烏の足跡



2003年12月1日(月)

 それにしても……今回、山のガーディアンいないのか? 気になって一度ゼノム山に戻ったんだけど、やっぱいないし。うーむ……。
 ちなみに、フォトスフィアで出てくる青マント。元祖をやってない人のためにバラさないけど、あれは私が元祖をやった時、けっこう驚いた部分だったりする。プレイした時と今とで、経験してきているRPGの数が違うのもあるだろうが、あれの正体には当時、全然気付かなかった。で、誰だか分かった時に、なるほど、と。
 冒頭で黒幕が誰か思いっきり勘付いてしまったWA2と比べると、1のほうが先行きが見えなくて面白かったよなぁ。
 ストーリーの流れは既に知っていて、いろんなものの正体とかオチも知ってるけど、やっぱり面白いと思う。

 ただ……ミーディアム装備できないのがちょっと。FP50ないと発動できない上に、2とか3と違ってキャラのレベルが上がってもFPはゼロからのスタートだし、雑魚戦ではまずガーディアンなんか使わないし、ボス戦ではセシリアはサポートに回るから、実はちっともガーディアンなんか召喚してない私。装備した時のボーナス付加も合わせて、これは装備できるようにして、装備しているものならば誰でも召喚できるようにしたほうが良かった気がする。
 あと、なんでアップルなくなってんだろ。これも謎。ステータスの底上げ系アイテムって、あっても別に問題ない気が。スキル効果に統合されたってことなんだろうか。
 しかも己、スキルのことなんてほとんど忘却してて、LV13くらいで初めてつけて以来、追加してつけたのはLV30頃。追加はしても付け替えてなんかいやしねぇ(死

 んでまあ、今回一通りのキャラ動かしてみて思うのは、マクダレン強すぎ。MPがザックより多い上に、成敗の消費MP・2ってナニ? 技数ではザックのほうが多いけど、使う技なんてけっこう限られてるし。反応値もそう低くはなくてロディより先に動くし、攻撃力も高い、HPもある。今回の最強キャラっぽ。
 ジェーンは完全補助キャラ? アームの攻撃力もカケラほどしかないし。ロディより魔力高くて、ジェム使わせるといいのは確かだけど。補助&アイテム係確定で。
 エマはダウンロードさせてしまえば全体攻撃魔法が使えて、魔法使い系キャラになる模様。物理攻撃能力かなり哀しい有り様らしい。「ゆりかご」では運も低くてダウンロードできなかったので、まだしっかり使ったわけではないが、どんな技をダウンロードできるのかがあらかじめ分かってるのはいいネ。
 ザックはなぁ。MPの乏しさゆえに、雑魚戦で大暴れさせておくのもまずく、ボス戦では攻撃力不足に泣き。せめてMP回復のマジックキャロットが存在していれば……。クイックとフラジャイルの重ねがけしたって、ロディのガトリングに比べるとえらく弱いんだが? 消費MPの関係上、熟練度を挙げるならそのつもりで、街の傍とかで集中して戦わんとすぐにMP切れになるのも痛い。MP40そこそこしかないのに、一撃で20消費するってどうよ?
 セシリアは単体攻撃魔法しか使えず、攻撃ミーディアムはFP50からってのがどーしよーもない。おかげで雑魚戦じゃあ、ガーディアン呼べるようになる前に戦闘終了してる。魔法の単体攻撃ばっかだから、三人して単体攻撃がメインで。なんか、最後にはエマにとってかわられる気配大。
 ロディが今回、一番のダメージ源。魔法に弱いところさえ補ってやれば、反応値はセシリアとどっこいどっこいでそう遅いとも思えず。命中はロックオンで補えるから、と攻撃と弾数、扱いやすさメインでARM改造したせいもあるか。

 ……あ。そういうと前回書こうと思って忘れてたこと。博覧会のミニゲームなくなったのがすっごい残念……!!



2003年12月2日(火)

 日付としてはもう少し前の日に見た夢の話。面白かったので。

 洞窟に向かっている。相棒は同じ年頃の男が一人。道はアスファルト、左手にはコンクリートの土手、海岸が広がっている。
 洞窟というより天然のトンネルみたいな感じで、山のはたから岩の口が突き出して開いているみたいな感じ。その前には、仮面○イダーとかの怪人みたいな奴が用意した罠がある。テレビで見る時にそうであるよーに、「私」は、それが設置されたところを何故か見ているのだ。背中のヒレというか、角というか、岩肌によく似たそれを、トンネルの入り口にどかっと突き刺すところを。
 相棒はそのことを知らないから、スタスタと近付いていき、中に入る。すると、途端にそのヒレトラップのところから岩がせりあがって出現し、彼をトンネルの中に閉じ込めてしまおうとする。
 んで、WAの爆弾に思いっきり影響されてるんだが、それを私は、手持ちの爆弾セットして片っ端から破壊しつつ、早く戻ってくるよーに呼びかけるのだ。で、罠の起動源になっているヒレを破壊すると、ようやくおさまる。

