されたら借りてしまいそうな予感がフルスロットル中(死



2004年5月19日(水)

 人が一生の間に体験できることは限られている。
 行けるところも、会える人も。
 いい本は、それを補ってくれる。

 星野道夫の「イニュニック」(新潮文庫)を読んでいる。
 アラスカに生きた写真家の随筆のようなものなのだが、これが下手な小説顔負けに面白い。文章も読みやすいし、そこに書かれているものもしっかりと伝わってくる。
 行ったこともないアラスカの森や雪原が、ほんの少しだけ近くなる。
 気温マイナス五十度という世界での「当然」や「自然」は、私の半端な想像力など超越していて、入ってくる情報はどれも新鮮だ。
 それらの真髄を体感するには、同じようにアラスカに暮らすしかないのだろう。けれど、言葉をもってなにかしてやろうというなら、体感しなかったことを取り込んで、ものにしないと話にならない。
 それを助けてくれる、とても面白い本だ。

 で、書いてあったことからふと思ったこと。
 一生の内で、体験できる「冬」の数は、世界を移動しないかぎり、せいぜいで八十〜百回。
 そしてまた、私(たち)が通過した「冬」の数は、二十回〜三十、四十回だ(それより年上の人がこの巣を見てることってあるんだろうか?)。
 意外に少ないと感じる。
 たった○十回くらいしか、「冬」も「夏」も知らないのだ。
 もしかすると私たちは、自分の身の回りの「冬」や「春」「夏」「秋」についてすら、まだよく分かってないし、なにも知らないのかもしれない。
 アラスカなんて極地じゃなくても、自分の身の回りでも、見ようとすれば見えてくる、見ようとしなければ見えないものは、まだ山ほどあるんだろうと思う。



2004年5月20日(木)

 またも、読んだ本の話。

 畠中恵の「ぬしさまへ」(新潮社)を読んだ。
 端的に言うなら、「着想の面白さで他全て補っている話」。
 私の好きな時代もの、捕物帳の一種なんだが、時代背景ははっきりしないし、風景の描写などはほとんどない。ぶっちゃけ、私でも書けるレベルに、江戸の風物というものは描かれていない。
 人情推理、とあるが、人情の点では先人のものに及ぶとは到底言えないし、推理としても、「おおっ! そういうことか!」と唸ってしまうようなものではない。
 正直、これで主人公が岡引や同心で、出てくるのが手先だのなんだのなら、絶対に買わなかっただろう。

 と言いつつ買ってもいるし、紹介しようともしているし、更にはこれの一作目にあたるのを注文しようかとさえ思ってる。
 ひとえに、設定の面白さなのだ。
 主人公は、大店の「若だんな」。まだ十七(とはいえ、現代でいえば二十五くらいの男になるが、この作者がそのつもりで十七に設定しているかどうかは疑問)の、なかなかの優男のようだ。ただし、病弱ですぐ寝込んだり、驚けば気を失ってしまったりする。
 この弱々しい若だんなが、ホームズ役である。ではワトソンやレストレード役はというと、これが妖怪たちなのだ。
 まともに探偵活動なんてできない若だんなの代わりに、妖怪たちが情報を集めてくる。そうして、人間とは少しズレた会話なんかを織り交ぜつつ、物語は進行していく。
 この若だんなと妖怪たちの関係が、面白い。

 私は名のある捕物帳ならば一通り読んでいるとゆーマニアだから、「作品」としての出来については相当にシビアに、過去のものとの比較で見ている。そのせいで、いいと思う部分よりは圧倒的な数、ダメなところを挙げてしまうが、捕物帳マニアでない人には、気楽にすらっと読めてそこそこ面白いだろうと思う。
 若だんなには死ぬほど甘い両親に祖父母、祖母の寄越した手代(本性は妖怪)。溺愛されつつもマトモな若だんなと、不味い菓子ばかりつくる隣の幼馴染。
 ほのぼのと読めた。



2004年5月21日(金)

 やーっと「ラスト・サムライ」見るよー!!
 いっそこの人気の煽りでTV時代劇「御家人斬九郎」DVDにならないかなー!?
 ちなみに今、久々に人と存分に(量ではなく)酒飲んできたんで酔ってます。ラリラリ。



2004年5月22日(土)

