ANUBIS 〜 Zone Of The Enders 〜

 鬱陶しくもかわいい(?)雑魚メカちゃんたち。その性能の程を徹底(?)検証します。。

【ラプター】

初登場……木星衛星カリスト
戦闘性能……やや低
戦闘タイプ……近距離

 ひょろんとした頼りない人型をしています。
 一応は遠近両用の汎用タイプということですが、それは、遠距離から近距離へ、飛行形態をとって接近できる、という点においてのみではないかと思われます。
 その際にはオレンジ色の球形のバリアみたいなものに包まれるので、近付いてくることがすぐに分かります。
 なお、移動スピードはそれでもかなりのんびりです。

 攻撃手段は、近距離でのブレードとバースト斬り、遠距離の通常のショットのみです。HARD以上になると掴み投げも使うのかもしれませんが、NORMAL以下では、間近でガードしつづけていても、掴まれることはありませんでした。

 接近戦についていけない初心者さんは、ホーミングレーザーで戦うのが一番安全です。が、この子に苦戦していては、他のOFには太刀打ちできません。以下に有効な戦い方を紹介しますので、いろいろと試してみてください。練習するならば、ゲームスタート直後の、2体だけ出てくるところがオススメです。
 まず、真正面からブレードコンボの打ち合いはいけません。たまたま勝てることがある、という程度で確実性がないためです。周囲にいる数が少ないなら、まずは少し距離をとるか、あるいはガードして、ラプターに行動させましょう。
 さて、ラプターはブレードコンボを出してくる確率が極めて高くなつています。しかも、四段出し切ると、そこで大きな隙が出来ます。振り下ろした姿勢で1秒くらい停止してしまうのです。ここが大チャンス。すかさずブレードコンボを出したり、掴んでしまいましょう
 なお、ガードに徹していると、バースト斬りを出してくることがあります。慣れない内はまんまと喰らってしまうかもしれませんが、落ち着いてよくラプターを観察するようにしてください。赤く光るのが目に見えるはずです。そうしたらすぐに□ボタンを叩きます。あっさりカウンターアタックがかませます。
 また、ガードされても構わないので、まずこちらから一、二度斬るのも有効です。そしてすぐに掴みましょう。四段出し切ると反撃されるので気をつけてください。当たっていてもいなくても、二度ほど斬ったらすぐ掴む。はじめからそういうつもりで攻撃開始しましょう。
 こちらから接近して戦いを仕掛けるならば、ホーミングレーザーを撃ちながら近付きます。その際、あまりにラプターの数が多いようであれば、しばらくはホーミングレーザーをまきながら逃げ回りましょう。数が減らないことには、接近戦はかなり不利です。そして残り2〜3体ほどになったら、ホーミングレーザーを撃ちながら近付き、そのままブレードコンボやダッシュ斬り(R2を押したまま近付くことになるので、近くで□ボタンを押すと自動的に出てしまうことが多いと思われます)を当てましょう。近付いた直後にバースト斬りというのもできますが、これは少し難しいと思われます。

 ゲイザーなど、サブウェポンは軒並み通用します。二周目以降の完備プレイであれば、いろいろと試してみるといいでしょう。
 なお、マミーヘッド、サイクロプス、クラッドは、このラプターが装甲を装着するなどしてマイナーチェンジしたものです。

【モスキート】

初登場……木星衛星カリスト
戦闘性能……激低
戦闘タイプ……遠距離

 ザ・キング・オブ・雑魚s。
 数十匹で群れを作り、一応はショットなど撃ってきますが、その弾を避けようとさえされることのない雑魚と思われます。

 セオリーでは、ホーミングレーザーで撃ち落とします。むしろ、ホーミングレーザーがいつでも狙ったように出せるよう、練習に使うためにいると言っても過言ではありません。
 飛び回る姿が見えたら、近付く段階からマーカーチェック(丸いロックオンつけること)していきましょう。
 囲まれてしまうと自動的に近距離攻撃が出てしまうことになります。その際には攻撃をやめ、R2+□押しっぱなしのままずっとバックして一度距離をとってください。
 が、群れのど真ん中で□ボタン連打して戦うのもまた、面白いかと思います。
 ハルバード、フローティングマインといったもので駆除するのもいいでしょう。

【スパイダー】

初登場……バシリア戦艦内
戦闘性能……低
戦闘タイプ……遠距離

 飛行ができず、せいぜいで跳ねる程度のメカです。
 機動力がそう高くなく、体力も低いので、ほとんどのサブウェポンで一撃死させられます。

 小生意気にもガードは使ってきます。また、脚でジェフティに掴まってダメージを与えるという、掴み投げに相当することもしてきます。が、投げ飛ばさないのが特徴です。

 ショットはマメに撃ち散らしてきますが、近付いてしまえば近距離用の攻撃手段(ブレードなど)は持たず、ほとんど無力であることは間違いありません。間近でガードしていても、ずいぶん長いこと、掴みにはこないでいるからです。
 ですから、遠距離からホーミングレーザーで地道に削る以外には、思い切って接近し、こちらからさっさと掴んでしまうのが一番いいと思われます
 接近する際には、弧を描くようにしてショットを避けながら近付くのがいいでしょう。ガードしながらじりじりと近付くのは危険かもしれません。どうやらスパイダーは、こちらのガード状態がしばらく続くと、掴んでくるようです。ガードしつつゆっくり近付こうとしたら、思いがけず遠くから飛びついてきました……。

