烏の足跡



2003年2月1日(土)

 一つ訂正。
 数日前に書いた、鳥山さんの童話のことだが、しっかりと売り文句を見ると「絵本」としか書いてない。
 ああ、ただの絵本ね、と思えば、あんなものなんだろうと思える。
 なんにも残らなくていい、読んだその時だけ楽しい物語としてなら、目立った過不足はない一冊だった。
 ただ、置いてある場所にもよると思うが、「鳥山明・作」というものすごいブランドのわりには、一冊も売れてません、うちの店では。
 これは幼児向けの絵本コーナーに置くより、現在20代中盤〜30代前半くらいの、鳥山明&Dr.スランプ、ドラゴンボール世代まっただなか向けに、普通のコミックコーナーに混ぜたほうが売れる気がするね。



 デビルメイクライ2の感想。
 雑誌のレビューなんかでも言われているが、たしかにカッコイイ。カッコイイのに、カメラが遠い。あと、マップが広くなり「屋外」という広い地形を舞台にもしているが、そのせいで画面外に敵がいて、それも、その位置がまったくこちらには分からない、という惨憺たる有り様。ロックオンして撃つなりすれば、ダンテさんは勝手に敵のいる方向を向いてくれるが、何処に何匹いるか、目で追えないことが、アクションという部分での面白みを半減させている。
 せめてShinobiのように、ロックオンしたときに敵のいる方向を示す矢印みたいなマーカーが出るとか、今出ている敵の数がどこかになんらかの形で表示されているとか、PSOのようにレーダーマップみたいなものが片隅にあるとか、救済措置がほしかった。
 それでもダンテさんがカッコイイので、最大の目的だけはクリアしていると言えるだろう。
 が、ムービーシーンになると、ポリゴンのできが、顔と手なんかであからさまに違っていたりするし、アクションの一つ一つがどうにも自然じゃない、といった欠点はある。
 有名な話、ルパン3世カリオストロの城で、ルパンが次元にハンマーを投げ渡すシーンでは、受け取った次元が「思いがけない重さにバランスを崩す」といった、緻密な動きがある。その、アニメチックに大げさでもいい、しかしリアルな「動きの質感」といおうか。それがDMCにはない。これは1からだが。
 あとは、相変わらずマップ同士のつながりかたが、目で見ていては分からない、ということか。カメラアングルが勝手に変わってしまうため、自分が今どっちから来て、前のマップと今のマップとが何処でどうつながり、次のマップへは何処から切り替わるのか、これが非常に分かりづらい。レジェンドオブドラグーンだったか、次につながる入り口にはマーカーがあったような気がするが、そういうものを表示できるようにすることはできなかったんだろうかね(表示切替ができれば、雰囲気を壊したくない人はオフにしておける)。

 ともあれ、ぼちぼちと遊んでみる。
 ミッション1のマップは、体験版で舐めるようにやり尽くしたので、さすがにどういう形状でつながっているかも覚えている。ギミックも変化なかったので、さくさくと進める。
 ついでに、今現在できるアクションをいろいろと試しつつ、「空中蹴りってどうすんだったっけ」とか「そんなとこでスティンガー出すんじゃねぇっ」とか、相変わらずコミカルなうちのダンテさん。
 ミッション2に入ると、体験版とは違うマップになったので、わくわくしながらトレジャーハント。行けそうなところを見つけるととにかく飛んでみないと気が済まないし、見えたアイテムはとらないと終わらない。乗れそうなところには乗ってみないと落ち着かない。カエルのように飛び跳ねているあたりは、1からちっとも進歩してない己。
 そのうえ、今回は回避行動が多彩になったし、前受身(前方向に回避)のほうが走るより早いし移動中無敵ということで、ころころころころころころころころころ、よく転がるダンテさんと化している。
 はっきり言えば、男前台無しな行動しかしないうちのダンテさん。