 よーやっとPS2「アヌビス」買ったー!!
 金子さんが機体デザインしてるのあるってこととか、他の機体のデザインとか、無駄に張り付いたディンゴのコスとか、戦闘システムとかワンコ機体とか、股間のもっ○りがコクピットなこととか、気になるところはいろいろあったけれど、他のゲームにかまけて放置することンヶ月。
 やっとこ中古でスペサルエディションのほう買ってきたのだ。

 最初のボス戦でいきなりゲームオーバーになった瞬間には、EASYで始めれば良かったかと一瞬後悔したけれど。
 慣れるまで微妙な移動もままならなかったりもする反面、戦闘はテケトーでもなんとかなるのねー……。でもテケトーだとダメージくらうのねー……。気が付くとADAに警告されてるのねー……。
 つかいきなり瀕死かい主人公……。
 真面目に移動システム考えると、正面向いたまま後方に移動できれば良かったかなぁ。あー、でも機体の構造上、前方に向けた噴射口がないから無理なのか……。

 音楽とか演出とかが少し大仰な感じで、でも「間」とかがよく分かってるのか、光源の使い方もうまくて、イベントシーンはけっこー見入ってる。箱の中からこんにちはジェフティはなんだか震えたなぁ。こう書くとアホみたいだが。
 R2触ってるとR1がどうも意識の外に零れててさぁ、なんて言ってないで、ちゃんとガードしようよ己。今のところ、殺られる前に殺れ、うまくすりゃアイテム出るから!な勢いでしか戦ってませんが?

 すかす、実際にプレイして一番気に入ったのは、「敵掴んでぶん回す、盾にする」というシステムであーる。キャー!! そんな泥試合するのかロボめ。
 というわけで、鉄柱があろうと敵掴んで攻撃してる。ものすごく無駄に。けっけっけっ★ しばらく使ってると壊れちゃうのがアレだけどねー、仕方ないよねー? そしたら代わり捕まえればいいもんねー? ……ものすごくヤなジェフティな気がする……。

 それにしても……VSのほうでしか使えないんだったっけなぁ、隠し機体。
 わんこ……。
 わんこに乗りた〜い!
 わんこほしい〜〜!!
 でも尻尾はにゃんこみたーい……。
 とか寝惚けてるプレイヤーである。
 気が付けばジェフティが猛ダッシュかまして接近し、わんこをかいぐりかいぐりしていそうで怖い(←しないって
 ディンゴの意志とかADAの制御とか無視して、ジェフティ自身がわんこ好き……だったらステキなギャグができるのになぁ?
 アヌビスのものすごく濃ゆい腐女子向け同人誌の存在は知ってるが、私ならジェフティ→アヌビスで(アヌビス←ジェフティでもいいが)人間いらなーい(→さあ逃げろ!
 中に乗ってる人間とか制御端末無視して動き出すジェフティくんとわんこのギャグが見たい。戦闘中なのに追いかけっこになる二機……。ノウマンは真面目に腹立ててそうだけど、ディンゴは「もっとやれー」状態かもなぁ。



2004年5月23日(日)

 覚書代わりに、小説作法考案。

1.文章の書き方
2.小説の書き方
3.面白い小説の書き方
4.己実例
5.見かけたモノたち

 この五つに分けようか、と。
 1は、文章そのもの、文法っぽいこととかの基本。厳密に守るべし、というのではなくて、こういう文はちょっとこうだよなぁ、という私の感想っぽく。
 2は、最低限こういうものを揃えないと、小説なんてものはなかなか書けないゾというレベルの話。
 3は、面白いかどうかは読み手次第として、読ませるツボについて。
 4は、私が自分の文章を持ち出して、「ここがこうだからこうした」という実例をちょこちょこと。「そうすべき」というより、「私はこうする」というもの。
 5は、自分以外の人が書いた小説で、「ここがいいんだよ!」というものなら、プロアマ問わず。「これはどうだかなぁ」というのは、プロのもののみ(こっちは金受け取っての仕事だから、ケチつけられても文句言えまい)で。これも、気にかかるものが見つかれば、ちょこちょこ追加していく方針。

 ただ、やはりどーしても思うのは、いい文章なんてものは、書ける人と書けない人がいる。
 「蒼天航路」読んでて、なんかそういう台詞見かけて頷いた覚えもある。えーと(と探しに行く)「言葉というものは学べるようでいて、ない者には永遠に身につかぬのだ」だ。
 ま、人のためでなく自分の満足のために書くのであれば、そんなセンスの問題は無視できる。私も、センスの有無なんか考えて書いてるわけじゃない。書きたいから書く。読んでもらいたいから、せめて意味が伝わるようには気にかける。それ以外は、ほとんど自分のこだわりでしかない。 
 それでも最低限、「書きたいもの」だけは持ってないと話にならんよね。