 そうしてトンネルの中に入っていくと、そこはそう深くなく、奥は行き止まりになっていた。左右に人工的なドアが一枚。右側は見えないが、左側は壁が透明なガラスでできていて、中にある医療施設みたいなものが見える。
 そうして突き当りには、二人の若い男女がいた。
 ここはなにかの秘密基地みたいなもので、見つかると命はないのかもしれないが、「私」は真っ向から近付き、「調べにきた」と言ってしまう。考えていたのは、そして言ったのは、「害なすものであれば撤去を強いるしかないが、もしなんらかの事情があってのことであり、また近隣の者に害がないならば、理解を得られるよう取り計らうつもりがある」ということ。おお、なんだか物分りがいい上に、ちょっと権力側の人間だぞ。
 どうなるかと思いつつ反応を待つと、女のほうが、「それなら主に会ってくれ」と言う。
 そうして洞窟の突き当たりにある小部屋、ここは白いカーテンで仕切られているだけなのだが、そこに入ると、そこにあったのは病室にあるようなベッドが一つ。そしてそこに、赤ん坊の産着に包まれた、ボタン電池
 いったいなんじゃこりゃ? と覗き込むと、途端、背中から肩があたたかくなった。丁度、背後から誰かに密着され、肩をとられたみたいに。ぎょっとするが、そのあたたかさは不快ではない。かろうじてふりほどかずにいると、頭の中に直接、女の人の声が聞こえた。
 「体を求めている」と言う。事情は聞いたような、聞かないような、ちょっと覚えていないが、とにかく「彼女」は体を求めて、それまでここでこうして生命維持しているらしいのだ。
 「体」の候補はすぐ脇にあって、それは近代的なミイラというか、医療用の人型の保存ケースみたいな中に入れられている「死体」のようだ。殺して手に入れたのではなく、新鮮な死体が落ちているのを拾ってきて保管しているんだな、ということを「私」は直感し、また、背中にあるあたたかみのせいかどうかしらんが、悪いものというより、とても魅力的なものに思えて、協力を申し出る。なんか、うまくいったら「彼女」の恩人として丁重に扱われるんでないか、というようなシタゴコロつきで(爆
 しかし、そのときに思い浮かべたのが、生きている友人(しかもこの現実の私の古くからの友人である……)で、それを提供するということはもともとの本人を死なせるということでもあるあたり、おまえが一番外道かい、みたいな。でも、その「体」に「彼女」が入るなら、身近にいる一番の美人の「体」がいいよなぁ、と(←最低

 ともあれ、「彼女」には気に入られたみたいで、また数日後にも様子を見に来るのだが、そうすると、「彼女」の枕もとで一人で喋っている老人がいる。なんかイッちゃってる感じで、ちょっと危ない。一人で喋っているのは、「彼女」の声は頭に届くが、自分は発声して答えるからなのだが。
 ふと、自分もこんな具合なのかと、理性的になってみる。
 そーして唐突に、ソフトとハードということについて考えはじめる。生命維持されている謎のポタン電池が「彼女」であり、それが宿る体は誰のものでもいい、死体であってさえ構わないならば、肝心なのは電池のほう。つまり、ソフトということになる。
 しかしソフト単独でも精神活動は行っているとなると、体というものは外装に過ぎず、電池の状態で既に、ハードの中にソフトが入っていることになるのだろう。
 だが一方、「彼女」自身は先日背中から接触してきたように、また別に存在するとすると、電池はあくまでもハードそれのみで、ソフトにあたるものは霊体のようなものであり、現在は外にあるのだろうか? とかなんとか。

 だからなんだというわけでもないが、ちょっと面白い夢だった。
 一つの物語が途切れずに(同じテーマと世界観で)ここまでつながっているというのも珍しいこと。
 これをもう少し整えて、謎の電池のかわりに不思議な石でも使えば、ネタになるなぁと思うのであった。