 1よりも難易度は下がっているように感じる。適当に斬ってるだけでも雑魚は片付けられるし、テクニックが必要な面はほとんどない。中ボスクラスの敵も、死ぬ前に行動パターンが見切れてしまうんだから、さほど難しいこともない。
 1では新しい剣を手に入れたりすることでパワーアップしたが、2はレッドオーブで武器強化もできるから、アクションが苦手な人はひたすら雑魚を倒していれば、EXP集めと同じことになるだろう。
 なにより、回避中はコンボ判定が続いている、という特性があるから、本当にスタイリッシュかどうかは別として、コンボだけは簡単に高ランクを出していける。笑えるのは、ミッション2の頭に出てきたコウモリみたいな雑魚。こっちはただひたすらに連続で回避行動出しているだけなのに、「回避で華麗に攻撃をかわす」ことでもコンボランクが上がるため、勝手にSに。それから拳銃でさっさとはたき落とせば、それだけでハイスコアになってしまう。惜しむらくは、こいつがレッドオーブ落とさないことか。
 なんにせよ、敵の密集している近くでは、斬って撃って転がってれば、最悪でもCくらいはとれてしまう仕掛け。レッドオーブ集めがかなり楽になっている。

 そんなわけで序盤ボスの攻略。
・大サル……動きが遅く、見てからかわせる攻撃ばかりなので、無闇に剣を振り回さず、いつでも手を止めて回避行動をとれるようにさえしていれば問題なし。相手が大きくジャンプしてきた時には、(できれば)背後をとるように回避。ヒッププレス(?)をやり過ごしたら、背後から連続斬りを入れる。サルの真正面にいると、掴み上げられてぶん投げられるので、最低でも、常に側面に回り込むように移動すること。
・ヤギ頭のガーゴイル……2体出てくるところは、デビル化して力押しで通せる。ゲージが切れたら、部屋の隅の回復場所に行き、相手の攻撃をかわしつつ回復。人間のままで倒すよりあっさり片付く。また、ダメージを受けている場合、タイムスコアを考えていないなら、ここのヒールスポットを利用して、デビル化で体力を回復しておくと楽。
 1体だけ出てくるところは、下から噴き出すガスに触れるとダメージを受ける。これはずっと走っているか、ずっと回避で移動していればまず当たらないので、雑魚は無視して、路地の奥にいるヤギのところまで走るか転がる。ヤギの近くにきたらデビル化し、空中にいながら、与えられるだけのダメージを与える。もしここまでに一度でも剣をLVアップさせているなら、情けないほど呆気なくケリがつくはず。
・タコヘビ……これは頭のある本体に攻撃しないとダメージにならない。まずはデビルゲージをためること。ゲージがあるなら、ダメージ覚悟で突っ込み、空中から剣攻撃していれば、足もまとめて倒しつつ、ダメージを与えられる。ゲージが切れて人間に戻ったら、即座に壁際まで後退。そこで、「ジャンプ→拳銃連射」を繰り返していれば、まずもって相手の攻撃は当たらないので、ここでゲージを溜める。あとはこれの繰り返し。自分の体力が危ない時も、壁際に後退しゲージをためてデビル化、宙を飛びながら回復、という手が使える。のほほんと地面にいると、足で殴ってくるのがなかなか回避しづらく、連続でくらったりしてかなり痛いが、飛んでいればザコである。



2003年2月2日(日)

 復刻ブームも、いきすぎるとバカの一つ覚えという気がしてくる。
 しかし、読もうと思っているうちにいつの間にか店頭からは消えていたコミックなんかが、毎月二冊とかいう勢いで再発売されるのはありがたい。
 友人に借りてパラパラと読んだ時にはさして面白いとも思わなかったのだが、今あらためて気になり、つい買ってしまったのが「寄生獣」。
 絵は「上手い」とは言えないが、きれいなだけの絵に比べれば、そこに表現されているものは多い。

 それにしても、地元に引っ越す時にもう読まないと見極めたマンガを売り払い、数万円に換金してきたが、一年と少しの間にしっかりと増殖している。
 いい加減に本の配置や置き場所を考えないとまずそうだ。



2003年2月3日(月)

 なんにも考えず、アサヒの十六茶(ペットボトル)を買う。
 なんだか、16種類のパワーストーンのうち、どれかがついているらしい。
 石ころの「パワー」なるものを信じるほど弱ってないが、単純に、きれいなものは好きなので、少し集めてみようかという気になる。
 しかし……触ってみて思うんだが、こりゃたぶんパチモンだぞ。



2003年2月4日(火)