2004年5月24日(月)

 ちょっとインチキデータ手に入れたので、あらためて「シャドウハーツ」やってたり。1のほうね、1。
 いきなりヒロインを大事に思ってる主人公にガクっとついていけなくなってはみたけれど、朱震じーさんのかっこよさだけで最後までやれます己。ああ、不良老年バンザーイ!!
 なお。
 名前の登録で、主人公は例によって例の名前なんだけど、ヒロインは「アリア」、じーさんはそのまま。マルコビッチなマルガリータは「トラガリータ」にしようかと一瞬思ったけどふと冷静になって、そのままになった。
 にしてもあのゲーム、ストーリーとかシステムは面白いけど、ポリゴン怖い……。イラストと違いすぎるよママン。



2004年5月25日(火)

 好きだということは、傷つけないことではないのかもなと思う。
 傷つけないように、ひたすら相手に合わせて磨耗した自分は、ただのドレイだ。その人を好きになる資格なんてあるんだろうか? ドレイはただ、主に飼われるだけのものだ。
 好きだというのは、時には傷つけてしまっても、それでもやっぱり好きで、なんとか傍においてほしい、と思いつづけることなのかもしれない。
 そしてまた、傷つけられても、それに腹を立てて許せないと思っても、心のどこかで相手のことを、それにも関わらず「いいよ」と傍においておきたいと思うことなのかもしれない。



2004年5月26日(水)

 「アヌビス」話。なお、「」つきはゲーム名、「」なしは機体(OF/Orbital Frame)名というお約束でヨロシク。
 シャドウハーツと同時進行でぼちぼちと焦らずに進めている。
 ちなみにワタクシ。つい数時間前まで、ジェフティがレベルアップすることに気付いてませんでしたが!?(←ダメ全開
 ライフゲージなんてADAの警告あるまで見てない死。
 サブゲージなんて気にしたこともない死。
 戦わなくていい敵とは戦ってない死。
 むしろなんだかキー機体だけ壊して突っ込むことに命かけてみたりしてる死。
 ……これからはもう少しちゃんとEXP稼ぐようにしよう……。

 プレイヤーの性格とゆーかなんとゆーか、レッドゲージ入って、破損75%とか警告されてからのほうがダメージ受けない日々。むしろあと2ミリくらいしかゲージ残ってない状況から突破できるかどうかに燃え……。
 体力ある時にいかにいい加減に戦っているか、己が驚くほどである、うむ。
 そーいえばVSモードで使えることは確かな各種OFだけど、EXミッションじゃ使えないんだろーかとか、メインストーリーの戦闘部分で使えないんだろーかとか……。
 ジェフティとは性能の違うOFで攻略するのも面白そうだと思うんだけどなぁ。
 ……わんこ……(←結局コレ

 そんなこと言う前に、ちゃんとクリアに向けて進めよう己。



2004年5月27日(木)

 ぐぉ〜んと見ました、ぐおぉ〜んと。
 「ラストサムライ」。
 時間を感じさせず、早送りだのスキップだのしようと思わなかったんだから、時代劇好きの私には(私にも、か?)まず文句なく面白く見れた。

 分かりやすいし。
 ネイティヴ・アメリカン虐殺の記憶に悩まされて、それを忘れるために酒に溺れた軍人が、サムライの村で更生していくという物語(←ちょっと違うぞ
 人が死ぬ戦争について善悪など論じるのも難しいが、少なくとも、誇りを持って戦い、死んでいく相手も命だとちゃんとわきまえて殺し敬意を表するのかどうか。どうせやるしかないなら、己に恥じるところのない戦いをするしかないとも言えて。
 ともあれ、近代化を進めようとあくせく、行き着く先も分からず実感もないままに「そうすればいいんだ」と突き進んでいた時代に、サムライの生き様は疑問を投げかけて終わる。
 それがラスト付近の展開に見事にハマる。
 機関銃の使用をやめさせた副官のとる礼、それに自然と倣っていく人々というのは、己の信念のために戦い抜いてきた相手に、敵意ではなく敬意を持ったんだろう。同じ地を踏んで刃をかわすならともかく、丘の上に陣取ったままの機銃掃射なんか……みたいなものがあるよに感じた。
 最後に明治天皇(中村)が言う、「我々は近代化を推し進めて、西洋のいろんなものを手に入れた。けれど、日本人であることを忘れてはならない」という言葉は、そこまでの展開があればこそ、スッと入ってきた感じだ。

