烏の足跡



2004年1月1日(木)

 とうとう年が明け。
 2004年だっけ〜? と、あまり数字に意味を見出せない私。
 すいません、なんだかバタバタ忙しい気配。
 がんばるにゃ〜!
 なお、現在またリッター単位でアルコール漬け中(死

 そういう状態で、うちに集まった面々とゲームなぞしていた昨日深夜〜今朝〜昼(←ド阿呆
 夜中にはPSOやってて、明け方押しかけてきた連中と共に延々とゲーム。
 なんかものすごく不健全でサミしい気がするが、まあいいか。

 目下、無双・Shinobi・武刃街を並行プレイしているもんだから、操作ミスることしばしば。
 全部キーコンフィグで×にジャンプ、□に通常攻撃、L1にカメラ回りこみを割り振っているところまではいいんだが、他のキーが……。
 武刃街やりつつ、つい自分が連続攻撃受けると○ボタン押すバカ。そんなことしたって乱舞出ないっつーの!!
 Shinobiやってた後で無双触ったはいいけど、ダッシュしたくてたまらないとか。

 武刃街はぼーちぼちと、一度遊んだステージ繰り返しては霊珠(能力強化のためのEXPみたいなもの)集めて、のんべんだらりと進めている。
 しかしステージ1は普通すぎ、ステージ2は特殊すぎ、ステージ3は視界が悪くていまいち盛り上がりにかけ。仕掛け的にはステージ3が、わき道あったり特殊移動駆使しないといけないところがあったり、けっこう面白いんだけど。
 でも、つい底の見えない断崖の傍に立ち、思いっきり飛び降りてみた後で、ダメージ受けただけで元の位置に戻ってしまった時には、「なーんだ」とちょっとがっくり。
 Shinobi的な「落ちたら即死」を、キャラゲーに求めても仕方ないんだけどネ。
 落ちて実際に無事なのを見てみると、確実に、気は緩む。落ちたらやりなおしゃいいんだろー、と。だからお手軽に進めて「いい」んだけど、ますますねShinobiの厳しさが愛しくなってステージ5−A。久々に何度落ちたことかっT□T
 しばらくはEASYモードで修行しよう……。



2004年1月2日(金)

 書きたいもの山積み、仕事もみりみり。
 5〜7が休みなので、そこまで待ってクダサイ……。
 で、今日もまたバイト後に打ち上げで。
 焼肉美味しかった、久々だから。
 でももっと飲みたかった!(ぉぃ



2004年1月3日(土)

 本当はあちこちに、ご挨拶したいサイトさんがある。
 けれどリアルですら年賀状なんてものは一枚も出さない私としては、「形式」のために時間を費やしたくはない。
 儀式にも吉日にも、意味や意義が自分になりあって、思い入れがあってのことでないなら、なにか見ていただけるものを作るのに費やしたい。
 そういうわけで、年賀メールなどいただけばお返しするけれど、こちらからは積極的には出しません、ゴメンナサイ。