 ずっと愛用していたデジタルの腕時計が、壊れたのか電池切れになったのか、表示が消えてしまってから、ゲーセンの景品だった、チャチな時計で誤魔化していた。
 別に見かけはそうオモチャくさくもないし、なにも問題はなさげだったんだが、つい落としたはずみで裏蓋が開いたが最後、閉まらなくなってしまった。
 仕方なく、これの電池を前のデジタルに入れようか、と考えたが、電池のサイズがまるで違うことが判明。

 腕時計というもの、なくても不便じゃない人には、どうしてそんなものが必要なんだろう、と思われるだろうが、私は人一倍目が悪いので、どうしても手近に時計がないと困る。店の奥にかけてある壁掛け時計の表示なんて、真下までいかないと見えないのだ。買い物している時はともかく、待ち合わせや、仕事中が大変なのである。
 そんなわけで、さてどうするかと考え、2000円程度の安い時計を買うことも考えたが、ふと思い出したのが、手巻き式のポケットウォッチ。これもゲーセンの景品だったものを、バイトしていた時に、仕入れ額で買ってきたもの。仕入れが800円だかするだけあって、まあ、そこそこマトモな作り。
 中でも手巻き式のものは、蓋がないだけに、閉まりが悪いとか金属部分が安っぽいということもない。ただ、一日ならともかく、二日巻かずにいると止まってしまうという欠点はある。
 手元に時計がないよりはいいだろう、と引っ張り出してきた。

 しかし、ズボンのポケットに入れていたのではすぐに出して見られるというものでもないし、胸ポケットにはボールペンやシャーペンをさしているから、しっくり収まらない。本来はチョッキ(ベスト)やジャケットのポケットに入れて使うものだから、当然のことなんだが。
 早いとこ、デジタル用の電池買ってこよう……。



2003年2月5日(水)

 100円ショップでCDを買ってくる。
 歌入りのものじゃなく、BGMにできそうなヤツばかり7枚。ラテンはいいが、メレンゲってどんなんだ? あれだろ、卵の卵白泡立てて(違
 ともかく、つらつらと聞き流そうとプレイヤーに放り込むのだが、うちのCDプレイヤーはもうだいぶガタがきているらしく、本体のボタン類は反応位置がずれていて、停止を押しているのに曲送りになったり、CD再生を圧しているのにラジオになったりするうえに、気温が低くて湿度が高いと、まともにCDが回転してくれない始末。
 仕方ないので諦めてテープを回しておく。

 ところで、この100円で買ったCD、中古に売るとどうなるんだろう? 
 場所によっては、CDは必ず300円からの買取、とかいう店があったりする。そういうところに持ち込めば濡れ手で泡?
 まあ、そうもいかないようにちゃんとリサーチされているのが普通なんだろうが……。

 ところで、なんだかんだでDMC2をやっている時間がない。
 ふらふらとPSOやってるのもあるし、バイトが妙に連発して入っているのもある。
 雑誌なんかを見ていると、ここまでの段階で、あれだけトレジャーハントに精を出してもとり損ねているオーブなんかが確認され、ちちと悔しい。どころか、クイックハートをとり忘れたまま先に進んでいるではないか!
 だって、何処に入れて何処に入れないか、何処が今入ってきたところなのか、よく分からないんだも……。
 なんだか悔しいのでやり直そうかという気もするが、一度クリアして、DIESELのコスチューム出してからあらためてやろうかという気もしたりしている。



2003年2月6日(木)

 年度末である。
 大学生たちはテストに負われ、あるいは就職が決まったり実家に帰るなどでバイトを辞めていく。
 今現在、何処でもそうだろうが、えらく人手が少なくなっている。
 そんなわけで、先々週くらいからずいぶんハードなシフトになっていたりする。
 一日の就業時間がせいぜいで8時間だから、週に5日くらい入ったところで別に疲れもしないのが幸いか。
 まあ、こういう人手の少ない時にしっかり働いて、社員たちに重宝がられておくと、なにかと便利だったりするのである。



2003年2月7日(金)