 余談ですが、このスパイダーは、引っくり返すことができます。意図的にそうすることは難しいのですが、掴んで投げた後や、その投げられた仲間が当たった個体が、たまに裏返ってしまうのです。すると、しばらく脚をひくひくさせるだけで、まったく無力になります。亀か殺虫剤で死にかけたゴキブリのようにとってもかわいらしいので(?)、一度ご覧になってみてください。
 なお、しばらくすれば自力で起きてきます。

 サブウェポンは全て通用しますが、マミーを構えてガードしていても、掴み投げは喰らってしまいます。気をつけましょう。

【マミーヘッド】

初登場……バシリア戦艦内
戦闘性能……中
戦闘タイプ……遠距離

 遠目に見ればタルかツボです。サブウェポンのマミーは、こいつのエプロンを強奪したものと思われます。
 遠距離支援型、とADAも言うように、近距離用の戦闘機能は搭載されていません。
 中距離ではファランクスと思しき拡散エネルギーショット、遠距離ではハルバードと思しきレーザーで攻撃してきます。
 また味方機の回復も行います。時々白っぽいビリビリを出しています。

 放っておくとレーザーを喰らいやすいので、後半になっても油断のできない相手です。ましてやパーティを組んだ時には、みんなしてレーザーを出してきます。はっきりいって、これはものすごく強烈な攻撃ですので、パーティを組むのだけは妨害しましょう。
 ただし、レーザーは射出中、あるいは準備中に攻撃を加えれば中断されます。ホーミングレーザーで牽制しながら接近してしまえば、相手は無力です。掴むなり斬るなり、好きに料理しましょう
 個人的なオススメは掴み投げ。周囲の敵にもダメージを与えられますので、ぶん回して放り投げる日々です。

 マミーヘッド戦でありがちなのが、次のパターン。
 ラプターなど積極的に近付いてくる敵を優先的にロックしてしまい、遠くにいるマミーヘッドにはなかなか近づけず、ラプターを相手にしていたら遠くからレーザーやファランクスっぽいので撃たれている、というもの。
 これを防止するには、ラプターと戦いながらでも、マミーヘッドが画面に入るよう移動に気をつけ、戦況が落ち着くまではホーミングレーザーを利用して、マメに攻撃を当てていく、というのが一つ。そしてもう一つは、ロックオン切り替えを使って、ラプターを無視して即刻マミーヘッドに近付くことです。あるいは、ロックオン解除してしまうのもいいかもしれませんが、一番有効なのはロックオン切り替えと思われます。

 なお、一定以上のダメージを一度に与えて撃破しないと、エプロンが壊れるだけで、中のラプターちゃんが出てきてしまいます。序盤ならバースト斬りや、少し斬った後でのぶん回し投げで対応できます。まあ、出てきてもラプターちゃんなので大して怖くもありませんが。
 サブウェポン完備プレイの場合、面倒な時にはホーミングミサイルで一掃するのがオススメです。特にパーティ組みそうな時は、サブゲージを惜しんでいる暇はありません、はい。

 また、設定資料では近距離のレーザーウィップ攻撃を持っているようなのですが、NORMALの段階では、使われたことはありません。製品化の時に削除されたのか、HARD以上の難易度だと使ってくるのかも。

【セラー】

初登場……バシリア戦艦内
戦闘性能……特殊
戦闘タイプ……特殊

 黄色のコアに緑色のモヤモヤをまとった発光体です。ウィンウィンと音を立てつつ、OFやモスキートなどを放出してきます。放っておくと次から次へと出してくる……かと思いきや、ある程度出してしまうと、仲間の数が減るまではなにもしてこなくなります。その間はガードに徹しているようです。
 こちらの攻撃チャンスは、敵を出そうとしている時。この間はホーミングレーザーもブレードコンボも通じますので、さくさくやりましょう。ただ、出てきたラプターなどに攻撃されることがあるので注意が必要です。
 もう一つは、ガードを無効にできる攻撃をすること。棒などを投げつけたり、サブウェポンを使ったり、バーストショット、バースト斬りがいいでしょう。
 移動はしませんが、放っておくと敵がいつまでたってもいなくなりません。経験値をかせぐのでないかぎり、できるだけ早く破壊しましょう。

 サブウェポンを使うなら、安くて手頃なガントレット、ちょっとリッチにフローティングマイン投げ(間近で射出するだけでもOK)、とても豪華にホーミングミサイルあたりが効果的です。