 今年書きたいもの。
 無双はまだ、いろいろとご期待くださっているかたも多いと思われるので、もう数ヶ月くらいはコンスタントに更新したいのに、今月、来月とゲームラッシュ(爆) でもたぶん、戦国無双で書こうとは思わないので。つか私、人からそそのかされないと801とか、萌え要素がよく分からないし(ぇ?
 PSOはまだまだ。たぶん、当分終われない。本編の再構築もまだまだまだだし、外伝系も裏も先生ものも(←これで一つのジャンルか己)、まだ書きたいものは出てきそうだ。書きかけでストックしてある話もざっと20くらいはあるし。
 ルキズもまだやる。なんか、強烈に燃え上がった時期は過ぎたくせに、まだ切れない。等身大の、セーシュンの、それでいてうそっぽくなりすぎない801で、まだ書いてみたいものがある。
 塾は、どれほどブランクが生じようと、絶対に駄目。終われないし切れないしやめられない。伊達かっけーし(笑)。夢はやっぱ邪鬼伊達で。今はどうか知らないけど、まだ連載していた時にちょっと関わらせてもらったサークルさんで、「邪鬼伊達は外見的にもめちゃくちゃかっこいいけど、一種の聖域みたいなもので、半端な思い入れでは書いちゃいけない気がする」とおっしゃってたことがあって。これはいつか、自分なりにその言葉にひるまなくて済むようなものを、書きたいと思ってるし。あと、セン伊達で現場(爆
 その他は、Shinobiの旅日誌ツヅキ書きたいし、ルパンとかアイアンリーガーとかまだまだ出していきたいし、延々言ってるサムスピと餓狼のSSも打ち直してアップしたい、マジに。
 あと、SLEEPING MOONも、今年中に最低でも四本くらいはアップしたいと思ってる。パロディでなくオリジナルとなると、本当に、自分の腕と能力だけが全てで、気に入ってもらえるかどうか、一切、容赦ない。原作好きだから、なんてごまかせやしないフィールドだけれど、それでも楽しみだと言ってくれるかたたちのために、楽しみをさしあげることができれば、モノカキ冥利に尽きる。
 html講座も、ぼちぼちと追加予定。以前、自分がHP作るようになり、タグ打つようになった時、大変助けていただいたサイトさんなんかを参考にして、どれほどローカルでマイナーだろうと、ぼちぼちと。

 まだまだ、枯れたくないし、涸れさせたくない。
 それがなんになるってことじゃなく、気持ちがぐっとこもるような時間を自分に作り出し、その結果、誰かにもそういう時間を分けてあげられること。
 なんになるとかならないとか、関係ない。
 生活だけに追われて、生きることそのものに追われて、そういう気持ちを適当に磨耗されるのだけは、御免だと思う。
 そういう気持ちを支えるものとして、最低限マットーな生活は送るけど(人様から見ればなんじゃそれゃ!?でも)、本当に大事なものはどちらかは、勘違いしたくない。

 毎年、100本程度の話は追加してきたこの巣。
 今年も、どれかのジャンルに偏ったりすることはあるとしても、同じくらいのモノはアップしたいと思ってます。



2004年1月4日(日)

 いろんな経験をしたりいろんなものを見れば、ただそれだけで視野が広くなるかと言えば、別だ。
 自分とは違う意見や価値観を見て、「そういうのもあるんだな」と認められれば、それは受け入れる入れないに関わらず、視野が少し広くなり、ものの考え方の柔軟性も少し上がったということだろう。
 だがまー、世の中にはどーしよーもないのがいる。自分の持っているものと違うものは、「そっちがおかしい、間違ってる」としか思わないようで。それで排除、否定、拒絶してしまうから、ちっとも視野も柔軟性も変わらない。

 年をとると、それまでにしてきた経験・考察の量などから、「若い人より私のほうが正しい」になりがちで、だからウザったいおっさん・おばさん・じじいにばばあになるんだろう。他人の意見を受け入れがたくなってくる。
 しかし思うに、自分と違うもの、自分と違っているけれど正しいもの(自分が間違っているというのではなくて)を本当に見聞し経験してきていれば、年をとるほど、物事にこだわらない闊達な性格にもなれるんじゃないだろうか。

 矜持を持つことと、物事にこだわらないことは両立しないことじゃない。
 何故なら、矜持は自分に課すルールみたいなもので、物事にこだわるのは自分でないものに口を出すことだ。自分の矜持に反するなら、こだわることもなく、ただ己を貫けば済む話。

 なんにせよ、年をとるほど自分を変えづらくなるなら、若いうちにいろんなものを見、聞き、経験してこないと損だ。自分の器が小さいままになるってことで、損だと思う。
 極端な話、悪いコトもすればいいと思う。取り返しがつかないことではないなら、すればいいと思ってる。ただ、それ以後も続けていってもいいとは思ってないが。
 そういうものを頭っから否定して嫌悪してきた人間は、そういう行動をとる人間の気持ちを分かろうともしない。悪いことは悪いこと、やる奴は頭がおかしいと決め付けて、何故そうするのか、そこに到る理由や過程を思いやろうとはしない。
 マットーに生きてきても、そういうものに思いを広げられる人もいるから、「悪いこともしなさい」とは言わない。ただ、もし「若気の至り」とか「気の迷い」で過ちを犯してしまったら、それをただ否定して後悔するよりは、そうした時の自分の心情などをちゃんと把握して、プラスへと転換することもできるのではないかと思うのであーる。