2003年12月3日(水)

 htmlのエディタソフトを一つ、ダウンロードしてきた。
 これでこのPCに入ってるのは、アップロードなどにも使っているHomepage Managerの他、純粋なエディタとして2種。
 多少使いにくいソフトだろうと、慣れてしまえばどうとでもなるのだが、HPmgは、テキスト表示で編集するのが非常にやりづらい。
 たぶん、タグとして打ち込んでいる部分と、画面に表示させるためのテキスト部分で、一部文字色が変化せず、そのままになっているからだろう。
 その点ではPCにくっつけてもらったエディタと、今日拾ってきたもののほうが見やすい。自分で文字色の指定もできるし。
 ただ、WYSIWYG、つまりモニタ上にどう表示されるかを見ながら編集しようと思うと、この二つにはそういった機能はないから。
 結局、HPmgで作ったもののタグ編集なんかのために、別のエディタを使う感じで。

 HP作成支援ソフトはいくつかあるが、代表的なのはビルダー。
 HPmgだと、同じ部分に繰り返し フォントサイズを指定していたりして、一度にまとめて編集しなかった場合には、えらい無駄が多いこともある。WYSIWYGで移動とかさせると、勝手にリンク部分のフォント色を指定したりして鬱陶しかったり。
 この辺、ビルダーだとどうなってんだろうと思いつつ、もしたとえビルダーのほうが優秀だとしても、今更乗り換えたってなかなか馴染めないのは明白。
 HPmgだって全ての機能を把握して使いこなしたり、あるいは使わずにいるわけではないので、まだまだ、精進は足りんけどね。



2003年12月4日(木)

 行き詰まった〜、とのたくる翌日には、何故かちゃっかり進んでいるあたり、発想の転換のためには頭の中から一度、「そのこと」を追い出してしまうほうがいいのではないかと、やけに真面目なことを考えつつWA。
 パズルが今回は、ヒントもあって面白い。
 3のは自力で解けなかったのも多かったが、今回のは、今までに見つけたヤツはさくさく解けている。最終的に消すしかないのはどれで、いつでも消せるのはどれで、だからどれから消せばいいのかと、三個まとめて消さなければ余ってしまうものはどれか、そういった一連の動作のために邪魔になっているのはどれで、どうすれば動かすだけの道が確保できるか。それをきっちり考えれば解ける。うむ、いい頭の体操だ。



2003年12月5日(金)

 また「リベリオン」な話。
 もうレンタル開始されてからもだいぶたったので、かなりバレな話もまずくはなかろうと。

 つくづく、子役(主人公の息子)の少年がすごいと思う。なんの感情もなく人を見るという、かなり難度の高い演技をきっちりこなしてる。
 どこまで意図的に「そう」したのかは不明だが、この少年の妹役のほうは、最初に出てきた時から、食べ物をいじる仕草を見せたりして、あまり感情がないとは思えない。実際、この子供たちは母親が連れ去られた時から感情抑制薬を摂っていないのだから、「少女のほうはまだそこまで無感情を演じられない」という演技(設定)なのかもしれないが。
 ともかく、少年役はけっこう驚いた。

 一人目の相棒が死に、二人の目相棒となった男が、どう見てもあちこちで感情らしきもの(笑みとか)を見せているのは、正直なところ、のっけから違和感を覚えて「あれ? こんなこと言ったりこんな顔したりできるわけ?」と思っているのが正しいのか、それとも、役者の抑制失敗なのかは微妙。
 つか、気付けよ主人公!みたいな。感情を抑制されて無感情になってる奴が、そんな言葉言ったりするかよ。とかツッコみつつ見ていたり。この辺の曖昧さが、ちょっぴりマイナス要素でもある。
 たとえば、徹底して無感情に振る舞うんだけど、誰も(主人公が別の方向向いてるとか)見てないところで、ほんの少し笑ったりとか、聞こえないように感情があればこその台詞呟いたりとか。ほのめかすんだったら、もう少しそんなふうに作ったほうがいいような気がする。あるいは、誰の顔かわからないように顔の下半分だけとか声だけ(しかも電話とかで少し変調されている)で出てくるとか。

 最大の疑問は、感情を取り戻す(抑制しない)ことを決めた主人公のこと。
 たまたま無双のほうで扱ってるネタにも通じるから考えたんだが、感情を取り戻すということは、今まで感じずにいられた哀しみとか怒りを取り戻すということでもある。奥さんを処刑されたこととかも、全てモロに感じるということになる。
 もっと葛藤してもいいんじゃないかという気がした。
 愛しいものを愛しいと感じられることは幸せでも、思い出したくないつらい過去もあるわけで。処刑された妻、自分の手で殺した相棒、そういったものを思い出した時に感じる、今までの分まとめてやってきたような恐怖とか哀しみとか後悔とか罪悪感、そういうものを描写しないのは片手落ちだと思うのだ。
 ものすごい絶景に、ほとんど恐怖するように感動したりして、少しずつ戻ってくる感情に、ささやかな喜びを味わったりもする一方、不意に蘇ってきたつらい記憶と感情にパニック起こして慌てて薬投与してしまったりね。
 そういう中で、それでも感情があるほうを選ぶ、という流れがあったほうが、テーマが生きる気がする。