 私はものすごーい「捕物帳」好きである。
 長編より短編が望ましく、主人公は岡引でも同心でもその他の人でもいい。
 とにかく、「江戸を舞台にした探偵小説としての捕物帳」がどーしよーもなく好きなのである。
 何故に、と問われると、たいてい私の好きな作品は、短い中に江戸の風物の他、人間の一面が書かれていることが多く、それの見せる綾が面白いからかもしれない。もし人間に主眼がおかれていなくても、トリックや立ち回り部分で楽しませてもらえることが多い。

 しかし、一時期大ハマりしていた頃とは違い、見かければ買う、程度になっていた昨今だが、またちっと病気がぶり返してきて、とうとう城昌幸氏の「若さま侍捕物暦」を注文し、一気買い。それプラス、久生十蘭の「顎十郎捕り物帳」も確保。
 それにしても……「若さま」のほうは春陽文庫でそろえたんだが、届いた文庫が、1994年の初版本で、すでに茶色く変色してるあたり、いやはや。でも巻によっては第四版とかで、比較的きれいなものもあるんだよなぁ……。
 なんにせよ、しばらくは読むものに困らずに澄みそうでる。
 ……つか、たぶんこれらを片手にPSOのEXP稼ぎやりそうな自分(←PSOザレにて詳細



2003年2月8日(土)

 タチの悪い風邪がまた流行っているようだが、私は相変わらず、ひいても微妙なのが延々続くだけである。今回は咳のようで、思い出したようにケホケホと連発してはピタリと止まる。
 まあ、仕事中、動いていればあまり出ることはないのでいいのだが、ちょいとカウンターの中に入った時、埃か何かがきっかけになったら最後だ。
 接客業で、止まらない咳、くしゃみ、しゃっくり、鼻水、というのは大変にツライ。ああもう、どうしようもなくツライ。それでも、寝込まないだけマシかと思っているが。

 ともあれ、ここしばらくずっとハードスケジゥルだったので、来週にはコンコンコンと休みが入った。しかし、休みがあればあったで家にのほほんとしていると親がうるさいので、結局出掛けるハメになることは言うまでもない。



2003年2月9日(日)

 読んでいて「ちくしょう、さすが上手いなぁ」と思わず呟いてしまう小説なんかがある。まあ、全体が「ちくしょう」といえるほど上手いものなんてのはいまだに出会ったことがないが、部分部分、台詞やシーンのつなぎかた、あるいは記述の妙味で「くそ」と思うほどツボにくることはある。

 城昌幸氏の「若さま侍捕物暦」を春陽文庫で読んでいたら、ひさびさに唸ってしまった。
 まずこの短編たちは、主人公である若さまの推理によって事件が解決した後、ワトソン役にあたる岡引が「いったいどこからあやしいと睨んだんで?」と尋ね、「これこれこういうところで、これはこういうことだなと思った」と若さまが答えるのがパターンになっている。
 で、毎回この場所というのは、若さまが居座っている船宿の一室になる。
 その短編では、事件解決後、お定まりのように解説が入り、一番最後で、『言うまでもなく、ここは船宿喜仙の二階座敷、五月の、とろんと暖かい宵だ』と締めている。
 これが上手い。
 上手いというか、普通の凡人が物語りを作り、いつもの場所を舞台にして締めくくろうとすれば、場所などの説明から入るか、あるいは説明は省いてしまうものだろう。なかなか思いつくことじゃない。
 書き出しと締めくくりにはいつも頭を悩ませるだけに、舞台が江戸であることだし、褒めるなら「粋だ」とでも言いたい気分だった。
 ちなみに、更に細かいことを言うなら、『〜〜〜は、言うまでもない』と締めなかったのも小技がきいている。何故なら、そう締めくくるためには『五月の、とろんと暖かい』という言葉を頭に持ってくるしかなくなる。最後を季節の気配で締めるのと締めないのとでは、残る余韻に大きな差がつくだろう。

 ま、これは趣味とか嗜好の問題もあるから、誰にとっても「いい味出してるな」というものではないと思うが、どうせならこういう、ちょっと味な文章を書いてみたいと思うのであった。



2003年2月10日(月)