 ウザい年寄り連中のことも、「そういう人もいるんだな」と見ておきながら、己は、そうなりたくはない。
 自分がどうするかは譲れずとも、他人がどうするかは、いつもその人任せでのらくらとしていたいものだ。



2004年1月5日(月)

 今書いているもの、書きかけているものの話。ジャンルごとに。無双だけは専用ザレでのたくっているので除外。

PSO―――
・「キューブ」とゆータイトルで、裏なところのBG話。PSO-rから二十年後、二人が再会しあーゆーカンケーになるに到る根本的な部分。やたらクソ長い。だいたい書いてあるんだが、間が埋めてない。あと、あんまりGを女々しくしたくないので、そのあたりでいろいろとすったんもんだ。なかなか完成しない。
・666「AAA」の続き。一度死んだはずのキリーク氏を復活させ、彼の行動原理みたいなものとからめつつ、犬も食わないというアレ(爆)。あんまり先生を「ものの分かった、間違わない人」にしたくないので、最後の最後で「らしくない」妙に感情的で後ろ向き全開な行動をとらせようと目論むも、みっともないのはいいが女々しいのはイヤで、なかなか固まらない。げふ。
・オンのプレイに引っ掛けた……いや、オンのプレイの裏にこそっと隠してあった、おバカな鉄夫婦ネタ。一緒にRPしたU氏には一言も言っていないが、紺色のヒューキャストPhantom.(これは別の話のキャラ名でもあるので「Asphodel」に改名されている)くんは、ラッシュ先生が息子にするつもりで作ったというロボなんだが、この先生は某T氏のおよめさんver.(ぉぃ)。お子様がほしくなったらしいとか、らしくないとか。オンRPプレイのネタにからめつつ、こういうオチをくっつけて……。

ROOKIES―――
・「ユラ・ユラ」の続き。お泊りしているその夜のこと。イタしてしまいます。そのあたりを、ねちっこくというのではなく丁寧に、二人の心情にからめて一本、しっかりと読み応えのあるものにしたい、と。肝心なシーンはもう書いてあるので、前後や間を埋めるのみ。しかし「埋める」にしてもたっぷりと力こめたいものなので、なかなか進まない。

男塾―――
・意外に書いてない、総理と親分。おっかけ桃ちゃんと追われる伊達(本命赤石な人)の、いけないジョージ。年くってもこういうガキっぽさはちっとも抜けてない桃ちゃんに、やれやれ、と……。所帯持った赤石とは、さすがに切れたらしい伊達くんだから(爆)。ちなみに私の脳内では、赤石先輩の奥さんは少しズレた801好きで、自分の旦那が「そう」でも、ちっとも構わないらしい。かなり強烈な個性で設定してしまっていたり。

SLEEPING MOON―――
・「暗鬼」は、語り口調ではない、ムーの独白調。彼の年齢とか経歴に相応しく、かなり堅苦しい語調になっている。これは一種の「推理もの」にしたいと思っているので、物語部分はともかく、そのロジックのところでやや難航中。これは、謎(犯人像)を解くのはあくまでもムーで、サイコはそういう面とは関係なしに、ここぞという時にびしっと一発。
・「斬魔」というのも、まだタイトルは追加していないけど着々と構想を固めている。これは、サイコやムーの他にも脇役として強烈な個性を持つ人物がほしい、という思いから出てきた話で、これにはサイコに匹敵するほど強い剣士が出てくる。しかも、かなりシリアスに重い過去を背負って。ただやっぱり、サイコとは器が違うんだけどネ(ぉぃ
・「ティッタルアの恋」も構想を練り練り中。これもまた、強烈な個性の脇役を、ということで。脇役といっても、「現在」の中でレギュラーキャラクターになるような存在。ここに出てくるティッタルアというのは、南方系のくっきりとした顔立ちの美人さん。ただし、サイコより長身で逞しいという女戦士。彼女には仕える主がいるんだけど、というお話。荒事もあるけれど、女戦士の不器用でままならない恋ゴコロというものを書いてみたいなー、と。これは文章より先に、ティッタルアのイラストのほうが上がってる。
・シャノールの大砂漠を舞台にした、タイトル未定の話も一本。これはサン・ルー王妃イリアが、病に倒れた父フィスターを救うために無茶する話。どんなに優しいといっても、恵まれた者の余裕から来るものでしかない優しさが、次第に本物になる様なんかに焦点を当てつつ、語りをイリアにすることで、ムーの人柄というのを書いていく予定。ここにはまた一人、個性的な脇役が用意されている。
・「老ファンナの手紙」は既に書いてある。ただ、時期的にまだアップしないほうがいいので、保留して推敲中。