 なんだか大村(原田)一人ワルモノで、ちょっとかわいそうになったりもしたけど。
 氏尾(真田)が予想外に渋くてかっこよかったなー。つか、さすがに刀のさばきかたがサマになってる。基本的に二枚目の優男なのに、ラストのほうで血みどろの顔してるのがまたかっこよい。
 勝元(渡辺)は……英語は聞き取りやすいのに日本語だとボソボソと聞き取りにくくなるあたりは意図的なものなんだろうか?? 意図的だとしても納得できる演出だ。日本人らしくて。とかなんとかピンボケしたこと言っとかないと、本音はただもう「謙さ〜ん! かっけーよ―――ッ!!」なので(死)。たしか伊達政宗やった時、「目の演技がいい」と評価されたんだったと思うが、やはりこの人の目は達者だよなー。愛嬌のある優しい目から、静かに見据える目、張り詰めて憤懣を押し殺した目。ああ、うっとり。
 ボブ(福本)はもう、長きに渡る斬られ役で通してきて、時代劇ファンには御馴染みの顔。たしか四万回だか斬られてきたと思うんだけど(しかも目張りバリバリの悪相メイクで)、それがアナタ、ふつーの顔してフツーのじーちゃんで、弓の腕前も見せてくれてそりゃーかっこよくて。斬られ役ってのも実はものすごく難しいと聞くけど、そうやって続けてきた何万回分が報われた気がして勝手に喜ぶ己。

 まあ、撮影は一部、ニュージーランドだかどこだか忘れたけど、確か海外で。そのほうが日本っぽいってことだったんだけどね。
 でも、時代劇で腐るほど日本の野山見てきた目には、やはり違和感がある。なんつーか……横浜の町が乾燥しすぎだろーとか(どうも西部劇の雰囲気がある砂埃っぽさ。あの時代の日本はそうだったんだろうか?)、緑の野山っつっても、やはりなにか趣が違う。どこか開放的すぎて、日本っぽくない。
 もっと「しっとり」してると思う。

 最初の勝元軍襲来シーン。霧の木立の中から騎馬隊が現れるシーンって、これって日本の時代映画の伝統っつーか、たしか他にいくつかの映画でも、霧の中から現れる騎馬集団ってのがあったはず。「魔界転生」にもあったんじゃなかったっけ? それはそれとして、全体的にブルートーンの静かな森の暗がりの中に、蹄の音とトキの声がして、鎧兜のもののふが現れる。ぞーっとくるくらいかっこえかった。
 兜の装飾とかいろいろあるし、それ見ながら、「戦国無双」も実写ならこんなのかなぁ、とか。赤備え鹿の角、六文銭の幸村とかは、こんな感じなんだろーなーとか考えつつ見てた。

 ドラマ部分はキーになるシーンを巧みにつないでるから、ダレることがなく進んでいくし、分かりやすい。
 そんな中で入る大殺陣。
 これはたぶん、海外の人が見た時と、時代劇に馴染んだ日本人が見た時とでは感覚が違うんじゃないかと思いつつ見てた。
 私なんかは時代劇ファンだから、これだけの殺陣を海外の映画が見せてくれるか!と感心したし喜んだし抵抗なく見るけど、外国の人だとどうなんだろう。銃撃戦のシーンとかとはまた違った感じなんじゃないかのぅ……。
 つーかアレですよ! 剣というものはどこの国にもあるから、それを使った立ち回りというのもどこの国にもあるだろうけど、サーベル使ったフェンシング系の立ち回りと、カタナ使った殺陣とが双璧で、他のは児戯だろ、児戯。殺陣だけで見せ場になるのなんて、この二つくらいだと勝手に思ってる。
 突き刺しからめとるサーベルと、滑るように斬っていくカタナ。ガンガンぶつけあうだけのほかの剣系では出せない色気と合理性、美しさがある。