 感情がなく、怒りがなく、哀しみも憎しみもなければ、戦争も起こらない。
 たしかにそれは平和だろう。
 感情を取り戻せば、そういった歓迎したくない感情も出てくることになる。
 抑制したほうがいいのか、それでも解放するのか。
 哀しみとか怒り、憎しみを自分の意思でこらえて、喜びとか楽しみを味わうことを選ぶということは、戦争へとつながるような危険な感情を自分で抑えて、平和に共存していくことを選ぶということにもつながっていくのではないかと。

 あと、ガン=カタなんとかしようよ(死
 最後の一戦のあのかっこよさに比べて、途中のはコメディだって。
 なんでそんなポーズとって撃つわけ? みたいな。なんで当たらんのやねん、と。
 敵の配置、銃の種類、そういったものから安全な位置を割り出して効率的に戦う、というのがガン=カタの一つのありようなんだが、あんなポーズとる意味はない。
 むしろ、銃撃+空手というなら、銃持ったまま普通に空手アクションしつつ、その中で隙見てぶっぱなすとゆー、遠近両用の戦法として描いてほしかった。最後のみたいに。銃さばきそのものは演劇的に流麗でもいいけど、ポーズがぴたっぴたっと決まるのは笑える……。



2003年12月6日(土)

 自由とは、責任の遂行の上で約束される権利である。
 とかなんとか、難しい言葉を見つけた。
 そんなん言われて分かる奴ってのは、たぶんハナから自由の意味なんて理解していると思われ。
 もう少し簡単に表現できないのか、という気がする。

 自由とはどういうものか、身勝手とはどう違うのか。
 私は、「とっていいとされている選択肢を、どれでもとれるのが自由」だと思ってる。
 そして、その共同体の中で用意・許容されていない選択肢を作ってしまったり、とってしまうのが身勝手だろう、と。
 つまり、「これはしていいよ、これもしていいよ、これもいいよ。でもこれはダメ」と決められている世界(共同体、社会)で、していいよ、と言われていることならどれでもできるのが自由。ダメといわれているのを選択すれば身勝手だろう。
 不自由というのは、「とっていいはずの選択肢を、とることができない状態」のことだ。差別とか、心身の拘束とか、そういうもののせいで、本来ならばとっていいとされている選択肢を、不当に、とることを許されない状態。

 だから、自由なんてものは同じ共同体の中でも、条件によって様々にかわる。
 解釈、考え方、感じ方、そういうものでも変化する。
 たとえば、人種差別の典型として、黒人さんでは入ってはならないレストランなんてものがあったりする。これは黒人たちにとって「不自由」だろうか?
 白人(なお、ハクジンと入れて変換すると、白人より先に白刃が出てきたうちのPC)ならとれるのに、黒人だととれない選択肢(そのレストランに入る、という選択肢)。
 白人に比べて選択肢の数が少ないということで、「白人より不自由」だといえる。
 だが、これは「肌の色の違いなんかで選択肢の数が増減するのはおかしい」という考え方の上にしか成り立たない。「肌の色の違いは選択肢の増減理由にするのに十分だ」という考え方の上にあれば、その「差」は当然になる。そして、「入ってはいけないのに入ろうとする、というのは自由の行使ではなく身勝手だ」ということになってしまう。

 自由と身勝手なんてものは、実のところこれくらい曖昧な差しかない。
 立場によって簡単に変化する。
 明確な違いなどない。
 主張したモン勝ちみたいな側面すらある。

 「その自由意思による選択によって生じた結果を、自己の責任において管理する」。これも肝心なことで、結果が惨憺たる有り様になった時、他人にその尻拭いを押し付けると、その人の行動は今後、狭められていく。
 どういうことかといえば、「あいつにこれやらせるとロクなことにならないから、これはさせない」というように、とっていい選択肢を減らされてしまうのだ。
 だから、少しでも多く自由であるためには、自分の行動の責任というものを負っていかなければならないことになる。
 だがその「とっていい選択肢の制限」も、どこまでが正当なものかは分からないし、変化する。

 ―――だからなにが言いたいのかといえば、ある場所にいて「自由にできない、息が詰まる」と言ってる人は、たぶん場所をかえたっておんなじことを言うだろう、ということだ。
 どこに行っても、自分の理想通りの「選択肢設定」をしてくれるわけではなくて、してはいけないことはあるし、しかも、見る人によってそれは変化してしまう。
 自分の求めるとおりの「選択肢設定」されている場所なんか、そうそうあるわけがない。
 ということは、現状の中で、いかにすれば自由を感じることができるのか、自由といえるだけの権利を手に入れられるのか。そういう方向で努力しないかぎり、自由なんて手に入らないのではないかと。