 同時に考えているのはこれだけ。
 あとは微妙に後回しだったりどうしてもネタが続かなかったりしてる。



2004年1月6日(火)

 最近お気に入りのCDと、某海賊の映画話。

 ……ごめん、いや、別に謝らなくてもいいことなんだけど、まだxadealさんの焼いたCDかけてるわ己。しかも、後に入れた加古氏のところまでいくと1曲目に戻すか、次のCDに飛ばすあたり、どうにかしたほうがいい?
 「Ken's Bar」。ネスカフェの「The Rose」が気に入ったのもあるし、「見上げてごらん」もいいし。でつい……。
 「Ghost of a Rose」。ブラックモアズ ナイトのアルバム。エキゾチックという言葉が正しいのかどうかは知らないが、なんかかっこいい。まだしつこく聞いてしまう。

 買おうかどうしようか、借りて焼こうか迷ってるのが「パイレーツ・オブ・カリビアン」のサントラ(爆
 テーマ曲がかっこいいんだも……。ラストカットの、ジャックが海賊の歌口ずさみながらコンパスの蓋をパタンと閉じるのにかぶるのが最高。
 関係ないけど、この映画、DVD買ってから「日本語字幕・英語音声」で一度、「英語音声・字幕なし」で一度、「日本語音声」で一度見ている(ぉぃ

 本当に話題はころっと変わるが、DVDで見られるようになってから、まずは意味を汲める日本語が混じったもので見るんだが、原語だけで見流すというのをよくやってる。
 別に英語の勉強とか考えてない。だって、必ずしも俳優さんが、聞き取りやすいきれいな発音で話しているとは限らないから。
 理解しようなんて思わず、本当にただぼーっと眺めてる。台詞もほとんどBGMで、人の動きや表情、美術セットなんかをだらーっと。
 見ることに飽きたら目を閉じて音だけ聞いてる。やっぱり理解するつもりも聞き取るつもりもない。それで、「言葉」というより「音」で、お気に入りのシーンになったのに気付くとぱっと目を開けてまた見る。
 なんになることもなさそうだが、これはこれで楽しい鑑賞の仕方だと思ってる。

 なお、「パイレーツ〜」で気に入ってるのは、ジャック登場のシーンと、インターセプター号を奪うところ、トルトゥーガの一幕、無人島の二人と、最後の脱走劇からジャックがブラックパール号に戻るところ。
 特に登場のかっこよさと、船を奪うスマートさが大好きだ。どっちも笑えるのにかっこいい。笑えるからかっこいい? 「バカなんだか頭がいいんだか(間抜けなんだか利口なんだか)」と呟くウィルに「その二つは矛盾しない」とジャックが答えるあの二人のおとぼけシーンがいいんだよなぁ。で、さくっと一滴の血も流さずに船を奪って颯爽と去っていく。
 ラストの、かっこよく大見得きろうとして途中で落ちるのも好きだ。
 つか、何度か見るうちにノリントン提督もかっこよくてたまらなくなってきた。船を奪われた後、部下の「最高の海賊です」という台詞に忌々しそうに「そうだな」と答えるところとか、最後のウィルの作った剣を褒めるところとか、「一日くらい先に発たせてやれ」というところとか。恋敵を潔く祝福できる男なんてのは、なかなかいないだろう。