 ただ―――ラストで明治天皇が、アメリカ主体の都合のいい契約を断るシーンがある。
 今の、風見鶏状態の日本を思えば、いかにも美しい決断だ。
 自分の判断が一国を動かしていく重みを、覚悟として背負った若きエンペラーって感じで、勝元の命も報われた感がある。
 国が、どうありたいか、どうしていきたいかの意思をはっきりと持ち、それを臆することなく実現させていくのは、いい。そうあるべきだろうとも思う。
 ただし、それは一歩間違うと、国粋主義・帝国主義に走ってしまう危険性も含んでいる。
 「本当に国のためと言うなら、おまえの私財を没収して、それを民に分け与えるが」とビシッと言うこの天皇であれば、そんな身勝手な国にはしないだろう。
 けれど現実にはこの何十年か後、日本は他国からの搾取へと動き始める。
 足るを知ることを忘れた結果なんだろうか、と思うのであった。

 あとオマケ。
 騎馬隊が瓦解していくシーン。派手に転倒しまくってるんだけど、お馬さんたちケガしなかったんだろうか(汗
 ダイジョーブなのかなぁ、と実はそれが一番気掛かりだった。まあ競争馬じゃないなら、骨折しても治してもらって、普通に生きてはいけるだろうけど……。
 あとまあ、「この時代にこんな体格の馬はいねぇだろ!?」というツッコミは、しないのがお約束。
 知らない人に教えてあげると、江戸時代くらいの日本の馬ってのは、ポニー同然の大きさで、足も太くて短い農耕馬なんだよーぅ? 「暴れん坊将軍」とかに出てくるスラリとかっこいい馬が普及したのは、明治の中ごろ以降のはずである。西洋とコネのない勝元軍に、映画に出てくるような西洋馬がいたはずはないと思われ。
 以上、「ラスト・サムライ」のザレでした。



2004年5月28日(金)

 「アヌビス」日記と「ハーツ」日記。

 そういえば、「」つきはゲーム名とか言ってたけど、どうせOFアヌビスのほう、わんこってしか言わないじゃん己(滅
 よーやっと、ロイドのいる施設にまで来た。……遅すぎるとか言うにゃーっT□T
 町中のミッションでパーフェクト狙おうとリセット繰り返してたせいと、ヴァイオラ第一戦で「掴めるものってどれよ!?」と見つからないままに三回くらいゲームオーバーになったのと、見つけた後でまた二回くらい死んだのと、第二戦で五回くらい死んだのと、AIデリート戦で五回くらい死んだのと……。列車破壊が面白くてまた無駄にリセットして繰り返したのと、施設に辿り着くまでのノロノロ移動が楽しくて(以下略
 あと、あえてケンの乗ってるアージェイドぶっ壊してみるとかしかも容赦なく斬りまくって! 市街戦で味方全員ぶっ倒してみて!
 なんてアホなことばっかりやっててちっとも進めてませんでした★

 なお、どうでもいい話。
 メタトロン。イスラエルの最高位天使。双子の弟にサンダルフォンというのがいる。神に最も近い、天の書記官たる天使の名。
 オカルトもの好きでかつメガテンやってる私には御馴染みの名前だったけど、世の中にはそんな名前聞いたこともないわーって人も当然いるんだよね……なんてことに今更気付くな己。
 アヌビスでエネルギー資源にこの名前が使われているのはきっと、その時点ではほぼ完全無欠のエネルギーだからだろーと思っていた。神(天の)恩恵としか思えない、超高純度エネルギー。しかも○○ロンって、なんだか物理学っぽい名前。だからってデストロンとかメガトロンは違うヨ?(←阿呆
 しかしこんなオカルトなネーミング、デフォルトであっさりと納得する奴のほうが少ないのよね、やっぱし……。

 シャドウ・ハーツのほうは、インチキデータでらくらく進めて、ネメアートに到達。でも、インチキしてるものだから適正レベルでもないだろうし、ここが全体のどれくらいの地点にあたるのかが分からない罠。
 主人公がLV40、他はLV35くらいで来てみたけど、さすがにこのあたりからダメージ食らうようになってきたので、ぼちぼちとレベル上げして、主人公LV50、他はLV40にしてみた。
 エンディングが、通常のものとアリスが助かるものとあるのは知ってるけど、どうすれば分岐するのかは知らない。攻略サイトでも探そうかしらん。