 親父殿とお出かけする。
 というのも、昨夜というか今朝、寝ようとしたところで微妙に眠くなく、枕もとの「顎十郎捕物帳」を読み始めたら、「寝ようか……いや、まだ少し眠気が足りないな、もう一編読んでからにしよう」を繰り返し、やがて朝11時に。その辺でのこのこと起き上がり、紅茶でも淹れようとしたところ、居間に起きてきていた親父殿と遭遇した。
 そのまま、親父殿は昼飯にカップメンでも、ということになりかけたのだが、どうせなら何処かに食べに行こうという話に。そうして出掛けた先で、十何年ぶりになるか分からない久しぶりのラーメン屋に行く。昔覚えた味とほとんど変わっておらず、のんびり堪能する。
 それから、ふとトイザラスに寄り、なにを思ったか、いきなりインラインスケートなんぞを買ってしまう己。いや、昔、小学校も低学年の頃、ローラースケートで遊んでいたこともあり、運動不足の今日この頃、近くの公園でふらふらするのも良いかな、と。いやぁ、財布の中に金を入れてこういうとこ入っちゃいかんネ。

 それから、親父殿が電気屋を巡りたいと言うので、そのまま100万ボルトへ。探し物は、プリント用紙。コピー用紙よりは少し厚手でしっかりしているが、あまり厚いものでもない、という気に入りの紙を求めているらしい。
 くっついてふらふらするうち、時計の電池を買っておこうと気付く。それからふらふらと店内を巡るうち、それぞれにCDケースなんぞを買ったりする。
 そこでふと、テレビを見たい、と言う己。
 部屋にある14インチのテレビはなにせ10年も前のものだし、音声はモノラル。これではゲームもビデオもどうにも見づらかったので、近いうちに買い換えたいと思っていたのがあったのだ。それでふらふらと見に行くと、なんとなく、買ってもOKな雰囲気が漂いはじめる。
 別の店のも見たほうがいい、とコジマへ。そこでいろいろと談義を重ねた結果、なんでだか勢いのままに買っちゃったよTV。21インチだが、これまでの画面とは雲泥の差である。
 ああああ、これでやっと、ちったぁ見やすくなるわ、ゲーム画面……っ。
 ちなみに、モノはテレビだがモニターとしてしか使うつもりのない己であった。



2003年2月11日(火)

 やっと「メンインブラック2」が旧作落ちしたので、レンタルしてくる。それに合わせて、借りるだけ借り手見ずに返したホームズものと「アヴァロン」も今度こそ……っ。それから、刑事コロンボの「別れのワイン」。
 次は「プレイド2」が旧作落ちするのを待っているが、そういえばこれ、1をまだ見てなかったっけ。

 少林サッカー。
 一度ざっと見た時はストーリーはよく分からなかったが、あらためてビデオでちゃんと見た。
 ワイヤーアクションをフル活用したサッカーシーンなんかはともかくとして、いきなり歌いだしたり、ワケの分からなさ加減があれほど爆裂していたとは。

 肝心のサッカーシーンだが、つくづく、「やっぱりこれは実写だから笑えるんだなぁ」と思ってみる。
 だって、蹴られたボールが竜巻みたいなのを起こしつつゴールに向かっていく、なんてのは、アイアンリーガー(三頭身のロボット(ただし身長は2mほどある)がやるスポ根アニメ)で見飽きるくらい見たからさぁ。
 ボールがオーラまとって同じように巨大な鳥の形になる技もあったなぁ。
 あ、久々にまた最初から見たくなったよアイアンリーガー(死

 ところで、昨日買ってきたTV。嬉しいことに、画面の上下左右が切れていない。今までの14インチのものが、10年ほども前のものだし、吟味して買ったわけでもないときているから、かなりひどい有り様だったのだ。
 あと、画ルンが大きくなったから、身を乗り出さなくてもおおよその文字が読み取れるのはいいネ(←眼鏡買いなおせバカ



2003年2月12日(水)

 なんともまあ面倒なことに、うちの巣が画像展示に使っている「PhotoHighway」が有料になってしまった。と言っても、見る側には関係のない話。私がいくらか支払うことになった、というだけで。
 最初は、全ての画像を引き戻して、自分でページ作ろうかとも思ったが、なにせそれなりの数があるため、かなり面倒くさい。
 年間で3000円程度だから高くはないし、とこのまま利用することに決定。