 映画と小説版を元に、私オリジナルで書き下ろしたい気分さえしているが、自粛中。そのためには船体の各部位についての専門用語とか、航海についての知識とかもふまえて、本格的にやりたいのもあるから、まあ、無理だ。
 一部勝手に書いてみるなら、こんなノリか。


 西からの風が、髪と袖、裾を嬲り、翻らせる。男は風の中に立っていた。くたびれた帆、細いマストの梁の上に、彼方を見据えて悠然と佇んでいた。
 静かだが強い意思を秘めた眼差しで、彼は次第に近付く岬を見据えていたが―――ふと足元を見た途端、その目は大きく開かれた。
 浸水している。水を掻い出すための桶が既に、ぷかり、ぷかりと揺れている。
 彼は傍らに揺れるロープをとると、躊躇せず梁の上から飛び降りた。*一本きりの、マストの上から。船室もない。砲台もない。甲板と呼べる場所もない。他に人影一つない*(←*の間の文には傍点を打ちたい)小さな船はどう見ても漁船で、彼の無骨で荒くれた、そしてどこか洒落た―――悪く洒落た、と言ったほうがいいかもしれない―――いでたちにはそぐわないものだった。だが似合いの二人であろうとあるまいと、命じる相手もいない以上、彼のしなければならないことは一つ。桶を捕まえ、急いで「彼女」から水を汲み出すことだ。
 桶に一杯の水を汲み出した時、弾みで目についたものがあった。
 年月と波が削りだした石のアーチの下、ロープに吊るされ白骨化した死体が揺れていた。ロープは五本。あいているのは右から二番目の一本だけで、右端にはこう書かれた木の札が吊るされている。「海賊に警告」。
 男は腰をのばすと帽子をとり、軽く胸に添えた。最後の木札へ、揶揄めいたサインを送る。
 だがその時にはもう、彼のふくらはぎの半ば近くまでが、水の中に浸かっていた……。

 ジャックのかっこよさにはとうてい届かないのがもどかしいがT□T 服装の説明とかは時代風俗の知識ないとしようがないのが悔しい。
 この後、港に船が入ってくる時も梁の上。もう船体の部分は沈みきって、マストの最上部がかろうじて水面に出ているくらいになってる。港で荷揚げ作業している人が「なんだありゃ」とゆー顔で見てるのをちっとも構わず、悠然と桟橋に下りるのがまたかっこいいんだ。
 しかしまあ、こうして文にしてみると分かるけど、登場したジャックの堂々っぷりは、「海賊役だ」という前知識もあるから、当然大きな船かと予想されるのに、実際にカメラが引いて船が見えると、小さな船。この落差の生む「へ?」という驚きは、映像のほうが端的簡潔一発で伝えてくれる。とても勝てやしないと思うのであった。



2004年1月7日(水)

 自分が気に入って、自分がせっせと足を運んで、それだけで満足なサイトさんがある。
 二度と行かないところもある。
 極稀に、「なんでもっとみんなここ来ないんだよ!?」的に気に入ってしまうところもある。本当に稀だけど。他人様のサイトなのに、もっとみんな来いよ、とか思うくらい好きで。他人様のサイトなのに、カウンタ回ってるとなんか嬉しくて。以前は一日平均400くらいだったのが、今では700くらい回ってて、めちゃくちゃ勝手に「よしよし」とか思ってる。

 それはそれとして、置いといて。
 ここ数日、PSOコーナーの改装をしている。
 やたら数があり出てくるキャラクターも多いくせに、どれからどう読めばいいのかのガイドラインもなく、すなわち、なにかの気まぐれでここを見つけたかたには、完璧すぎるほど不親切なので。
 キャラクター紹介からSS群まで、全て一新したレイアウトにしようかと。
 それに合わせて、「本編」は時空の狭間へポイ。
 ほとんどのパラレルは、あれのキャラクターを元に書いてあるが、予定している新ver.とは、主人公っぽいジーンの性格が完全に違ってくるため、あれをいまだ「本編」としてど真ん中に据えておきたくはないというのもある。
 単純作業の繰り返しみたいなものだが、これが単純なだけに面倒くさい。
 SS書くゾという気もいまいち盛り上がらず、目下、ブーメラン氏のイベント見たさにWAAFとか、武刃街ばっかり。ゴメンネ。