 「うちを出て一人暮らしすればもっと自由にできるのに」なんて言う学生さんとかその他諸々いるけれど、実のところ、大差ない。
 あるものが手に入るかわりに、あるものが手に入らなくなる。
 顕著なのは、手に入るのが「誰にも気兼ねしなくていいひとりの時間」、そして失うのもまた、「時間」。
 共同生活していれば分担して行っている雑務を、全て自分でこなさなければならない。たとえば炊事の時間が面倒だから、とコンビになんかですませることはできるが、それはつまり、「食べ物を買う」ということで「炊事に費やす時間を買う」ということ。
 かわりに「お金」を失う。
 「お金」がないと社会生活はとにかく不便になっていく。かせごうとすれば働くしかなく、結局そこでは、「労働力と時間」と「お金と経験」を引き換えているだけだ。

 自由がほしい、というのを、きままにできる時間やお金を手にするという意味で使っているのであれば、単に一人暮らしすればいいというものではない。
 一人暮らしというのは結局、「実家にいては買えないものを買うための旅」だと私は思ったりする。
 決して、あまるほどの「自由」なんてそこにはない。

 ただ、そうして身に付けた経験や知識、苦労や楽しみは、選択肢の幅を広げてはくれる。分かることが増え、できることが増え、こなせることが増えれば、「とっていいよ」とされる選択肢も増える。
 将来の「自由」を増すための先行投資、修行の意味は、あるかもしれない。
 ―――とまあ、ジョシコーセーの会話および、ある新しい知人の言うことを聞いて思ったのであった。



2003年12月7日(日)

 WAの話。
 今のところこんな感じで。カ・ディンギル出したところまで進めて、今はアークティカ城攻略準備に、早撃ち熟練度を上げていたり(スピードファングとストライクバディはもうマスターした♪)、パズル探して回ってたりする。
 パズルは今のところ、全て自力でクリアできている。30個あるうちの28番目あたりを自分でどうにかできたんだから、たぶん、全クリアも夢ではあるまいよ。
 パズルやってて思うのは、ある程度はあらかじめ考えて、「どうすればいいか」を理屈で見抜かなければならないけれど、そればっかりでも解けはしない、ということ。とりあえずやってみて、ダメになったら何故ダメなのかを考える。連鎖がここで止まったんだからここに赤を置かなければならない、といった問題点を、失敗したところから見つけていく。
 考えてるだけでもダメで、考えなしにむちゃくちゃやってもダメ。
 ジンセイというものによく似ているネ(←そうか?



2003年12月8日(月)

 コンビニの弁当って、時々、ほんの少しだけマイナーチェンジして「新発売」される。
 ファミマの明太子スパゲティが、レモン果汁つきから青紫蘇ソースつきになった。
 青紫蘇ソースはけっこう合ってて美味しいと思うが、これもいずれなくなるんだろうなぁ……。

 WA話。
 アークティカ城でマキシマムリスクを手に入れる。
 それからまたしばらく熟練度上げしつつ、いい加減に進めろよおまえ、と思いつつカ・ディンギルへ。
 そう、ここではブーメランが!
 ウワサではゼットが仲間になるらしいが、私としてはブーメランを……(ごにょごにょ
 ルシエドは伯爵ンとこでマスターリーグクリアして、例によってブーメラン改と戦って勝てばいいらしいけど。でもまあキャラクター的に群れるタイプじゃないし、引き際を考えたら消えるべきキャラではある。その点、ゼットが仲間になるというのは妥当。
 で・も。
 マクダレンが……マクダレンが抜けるわけ!?
 ゼットよりはマクダレンのがいいと思うのは私の趣味丸出しなだけだが。

 それにしても、ついうろうろしてたらLV50突破している。実はこれ、クリアするだけなら不足のないレベルなわけで。
 対ブーメラン戦があまりに呆気なさ過ぎて虚しくなったりしてみたり。



2003年12月9日(火)

 ふと、ロケットBBSさんとこ見に行って、我に返る。
「ここってメアド一つにつき一つの掲示板で、以前PSOで黒いの使ってた時は別のメアド登録してたんじゃ……?」
 違反は意図的にするのは最低。
 知らないのは教えれば済むこと。
 そして、ついうっかりは、できるだけしないに越したことはないというわけで。
 とっとと掲示板変更することにした。