 まあ、移動させる場合、束の間大変なだけで、その時期さえすぎればあとは追加があるごとに少しいじるだけ。一時の手間を堪えれば金を支払う必要がないのは分かっている。
 しかし、画像をPC内部に入れておくと、その分だけ容量を食うのも確か。ファイルのほとんどが文章である私の場合、そうしたところで大したことはないのかもしれないが、たまに機嫌が悪くなるおスミさん(お忘れのかたもいるかと思うが、うちの二代目PCの名前である)。できるだけ身軽にしておきたいという思いもある。
 それに、うちじゃあたまにweb用のファイルをMOに保存するようにしているんだが、この時、新規ファイルだけ覚えていて移すのも面倒なので、全てコピーという形をとっている。当然、ファイルが多くなればなるほどコピーにかかる時間も増える。

 というわけで、諸々の面倒さ加減を総合した結果、年間3000でそれだけの管理をしてくれるんだと思えば安いもの、という結論に到ったのであった。



2003年2月13日(木)

 ふと、クッキングコンテンツでも作るかなぁ、とか考える。
 これ以上敷地広げてどうするんだという気もするが、まあ、紅茶なぞ飲みながら思いついたのだ。
 ポットを引越しのときに捨てられてしまったので、今はS嬢からいただいたメリオール(透明な円筒形のポット。喫茶店やファミレスなんかで見ることがある)を使っているのだが、これ実は、本来はコーヒー用で、紅茶を淹れるのには向いていない。
 紅茶というのは、ポットの中で茶葉がジャンピング、お湯の動きとともに舞い上がるような動きをすることで味や香がよく出てくるんだが、ジャンピングを起こすためには、それに適した形状の空間でないとならない。それが、ティーポットの丸い形。これだと注いだお湯がスムーズに流動する。
 メリオールではジャンピングがうまくいかないんだが、まあ、その微妙な味や香の違いを見極めることは、よほど敏感でないと難しいかもしれない。

 なんにせよ、そんなメリオールを使っていたところからつらつらと連想して思いついたのである。
 紅茶の淹れ方や茶葉の種類なんかは、書店に行けば一冊くらいはそれが記された本が置いてある。私が覚えた知識もそういうところからだし、それに自己流を加えている。
 そういうのを、物好きな人のためにちらほらと紹介していっても良いかもな、とね。
 そのついでに、簡単に作れる料理とか、「食」に関することをぶちこんだコンテンツ。
 しかし冷静に考えると、これ以上手を広げると管理しきれない気もするので、想像しただけでやめることにしたのであった……。



2003年2月14日(金)

 暇つぶしに物理学の本なんぞ出してきてみる。
 「なんかこうワケわかんないけど不思議なモノ」が好きな私としては、アインシュタインの相対性理論あたりはとてもいい感じだ。数式なんかはまるで分からずとも、屁理屈こねてるみたいな理屈が好きなのである。
 専門書ではなく、文系の人間にも分かるようにと書かれた本で、解説そのものが理解しやすいかとは別に(文章をいえば、意味するところがはっきりしない説明もある)、読みやすく書かれているのでそれなりに面白い。

 ところで、つい先日、インターネットの掲示板で知り合った(?)三人が自殺をした、という話があった。
 自殺関係の掲示板で、首吊りをためしてみた体験談とか、薬物の入手方法とか、そういった情報が交換されているとか。
 しかし、そこに現れる人間の中で、本当に自殺した人というのはどれくらいいたのだろうか。
 今回はたまたま発見され、話題になったが、これ以前にも目的を果たした人というのはいたのか、いなかったのか。どこまで本気で書き込んでいるのか、どこまで遊びか。
 私は、死んだ人間とは面識もなければ聞き知ったこともない間柄と思われるので、死にたいならどうぞ死んでくれというところだ。ただ、このせいで衆知のこととなった自殺関係のサイトや掲示板がどう叩かれるのか、それには興味がある。



2003年2月15日(土)

 先日買ってきたスケートで、夜中の3時にふらふらする。
 何故そんな時間かと言えば、車も人もいないから。道路が使いたい放題。
 安物なので履いていると足が痛い程度はともかくとして、日ごろの運動不足を突きつけられて愕然とする。
 どうしてたかだか1kmもは知れないんだろう……(汗


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