2004年1月8日(木)

 人とうまく付き合う方法。
 やろうったってそう簡単にできないことだけど。
 相手の全てじゃなくても、なにか一つ、どこか一ヶ所でもいいから「この人のここはすごいよなぁ」と尊敬できれば、きっとうまく付き合える。
 何故なら、自然と謙虚になれるし、自然と相手を立てるから。

 言葉にして端的に書けば「は?」かもしれないが、どういう関係であれ、相手を尊敬しているかどうかは、本当に大きいと思う。たとえ目下の相手でも「こいつはこういうところいいよなぁ、すごいよなぁ」と思えば、大事にできる。
 たとえ家族でも、互いに尊敬できるところがなければ。
 人間関係の調節は、まずはお互いに引いた状態から、少しずつ合間を埋めていくほうがいいと思うのだ。がつんとぶつけあった後で引いていくよりも。そして、常にいくらかの余裕を残しておくことが、良い関係を長続きさせるコツだとも思ったりしてみたり。



2004年1月9日(金)

 LV100で二周目をスタートさせてるWAAF。
 一定ターンしのぐことが戦闘終了条件になっていない普通の戦闘は、たいてい一瞬でカタがつく。
 それなのに、戦闘終了後のイベントでは三人ともヘロヘロになっていて、敵のほうが余裕かまして去っていく。
 ……まあね、しょせんゲームだから仕方ないけど、すごい違和感。
 どうせ「フェイク」なら、二周目になるとイベントが微妙に変化したりするくらいのふざけっぷりくらい出しても良かった気もする。DVD-ROMの容量にどれくらい余裕があるか知らんが、二周目には大まかな流れなんかは同じなのに、別のRPGのごとく台詞なんかが差し替えられているとか。本来なら余裕かまして去っていくところを、妙にいそいそと逃げ去ってみるとか。
 正統的なWAとしてやればプレイヤーを怒らせかねない仕様かもしれないが、偽物なんだから、そういうふざけっぷりもありだと思うんだが?
 LVとお金とシェリフスター引継ぎで二周目なんてするよりむしろ、マップ踏破率とアイテム(クリアに必須となってくるキーアイテム系は消える)、懐柔図鑑引継ぎで、LVは初期に戻ったほうが二周目のバランス、まだマシだったようにも思うし。

 「フェイク」、偽物という意味でFとつけてリメイクしたのなら、もう少し偽物っぽいところを作ってほしかった気がする。
 それに関して、苦言なんてよりただの文句。なので白。
 開発者が毎度攻略本の巻末であれこれと喋るのがWAの伝統でもあるんだが、実はあれが私は嫌いで。
 WA元祖で「セシリアは自分の大っ嫌いなタイプ、実際にあんなのいたらイヤでしょう」なんて喋ってるんだが、それが今まで続いてる。キャラを変えたりして。
 プレイヤーの手に渡った時点から、制作者の意図なんてものは二の次になって、正解はプレイヤーの受けたイメージだろうに、それをあっさりと否定して覆すような言動が大っ嫌いなの。
 今回のAFでも、「フェイクとして作ったのに元祖と比較してあれこれ意見している向きもあるみたいで云々」とやってるんだが、なんかそれが「あーあ、こいつら分かってねぇなぁ」的に見えてものすごく嫌だった。
 そんなもん、なにがどうフェイクなのかも分からない焼き直し程度にしか作ってないおまえらの設定不足だろうが?と言いたいくらいに。自覚もしてるようだが、だったら↑なこと自体言うなよ。
 ゲームの冗長さはそのまま制作者の冗長さであるとよく分かるこのインタビューページ、なくしてくれんかな、マジに。裏話は貴重だし、面白くもあるが、プレイヤーの感受性を平気で否定するような発言が出てくるのがたまらん。
 私はハナっからセシリアタイプのお嬢さんは好きじゃないからあれだが、「健気な子だよな」と気に入っていたりする人にとれば、元祖の攻略本にあるような発言、どう見ても暴言だろう。「一プレイヤー」が自分の好みとして言うならともかく、制作者が言っていいことじゃない。
 もう少し黙れよ、と思うのはこのゲームの場合、ゲームそのものやゲーム中の台詞以前に、制作者のほうだ。もっとこうしたかった、とか、こういう意味合いで作ったんだけど、ということを語るのはいいが、意図とは違う形でそれを楽しんだプレイヤーの感性を「分かってねぇなぁ」的に否定するインタビューの掲載をやめてほしいんだが? 喋りすぎだよ、まったく。