 実は「クーデルカ」をプレイしているので、ひそかに裏事情がわかる己。オフラハティってどっかで聞いたことあると思ってたら、「クーデルカ」の神父さんじゃん!みたいな。ああ、ハリーのパパリンってあいつかぁ。
 にしても、「クーデルカ」でも思ったけど、戦闘の演出が長いのがサクノスの伝統か? 魔法にせよ詠唱なんかのアクションにせよ、無駄に長くて省略もできなくい。ジャッジメントリングというシステムはいいとして、そこから更にいちいち三連撃見ないといけなかったり、魔法使うと演出長かったり……。戦闘のテンポが悪い。
 なんでこう故S○Kのからんだゲームって、変なところで素人くさいんだろう?(←酷

 とはいえ、この妙なコメディ要素の入った雰囲気とかストーリー自体は好きなので、こそりと中古で2も確保中。もちろんインチキデータしようしますが? LV80から始まるかららくち〜ん。
 そういや、半年もたってやっと、ちゃんとした攻略本の出るハーツ2。……死ぬほど今更だよなぁ……。



2004年5月29日(土)

 杉原千畝―――という名前だったっけ。
 チウネさん、と覚えているからフルネームは曖昧なんだけど。
 第二次世界大戦中、リトアニアの領事をしていた人だ。
 この人は、ドイツ軍に迫害されたユダヤの人々に、国外脱出するためのビザを書いてあげた人。
 当時の日本はドイツの同盟国だから、ドイツ軍の命令と日本軍の命令はほぼ同じで、ユダヤ人の逃亡に手を貸すというのは、犯罪だったはずだ。
 それなのに国に逆らい、何千人分ものビザを手書きで発行して、それだけの人の命を救った隠れた英雄でもある。当時チウネさんのビザのおかげで逃げられた人々は、今でもそれを大事に保管して、感謝しているという。

 何日か前の新聞のコラムにあったんだが、「上司から、自分の良心に反する指示を出された場合どうするか」という問いに、多くの人が「やむをえず従う」を選んだそうな。
 それでクビ切られたらこれから先どうすればいいのか分からないとか、いろんな不安があるのは事実だろうけど……。
 チウネさんと比べると、あまりにも情けない。
 いや、自分はどうするかと問われれば、「いや、私は拒否してクビになる!」と堂々と言えるかどうか分からないから、そういう人を非難したりするつもりはなくて。
 自分も含めて、情けない時代と人なんだろうなぁ、と。

 「ラスト・サムライ」からの関連なんですよ、今日の話題は。
 己に恥じるところはないのか、ということ。
 利害を超えて、恥を恥として軽視しない厳しさが、誇りを生む。是か悪かを問えば、国利には反したことになるのかもしれないし、単純に善行とも言えなくなってしまうが、己が正しいとしたことを、堂々と胸を張って行ったところに、すごい人だよなと感動してしまう。
 チウネさんは昭和のサムライだったんだなぁ、と思ったのだ。



2004年5月30日(日)

 報道の責任というものについて、ちょっと。
 拉致被害者の関係者への嫌がらせとか中傷が相次いでいる、という。
 ネットの掲示板なんて、匿名性があるから、発言に対するどんな責任も負わなくていい。その気楽さゆえに、自分に跳ね返ってくるリスクを思わず、好きなだけストレスを吐き出せる。他人の痛みは他人のもので、自分はちっとも痛くないし。
 その善悪を論じるつもりはない。私自身が、他人に共感しすぎる人間を胡散臭いと思うタチなので、人の痛みは関係ない、という本音全開のほうがむしろ好ましく、だったら私がキミ殴ってもいいのね?(にっこり)とタコってやろうというシンプルな結論に持ち込めてサワヤカだ(←ぉぃ

 今回の場合、被害者関係者が小泉さんを責めた言葉に反応して、その尻馬に乗っかってのストレス発散だろう。
 そうなった原因はと探ると、そこに報道といものがある気がした。
 被害者関係者が、いかにも自分たちの感情だけで、自分たちの望むものだけ押し付けて小泉さんを無能呼ばわり同然にしている、と見えてしまうところが問題じゃないかと思ったりしたのだ。

 新聞なんかを見てても、小泉さんに向けた非難の言葉は取り上げられているけれど、それだけだ。
 首相というのは国を預かる身。単純に自国の主張だけ通せるわけはないことくらい、少し考えれば分かる。今は有利に運んでも、そのせいで後に不利になってもどうしようもないし、他国との関係も考えないといけないし、相手国の動向見てるとキレてミサイル発射しかねない可能性だってチラついてるし、どうしても折衷案にならざるを得ない。
 その折衷案を見て、国を見て、世界を見て、「今の日本でもこれくらいの成果は得られるはず。そこをなんとかするのが首相だろう。がんばってほしい」という意図があって、「もっといい結果を」と言ってるのか。
 それとも、そんなこと全部うっちゃって、「なにしてんだ」と罵ってるのか。
 報道される部分だけ見ると、後者にしか見えないくらい、情報が乏しい。