 新掲示板の書き込みテストでもほざいているが、レンタル掲示板の中にはスキンでいろいろできたりするところもある。
 htmlの知識があれば、あとはレンタル屋さんで教えてもらえるサポートを参照するだけで、けっこういろいろできてしまう。
 私はあまり大きく変えることはしない。デザインセンスなんてないから!
 でも、文字間・行間とか、幅とか、そういうものくらいは、ね。
 少しでも見やすくできれば、ということと、私自身が長文書きだし、いろいろと書き連ねたいことがあるかたには、今までのものより新しいもののほうが、幅が広くてやりやすいんじゃないかと思う。

 これまでの書き込みが撤去と共に消えてしまうのは、とても惜しい。
 けれど、旧掲示板の告知でほざいているとおり、足跡は宝物にもなるけれど、足音として「そんなこともあったなぁ」とだけでもいいから、覚えているということも、なんだかノスタルジックでステキだと思うのだ。
 確かなものだけが、価値あるものじゃあない。
 ともあれ、今までに書き込みしてくださったかた、ありがとうございました。
 本当に文字通り、書き込むというのは簡単なようでけっこう思い切りがいって、「言いたい!」ということ、「言わねば」ということがなければできないこと。有り難いことなのだと思ってます。
 それを実行してくれたことに、とりあえず今の時点で一言、感謝しています、と言わせてくださいまし。



2003年12月10日(水)

 ヒーターが来た!!
 ……と、たかがこんなことを文字サイズかえて太文字にして言わねばならない己ってどうよ。
 ストーブでなくて、石油ファンヒーターである。
 温度設定ができるので、暑くなりすぎずとても良い。
 よっしゃこれで夜中でも話書けるぜベイベェ! というのとは別に、誤脱字はそれでもやっぱりなくなるまい(爆
 手が動かんせいだけでなく、むしろ注意力が足りないというか、見てないというか。
 ブラインドタッチなもんだからなぁ。
 なお、私の手元を見ている友人は、三人に一人は必ず、「なんでそうも手があっちこっち飛ぶのに(れっきとしたブラインドタッチの手の配置ではない)、それだけのスピードで打てるんだ」とのたまう。
 こんなもの、慣れ以外のなにものでもあるまいよ。かれこれ十年以上、下手するとそろそろ「二十年近く」といわざるを得ないほどキーボード叩いてりゃそうもなるわさ。



2003年12月11日(木)

 撤回ではなく、削除。



2003年12月12日(金)

 またWA話。
 カ・ディンギルにてアルハのとっつぁん(by ゼット)と戦うも、弱すぎてお話にならない……。あれ?もう終わり? という勢いで、醜い姿さらしたままお亡くなりなった。
 元祖では単に狂気の科学者っぽいキャラだったが、アルターFではジークのやることに疑問覚えていたり、もう少し絡んでくるかと思ったが。やろうとしていることも、ジークがどうなっているかも察していて、それでも知ったことかと己が道突き進むようなのが良かったなぁ。それとも、自分まで滅ぼされるだろうと考えてかつてジークがしたように、ロディたちを利用しようとするとか。なんにせよ、お供を倒せばダメージ効率が良くなるあたりもこれまでと大差なくて、かなりヘボかった……。
 たまたま盗んだものがやたら高額で売れたので、アーデルハイドの復興は一瞬にして終わり、無事にゼルテュークスも手に入れる。
 マルドゥークはとりあえず結界作る石だけ手に入れるとこまで進めて引き返し、ゼットと戦い、仲間にする。なんでこうも癖のある技ばっかりなんだと、もともとの攻撃力が高いのにあまり使えない男だと判明。なんか、雑魚戦専用って気がヒシヒシと……。
 その後は錬兵場でリーグ挑戦してみたり、うろうろと外海ほっつき回ってみたり、ダン・ダイラム復活→エルミナ復活→ザックの早撃ち最後の一つ取得、と順当に。
 なんにも考えずにデ・レ・メタリカの真髄に入って、封印柱を解いてみれば敵のレベルが75とかでさすがにギリギリだったりもしてみる。
 マスターリーグは卑怯なというか賢い手段で順当に勝ち上がり、最後のバッドニュースに手間取ったので、リセット(本体ではなくエマの技)かましてやりなおし、つい出来心でエマにトキシックブレス使わせたら、なんでかしらんが合計ダメージ20000そこそこで負けてくれたり。
 しかし調子に乗ってブーメランフラッシュになぞ会いに行ったらLV85とかで、とても適うものじゃなく。

 なお、ザレのページ内容量削減のため、WAヒントは「その他」のコーナーへ移動させた。



2003年12月13日(土)