 ――――よし、言い切ったぞ。
 大好きなWAシリーズだが(3はギャロウズとアースガルズとジーク以外、キャラもストーリーもどうでもいいが)、延々と、「勘弁してくれ」と思っていたことである。
 制作者の本音や地を明らかにすることで、「作品はいいのにねぇ」ってことになる場合がよくある。……私もたぶん、その例に洩れない気がするが(自滅/モノが「いい」かどうかは別として)。
 書いたものだけ飾っておいて、こんなザレ書かなければもう少し常連さん増えそうなんだがなぁ。



2004年1月10日(土)

 一昨日の話がらみで。
 「相手に尊敬できるところがあれば、人付き合いはうまくいく」のではない。
 「相手になにか尊敬できるところを見出せれば、人付き合いはうまくいきやすい」のだと思う。
 ここんとこ勘違いしないでネ。

 これは、「好きになれるところを見つける」よりは簡単だと思う。
 好き・嫌いはほとんど感性の問題で、理性では無理しかできないが、敬意を払える場所を探すなら、まだしも理性でできる。
 自分にはうまくできないこと、自分の欠点だと思うところ、そういうものをふまえてみれば、どこか一つくらい、尊敬できる点は見つかるだろう。
 おっとりしててのんびり屋さんで、仕事もあんまりテキパキとはできない子でも、いつもニコニコと愛想が良くて決して人の悪口を言ったりしないとか。短気ですぐ怒るけれど、細かいところによく気が付いて、その眼力は非常に役立っているとか。
 全てを、丸ごと、となると尊敬なんかできる人間はそうそういないが、部分部分でならばそんなことはないはずだ。

 自分にはない長所や美点を見つけておけば、短所や欠点だけで判断しなくて済む。
 そしてなにより、これは相手のためというより自分のためだ。
 自分への言い訳、誤魔化しだが、それで健康な精神状態を保てるなら、なにが悪いというのさ!?な感じに。



2004年1月11日(日)

 冬のお風呂は長風呂と決まっている私。
 文庫本とかコミックとか雑誌とか持ち込むのはほぼ毎日で、時には風呂に入りつつご飯食べてたり。そーしてぼへーっとさん十分から一時間くらい過ごす。
 それは極楽気分なのだが、反面、持ち込むための読み物用に出費が(爆
 あるもので我慢しておけばいいんだが、何度も読みたいようなものもそうあるわけでもないわけで。
 たまには、プリントアウトした原稿のチェックしていたりもするのであった。

 ……と、去年の冬にも似たようなことを書いているのだが、その時、「お風呂に本持って入ると、その本しわしわになって駄目にならないか?」という疑問が届いた。
 案外、そんなことはない。
 無論、手がいくらか湿っているから完全に問題がないというわけではないが、思っているほど湿らないのは確か。傷一つなく完璧に保存したいのでないならば、あまり気にすることはない。
 ただし、手が滑って湯の中に落とす可能性があるのは間違いないので、そうなって惜しいような「絶版」の本とかはやめませう。買いなおしたとしても、そのまま捨てたとしても惜しくない文庫とか雑誌程度にしておくのが無難デス。



2004年1月13日(火)

 シカバネ中につき更新・返信、一切中断中。
 三途の河まであと三歩。




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