 もし後者なら、それは「この先の日本、他の日本国民なんか知ったことじゃない。とりあえず今、俺の家族に便宜を」ってだけだから、好きなだけ罵倒してやりゃいいと思う。身勝手な発言をするなら、身勝手な発言を受けても文句言うな、と。
 けれど前者なら、本音=感情を言えば身勝手であるところを(とりあえずは、肉親に比べれば他人なんか、ってのは自然な感情だろう)、強い感情をおさえて、公益を思っていることになる。
 一応、実際には前者だと仮定しておくが、だとすれば、首相へ向けた失望や非難の言葉だけ取り上げて、誤解を生じさせている報道が生んだ誹謗中傷というものも、あると言える。

 限られた紙面や時間で、しかもプライバシーだのなんだのという問題まである中で、どれくらいの報道ができるのか、というのもまた、簡単なことではない。
 けれど、いくつかの新聞を見るかぎりにおいては、「被害者たちの身勝手」に見えてしまうような内容になっている。小泉さんに失望の声が上がって、結果に不満が出ている、というだけしか報道してないのだ。
 まがりなりにも新聞なら、それは事実の報道だろう。けれど、部分的でしかないことで、実像とは違っているということは大いに起こりうる。
 無論、どう頑張ったって全体を伝えることなんてできはしない。己の話になるが、およそ二年に渡ってこんなザレゴト書いていても、それでも全て「私の一部」の繋ぎあわせでしかない。書いたことに一つも嘘はなかったとしても、時折は見当違いの見方をされる。部分しか知らないのに、全体を知っているかのように「貴方は○○だから」と言われて苦笑するしかないことがある。
 貴方の周囲にいる友人たちを見ても同じことで、全体なんてなにも知らない。その人が見せてくれるもの、見せてしまうものからしか判断しておらず、見えていないものがあることをほとんど意識しない。それなのに「この人はこう」と決め付けていることが多い。

 これだけの言葉を吐いていてでさえ全体像とは異なるんだから、限られた時間と量で、全体像を誤解なく伝えるのは、まず無理だろう。
 それでも、せめてそういう問題意識は持っていてもらいたいと思う。本当に失望や非難しかなかったのか、期待や応援する気持ちはなかったのか。片方しか伝えないのでは、誤った情報になってしまうのだから。
 全体を伝えるのは無理でも、大きな誤解を生じさせかねないならば、もう少し内容には注意を払わないといけないだろう。事実を伝えて公益に貢献することで金もらってんだからさ。
 そういえば以前に、報道関係の仕事にいます、というかたからメールを頂いたことがある。私はそういう会社と無関係に見ているわけだが、記者とかライターではないとしても、報道現場に近い位置にいるかたには、また見え方は違うのかもしれない。



2004年5月31日(月)

 アヌビス日記。

 クリアした〜♪
 クリアしたけど……EXミッションも出たけど……ジェフティ数種類以外にはビック・バイパー(面倒なのでVVと略する)しか使えないのね……T□T
 わんこ〜……〒△〒 わんこ使いたいよ〜。EXミッションくらい、好きな機体でできるようにしてくれたっていいだろうに〜……。
 しかもVV使ったはいいけど操作よく分かんないしっ。ジェフティの操作とサブウェポンに、あれだけ丁寧なチュートリアルあるなら、いっそ全機体の基本操作説明も作ってくれたって良かったのにぃ。
 などと未練タラタラわんこコールがクリア第一声目かというと、そのとおりでっす★

 どうせ脳内はジェフティとわんこ隠しAIみたいな妄想に入ってるから、装甲剥がれた後のいわゆるダメージドorネイキッド・ジェフイティとか見ながら、「や〜ん」と恥らう姿想像してきゃっきゃとコメディモード突入してるからほっといてネ?
 偽わんことのラブシーン(←一応誤解のないように書いておくと、偽アヌビスに乗っているのがヒロインで、無事帰還したディンゴを抱き締めているだけでございます)も、偽でもわんこはわんこだし、と犬好き全開とかいかがでせうか?
 ……いい加減わんこから離れてマジメにゲームの内容や感想くらい言いなさい、と。