 撤回ではなく、削除2。



2003年12月14日(日)

 11日、13日のザレゴトを削除した。

 あれを書いた意図はある。
 言ってることだけが全てのはずもない。
 怒鳴る以前にいくつもの言葉を見て、そりゃなんか違うだろうと思い、アメリカとイラクが交戦する切っ掛けとなったテロと、なにより、テロにテロを返すのと大差ないような侵攻には、待ったらんかいとも思った。過去のザレで、書いているから、律儀で記憶力のいい物好きさんは、そういえば、と思い当たるかもしれない。
 そういうもの全てひっくるめて、半ば喧嘩腰の言いたい放題で、11日のザレゴトを書き、13日に追加した。

 その内容については、私の思考の全てではないが、ある面ではある。だから決して、「間違ってました」と撤回したのではない。今も思うことは変わっていない。
 ただ、この一面しか見せないのでは誤解が生じやすく、予想されるいくつかの誤解パターンがことごとく不本意であり、かつ訂正したいものであることが、問題。
 一つだけはっきりさせておくと、あれは「反対のための反対」しかしてないように見える人に、えー加減にせーよと覚えた腹立ちのための言葉だ。
 いろいろなことを考え合わせて、「自衛隊派遣する必然性はないんじゃないのか」と反対している人には、ましてや、「イラクへの(アメリカ軍のではなく)支援なら、他のやりようもあるはず」とその方策を検討しているような人には、まったくちっとも少しも関係ない。
 しかし、こういったことからはじまって、いちいち訂正して誤解を繕っていくのがどうしようもなく面倒に思えたので、修正ではなく削除を選んだ。

 私は、誤解で誰かを動揺させたりするのは嫌いだ。自分がそんなふうに人の言葉に振り回されるのが大っ嫌いだから、人にしたくもない。それに、誤解で横目に見られるのも嬉しくはないが、「正しく理解されたい」とは、思っていない。
 丁寧に語って語って、私が言いたいことを誤解の起きないように徹底して書くのは、面倒くさい。そこまでして理解してほしくもない。そんな苦労と引き換えの理解より、その時間と労力を話書くことに費やしたほうがよっぽどマシだ。

 書く内容と、それを書いてどう受け止められたいか、どういう反応を期待しているのか。
 何度か書いているそのことをまたあらためて考えるにつけ、「そこまでして書いてまで、理解してほしいことなのか?」という疑問が自分に発生してねぇ。
 思いたいように思っておけばいい。
 私の考え方とか、私がどういう奴に見えるかなんてことは、どうでもいいと放り出せる。理解してほしい、と思っている相手ならばともかく、お互い別にそんな親密な関係でもないならば、いつ切れても構うことじゃない。
 理解なんてものは、してほしいと願ったって無駄で、ただ、理解したいと足掻くことには、いくばくかの意義や益があるのかもしれない。そんな気もする。
 私はただ、自分の言動が不本意な結果を招いてくれば、それを問題として処理するだけだ。そのほうがいい。

 今回はそれが、「もう面倒なんで削除」である。
 話書く気分になってノッてる時に、言い訳じみたことにあれこれ費やしてる自分と、そんな自分がそうまでして狙ってることはなにかをちょっとばかり冷たく見てみたら、とてつもないほど馬鹿馬鹿しくなった。
 一方、このザレそのものについても、「こんなことを書く理由」、つまり内容の背後にある理由とか、そこに映ってくる己のエゴとか、そういうものを何度となく見るにつけ、スタイルをもう一度変えようか、それともやめようかという選択肢も出てきている。

 つか、本当に面倒くさくなったんだなぁ。
 人の言葉に応じて、「そうそう、それでね」なんて気楽に話していられることならともかく、「そう言いたいんじゃなくてさ」なんてあれこれ取り繕うことが。
 そんなもんに時間とられてる間に、そもそもこんなこと書いている間に、今日アップしたSLEEPING MOONの続きがまた上げられるわけで。思考する時間も自分にとっては糧となるから、損だとは思ってないが、こんな巣を愛顧してくれるかたの得という点では、ほとんどゼロだ。むしろ、あったかもしれない楽しみがなくなってしまった、と考えればなんだか損だ。
 なんか、自分の体裁取り繕って、意図とかなんとか説明して、ケアするのに何時間も費やして、無駄ではないが、あまり嬉しい時間と労力の使い方じゃない。
 webでまで、頭とか胃が痛くなるような人付き合いは、したくないというのもある。

 まあ、ちょいと考えてみよう。



2003年12月15日(月)