【サイクロプス】

初登場……バシリア戦艦内
戦闘性能……やや高
戦闘タイプ……遠近両用

 ラプターよりちょっと逞しくなりました。特に肩と腕のあたりです。失敗したボディビルダーといったところです。
 ADAの解説では近距離戦用になっていますが、離れているとカメ○メ波を出してきます。ガントレットに似た感じの攻撃で、喰らうとガードが弾かれ吹っ飛ばされWダメージを喰らいかねません。
 ただ、彼もどうやら掴み投げは持っていないようです。

 近距離ではかなりのスピードでパンチ攻撃をしてきます。ラプターに比べて攻撃の間隔が短く、かなり短気なにーちゃんの模様。通常のブレード(拳)攻撃が開始されるのを見切るのは、なかなか大変です。しかし、渾身の左ストレート(バースト斬り)を出す前には、赤く光る腕を大きく引きます。バレバレです。
 複数のサイクロプスを相手に近距離戦を挑むのはそれなりの自殺行為ですが、数が少なくなったなら、思い切って近付いてしまうのもいいと思われます。その際には、まずは少し距離をとったままサイクロプスの横へ回り込んでみてください(特に考えずとも、右か左へ移動するだけでそうなります)。彼の攻撃は拳ですので、哀しいほどリーチが短く、攻撃範囲が狭いのです。よって、少し横に回りこむと、途端に彼は空振りしはじめます。その隙に、斬るなり掴むなりしましょう。
 中〜遠距離戦を仕掛けるのであれば、常に移動しつつホーミングレーザーを撃っていきましょう。幸い彼のカメハ○波(←違います)は、射程もさして長くなく、スピードもさほど速くありません。ジェフティが右か左に移動しつづけている限り、まず当たることはないでしょう。
 バーストショットを使うのであれば、あまり溜めずに撃っていくほうが身のためです。迂闊に溜めようとすると、たいていカ○ハメ波で撃墜されます。

 序盤に出てくるわりに、遠近どちらでも攻撃手段を持っているため、性能は高いと思われます。
 正攻法ならば、弱ゲイザーをマメにまいて、動き回る数を減らしましょう。その後、ゲイザーに絡まっていない個体から撃破すると、いかにも戦ってるぅ〜って感じがします。
 サブウェポン完備であれば、ホーミングミサイルであっさり片付きます。なお、マミーでも○メハメ波はガードできませんので注意してください。

【マンタ】

初登場……バシリア戦艦内
戦闘性能……やや低
戦闘タイプ……特殊

 名前どおり、エイのような形をした子です。
 とりたてて怖い攻撃は持っていませんし、モスキートほどの大群でもありませんが、必ず群れています。寂しがりやのようです。
 ジェフティを見かけると、体当たりでアタックしてきます。
 こちらの遠距離攻撃を避けるあたり、ラブレターは郵送より手渡しが好みのようです(謎

 ともあれ、ホーミングレーザーさえ避けることのあるスピードが自慢です。が、そのわりに近接攻撃には弱いので、こちらから突っ込んでいってブレードで暴れるのがお手軽と思われます
 他の敵と一緒に出てきた時には、後回しにしてしまうのがいいでしょう。

 ホーミングミサイルであればなんとか追いきれますが、ちょっともったいない気もしますので、こんな子相手にサブゲージの乱用は自粛してはいかがかと思います。

【スキャナー】

初登場……バシリア戦艦内
戦闘性能……低
戦闘タイプ……遠距離

 鉄骨や床、壁面などで稀に見かけるボールです。
 移動することがなく、攻撃もレーザー
だけという地味なものです。攻撃されたら避けられない、となると厄介な敵だったかもしれませんが、避けられてしまうので、かなりの雑魚です。
 あえて倒そうとせずとも、ホーミングレーザーに巻き込まれていつの間にかいなくなっているでしょう。

 それではちょっとつまんないナ、という貴方は、接近してもぎとってください。食べられませんが、投げられます。

 なお、個人的には遠くから、スキャナーがピンク色の光を発するたびにピチっ、ピチっとショットを当てて壊したり、もぎっと手に入れて他のボールにぶつけて遊んだりしています……。

【壁面設置型防犯レーザー】(正式名称不明)

初登場……バシリア戦艦内
戦闘性能……低
戦闘タイプ……遠距離

 カタパルトの壁面を行き来している緑色の箱です。射出しっぱなしのレーザーがかなり鬱陶しいのは確かですが、近寄らなければいいだけです。
 幸い、この箱の傍から離れようとしない敵、などという芸の細かいのはいないので、離れたところで戦えばなんの問題もありません。
 ただし、レーザーに当たってしまうと、連続ヒットし、かつ攻撃力もそこそこあるので、とても間抜……もとい、危険です。

 他にも敵がいる時は、近付かないようにしさえすればいいでしょう。誰もいなくなったら、バーストショットでも当ててあげてください。最大威力のバーストショットをのんびり試せる的は、これくらいしかありません。

 ちなみに、箱の根元には攻撃判定がありません。つまり、ぴったりくっついていればレーザーには当たらないのです。たとえ箱の前にいても。なので、横に張り付いてブレード攻撃ということも可能です。