 いやー、バフラムも連合軍も敵に回していいから思う存分に戦いたかったっス!
 アーマーン突入前の大乱戦時、延々と救援求むの声が上がりっぱなしで、惰弱な奴等はとっとと死ねぇイ!!とかいうのが本音でございました。
 ザコが山盛り来てて、大暴れするのには最適なのに、面倒見てやるのにひーこら飛び回って終わった気が……。いてもいなくても構わない足手まといごときのために、なんで、なんで……っ、キイィィ〜〜〜〜ッ!!
 む・ろ・ん、途中でセーブしておいて、味方無視して大暴れしたけれど★

 ロイドのじっちゃんかっこよかったなぁ(←相変わらずのじさま好き
 暗闇の中でADAの声に従ってインヘルトと戦うの面白かった。声にいかに素早く反応するかってのは、見えたものにいかに早く反応するかとはちょっと違ってて。
 ただ、そこに着くまでのシャフト部屋嫌〜いT□T 気になっておちおち戦ってもいられないよぅ。
 んで、インヘルトのコクピットは顔なのね、股間じゃなく。それに驚いた私はなんか間違ってるだろうか?
 ゼロシフト着床してからは楽チンだったなぁ。
 わんこ戦より中盤のネフティス戦のほうがつらかった。
 つか……わんこ、チキン……。ゼロシフトあっても攻撃より回避にしか使ってないじゃんおまえ〜、みたいな。これはあれか。ノウマンがチキンなんだな? なにもわんこがジェフティから逃げ回ってるわけじゃないんだな?(←わんこ話に戻るな

 でまあ、クリアしてみた感想はといえば、途中さんざ死にまくりはしたけれど、進めなくなったわけではなく、攻撃パターンを掴んで、有効な攻撃と回避・防御方法見つければ、案外簡単に突破できたりと、アクション部分はバランスも良くてひじょーに楽しかった。
 「ゲーム」として人にすすめることを前提に書くとすると。
 プレイ一回目は、けっこう手堅いアクションゲームで、でたらめに戦っていたのでは勝てないと思われる。イージーだとそうでもないのかもしれないけど、ボス戦は相手の攻撃手段を知り、それを見極めて、それぞれにどう応じるかを見つけないと、いつまでたっても勝てない感もある。ADAが助言はしてくれるけど、100%フォローしてくれるわけでもないし、ある程度は自分で探すか、攻略情報でも手に入れるしかないような。
 ただ、一度クリアしてしまえば、「無双」系のお手軽大暴れが可能になる。難易度を選べるというより、ジェフティの性能を選べて、高性能のものと初期状態とを比較すると、初期呂布→LV11武器所持パラメMAX呂布、くらいの差? 回復アイテムは頻繁に手に入るため、ダメージを気にせずに大暴れしてても進めるようになった。
 つか、モードをイージーにして、ネイキッド・ジェフティを選択、サブウェポン完備で本編はじめたら、最初のボスであるアージェイドが、戦闘開始と同時に、「ゼロシフト→ブレード」で死んだ……(汗
 テクニカルに戦いたいなら、難易度やジェフティの状態を、自分で厳しくすればいい。楽に爽快感味わいたいなら、強いものを選べはいい、ということで。

 ただ、ストーリーについては、前作をプレイしていないと半分しか味わえていない感はある。「アヌビス」は、ジェフティにまつわる物語の後半のようなものっぽく。
 1が完結した後の2、というより、1で解決しなかった部分に到達する2、という続編。
 フォローとして、前作のダイジェストムービーが収録されているけど。
 前作をプレイするのもやぶさかではないが……ダイジェスト見てた感じでは、ポリゴンキャラにせよ戦闘の演出にせよ、クォリティはやはり今作より低めで。ちょっと躊躇われるのぅ……。

 ともあれ、アクションゲーム好きなら、触れば楽しいと思う。
 苦手な人に勧められるほど万人向けではないけれど、一対多型のゲーム、無双でもデビルメイでもドラッグオンでもカオスレギオンでもなんでもいいが、こういうのを楽しんでプレイしたことがあり、SFやロボット自体がどうにも好きになれないというのでないなら、やってみても面白いかと。
 私はとりあえず、VSでわんこ触って自分を慰めつつ、イージーモードにネイキッドジェフティという楽チン道中でもしてみよお。

 ……わんこでEXミッションしたいよぅ……。


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