 とりあえずいったんクリアしてみたWAAFのプレイ話。

 LV50ちょい程度のラスボス相手に、LV80近い連中で戦うというのはやはり問題。せっかくリバイバルして出てきたのに、ガトリングレイド一発で終わるヤツとか、アークノヴァ→ガトリングレイドで終わるヤツとか、どうやら規定ターン数粘ればいいらしいんだけど与えた総合ダメージ30万突破してるヤツとか、憐れを誘う。
 たしか元祖のラストジークって、外見変わらなかった覚えがあるんだが、今回のは見た瞬間、ああこの親にしてこの子ありだと思う変貌ぶり。サナギは蝶になったのカシラ?みたいな。

 パズルは全部解いた。自力で30個全部解けてとても嬉しい。ただし、30のは途中まではひたすらに動かせるものを動かしていただけで、「あ、これ消せる」と気付くまでの道程をまるで覚えていないため、もう一度やれと言われてもかなりつらい。他はなんとかなるが。
 ブーメランフラッシュも倒してしまったし、魔王アンゴルモアまで撃沈。LV95の魔王倒せたってことは、ゴーレムどももどうにかなるということか。真ラギュはLV100なんだろうなぁ。
 そしてふとEXファイルなんぞ眺めてみて、イベントムービーはいいが音声も音楽も字幕もないのかとげんなりしつつ、ついでにいえばブメーランってムービーに出てたことはなかったのネとちょっとしくしくしてみたり。

 エンディングも見て、EXファイルのニューゲームも見てみたけど、どうやら継続するのはレベルとお金だけっぽく。スキルもアイテムもないし、カートリッジも一つしかない。敵のデータも△押しても見られないから、図鑑も初期化? だったら今のプレイデータで極めておいて、その後ストーリーとかイベント見るためにニューゲームやったほうがいいなぁ。
 そーゆーと今回はシェリフスターないんだろうか?

 で、クリアはしたものの極めるためにまたフラフラする。
 アンゴルモア倒した以上、バルバトスやリヴァイアサンにてこずることもなかろうと、ゴーレム狩。
 リヴァイアサン戦はともかく、バルバトス戦見てもつくづく思うこと。アルターFの隠れ主役はアースガルズ?
 かっけーよ!! 以下アルターFオリジナルのシーンで、しかもモロバレなので白。
 戦闘に入る前のムービー見て、「おお、こんなもんに用意されてんのか」と思ったが、まさか戦闘終了後、とどめをアースガルズがさすとは……。
 で、タウンロゼッタのメルコムリッチと戦う方法も分かったので実行し、ド忘れてたエルゥ界側の竜宮にも行く。

 あとはABYSSと、マルドゥークのゴーレム三体か……。たしか元祖では、やたらセトにてこずった記憶があるんだが。アンゴルモアよりセトとベリアルのが強かった印象がある。
 地図は99%まで来て、どこが埋まっていないのか見つからなくなるし。
 怪獣図鑑はまだまだだし。
 ABYSSに挑むには気力と集中力が必要だし。
 全キャラLV100は簡単なんだがなぁ。

 好きなゲーム面白いゲームはいくつも持ってるけど、「大切」だと思うゲームはめったにない。人との出会いをくれ、またweb・オンラインの楽しみを教えてくれたPSO以外には、たぶん、ワイルドアームズ元祖くらいだろうと思う。
 なんとゆーか、映像のクォリティなんか飛躍的にアップして、システム的にもいろいろと面白いことができるようになったアルターFをやった後で、「久々に元祖やりたいなぁ」と思うんだから、やはり私にとって、とてもステキなゲームなんだろうとしか言いようがない。
 ストーリーやイベントはほぼ同じなのに、元祖には元祖の良さがあるように感じる。たぶんそれは、AFほど語らないところなんだろう。イベントなんかは丁寧に描けばそれだけ良くなるかといえば、決してそうではない。むしろ、見る側の想像力を喚起して「後や隙間を想像させる」もののほうが良いことが多い。

 ともあれ、元祖が出た頃には稀だったアンソロジーコミックなんかだが、今ではビッグタイトルならば必ず出る始末。WA3では出ていたはずだから、AFで出てくれたら嬉しい。
 私個人的には魔族側のほうがネタにできそう。シリアスにせよギャグにせよ。それはたぶん、主人公サイドほど「語られて」いないからなんだろう。語られていない部分が大きすぎて、「相応しい想像で間を埋める」のではなく「好き勝手に捏造」レベルにもなりうるが、ナイトクォーターズやイレギュラーナンバーズの、ゲームには出てこなかった時間というものを、真面目に書いても面白そうだと思いつつ。
 最大の問題は、これ以上ジャンル増やすな己というト・コ・ロ★


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